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中本マリのライブに行ってきました。

2024-07-12 | JAZZ
昨夜(7月11日)、富士吉田市のジャズ・ハウス「ON LAVA」で開催された『中本マリと福井ともみ』のデュオ・ライブに行ってきました。
ライブの後、凡そ100㎞離れた自宅まで戻ったことから帰宅が遅くなったので、今日の掲載になりました。

  

開演は午後7時で、6時30分開場ということだったので、6時40分頃行ったところ、整理券は21番目で既に大勢のお客さんが席に着いていました。(開演時には、40名ほどになりました)
室内の壁には、中本マリのアルバムが6枚と、正面にはTBMの「マリ・ナカモトⅢ」が飾ってありました。
何か1つ飲食のオーダーをということで、車の運転があることからコーヒーとフライド・ポテトをオーダーしました。



当夜は2部構成で、各々7曲(後半はアンコールを入れて8曲)を披露してくれました。
歌い始める前に各々の曲目紹介もあったのですが、聞き取れない所もあったので全曲とはいきませんでしたが、メモした部分だけをピックアップしました。

第1部は、壁に掲載してあったアルバム「Love Touch」の最初に入っている追憶のテーマ「The Way We Were」からスタートしましたが、マイクとの間隔に微妙なズレがあったり、声出しも十分でなかったようで、レコーディングの歌に比べてまだまだという感じでした。
2曲目は「Give Me The Simple Life」で、この曲からは、ピアノと歌のマッチングも上手くいくように思えました。
3曲目は「Come Rain Or Come Shine」で、この歌の歌い方について説明があり、1音のみの同じ音程で続く曲なので歌詞に抑揚を付けて歌うのだそうで、最初の1コーラスは全くのフラットで、2コーラス目はその抑揚を付けてその差を披露してくれました。
4曲目は「Old Devil Moon」をラテン・リズムで、
5曲目は「You'd Be So Nice To Come Home To」を、少し遅いテンポによるパンチの効いた声で、
6曲目はブルースを、(曲目不明)
7曲目は、昨年6月に発売された自身のアルバム「Muse 1」から、「Don't Be Afraid Of Love」(愛を怖がらないで)を熱唱してくれました。

曲の間のトークの中で、40年前に八ヶ岳、南アルプス、富士山の見える小淵沢に家を建てて、4年前からそこに住んでいることや、デビュー当時から一緒にプレイしてきたベーシスト(米木康志)の病気療養への募金の呼びかけがありました。

凡そ20分の休憩を挟んで、第2部が始まりましたが、最初に歌ったのはホーギー・カーマイケルの「Georgia On My Mind」で、“Georgia”と歌い出した後、突然歌が止まり、マリさんが聴衆に向かって「この曲は“Georgia”と歌い出せば、“わぁー”と声が掛かるのに、ここで全く反応が無いのはどうしたことか」とアピールがあり、再びのトライでは聴衆を巻き込んで大いに盛り上がりました。
2曲目はキャロル・キングの「You've Got A Friend」(君の友だち)で、Georgiaの後だったことと、よく知られた曲でもあったことから、聴衆も声を出して歌ったりと、かなりの盛り上がりがありました。
3曲目は「Days Of Wine And Roses」(酒とバラの日々)で、最初のコーラスはゆったりとしたぺースで、ピアノも4小節毎におかずを入れる程度で、殆どアカペラ状態で気持ちよく歌い出していて、2コーラスからはイン・テンポになっての歌でした。
4曲目は、スティビー・ワンダーの「For Once In My Life」(たった一度の人生)で、
5曲目はブルースで、本来この曲は男性が歌った方が良いのだそうですが(曲目は不明)、かなりリキを入れての熱唱でした。
6曲目はポピュラーな曲でしたが、曲目が思い出せませんでした。
この曲を歌い終えたところで時刻は9時近くなり、「何か聴きたい曲はありますか」と、マリさんがアンコール前のリクエストをするというハプニングがあって候補は色々出ましたが、夏なのでボサノバを歌ってということから、急遽「Day By Day」をボサ・リズムで歌ってくれました。
最後は再びのアンコールとなった「All Of Me」を、大ハッスルした歌で、エンディングも決めて大いに盛り上がったところ終了となりました。

演奏中は、撮影、録音が禁止されていたので、演奏が終わった後のトークと記念撮影時に、何枚か写真を撮らせていただきました。




彼女には、2003年4月録音のスタンダードを中心に集めたデュオ・アルバムがありますが、それと比較すると今夜の歌は巧さと表現力が抜群に備わっていました。
そして、今年喜寿を迎えるのだそうで、ある先輩からジャズを50年やるとその後が本物になるといわれ、今が最も充実していると話しており、声は太くなりましたが相変わらずのハスキー・ヴォイスを至近距離で聴けたライブを大いに楽しんだ夜でした。


下の2枚のCDですが、
2003年4月の「NADECICO」は、今回と同じピアノ(3曲は中牟礼貞則のギター)を伴奏に歌っているデュオ・アルバムです。
また、2023年6月に発売され、自身のオリジナルを集めた最新アルバム「Muse 1」は、今回の会場で販売していたので、購入してサインをしていただきました。

 


[ 7月14日追記 ]
中本マリのライブ終了後に、ON LAVAのマスターからこのお店が掲載されている雑誌(JAZ.in 009)を紹介して頂きました。
帰り際でお客様でごった返していたので購入して読むことにしましたが、その本が先ほど自宅に届きました。

 

写真はモノクロで少し暗いですが、3ページに渡ってこのお店の様々な情報が掲載されています。
興味のある方は、是非ご覧ください。

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