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沖 至のアルバムを聴く(1)

2020-11-01 | JAZZ
今月は、今年8月25日に78歳で亡くなった沖至について、CDを含め手持ちの中からいくつか聴いて行きます。
最初は、自主レーベルからの初リーダー作です。
「殺人教室」 Jazz Creaters CJ1
  
1. 水との対話
2. 図形的発展
3. 空間の飛翔
4. 永遠の詩
沖至:tp, flh, cowbell, triangle, bells, indian bells,woodblock
翠川敬基:bs, paino,gong
田中保積:ds, gongs, timpani
録音 1970年

プロデューサーは副島輝人で、ミュージシャンが自由に演奏できるニュージャズアルバムを作ろうということから、外部からの制約を受けることがないマイナーレーベルから製作されています。
1曲目の「水との対話」は、テンポは設定されず全くフリーの演奏で、3人により表記にある多くの楽器や小道具を使って、次から次へと音が放出されます。
以前聞いた沖至の話からこの曲は、トランペットの朝顔部分を水の中に入れて演奏したというように記憶しています。
2曲目、3曲目はリズム感のある曲で、3人のプレイヤーが表記の様に様々な楽器を使いながらそれぞれの持ち分を発揮し、決して難しいことは演らずに、淡々と演奏が続いて行きますが、最終曲の「永遠の詩」で再びフリーの音出しとなります。

このアルバムは今から50年も前のもので、「殺人教室」という物騒な表題が付いていますが決してそのようなことは無く、日本のニュージャズを語る上での取っ掛かりとなった1枚です。
なお沖至は、この後このメンバーを中心に暫く活動が続きます。

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