銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

むざんやな甲の下・・・と、 夏草やつわものども・・・という名句から、松沢成文と、平昌五輪に共通する欺瞞性を思う。

2018-01-18 20:48:38 | 政治

 副題1、『俳句とか和歌は、日本人の心に沁みついて居て、そこに出ている単語が、すべての情景と真実を顕すことがある。私は民進党と、希望の党が、統一会派を作るかどうかに関する、最近のニュースを見て居て、二つの名俳句を思い出した・・・・・二つとも芭蕉の句だけれど』

 その二つとは、『むざんやな甲の下のきりぎりす』と、『 夏草やつわものどもの夢の跡』である。これらの句を詠んだ時の芭蕉の気持ちと、私が今考えている事は、若干のずれはある。しかし、両方の句が顕す、寂寥感と、戦いの無意味さには、私が言いたいことが、顕れている。

 つまり、先般の選挙に於いて、小池都知事の希望の党が、勝者側に立つ大切なポイントとして当初は、見えたのだが、実際には、そちらは、スケスケの張り子のトラであって、国民・大衆からの、人気もなくて、実質もなくて、大失墜をしたのだけれど、それを挽回しようとして、じたばたしたのが、失敗したというニュースが、統一会派うんぬんというものだ。

 その映像を見て居て感じたのが、上の二句に含まれている、【むざんやな】という、語句と、【つわものどもが夢の跡】という語句の二つなのだ。俳句そのものが持つ、全体的な解釈としては、それが希望の党と、民進党を顕すとも思われないが、その二つのごく、そのものを取り上げると、今、現在の両党の、本当の姿を現す語句となっていると、感じる。

 すでに、そのことは選挙直後に明瞭だったのだけれど、まあ、何となく、面子もあって、その時点では動くことができず、お正月明けという、今、この時期に動き始めたのだけれど、本質が何も変わって居ないのに、うまくいくはずもない。

 私は、彼らが金科玉条の様に言っている、・・・・・安倍独裁体制を、崩すためには、野党が連携して、力を持たないといけない・・・・・というのは賛成だけれど、内実が、スケスケで、汚いのだったら、数だけ増やしても、力にはならないと思う。

~~~~~~~~~~~~~

副題2、『韓国のムン大統領が、北朝鮮と、アイスホッケーなどで、統一チームを作ろうと言ったりしているのも、希望の党や、民進党の現状と、似ている状況だ。口先だけの正論で、事態を改善できるはずもないのに、絵に描いた餅として、理想論を言っている。・・・・・ここに、私は以前から考えていた事の、成就を見る。預言者としての私の面目躍如たる処だと、思っている』

  下品な表現ですが、最近の、ぴょんちゃん五輪に関するニュースを見ると、『ざまあ、見ろ』という言葉が、一番しっくりくると思います。何を恨んでそう言うかと言うと、サッカーW杯、開催時に、韓国側の狡さを、日本は、抗議できないで、飲み込まされたからです。日本が、努力して、開催権を獲得したのでした。その為に、準備段階で、大金を使っていると、推察しています。世界・サッカー界のトップ連中は、お金にひどく汚いと言うではないですか? その準備段階での拠出金を韓国はださないで、急に、乗っかって来て共同開催というのは、それだけでも、ひどいですが、最もひどいのは、開会式を韓国で行い、閉会式を日本で行うという決定です。それに対する恨み(?)から、来る言葉が、うえの・ざまーみろ・です。

 そして、ぴょんちゃん五輪には、チームとしてムン大統領は北朝鮮と統一チームを作り、掲げる旗として、統一旗を使うと、言っています。何の効果もない欺瞞の極みですが、NHKは、それに対する韓国内の新聞の、二つの、離反した論調を、伝えました。

 その中で、ムン大統領の基盤であるらしい、野党側の新聞は、統一チームと統一旗を「良い事だ」と、いい、今では、一種の野党に回って居る保守系の、新聞は「バカげたことだ」と、言っているらしいです。で、その野党側・新聞って、日本の朝日新聞にそっくりですね。ただ、日本の朝日新聞は、敗戦後は、日本人を上手に植民地化しようとしているアメリカの大富豪と、密接に結びついているわけですが、韓国の方が、どういう風になっているのかは、私は、知りませんが(と言うのも、第二次大戦では、一応、韓国は、敗戦ではなかったわけですからね) その薄っぺらい・かっこ・つけ・主義・がそっくりです。

 でもね、今、韓国の保守系の、新聞とか、保守系の議員たちが、味わっている無力感とか、悔しさって、あのW杯開催時の普通の日本人の感覚とそっくりですね。ここが、私が、・・・・・預言が成就したところだ・・・・・と、言っているのです。

 韓国は、今、別サッカーW杯のころの、自分達の傲慢不遜な欲張りぶりを、日本や日本人に対して「すみませんでした」と言って、謝罪をしてくれているわけではありません。しかし、あの頃の、嫌な気分と同じものを、韓国内の、有識者は、感じ取っているでしょう。

 北朝鮮の、国民は、今、以前にもまして、苦しい状態にあると、思います。日本海側の漂着する船の中名\\に、よく、白骨化した遺体が入って居たと、報道をされているではありませんか? 出航の際には、ほとんど、食料を配給されないで、「海で、お前たちが、取ったものを食え」という形で、荒波に放り出されるのだと、思います。極寒の海(しかも、荒波)の中で、船の性能は悪く、日本の漁師だったら、それを来ているだろう化繊でつくった高性能の、防寒着もない状況でしょう。死ぬしかない状況で放り出されていて、しかも、その漁の結果は、中国東北部で、制裁をかいくぐって、売りさばき、国家の収入となるのです。その種の奴隷以下に置いた国民の稼ぎを使って、女性芸能団の派手な衣装をこしらえて、それを韓国に送り込み、自分の威勢の誇示に、役立て建てようとしている金正恩に向かって、ほぼ、ひれ伏していると言ってよい、ムン大統領に、韓国・国民がどういう気持ちを持っているか?

 そうなると、ぴょんちゃん五輪の不成功は間違いなしですね。海外からの見物客はものかは、自国内からも見物客が来ないでしょう。

 ここから先、安倍総理が出席するかどうかとか、河野外相の、昨今の動きについて、一家言があり、語りたいのですが、それを書き始めると、この章が、8時間以内で、書き終える事が、できなくなるので、それには触れないで、先へ進みます。

