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ラリー・ヤングのイントゥ・サムシン

2022-01-16 | JAZZ
オルガニストのラリー・ヤングが、ブルーノート・レーベルに残した最初のアルバムを聴きました。

「INTO SOMETHIN′」 BLUENOTE  BST 84187
  
1. TYRONE
2. PLAZA DE TOROS
3. PARIS EYES
4. BACKUP
5. RITHA
SAM RIVERS (ts) LARRY YOUNG (org) GRANT GREEN (g) ELVIN JONES (ds)
録音 1964年11月12日

ラリー・ヤングのオルガン・プレイは、ジミー・スミスとは異なりモーダルで、革新的なアプローチ奏法に特徴がありますが、このアルバムは、サム・リヴァースとエルヴィン・ジョーンズが加わったことで、そのプレイが更に増幅され興味深い演奏集となっています。
また、もう一人のゲストであるグラント・グリーンはと言うと、独特のシングルトーンによるフレーズがいずれの曲にも融合し良い味付けとなっています。
その特徴がよく出た演奏は「TYRONE」、「 PLAZA DE TOROS」、「BACKUP」の3曲で、エルヴィンのドラミングと、リヴァースのフリー・ジャズに通じるフレーズに触発され、ヤングのオルガンが緊張感に溢れたプレイとなっていて、「 PLAZA DE TOROS」では、グリーンも素晴らしいロング・ソロを披露しています。
一方、「 PARIS EYES」や「 RITHA」は、軽快で且つ明るいトーンでプレイするヤングの別の一面を聴くことができ、特に最終曲の「RITHA」は、サム・リヴァースが抜けたトリオで演奏され、グリーンのギターも大きくフューチャーされることから非常に纏まった内容になっています。

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