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宮沢 昭のアルバムを聴く(6)(CD)

2020-10-22 | JAZZ (CD)
宮沢 昭の6回目は、再びCDからの2枚です。
“SEA HORSE”は、彼の没後に発掘された浜松のグランドホテルでのライブ演奏です。
「SEA HORSE」 MYCJ-30145
 
収録は、1989年12月21日~23日で、全曲がスタンダードという内容ですが、なぜか拍手は収録されていません。
当然のことながら、過去に比べて音色も少しまろやかになり、コルトレーンよりロリンズに近い感じで、スタンダードを目いっぱい演奏しています。
2曲目の「IN A SENTIMENTAL MOOD」などは、特にそう感じます。

また“野百合”は、1991年12月に録音された浅川マキのプロデュースによる渋谷毅とのデュオ・アルバムで、ゆったりとしたテンポの中で、大人の対話が聴けます。
「野百合」 TOCT-6632
 
淡々と進行する演奏は、テナーの音色も、以前に比較して大分ソフトになりました。(マウスピースは、写真からハードラバーであることが分かります)
全8曲の内、6曲が宮沢のオリジナルで、5曲目の「SEA HORSE」は、宮沢のソロに活動的な動きがあり、渋谷はオルガンで時折ノイジーな音も出しています。
テナー・サックスとピアノのデュオは、晩年のスタン・ゲッツとケニー・バロンによる「PEOPLE TIME」というスタンダードを演奏した格別なアルバムがありますが、宮沢と渋谷のデュオも素晴らしい内容となっています。


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