~~~~~~~~~~~~~~~

副題3、『NHKニュースを見ていると、松沢成文が、希望の党、代表みたいだった。つまり、現在希望の党の、党員として、政治家としては、大物が居ない事が、明瞭である。そして、民進党側よりも、希望の党側に、救いの一手法となる筈だった統一会派作りは、失敗に終わった・・・・・それも、私の予言の成就に終わっている』

 上の副題2真では、一種の挿入でした。韓国のぴょんちゃん五輪に関するムン大統領の、態度が、希望の党の、現在を想起させるので、そちらに、横滑りしていたのですが、元へ戻ります。

 私は松沢成文と言う人物を大変嫌な人だと、思っています。かれは、神奈川県知事時代に、禁煙運動を起こしたまし。ただ、単純に、禁煙運動と言うと、彼は、「違う」と言うでしょう。でも、非常に精査に、当時のニュース類を検討すれば、最初は、禁煙運動だった筈です。どうしてそれを、起こしたかと言うと、私が喫煙者に対する、いじめに近い、責め立て方について、かわいそうだと、考えて居て、それを、メルマガ時代に、エッセイとして書いているからです。

 で、一種の専従者として、私のブログやメルマガを読み、そこから、私を心理的に苦しめる案を探し出していたのが、井上ひさしです。

 特に文章として出来が良いものは、そこに現れている現象(タバコの禁煙運動)や、モノ(鶴岡八幡宮境内にあったアメリカキササゲや、屋台商が、寄付した水道の蛇口)を消滅して行こうとしています。

 『それが、特に一般人に迷惑をかける可能性のあるものだと、根が優しい性格の彼女は、余計苦しむはずだ。喫煙者をいじめるのは、彼女へ対する弾圧として、最大の、効果が上がるだろう』と考えて、提案をしたのだと、推察しています。

