あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

沖 至のアルバムを聴く(5)( パリ往来/CD)

2020-11-18 | JAZZ (CD)
沖 至が、オーライ・レコードにヨーロッパのミュージシャンと共に録音したアルバム
「パリ往来」 SICH-1009
 
1. 紙風船と石切男
2. TILLY’S EYE
3. 蓮の花の上に降る絹のような雨
4. さくら
5. ちよっと、ニンニク味を
6. SOON
7. 嵐
8. 流星
沖 至 (tp, flh, fl) MICHEL PILK (bcl) ALAN SILVA (b) SUNNY MURRAY (ds)
録音 2001年5月12日

このアルバムは、ヨーロッパの凄いメンバーを集めて録音されており、ミッシェル・ピルクのバスクラが加わったことで、華やかな演奏となっています。
全8曲は、ロマンチストの沖らしい曲名が並んでいて、ストーリー性を持った曲順となっており、練習曲の様な優しいメロディの「紙風船と石切男」から始まります。
「TILLY’S EYE」では、沖のトランペットの誘いにつられて、後を受けるピルクのバスクラの演奏をたっぷりと味わうことができます。
「蓮の花の上に降る絹のような雨」は、雅楽にも似た雰囲気の演奏で、沖は笛を、ピルクはバスクラの低音部を中心としたゆったりしたテンポで、またサニー・マレーはタムタムやバスドラを多用しています。
続く「さくら」も、日本古謡のメロディの断片を織り交ぜながらの演奏ですが、ピルクは日本音階から離れて新しい音も使った演奏が新鮮に聴こえます。
「ちょっと、ニンニク味を」という、一寸変わった曲名の演奏は、沖とピルクのバトルの中で、サニー・マレーのドラムが激しく絡む演奏で、ドシャ・バシャのドラミングは、このアルバムでも健在で、続く「SOON」でもその余韻が続いて行きます。
そして、「嵐」は、その名の通り沖とピルクによる突風の様な4分間となり、最終曲の「流星」では、沖がトランペットとフリューゲルホーンを使って流れ星をイメージした音を発信しています。

そういえば、昨夜から今朝の早朝に掛けて、東ー東南東の空で「しし座流星群」が見える予定でしたが、ここは曇り空でその気配もありませんでした。
次の12月13日~14日の「ふたご座流星群」に期待したいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする