ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

兄に捧ぐ

2021-10-02 14:53:57 | 日記

                兄に捧ぐ

       兄逝きし
        夏の終わりに
       蜻蛉の羽

         頑張りは
         もう限界と
         暗き眼窩



            死の床で
            宙を見つめる
            眼窩ぬれている


             ビールを
             一口含み
             朝に逝く