 そのきっかけになったのは、【一本の煙草がベンチに落ちて居て】という、2009年5月13日に書いたエッセイが、きっかけになっています。それを今見つけましたので、#####罫線以下に於いておきます。ブログでは、その時点では、書いていないのです。どこかにあるかもしれませんが、探し出すのが無理なので、ここに再度置きます。ただ、そのエピソードの初案は、2008年の9月24日にメルマガで書いた記憶もあります。なお、第三十九章と有るのは、このエッセイを、六冊目の本【おばさん、お釣りを忘れているよ】に採録したのですが、そこでは、39番目に入れたので、そういう数字が付与されているのです。

~~~~~~~~~~~~~~~

副題4、『私のエッセイと、松沢成文の、提唱することが明瞭に連動をしていることが分かったので、私は、真剣に批判を始める。すると、松沢成文と、その裏に隠れている鎌倉エージェントは運動を象徴する語彙を変更して来る。単純な【禁煙運動】という形から、【】受動喫煙防止という語彙に、変更をしてくる。こうなると、喫煙者を、いじめというムードではなくて、喫煙をしない人を守るとなるので、より高精度が増し、より多くの人を、洗脳教唆できると、鎌倉エージェントは考えたのだろう。そして、それを神奈川県の条例として執行して行った。そのご、伊藤玄二郎は、谷垣禎一さんを取り込んだので、国会にまで、この運動が発展をして行った。

  その後、私は、その因果関係に気が付いて、猛然と戦い始めます。それを、ブログを舞台として行ったのか、メルマガを舞台として行ったのかは、記憶が確かではありません。だいぶ前だったから。ブログだと、この手の話題は、殺人事件とは関係がないので、見つけ出しにくいのです。また、メルマガで、その戦いを書いたとしたら、配信をAOLを通じて行っていたので、パソコンが壊れると同時に失われるものとなってしまっています。AOLは、マイクロソフトからは、自由で、独立したシステムを使っていたのでした。で、パソコンが、15台ぐらい壊されてきていますので、特にワードにコピペしたもの以外は、残って居ないのです。

 これが、性交したのでしょうね。彼等としては、国会にまで、それが昇って行って、彼等を舞い上がらせ、結局はやまゆり園事件にまで、発展をして行くのだ。あれは、95%が嘘であり、19人は死んでいない。NHK他のメディアは、「46人か、7人死傷者がいる、戦後最大の異常事件だ」と、言っているが、それを案出した井上ひさし達、鎌倉エージェントの方が、精神的に、どれほど、汚い人種であるかを、その事件が、語っている。なお、井上ひさしは、まだ、生きて居ますよ。

 というわけで、そういう恐ろしい嘘の発端となった、受動喫煙防止運動を表に居る人間として提唱し、喫煙者を弾圧しきっている、松沢成文は、伊藤玄二郎たちの唾がついて居る事は確かなので、必ず、衰運に向かう筈だと、思って居たら、NHKニュース内では、それが見えたのです。ああ、やはり、そうなったのかと、納得をしましたよ。これもまた、一種の予言の成就です。

 ただ、松沢成文は、CIAが裏にべったりと、ついて居る人なので、人間が作る装置の中では、引き続き偉い人としてふるまうでしょう。卿はここで終わりましょう。後で、推敲をします。それが終わったら、署名と日付を入れます。

 なお、このブログの、2010年より数え始めた延訪問回数は、4434360です。

 ################

第三十九章 『一本の煙草がベンチに落ちて居て』

 二〇〇八年の九月二十三日、(火=休日)の夜遅く、横浜駅のホームにいた時、ベンチがひとり分開いているのが、遠くからも見えました。疲れているので座ろうと、数十メートル離れたところから近寄ってみると、その座席には、なんと、一本のロング・フィルターのタバコが置いてあったのです。しかも新品が。 

 それで、それを怪訝に思った人が、今までそこに座らないでいたらしいのです。辺りを見回してもゴミ箱が無くて、ぽいとそれを捨てるわけにも行きません。旧東横線の線路と駅舎部分を改築しているので、横須賀線のホームもなんとはない落ち着きのなさがあって、ゴミ箱等が設置されていないのです。で、私は疲れているので、それを拾って自分の紙袋へ入れ、ともかく座りました。

  さて、いつも、『自分に必要なものは、天から、必要な時に与えられる』と信じている私は、『このタバコには、どういう天からのメッセージが、込められているのだろう』と、考え始めます。そして、そうだ。『これで、バラの除虫薬を作りなさい』と天が仰っているのだと考えました。

 家の中に、タバコを吸う人がいないので、昔、知人から三本ほど貰って、それを作り、よく効く事を知っていました。それが無くなっているので、今は木酢液というのを使っています。

~~~~~~~~~~

 そんな事を考えているうちに、さっき西口で見た光景に対する違和感が、強烈に沸き起こって来ました。西口のちょっと右側に、ガラスでできた、広さ四畳半程度のボックスがあり、その中に人が一杯群れていて、タバコの煙がもうもうと充満をしていました。

