四連休の最終日での買い物、ってのも、筋としてはあんまりよくないんだろうけど。
というわけで、表題ですが。
なにせ、桂剥き、ってのを始めたので、なんにせよ、やってみたいのです。
昨日は、新たな技、内臓や頭などを、沸騰したお湯に入れ、臭みをとる。
ってのを試してみた、娘からの提案ですが。
それをなんとかという乾燥機に入れて、って算段だ。
すると、臭みなしに残滓処理できるのか、って次第。
アジは弾力がなかったので、結果、なめろうにして、プラス、ミョウガと共にいただく。
お酒は、もちろん、英君酒造の燗酒用。
絵に描いたような夕餉を、時折凄まじく降りしきる雨音を聴きながら、さらに。
雷までの中、でした。
そんな後、フェリーニの「ボイス・オブ・ムーン」をAmazon primeで観たわけだ。
それぞれの世界観の中にいる、何人かの登場人物が、周囲とは噛み合わぬままに、って流れ。
そのうちに、月を誘拐する、なんて兄弟も現れ、って映画で。
噛み合わぬ一人、主人公のロベルト・ベニーニは、「ライフ・イズ・ビューティフル」の主人公でもあったな。
詩人、という設定だったので、時折、瞬間の静寂も訪れたり。
しかし、多くは、これぞイタリア、みたいな、大仰な対人関係、ってのもふんだんにあり、だったな。
フェリーニの、1990年制作の遺作、だというので、当然、アポロ計画の月面着陸のあとだ。
ひょっとしたら、監督は、それらの、つまり、月の秘密も知っていたのかも、って予感・予見もする。
そんな映画だったな、なんて思うのも、こちらが囚われているからなのかもしれないけれどね。
成り立っているようで成り立ってない対人関係、って切り取ってみると、さらに。
そんな思いは強くもなり、って具合だ。
いずれにしても、桂剥きの後での世界としては、なかなか、面白い時間だった。
桂剥きと、アジを刺身にしようかなめろうにしようか、という瞬間を味わいつつの。
月を誘拐しちゃうぞ、っていうシーン、このコントラストが。
たぶん、ホモ・サピエンスの醍醐味、ってやつだな。
さて、爽やかな空気が舞い込んでくれている今、最近、そこここで嫌われている。
新聞を読むとするか。