掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

秋の旬・鯖

2008-10-25 12:40:53 | 食品
秋も深まり、店頭では色々な秋の旬の素材が並び正に食欲の秋という感じです。先日いつもお世話になっている「きのした生魚店」さんで、美味しそうな鯖を発見即座に買い求めました。鯖はこの季節脂から乗って美味しくなる魚です。早速、酒の肴を作るべく〆鯖に致しました。

三枚にし笊に載せると、思った通り普段赤みを帯びている身の部分は、脂が乗って白っぽく淡い色になっておりました。見るからに美味しそう。勿論刺身でも食べられる鮮度

その後たっぷりの塩をします。鯖の脂の乗り方によって、塩の時間は異なります。脂が薄いと短め・脂が乗っていると長めにしています。(もしくは水分の出具合によって見た目で判断する事も・・・)この度は、結構う脂が乗っていたので約1時間15分位だったかな・・・あまり長すぎると、身が絞まり過ぎてあまりよくありませんし、中骨も取りにくくなります。


その後、塩を水で洗い流し水分を奇麗に拭取りお酢のプールへドブ~ン酢の時間は個人の好みですが、あまり長いとし酢が入りすぎて美味しくありません。(これも塩の時間によって酢の入り方も違います。長いと酢が入りにくく、短いと酢が入りやすい)今回は、45分~50分だったと思います。

酢から取り出し、酢分を拭取りキッチンペーパーのようなもので包みサランラップで巻き、更にタオルで巻き冷蔵庫の野菜室で丸一日寝かせます。(普通の冷蔵庫内では冷えすぎます)

翌日取り出し、前腹(腹部分の骨)を削ぎ、中骨をピンセットで丁寧に抜きお刺身にします。

今回は、ようやく硬さもとれ始め柔らかな米本来の甘味がほんのりと旨い、それでいてキリット引き締まった島根県・益田市「扶桑鶴」(桑原酒場)の高津川(19BY)という純米酒のお燗で頂ました。
原料米:きぬむすめ(地元飯米)・五百万石 アルコール度:15.5 日本酒度:+5.0 酸度:2.2 アミノ酸度:1.8 使用酵母:協会7号 価格も懐に優しい1,800ml=税込¥2,150
〆鯖の脂の旨味とお酒の旨味が非情によく合い、キリットした味わいと酸が、その脂を適度に流してくれ、とても相性がよく、美味しく頂けました。
皆様も、秋の沢山の食材とお燗で今夜当り如何でしょうか・・・・・



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くりいちご)
2008-10-25 14:34:12
うわっっ!
すっごく美味しそう~な〆鯖!
高津川と〆鯖いいですね。
(*^¬^*)よ、よだれがっ!
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Unknown (地酒BAR「膳」 パンチ)
2008-10-25 22:42:27
今晩は、ご無沙汰しています。
月曜日にお邪魔するかも知れません、ご在宅ですか。
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Unknown (おーごと酒屋M)
2008-10-26 17:55:17
この包丁さばきといい、丁寧な仕事ぶり、おぬし何者?!
「ヘイ、名(な)もない酒(な)屋でございます。」
座布団全部持って行きな!{BOO}
日曜の夕方にコメント入れたら、こうなるわな。
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Unknown (掛井酒店→地酒BAR「膳」様)
2008-10-27 09:24:59
その節は、大変お世話に成りました。

当店にいらっしゃるとのブログコメントを見てビックリ致しました。
私のような、大した事のない小さなお店にわざわざお出で下さるなんて、光栄なような・・恥ずかしいような気も致しますが・・・・・。

楽しみにお待ちしております。
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Unknown (掛井酒店→くりいちごさん)
2008-10-27 09:33:43
以前、秘密倶楽部でお出しした〆鯖より、この時期格段に脂が乗って美味しいですよ・・・。鯖・棒寿司も美味いですよ。
また、お越しの際はお出し致しますので、楽しく飲みましょう。
PS:昨日はお疲れ様でした。「干物地獄」楽しかったですね・・・・・
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Unknown (掛井酒店→おーごと酒屋Mさん)
2008-10-27 09:44:44
酒(な)屋で御座います・・・・・・。

素材が良いと、ついつい張り切ってしまいます。{ガッテン}
お酒とも相性イイですし・・・・・・{日本酒}
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