今年最初の1枚は、インパルス・レーベルの最初のレコードです。
「THE GREAT KAI & J.J.」 A-1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/01/ab/23acafecc7464e9f7ef6a2dd3dfa69f1_s.jpg)
1. THIS COULD BE THE START OF SOMETHING (*)
2. GEORGIA ON MY MIND (*)
3. BLUE MONK (*)
4. JUDY (**)
5. ALONE TOGETHER (**)
6. SIDE BY SIDE (*)
7. I CONCENTRATE ON YOU (*)
8. THEME FROM PICNIC (**)
9. TRIXIE (**)
10. GOING, GOING, GOING!(**)
11. JUST FOR A THRILL (**)
J.J.JOHNSON, KAI Winding (tb) BILL EVANS (p)
PAUL CHAMBERS (b) ROY HAYNES (ds) (*)
TOMMY WILLIAMS (b) ART TAYLOR (ds) (**)
録音 1960年
カイ・ウインディング とJ.J.ジョンソンの2トロンボーン、ビル・エヴァンスのピアノ、それに2組のベース、ドラムスによる豪華な編成によるインパルス・レーベルの最初の作品です。
年の始めの1枚にふさわしく、1曲目の「THIS COULD BE THE START OF SOMETHING」は、8小節のドラム・ソロに続いてアップテンポで爽快な演奏でスタートします。
いずれの曲も、右チャンネルからはカイが、左チャンネルからはJ.J.が聞こえ、エヴァンスを始めとするバックは中央に位置しています。
ゆったりとしたテンポで演奏される「GEORGIA ON MY MIND」は、先発するカイがテーマを吹く後ろで、J.J.がオブリガードを付け、サビに入るとデュオでハモるというとてもリラックスした演奏となっており、アドリブでのJ.J.と続くカイの音色の違いも楽しむことが出来ます。
「BLUE MONK」では、エヴァンスによる印象的なワンコーラスのピアノ演奏に導かれて、続く2人の伸び伸びとしたプレイが最後まで続きます。
「JUDY」では、作曲者のJ.J.、それにカイのソロに続いて、エヴァンスのソロにも多くのスペースが与えられています。
2トロンボーンによるソフトなサウンド、ソロ、それにハモるデュオと、聞き所がたくさんありますが、それらは有名曲が多く集まっているA面に収録されている1~6に集中しているように思いますが、B面の最初に収録されている「 I CONCENTRATE ON YOU」は、テーマ部をハモりながら演奏しており、それがファンファーレの様な雰囲気を持っており、続くソロではお互いにミュートを駆使しして変化をつけています。
休みを使ってインパルス・レコードに関する本を読んでいたら、この録音に関する記事が掲載されていて、J.J.ジョンソンは、ルディ・ヴァンゲルダーのスタジオを嫌っていたのですが、プロデューサーのクリード・テイラーの説得により実現されたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/f1/7db15f36cb9f157fcb8046b058eff4ef_s.jpg)
「THE GREAT KAI & J.J.」 A-1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/41/ab3edd88c2b63fde61102afbf3c84345_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/e2/bcdb8741f2c9c04515de7d2cc02663cf_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/01/ab/23acafecc7464e9f7ef6a2dd3dfa69f1_s.jpg)
1. THIS COULD BE THE START OF SOMETHING (*)
2. GEORGIA ON MY MIND (*)
3. BLUE MONK (*)
4. JUDY (**)
5. ALONE TOGETHER (**)
6. SIDE BY SIDE (*)
7. I CONCENTRATE ON YOU (*)
8. THEME FROM PICNIC (**)
9. TRIXIE (**)
10. GOING, GOING, GOING!(**)
11. JUST FOR A THRILL (**)
J.J.JOHNSON, KAI Winding (tb) BILL EVANS (p)
PAUL CHAMBERS (b) ROY HAYNES (ds) (*)
TOMMY WILLIAMS (b) ART TAYLOR (ds) (**)
録音 1960年
カイ・ウインディング とJ.J.ジョンソンの2トロンボーン、ビル・エヴァンスのピアノ、それに2組のベース、ドラムスによる豪華な編成によるインパルス・レーベルの最初の作品です。
年の始めの1枚にふさわしく、1曲目の「THIS COULD BE THE START OF SOMETHING」は、8小節のドラム・ソロに続いてアップテンポで爽快な演奏でスタートします。
いずれの曲も、右チャンネルからはカイが、左チャンネルからはJ.J.が聞こえ、エヴァンスを始めとするバックは中央に位置しています。
ゆったりとしたテンポで演奏される「GEORGIA ON MY MIND」は、先発するカイがテーマを吹く後ろで、J.J.がオブリガードを付け、サビに入るとデュオでハモるというとてもリラックスした演奏となっており、アドリブでのJ.J.と続くカイの音色の違いも楽しむことが出来ます。
「BLUE MONK」では、エヴァンスによる印象的なワンコーラスのピアノ演奏に導かれて、続く2人の伸び伸びとしたプレイが最後まで続きます。
「JUDY」では、作曲者のJ.J.、それにカイのソロに続いて、エヴァンスのソロにも多くのスペースが与えられています。
2トロンボーンによるソフトなサウンド、ソロ、それにハモるデュオと、聞き所がたくさんありますが、それらは有名曲が多く集まっているA面に収録されている1~6に集中しているように思いますが、B面の最初に収録されている「 I CONCENTRATE ON YOU」は、テーマ部をハモりながら演奏しており、それがファンファーレの様な雰囲気を持っており、続くソロではお互いにミュートを駆使しして変化をつけています。
休みを使ってインパルス・レコードに関する本を読んでいたら、この録音に関する記事が掲載されていて、J.J.ジョンソンは、ルディ・ヴァンゲルダーのスタジオを嫌っていたのですが、プロデューサーのクリード・テイラーの説得により実現されたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/ae/ce1223ccfe1641dce27ac573d0f28643_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/c8/d9c27d4f96acc3b478ba5a55052ac10e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/f1/7db15f36cb9f157fcb8046b058eff4ef_s.jpg)
新年早々のコメント、ありがとうございました。
取り上げたアルバムは、カイのスマートな音色と、J.J.の特徴ある音色が上手くミックスしていて、心地いいです。
また、2人が使っているミュートもそれぞれ特徴があり、これも楽しんでいます。
ブログを立上げて丸10年が経ちましたが、これからもボチボチ続けて行けたらと考えています。
どうぞ今年も宜しくお願いいたします。
取り上げられたこのアルバムは、私も好きなものです。メンバーも魅力的なのですが、曲目が「THIS COULD BE THE START OF SOMETHING 」を筆頭に馴染みのあるものが多いせいもあります。
「THIS COULD BE THE START OF SOMETHING」は、その昔、バディ・グレコの歌で気にいったのですが、オズ・ノイ(g)やグラント・スチュワート(ts)など、最近も取り上げるミュージシャンがいて、とても喜んでいます。
本年もよろしくお願いします。