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レスター・ボーイの「オール・ザ・マジック」

2022-01-30 | JAZZ
ECMレーベルの続きで、レスター・ボーイ・ワールドの世界が展開される2枚組アルバムを聴きました。

「ALL THE MAGIC!」 ECM 1246/47
  
SIDE 1
1. FOR LOUIE
2. SPACEHEAD
3. GHOSTS
SIDE 2
1. TRANS TRADITIONAL SUITE
1) ALL THE MAGIC
2) EVERYTHING MUST CHANGE
3) T. JAM BLUES
2. LET THE GOOD TIMES ROLL
LESTER BOWIE (tp) ARI BROWN (ts,ss) ART MATTHEWS (p)
FRED WILLIAMS (b) PHILLPS WILSON (ds)
FONTELLA BASS (vo) DAVID PERSTON (vo)

1枚目はクインテットの演奏を中心に、2人のヴォーカリストがそれぞれ1曲づつ歌い、3曲目ではアルバート・アイラーの「GHOSTS」が意表をついて、カリプソのリズムに乗って演奏するという原曲とは全く違ったアレンジになっています。
また、「TRANS TRADITIONAL SUITE」の3曲はかなりフリーな演奏ですが、 「LET THE GOOD TIMES ROLL」に移ると全員の参加により、しっかりしたリズムの中で踊りだしたくなるような雰囲気を持った演奏に変わっています。

SIDE 3
1. ORGANIC ECHO
2. DUNCE DANCE
3. CHARLIE M.
4. ALMOST CHRISTMAS
SIDE 4
1. DOWN HOME
2. OKRA INFLUENCE
3. MILES DAVIS MEETS DONALD DUCK
4. DEB DEB’S FACE
5. MONKEY WALTZ
6. FLADULENT FANFARE
7. ORGANIC ECHO
LESTER BOWIE (tp & other sounds)
録音 1982年6月

2枚目は、レスター・ボーイのトランペット・ソロによる多重録音で、エコーやノイズを使っての11曲が収められていて、テクニックをフルに生かした演奏となっています。
その中で、チャーリー・ミンガスをタイトルにした「CHARLIE M.」は、ワウワウを効果的に使っており、「MILES DAVIS MEETS DONALD DUCK」では、ミュートを使ってアヒルの模擬音を作り出しています。

AEOCのグループで活動していたレスター・ボーイは、このECMレーベルに4枚のリーダー・アルバムを残していますが、井野信義とのアルバム「Duet」も、真のレスター・ボーイが聴ける良いアルバムだと思います。


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