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チェット・ベイカーの諸作を聴く(AT CAPOLINEA)

2024-03-03 | JAZZ
少し時間が空きましたが、チェット・ベイカー関連の続きです。
イタリア・ミラノで現地のミュージシャンを共演者に選び、歌なしで録音しています。

「At Capolinea」 RED 123206-1
  
1. Estate
2. Francamente
3. Dream Drops
4. Lament
5. Pioggia Sul Deserto
6. Finestra Sul Mare
Chet Baker (tp) Nicola Stilo (fl) Diane Vavra (ss)
Michel Graillier (p) Riccardo Del Fra (b)  Leo Mitchell (ds)
録音 1983年10月

これはフルートが入ったアンサンブルとなっていることから、演奏全体がソフトな印象を受けるアルバムです。
録音がイタリアであるからして、オープニングにはブルーノ・マルティーノの「Estate」が配置されており、軽いボサノバのリズムに乗ってトランペットとフルートの絡みでテーマが演奏されますが、チェット・ベイカーのトランペット音がソフトなことからこの絡みが非常に心地よく聞こえます。
演奏はニコラ・スティロのフルートが先発し、チェット、ミッチェル・グレイエのピアノ、リカルド・デル・フラのベースと夫々挨拶代わりのソロが披露され、12分近い演奏を堪能出来ます。

J.J.ジョンソンの「Lament」は、トランペットとベースで最初のテーマが演奏され、途中からフルートが加わりますが、全体としてフルートとピアノが大きくフューチャーされており、後半になってやっとチェットの出番が回って来ます。
ミディアム・テンポで快調なテンポで演奏が進行する「 Pioggia Sul Deserto」も見事な演奏ならば、最終曲の「Finestra Sul Mare」は、1曲目と同様にトランペットとフルートの絡みでテーマが提示され、フルートが先発し、続いてトランペットが共に美しいメロディを奏で、ピアノ・トリオに移ってもその雰囲気を保ったまま最後まで続いていきます。

1983年のチェットは好調な演奏が多く、ここでも共演者に恵まれて好演が聴けるのですが、フルートの出番が全体の6割以上を占め、チェットが3、ピアノが1となっており、もっとチェットを聴きたくなるアルバムです。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ayasiiojisann)
2024-03-05 01:07:59
Chet Baker中毒でCDも100枚以上、中でもlive in moonlightが最高。終わりなき闇は一息に読みました。もう一冊の方は横書きの日本語訳本で読みづらいことこの上なしで訳も超下手くそで即処分してしまいました。
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Live in Moonlight (ashita45th)
2024-03-07 16:04:41
返信が遅くなりました。
Live in Moonlightは持っていません。(聞いたことがありません)
早速、探してみます。
ありがとうございました。
返信する
Live in Moonlight (ayasiiojisann)
2024-03-12 00:42:06
すでに入手難しくなっているようですがYouTubeにアルバム全曲アップされていました。
https://www.youtube.com/watch?v=TmxqwwLEHyE&t=6106s
返信する
Live in Moonlight (ashita45th)
2024-03-12 10:35:35
ayasiiojisann さま

音源のご紹介、ありがとうございました。
中々の演奏で気に入りました。
返信する

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