 『ああ、今は嫌煙運動が盛んなので、こういうところで、人間がタバコを吸っているのだ。だけど、人間の尊厳が無視されているなあ。まるで動物園の檻みたいだ』と思って。

その時に、ジョージ・オーウェルの小説、『動物農場』を突然思い出しました。

  さて、二日後の木曜日の朝、主人にこの話を伝えました。特にジョージ・オーウェルの部分まで差し掛かると、彼は、突然に、ジョークを言い始めます。「鎌倉駅の、嫌煙スペースも、ガラス箱で囲ったら良い」と。こうして文章に書くと、どぎつくて面白くないのですが、主人特有の話し言葉としてのニュアンスがあって、それが付随すると、特別に面白いのです。それで、私が笑うと、彼は悪乗りをして、「そこに石を置いて置くんだよ。嫌煙運動に逆らう、人へ、庶民が一丸となって、石・つ・ぶ・てを投げよう」と。

 ジョークも、そこまで飛躍をすると、私は笑えなくて、猛烈に抗議をします。母から良く、「あんたって、冗談が通じないんだから」といわれましたが、確かに真面目一方なのです。

  すると、突然に主人は面変わりをして、真面目に話し始めました。「何百年も続いて来た人間の行為を、突然に、ここで、終了させようとするのは、行きすぎだ。条例か何かは知らないが、傲慢だ。喫煙などは、道路でそっと吸っても、空中へ煙は霧散して行き、そう、大きくは、他人には迷惑を掛けないのだから、自己責任に任せればいい」といいながら。 

「そうね」と私は得たりや応と、返事をします。そして、心の中で画家として、タバコを手放さない、友人(女性)の姿を何人か、思い浮かべました。クリエーターの中には、考えている間の手持ち無沙汰を紛らわすために、タバコをたしなむ人間は多いのです。

 そういう人が外出した時に、とても、惨めな思いをするでしょう。心を開放したくて、タバコを吸うのでしょうに、あのガラス張りの箱の中で、しかもお隣の人間とぎゅうぎゅうづめですから、どうやって、開放できるでしょうか? これはやりすぎです。

