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あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

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チャーリー・ベンチュラを聴く

2015-09-23 | JAZZ
ベニー・グッドマンのコーナーに時々顔を出す名ドラマー「ジーン・クルーパ」、
このレコードは、彼がまだ張り切って演奏していた時代のもので、スタンダードをたっぷり詰め込んだ1枚です。
しかし、お目当てはリーダーではありません。
1942年のトリオ時代からのメンバーであるチャーリー・ベンチュラ(1916.12.2 - 1992.1.17)なのです。
彼はスイングからバップの時代を通り抜けてきた大ベテランで、
ここでは3種類のサックスを使って、お得意のブローあり、泣き節ありの演奏を披露しています。
サブ・タイトルに堂々と彼の名前が載っています。

「GEAN KRUPA QUARTET FEAT. CHARLIE VENTURA」 Verve V-8584
  
[SIDE ONE]
1. TICKLE TOE
2. COME BACK TO SORRENTO
3. UNDECIDED
4. SOPHISTICATED LADY
5. CRY ME A RIVER
6. HELLO DOLLY
[SIDE TWO]
1. STOMPING WALTZ
2. I LOVE YOU
3. TAKE THE “A”TRAIN
4. MISTY
5. I’M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU
6. FLYING HOME
GEAN KRUPA(ds) CHARLIE VENTURA(as, ts, bs) NABIL TOTAH(b) JOHN BUNCH(ds)
録音 1964年1月29日、2月5日

1曲目は、ミデアム・テンポでスイングよろしく、快調にスタート、
お次のスロー・テンポによるイタリア民謡は、ブリ・ブリと唄い、
また速いテンポの3曲目を軽々とこなした後は、エリントン・ナンバーを神妙に、
と、ここまではテナー・サックスでの演奏が続いています。
5曲目の「クライミー・リヴァー」では、このアルバム唯一のアルト・サックスで、ソニー・クリスも真っ青という泣き節を披露、
続く「ハロー・ドリー」ではジーン・クルーパの軽快なブラシのサポートに乗ってのあっという間の1分50秒、

裏面に移って1曲目の「ストンピング・ワルツ」はリーダーが活躍する最長パートですが、
しかし裏面の聴き所は、2、4、5のバリトン・サックスによる最低音の3曲、
これを床が震えるような音で浴びられればと、この3曲だけは隣人を気にしながらアンプのボリュームを右に回して、
変な仕掛けもなく、ストレートに演奏されるサックスの独演会は痛快でした。
そして最後は十八番の「フライング・ホーム」を、各人がそれぞれソロを受け持って、アップ・テンポ締め括られます。

通して聴き終えてみての感想は・・・
何の変哲もないスイング・ジャズでしたが、連休中のお天気同様、爽やかな気分の演奏集でした。

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