アイデンティーというものーなににふっきしたのやらの50年ー
いまはむかし
おうさまがいったそうな
もういいんですよ
かえらなくても
「おうこくのことばもつかわなくていいんですよ
もういいんですよ
これでよかったのですよ」
おうさまは
もう
いざこざをさけたくて
おうさまにかつぎだされるのが
おいやなのでございましょうか
それは
きっと
おうであるという御自覚がおありだからでしょう
じぞくかのうならしめるのは
このまま
とりこまれて
ひそやかに
ミトコンドリアのなかで
永遠にいきながらえるってことでしょうか
いつか
でてくるかもしれない
おうこくのDNAをまちつづけて
大雨の音を聴きながら
この
抱え込ん矛盾と葛藤
は
国際人あるいは地球人になればいい
ともいえず
中途半端な言葉を使い
相容れない
なにものであるのか
わからない哀しみを
吃音でしか
あらわせない
でてこない言葉を
中途半端な言葉で紡いでいるつもりの
きょうも
こんがらがる糸を
解こうと
こうやって
テレビの特集に背を向けて
古い写真に
話しかけている
たどたどしい
どっちの言葉も
いまはむかし
おうさまがいったそうな
もういいんですよ
かえらなくても
「おうこくのことばもつかわなくていいんですよ
もういいんですよ
これでよかったのですよ」
おうさまは
もう
いざこざをさけたくて
おうさまにかつぎだされるのが
おいやなのでございましょうか
それは
きっと
おうであるという御自覚がおありだからでしょう
じぞくかのうならしめるのは
このまま
とりこまれて
ひそやかに
ミトコンドリアのなかで
永遠にいきながらえるってことでしょうか
いつか
でてくるかもしれない
おうこくのDNAをまちつづけて
大雨の音を聴きながら
この
抱え込ん矛盾と葛藤
は
国際人あるいは地球人になればいい
ともいえず
中途半端な言葉を使い
相容れない
なにものであるのか
わからない哀しみを
吃音でしか
あらわせない
でてこない言葉を
中途半端な言葉で紡いでいるつもりの
きょうも
こんがらがる糸を
解こうと
こうやって
テレビの特集に背を向けて
古い写真に
話しかけている
たどたどしい
どっちの言葉も