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バド・パウエル・トリオ

2022-02-12 | JAZZ
1947年と53年の2つのセッションを収録したバド・パウエル・トリオを聴きました。

「THE BUD POWELL TRIO」 ROOSTLP 2224
  
 1. I’LL REMEMBER APRIL
 2. EVERYTHING HAPPNES TO ME
 3. INDIANA
 4. I SHOULD CARE
 5. NICE WORK IF YOU CAN GET IT
 6. OFF MINOR
 7. BUDS BUBBLE
 8. SOMEBODY LOVES ME
 9. EMBRACEABLE YOU
10. MY HEART STOOD STILL
11. YOU’ BE SO NICE TO COME HOME TO
12. BURT COVERS BUD
BUD POWELL (p) CURLEY RUSSEL (b) MAX ROACH (ds)
録音 1947年(#1~8)、1953年(#9~12)

多くのジャズ・ピアノの演奏を聴いていると、時々バド・パウエルに戻りたくなることがあり、しかもそれは最も初期のROOST盤です。
ここで聴かれる右手のシングル・トーンと左手の和音構成による演奏は、当時のピアニストには無く、これにベースとドラムスが加わることでスリルと躍動感が生まれ、聴く度に演奏の中に引きずり込まれるスリルを味わうことが出来ます。
特に著名なスタンダードを一糸乱れることなく、凄まじいスピードと緊張感をもって、まるで管楽器の様に弾き通すところは快感です。
また、1947年の狂気だった演奏に比べ、53年の分はテンポを落として深みが増しており、それは情緒的なバラードにおいても同様で、47年の「 I SHOULD CARE」と53年の「EMBRACEABLE YOU」や「YOU’ BE SO NICE TO COME HOME TO」にも表れており、これらは早いテンポの曲と違い、いずれの演奏においても一音一音確かめるように余裕を持って聴けるという安心感があります。

そして、RCA盤やreprise盤のような、ミスタッチも交えながらの演奏も、やはり良いです。


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2 コメント

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Unknown (azumino)
2022-02-12 21:13:29
こんにちは

このアルバムは、僕も大好きなものです。
『多くのジャズ・ピアノの演奏を聴いていると、時々バド・パウエルに戻りたくなることがあり、しかもそれは最も初期のROOST盤です。』と書かれていますが、まさにその通りで、僕もそんな気持ちになることがあります。

バラードの素晴らしさは言うまでも無く、アップテンポのものも、イントロからエンディングまで、アイデアが湧きっぱなしの演奏に驚かされます。多くの方に聴いていただきたいアルバムでもあります。
Roost盤 (ashita45th)
2022-02-13 09:11:11
azumino さん
こんにちは
このRoost盤は、「バド・パウエルの芸術」というタイトルの国内盤がありますが、多くのジャズ・ミュージシャンが聴いていたであろう当時のレコードを直接聴いてみたいと思い購入しました。
録音コンディションは決して良好とは言い難いですが、音溝から発せられる「音」を、当時のミュージシャン達と同じ状況の中で聴いているということを想像しながらという楽しみ方もあります。

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