ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

ぷろぱんがすについて・・・ある事・え・リアなお話

2013-01-27 10:35:15 | 日記
                              童話の真実


                            ありばばととうぞくは
                             どあにばってんをつけ

                          童話がうすっらと浮かぶ
                          見たことのない異国の建物が
                          心を躍らせて
                          わくわくと頁をめくった

                             つきあかりにてらされたさばくを
                             しろのいふくをまとった
                             王子と王女がラクダですすんで


                          エネルギーが燃える
                          プラントが震撼する
                          企業戦士が
                          銃弾にさらされ
                          恐怖を体に巻きつけられ
                          アリババは
                          惨劇の中に
                          

                             プロパンガスを使い
                             私たちは卵を焼く


                          
                          企業戦士の
                          その引受け元の
                          その下請けの
                          最前線の
                          技術者
                          派遣の
                          母親の号泣

                             お味噌汁をこさえたよ
                             プロパンガスの灯で

                          いのちが赤く燃えている

                          しかし沸騰はしない
                          激情で
                          お湯を沸かしてはならない
                          お湯の温度を利用させてはならない
                          冷静にお湯の温度を
                          分析し
                          お湯の沸かし方を
                          対策するのだ

                          悼む
                          炎