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初めて聴いた女性歌手

2015-09-13 | JAZZ
初めて聴いた女性歌手の1枚、
購入した切っ掛けは、
1.美人のジャケット(ですよね)
2.オーディオ・メーカーのレコードで音質は保証(と、思います)
3.アーティ・ショウの「ムーンレイ」がヴォーカル・バージョンで聴ける(初めてのこと)

1967年ロンドン生まれのクレア・マーティン、
英国では良く知られた歌手で、長年の音楽への功績から大英帝国勲章も授与されています。
初アルバムは92年の「The Waiting Game」で、その後、数多くのアルバムを出していました。
そういう大歌手でありながら、不覚にも彼女のアルバムを聴くのは初めてでした。

「OLD BOYFRIENDS」 LINN RECORDS AKH 028
  
SIDE ONE
1. WHEN THE SUN COME OUT
2. CLOSE AS PAGES IN A BOOK
3. PARTNERS IN CRIME
4. CHASED OUT
5. MOON RAY
6. OLD BOYFRIENDS
SIDE TWO
1. OUT OF MY CONTINENTAL MIND
2. I’V GOT NEWS FOR YOU
3. THE WHEELERS AND DEALERS
4. I WAS TELLING HIM ABOUT YOU
5. GENTLEMAN FRIENDS
6. KILLING TIME
CLAIRE MARTIN(vo) STEVE MELLING(p) ARNIE SOMOGYI(b) CLARK TRACEY(ds)
MARK NIGHTINGALE(tb) JIM MULLEN(g)
録音 1994年5月24 ~ 26日

1曲目の「ホエン・ザ・サン・カム・アウト」、
ジュディ・ガーランド、ジュリー・ロンドン、ヘレン・メリル等、多くの女性歌手が取り上げているハロルド・アーレンの曲で、
雨と太陽を失恋と元気に引っ掛けたストーリーで、大抵はスローで歌われるのですが、ここではミデアム・テンポで快調にスタート、
2曲目の「クローズ・アズ・ペイジズ・イン・ア・ブック」は、一転、しっとりとしたバラードで、
この曲を作ったシグムンド・ロンバーグは、「朝日の如く爽やかに」や「恋人よ我に帰れ」等、馴染みの歌の作曲者でもあります。
3曲目の「パートナーズ・イン・クライム」、
英国のシンガー・ソングライターであるルバート・ホームズの1979年の作品で、アルバム・タイトルにもなっている名盤からの1曲です。
ミデアム・テンポでジャジーに歌われるこの歌、リズム感もフィーリングも抜群で、完全に自分の歌としています。

とまあ、こんな感じで進み、5番目にお目当ての「ムーンレイ」がやってきました。
何と、大胆にもベースをバックにバースから歌うではありませんか。
曲に入るとミデアム・テンポとなり、トロンボーンのオブリガートが心地良いです。
中間部は、トロンボーン、ピアノ、ベースの順でソロが回され、次に登場した彼女はベースとの掛け合いでスキャットを披露、
期待していた「ムーンレイ」はそれ以上の出来でした。
これは私の大好きな曲の一つで、ご本家の演奏はありませんが、この曲が入っている音源を集めています。
A面最後のタイトル曲「オールド・ボーイフレンズ」は、ギターのイントロをバックにしっとりとしたバラードとなり裏面へ・・・

B面1曲目の「アウト・オブ・マイ・コンチネンタル・マインド」は、バカラックの初期の作品で、ドラム・ソロからスタート、
歌は意表をついて、ドラムスとの掛け合いからとなり、これまたアップ・テンポでバカラックを難なく料理、
その後は、バラードとアップ・テンポの曲が交互に来て、6曲目の「キリング・タイム」はピアノをバックにしっとり、うっとりで幕を閉じています。

このレコード、
音が良いのは当たり前ですが、バックを支えるミュージシャンの技量も抜群で、トロンボーンの柔らかい音色が彼女の歌に良くマッチしていました。

これを機会に、彼女の他のアルバムを聴いてみようと思います。

コメント
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