稲葉国光は、1960年代後半以降、日野皓正のグループに参加していた頃から注目していたベーシストの一人ですが、これはベテラン・ベーシストが気心知れたゲストを迎えて作ったアルバムです。
「BASSIN'」 LITTLE PUMPKIN INBK - 2010
1. YOU ARE MY EVERYTHING
2. YOU STEPPED OUT OF A DREAM
3. HI - FLY
4. WELL YOU NEEDN'T
5. YOU GO TO MY HEAD
6. CONVERSATION #2
7. A GHOST OF A CHANCE
8. ESTE SEU OLHAR
9. SWEET SENSATION
10. IN THE WE SMALL HOURS OF THE MORNING
11. ALONE TOGETHER
稲葉国光 (b) 山本 剛 (p) 岩崎佳子 (p)
峰 厚介 (ts) 中牟礼貞則 (g) 関根秀雄 (ds)
録音 2010年8月5,6日
1曲目の「YOU ARE MY EVERYTHING」から「YOU GO TO MY HEAD」までの5曲と、「A GHOST OF A CHANCE」ではテナー・サックスの峰厚介が参加していて、これらのパートではベース・ソロは僅かとなっていて、まるで峰がリーダーのようなセッションになっています。
そしてサックスの音色はと言うと、アルト・サックスかと勘違いするような中・高音を中心としたプレイですが、リーダーは、といえば、「WELL YOU NEEDN'T」のようなアップ・テンポの曲も、「A GHOST OF A CHANCE」のようなしっとりとしたバラードも、常にペースを保って安定した音程でリズムを刻むところなど貫禄十分です。
ギターとベースのデュオで演奏される「CONVERSATION #2」を始め、8曲目以降はピアノ・トリオやそれに中牟礼貞則のギターが加わったカルテットとなっていて、ベース・パートがクローズ・アップされたり、ソロ・スペースも確保されています。
山本 剛のオリジナルである「SWEET SENSATION 」は、美しいメロディを持った曲でカルテットで演奏されますが、4人にソロ・スペースが与えられて充実した内容となっています。
また「 IN THE WE SMALL HOURS OF THE MORNING」では、山本の透き通る様に美しいピアノと、2コーラス目の前半をソロで受け持つ重厚なベース音のバランスがなんともいえず素晴らしく、その雰囲気を保ったままベース・ソロの「ALONE TOGETHER」へと続いて行きます。
このアルバムでの稲葉国光は、超ベテランらしく落ち着いたフィンガー捌きの中で、重厚なベースの響きが味わえる1枚です。
「BASSIN'」 LITTLE PUMPKIN INBK - 2010
1. YOU ARE MY EVERYTHING
2. YOU STEPPED OUT OF A DREAM
3. HI - FLY
4. WELL YOU NEEDN'T
5. YOU GO TO MY HEAD
6. CONVERSATION #2
7. A GHOST OF A CHANCE
8. ESTE SEU OLHAR
9. SWEET SENSATION
10. IN THE WE SMALL HOURS OF THE MORNING
11. ALONE TOGETHER
稲葉国光 (b) 山本 剛 (p) 岩崎佳子 (p)
峰 厚介 (ts) 中牟礼貞則 (g) 関根秀雄 (ds)
録音 2010年8月5,6日
1曲目の「YOU ARE MY EVERYTHING」から「YOU GO TO MY HEAD」までの5曲と、「A GHOST OF A CHANCE」ではテナー・サックスの峰厚介が参加していて、これらのパートではベース・ソロは僅かとなっていて、まるで峰がリーダーのようなセッションになっています。
そしてサックスの音色はと言うと、アルト・サックスかと勘違いするような中・高音を中心としたプレイですが、リーダーは、といえば、「WELL YOU NEEDN'T」のようなアップ・テンポの曲も、「A GHOST OF A CHANCE」のようなしっとりとしたバラードも、常にペースを保って安定した音程でリズムを刻むところなど貫禄十分です。
ギターとベースのデュオで演奏される「CONVERSATION #2」を始め、8曲目以降はピアノ・トリオやそれに中牟礼貞則のギターが加わったカルテットとなっていて、ベース・パートがクローズ・アップされたり、ソロ・スペースも確保されています。
山本 剛のオリジナルである「SWEET SENSATION 」は、美しいメロディを持った曲でカルテットで演奏されますが、4人にソロ・スペースが与えられて充実した内容となっています。
また「 IN THE WE SMALL HOURS OF THE MORNING」では、山本の透き通る様に美しいピアノと、2コーラス目の前半をソロで受け持つ重厚なベース音のバランスがなんともいえず素晴らしく、その雰囲気を保ったままベース・ソロの「ALONE TOGETHER」へと続いて行きます。
このアルバムでの稲葉国光は、超ベテランらしく落ち着いたフィンガー捌きの中で、重厚なベースの響きが味わえる1枚です。