まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

そこはかとない不安

2023年02月08日 | Weblog

だったかな、芥川龍之介の自死、ね。

今朝、早めに目が覚めたので、半藤一利さんの「B面の昭和史」を読んでいたら出てきた。

ちょうど、年号が改まった翌年の2年。

わが父や母が生まれた頃だ。

第一次大戦が終わっての不況の中、民草は生きていくのに難儀していた時期。

でも、あることころにはお金も富もあったらしく、なんて話もあったな。

改造社が企画した円本、ま、安い文学作品集みたいなもの、それが大売れに売れ。

貧乏文士が一挙に裕福になった頃でもあるらしい。

なんか、おもしろくてね。

現在時のいろんなデクラスみたいなことに、SNSで付き合っているのと、近いものがあるな、なんてね。

ではあるけれど、半藤一利のフィールターがかけられた文体から受け取るものは、えらい違いだな。

落ち着く。

Twitterの140文字だっけ、Facebookにしてもだけど、玉石混交、過剰な表現、なんてことからの。

ほんのひとときの解放、ってやつだな。

これ、いいわ。

ある時代の時事が書き連ねてあるだけ、ではあるんだけども。

人間の辿ってきた、少し前の、歴史とでも呼べるか。

今朝の珈琲は、エチオピア、イルガチェフのモカ。

エチオピアも古い国だよね。

天皇家とほぼ同じくらいの皇帝がつい最近まで存在し、というね。

しかし、地政学的なリスクがあるかないか、の大きな違いでもあるんだろうな。

有象無象がそこここから押し寄せ、というところと我が邦の違い。

なんてことか。

と、遠い思いも呼び覚まされ、の朝。

さて、静かな日に出かけるとするか。

 

コメント
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