異常きしょう
坂を下りたら
その珈琲屋に着く
様変わりした坂の道
おばさんやおばーがいない
唐辛子やすくガラスのビンもない
軒先でしりしりパパイヤやもやしをビニルの
袋につめる姿も消えた
お土産の袋と耳慣れない言葉が行きかう
タックスフリーの看板
この坂は
暮らしの糧が
外国の銭
珈琲屋で
冷しぜんざいを食べている
異国の家族
躊躇していた足に
自動ドアが反応し
開いた
隅っこで珈琲をすすっているうちに
異国人がいなくなって
珈琲屋の
ご主人が
テーブルに一人座ると
次々と埋まっていく
不思議なんです
そしてね
一人が店を出ると
次々と出て行くんです
と
店にお客さんがいっぱいだと
入りたくないんだけど
最近
いなければいないで
さびしくなる
って
ぽたぽたの
汗吹き出す
猛暑の夏に
ひと恋しい
異常きしょう
坂を下りたら
その珈琲屋に着く
様変わりした坂の道
おばさんやおばーがいない
唐辛子やすくガラスのビンもない
軒先でしりしりパパイヤやもやしをビニルの
袋につめる姿も消えた
お土産の袋と耳慣れない言葉が行きかう
タックスフリーの看板
この坂は
暮らしの糧が
外国の銭
珈琲屋で
冷しぜんざいを食べている
異国の家族
躊躇していた足に
自動ドアが反応し
開いた
隅っこで珈琲をすすっているうちに
異国人がいなくなって
珈琲屋の
ご主人が
テーブルに一人座ると
次々と埋まっていく
不思議なんです
そしてね
一人が店を出ると
次々と出て行くんです
と
店にお客さんがいっぱいだと
入りたくないんだけど
最近
いなければいないで
さびしくなる
って
ぽたぽたの
汗吹き出す
猛暑の夏に
ひと恋しい
異常きしょう