 「でも」と、私は主人に逆らうように言いました。「あのね。私って、真綿にくるまれたような表現が好きなの」と。実際のところ、あまりはっきりと、自分の意見を言わないで、読者に後はお任せするのが好きなのでした。

 ~~~~~~~~~~

 すると、主人は一瞬黙り込みました。これは、彼が私の発言に一目を置いてくれた時の、準備運動タイムなのです。そして脳内シナプスを俊敏に働かせた上で、おもむろに、新たな矢を放ちました。 

 「真綿にくるむ前に、掃除をしてね」と。そして、その矢が見事に、私の胸に刺さったのを見極めて、さっと席を立ちます。元々外出する予定を持っていました。そして、早起きだから、私が食堂へ入る前に、じゅうたんには、既に掃除機を掛けてくれていました。

 私も心の中では、『私が後で、フローリングの部分を、拭き掃除をしなきゃあいけないわね』と考えていたのです。で、玄関から出て行く主人に、「私、今日、拭き掃除をして置くわ」と声を掛けながら、

 でも、やはり、掃除の前に、例の『真綿にくるんだ、表現』をするために、パソコンに向かう私でした。『掃除も、洗濯も後でしよう。ともかく、発想が沸いているうちにパソコンに落とすのが先よ』と思いながら。              二〇〇八年九月二十五日 

 

 *************

民進 希望との統一会派結成 結論見送り

民進党は、両院議員総会で希望の党との国会での統一会派の結成をめぐって対応を協議しましたが、慎重な意見が相次いだことから結論は見送り、立憲民主党も含めた3党による統一会派を目指して交渉を続けていくことになりました。これを受けて、希望の党は緊急の役員会を開いて対応を協議し、「前提条件は崩れた」として、民進党との統一会派の交渉には応じない方針を確認しました。

続きを読む

民進党は、希望の党との国会での統一会派の結成をめぐって、17日党本部で両院議員総会を開いて対応を協議し、党所属の国会議員40人余りが出席しました。

この中で増子幹事長は、「皆さんとともに通常国会に立ち向かい、安倍政権と対じして、国民生活を向上させたい。統一会派の結成について両院議員総会で確認し、賛同いただければありがたい」と述べ、理解を求めました。

これに対し出席者からは「希望の党とは、理念や政策が異なる」「立憲民主党も含めて交渉すべきだ」などと慎重な意見が相次いだため、17日の会合で結論を出すことは見送りました。

そして今後は、立憲民主党も含めた3党による統一会派を目指して、衆議院の会派「無所属の会」に所属し、党籍を持つ衆議院議員などが立憲民主党とも交渉を続けていくことになりました。

これを受けて希望の党は、国会で緊急の役員会を開き、執行部が対応を検討した結果、「統一会派の結成は、民進党から呼びかけられたものであり、前提条件が崩れた」として、民進党との統一会派の交渉には応じない方針を確認しました。

このあと玉木代表は、党の両院議員懇談会で「民進党のほうで整わなかったので、通常国会に向けて統一会派を組んでいくという交渉の協議は、いったんきょうで終わりにしたい。ただ『野党が力を合わせないといけない』という思いは変わらないので、今後どのような連携が可能か、さまざまな方策を模索していきたい」と述べました。

安住元財務相「野党再結集遠のかせる」

衆議院の会派、「無所属の会」に所属し、民進党の党籍を持つ安住元財務大臣は、党の両院議員総会のあと記者団に対し、「これから衆議院の無所属の会と民進党執行部で、立憲民主党とどう話をしていくのか具体的に話し合いたい。これまでの希望の党との交渉は多とするが、『2党で統一会派を組むことは、逆に野党再結集を遠のかせることになりかねない』という反対論が多かった」と述べました。

小西参院議員「理念なければ執行部退陣を」

民進党の小西洋之参議院議員は、党の両院議員総会のあと記者団に対し、「執行部は党の理念や政策を棚に上げて、希望の党となんとか一緒になろうとしている。理念や政策に基づいた協議をしないのであれば、執行部は退陣すべきだ。大塚代表が党運営の在り方を改めないなら、辞職も含めて検討してもらいたい」と述べました。

民進 大塚代表「大変残念」

民進党の大塚代表は、党本部で記者団に対し、「交渉がいい線まで来ていたが、打ち切りになったのは大変残念だ。民進党内に去年の衆議院選挙のしこりや遺恨があっても、当然乗り越えていただけると思っていたが難しかった。希望の党の期待値に達しなかったことは、おわびしなければならない」と述べました。

一方、大塚氏は「責任論が出るのは理解できるが、職務を果たしたい」と述べ、引き続き代表として職務にあたる考えを示しました。

希望 玉木代表「在り方模索したい」

希望の党の玉木代表は、国会内で記者団に対し、「真摯(しんし)に検討し、合意文書もまとめた経過があったので、申し出があった民進党で協議が整わなかったことは残念だ。できるかぎり野党の連携や協力を高めていかないとまともな国会議論にならないことは、強く危惧しており、在り方を模索していきたい」と述べました。

一方、玉木氏は「今回結党メンバーと後から加わった人たちの思いに、多少のずれがあることが明らかになった。早急に議論の場を設けて、党の統一見解をまとめる作業に着手したい」と述べました。

希望 松沢氏「結党の理念に立ち返るべき」

民進党との統一会派の結成に反対していた希望の党の松沢成文参議院議員団代表は、党の両院議員懇談会のあと記者団に対し「今回の失敗を反省し、結党の理念に立ち返るべきだ。通常国会は、このまま党の3人の参議院議員の会派で臨むが、今後、憲法と安全保障法制で、どうしても考え方が違うのであれば、別の道に進むことも考えなければいけない」と述べました。

************

立民 枝野代表 3党統一会派「ありえない」

立憲民主党の枝野代表は、大阪市で記者団に対し、「希望の党とは、憲法や安全保障を含めて、違っているのははっきりしている」と述べ、民進党と希望の党との3党による統一会派を結成することはないという考えを重ねて示しました。

続きを読む

この中で、枝野代表は国会での統一会派の結成に向けて、民進党と希望の党の幹事長が安全保障関連法や憲法改正への対応など共有できる基本政策などをめぐり大筋で合意したことについて、「他党のことなので、コメントする立場にない」と述べました。

そのうえで、枝野氏は民進党と希望の党との3党による統一会派の結成について、「ありえない。希望の党とは、結党から衆議院選挙にかけて、憲法や安全保障を含めて、国民に訴えてきたことと違っているのははっきりしている」と述べました。

一方、枝野氏は「『個人として立憲民主党と考え方が近いので一緒にやりたい』という方、『希望の党とは違う』ということで無所属で当選した方や、そこを離れるような方がいれば、できるだけ一緒にやりたい」と述べました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする