掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

さてこの蔵は・・・

2010-02-08 17:05:38 | 出来事
その日は、日中はお天気が好く過ごしやすい一日だったようですが、私達4人にとっては全く恩恵を被る事の無いとても肌寒い一日でした。

始まりはそう・・・・午前6:30スバル・ボクサーエンジンを響かせ、広島市内よりR○○ラジオ局にお勤めのI上様が我が家にご到着に成りました。
その助手席には、なんと泣く子も笑う黙る、おなじみ三川町居酒屋殿・・・・・
しかも約束の時間より30分も早く我が家に到着・・・・。我々夫婦は慌てて支度をし、I上様の車に乗り込み、目的地のある場所に向かいました。
車内で、同乗の居酒屋Kさんにお伺いすると、昨夜の睡眠時間ゼロ・・・・・との事(合掌)

40分弱車に乗っていたでしょう・・・・・到着時は午前7:30
降ろされた所は、タイムスリップしたかのような石畳の古い町並・少し潮の香のする町でした。そんな沿岸部の町にも拘らず、とても冷え込んだ朝でした。

車を駐車場に置いた後、我々は吸い寄せられるかの様に隣の重厚な歴史的日本建築に向かって歩き始めました。すると、その建物から白い蒸気がもうもうと立ち上っていました。
「そこは酒蔵で・・白い煙は米を蒸し上げているのだ・・・」と勘の悪い私でも容易に分かりました。それは、近所に沢山の蔵元がある場所で育った、小生の悲しい性でしょうか・・・・。(誰でも分かるわい・・・・そうですか)

その玄関には、酒袋の生地を張り合わせた大きな暖簾に「酒」と書かれており、下には小笹屋の文字が・・・もしやここは
そう・・・・ここはあの竹鶴酒造だったのです。(もうとっくに分かっとったわい・・・・失礼・失礼)

おとぼけるは、いい加減にして・・・・・。

玄関を潜ると、竹鶴社長が御自ら笑顔で迎えて下さいました。また時間より早く到着したにも拘らず、奥様にはシナモンの効いた暖かい美味しいミルクティーをご馳走に成り、蔵見学の時間まで待たせて頂きました。
しばらくすると、石川杜氏がいらっしゃりいよいよ蔵の方に案内されました。

今回は、早朝という事もあり米の蒸作業を拝見させて頂くことが出来ました。甑の前に案内されると米が蒸しあがる寸前で、白い蒸気がもんもんと上がっておりました。
これからいよいよ長い一日の始まりですが、この続きはまた次回・・・・・





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