まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

小沢昭一的こころ

2018年06月23日 | Weblog

なんてラジオがあったような。

つい最近、またまた、you tube で、見つけたのが。

昭和の寄席演芸史、なんてので。

先代の小さん、つまり、柳家小さんなんだけど、そんな名前が出てくるので、柳家花緑の。

おじいさんのことか、と思っていると、その先代、ということだったりね。

先代の小さんの「二人旅」がいいね、なんて言葉を聴くと、それじゃ、それ、聞かなくちゃ。

なんて具合に、広がって行く。

戦前の、小学生の頃から通っていたそうで、好きこそ物の上手なれ、ってやつ、まんまの世界が。

そこに現出し。

春風亭柳好の「野ざらし」はいいね、なんて語られると、そりゃ、それも聞かなきゃ、だしね。

この間読んだ、結城昌治の「志ん生一代」でも、何代目の誰それ、なんてのふんだんに出てきて。

一度、整理しとかなきゃ、と思いつつ、今に至る、んだけど。

いずれにしても、リアルではすでに聴けない方々ばかりではある。

なんて気分で聞いていると、存命であるかそうでないか、ってのは、そんな大きな問題でもなく。

志ん生が、噺家なんてのは、と切り出し、田舎へ行けば。

鉄砲持ってくるんだからね、お客さん。

鹿と間違えちゃって、なんて言われるくらいだ、なんてのね。

今では、youtubeも、ラジオ、テレビがあるんだけど、その昔は、目の前で演じる。

その姿しかないわけで、あとは、口づてで、すごいのなんの、なんて浪曲師、見てきたような嘘を言い。

くらいの話が、横行していたんだろうな。

というのも、売れない頃、志ん生、ドサ廻り、というのか、旅に出ていたんだけど、自分の名前じゃ、お客。

呼べないから、時の名人の名前を語り、なんての、デフォだった、なんて話だから。

それを聞いたお客さん、騙されたと思ったか、それが当の名人だと思ったか、ってわけだ。

現代でも、ロシアのプーチンには影武者がいるんだ、なんてこと、まことしやかに語られたりもするけど。

織田信長が、とか、源頼朝が、なんて時代では、誰が本人やらわかる人、少なかったのかも、だよね。

そりゃ、オーラが違うから、なんて言っても、そもそも、あのお方がなんとかかんとか、なんて大層な紹介のされかた。

で、目の前に見る人は、だいたい、頭で見ちゃうわけで、って具合だな。

だから、首実検、なんて行事が、大ごとのイベントではあったんだろうけど、その役を務める、ま、官僚さんも。

くだんの御仁の顔かたち、特徴はかくかくしかじか、なんて豆タンを持って、なんてね。

ところで、ベランダにアサガオが咲き始め、という季節だ。

いつだったかもご紹介したように、スイカも大きくなってきた。

夏だね。

それこそ、万に一つの無駄もない、という茄子も、花から実がついて。

季節は巡る、ってわけだ。

さて、こちらも、わがカラダの季節を巡らせるとするか。

コメント
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