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ルイ・アームストロングの2枚のレコード

2013-01-11 | JAZZ
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)
不滅の名トランペッター、そしてボーカリスト。
1900年7月4日生まれ(1901年8月4日説もあり)、1971年7月6日死去

サッチモことルイ・アームストロング …この偉大なジャズ・マンに関する2枚のレコードを紹介します。
っとその前に、彼の生涯の活動を区分けすると、およそ以下の様になります。
1917年から本格的なプロ活動開始、1923年~28年はニューオリンズの伝統スタイル時代で1925年に初リーダー録音、1931年に自己のビック・バンドを結成しこれが46年頃まで、47年~58年がオール・スター時代、そしてその後の「ポップス」と呼ばれたポピュラー時代となりますが、
この時代の晩年にはH社のシビックや、その他のテレビCMで1968年のヒット曲でもある「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World) を独特のだみ声で歌っていたので、皆さんも記憶に残っておられると思います。

そのような経歴の中で紹介する1枚目は、デュークス・オブ・デキシーランドと共演した下記のアルバムです。
このアルバムは私がおよそ50年前に、田舎のレコード屋さんで購入したもので、都会に出て来る際に持ってきたうちの1枚で、今でも大切にしています。

 

この中で演奏されている曲はジャケットに記載されていますが、サッチモはトランペットと歌で聴かせます。
録音年月日は不明ですが、1960年前後と思われます。
演奏メンバーですが、このバンドの生みでもあるアサント家の3人がトランペット、トロンボーン、トロンボーンとバンジョーを担当しています。
またクラリネットは、スイング・ジャズで有名なジェリー・フラー(バディ・デェフランコに似た感じのテクニシャン)です。
解説書によると4曲目のアヴァロンは、サッチモが初めての録音だったので歌詞を良く覚えていず、勝手に変えて歌っているようです。
そして最後のライムハウス・ブルースの様に、モダン・ジャズの人たちも盛んに演奏する曲でも好演しています。
それに何と言ってもスレテオ初期の録音とは思えない程「音」が良いです。
それもそのはず、原盤はAF社(AUDIO FIDELITY)の社長自らの指示もあり、NYのウエブスター・ホールで16~25,000サイクルの広い周波数帯で録音されているからです。
(手持ちのは日本コロムビアの国内ステレオ盤ですが、それでもです)
ちなみにこのデュークス・オブ・デキシーランドは1958年に世界に先駆けて、ステレオ録音のLPで登場した最初のジャズ・バンドでもあります。

そして2枚目は1947年2月8日にNYのカーネギー・ホールで行われたライブ録音です。
私が所有しているジャズ・レコードでは最も古い時代のものです。

 

サッチモの演奏の中では、1947年5月17日にNYのタウンホールで行われた6人のオールスターズによるものが、「タウンホール・コンサート」として有名ですが、こちらはその4か月前に行われていて、メンバーは同じ6人ですが、クラリネット担当のエドモンド・ホール以外はあまり知られてなく、オールスター編成前のものとして貴重なものです。
そして内容ですが、タウンホールの前哨戦と言ったところでしょうか。
メンバーは以下の通りです。
Louis Armstrong(tp,vcl) Mouse Randolph(tp) Henderson Chambers(tb) Edmund Hall(cl)
Charles Bateman(p) Jojnny Williams(b) Jimmy Crawford(d)

曲目
SIDE ONE
1. NEW ORLEANS FUNCTION
2. DIPPERMOUTH BLUES
3. MAHOGANY HALL STOMP
4. MUSKRAT RAMBLE
5. ST.LOUIS BLUES
6. ROCKIN’ CHAIR
7. TIGER RAG
SIDE TWO
1. BLACK AND BLUE
2. I’M CONFESSIN’
3. STRUTTIN’ WITH SOME BARBECUE
4. LAZY RIVER
5. YOU RASCAL YOU
6. SAVE IT PRETTY MAMA
9. AINT’ MISBEHAVIN’

余談ですが、クラッシクの殿堂とされていたカーネギー・ホールで最初にジャズ・コンサートを開催したのはベニー・グッドマンで、1938年1月16日のことでした。
この時はまだ録音テープがない時代であったので、マイク1本がCBS放送のスタジオにリレーされ、16インチの大型ディスクに同時にカットし記録されたのだそうです。



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