銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

猫は、人間よりも、高度な心を持っている?(フェイスブック復活?ー11)△

2012-03-31 11:55:49 | Weblog


 
 これは、最初にアップしてから、18時間たっています。三箇所誤変換が残っており直しました。

副題52、『A子夫人は、猫については、何も知らない人だった』

 私は今、新しい友達、A子夫人へ対して、心血を注ぐというほど、張り切って、援助したいと願っているものです。だって、人は誰でも、自分より弱くて、かわいい人をかわいいと思うものです。私は自分が苦労をした上で、相当にパソコンテクニックを磨きましたので、それを、伝えて、彼女のパソコンが普通の程度に使えるように、回復をさせてあげたいと願っているわけです。

 そのために、相当の頻度であっています。で、外でも会うが、自宅にも来てもらっています。呼びつけているようで、申し訳ないんですが、彼女が、この家を好きだと、言ってくださるし、なかなか、面白い環境の家でもあるから、それを信じて来てもらっているのです。

 でね、いらっした回数が五回を超えたので、私もだんだんリラックスしてきて、彼女をお客としてよりも、ほとんど、兄弟とか、親戚の人間としてみなして、一階で待っていてもらって、二階で、家事をすることがあるのですよ。これは、たいていは三時間後ぐらいに、彼女と一緒に外へ行くので、残された主人が文句を言わない程度の家事をしておきたいと思っていて、しかも、彼女が来る前は、ブログとかを書いているので、いらしてから家事をするというわけです。お茶碗を洗ったり、時には、掃除機さえかけたりします。

 ただね、待ってもらっている間に、お食事は供しておくのですよ。そして、5分か、10分おきに一階に降りて来ては、佃煮を足したり、お茶を足したり、果物かデザートを足したりします。で、また二階へ行ってしまうのですが、その間、なんと、我が家の猫がお相手をするのです。なんと言うか、いわく言いがたいのですが、まあ、はっきりといえば、遊んであげるのですね。

 で、一回目は、私のいないうちに、ぽんと、彼女のひざに乗ったらしいのです。ひどく驚いたとおっしゃっていました。というのもA子夫人は、猫のことは何も知らないのだそうです。彼女は、どちらかといえば左脳の人です。会計事務所に、お客として、役所へ出す書類を自分では、作れない人が仕事を頼みに来る人がいると仮定します。所長が大まかなところを把握しますが、実際の書類を作るのは彼女だそうです。で、法規とか、条例とか、に、非常に詳しい人です。そして、そういうものを読むのにも慣れている人です。だが、そういう世界では、書類には、定型様式(テンプレート)があって、その各箇所に、随意に個別の情報を入れていく方式なので、「自分は、パソコンの扱いに、詳しい」わけではないと、彼女は言っています。
 さて、その日はA子夫人の猫との関係は、そこで終わりです。というのも私は二階の仕事が終わって、100%A子夫人に向き合うことができるようになれば、今度は、お母さんとA子夫人の大人の会話が始まります。そこには、首を突っ込むべきではないと、猫は、わかっているのです。
 ともかく、彼女は今までは、いわゆる、実業の世界で生きてきた人であり、一種の虚業である、芸術とか、心理学には、それほど、詳しくもなかったし、興味もなかった人です。
 で、猫に帰りますが、猫とは、最高に無用の長物です。最近の家にはねずみもほとんどいませんし、それをとってきて、ペストを防ぐというような役目を果たしているわけでもありません。で、道端で出会っても、何の興味も抱けなかったそうです。

 だが、最初にそのひざにぽんと乗ったときに、猫が何かを意味していることはわかったそうです。猫は彼女のひざがただ、温かいから物理的に、湯たんぽを求めて、そこに乗ったわけでもないのです。
 その上、私がこのブログの世界でも何回か、この猫について書いていますので、なんとなく、猫に対する信頼があって、「いやだ。どきなさいよ」とは彼女は言わなかったそうです。

 そして、二度目のこととして、彼女を一階に一人にしておきました。もう猫は大喜びです。声を聞いただけで、二階からとんとんと飛び降りてきて、『遊ぼう』という体制に入ります。そして、そのときに、ちょっと遠慮がち、または、おびえている、または、どう扱っていいかをわからないA子夫人をからかって、甘え噛みをしたそうです。
 ここは、大きな岐路のひとつで、一種の試験でした。猫がA子夫人へ出した入学試験だったのです。
 もし、ここで、「うわー、いやだ。この猫って」と声でも出して、ポーンと払いのけてでも、して御覧なさい。

 そこで、一巻の終わりです。猫の方は、『何だ、この人って、何もわかっちゃあ居ないね。単純だ。私の生活範囲外の人です』と思って、すぐどこかへ行ってしまうでしょう。だが、ここが、岐路だったのです。

 A子夫人は猫大学の入学試験に合格しました。猫は自分の生活範囲内の人として、A子夫人を受け入れて、愛することに決めたみたいです。
 その夜は、私と彼女が打ち合わせをしている間中、ずっと、彼女の背中に、身をぴたっと寄せていました。
 A子夫人は、ソファーに浅く腰掛けています。その背中とソファーの背もたれの間には、幅が15センチ程度のスペースが残っているだけです。その間で、香箱というきちんとした姿勢で座っているのは、猫にとっては苦痛なはずなのです。二階で、自分専用のベッドの中で寝るか、それとも、冬の特等席であるガス温風暖房機の前の、座布団の上で、四肢を投げ出して座る方がずっと、楽でしょう。だけど、ただ、狭いソファーとA子夫人の間で、座り続けていて、彼女と、スキンシップを取り続けているのです。

 そこに、猫の高貴な心構えが現れています。A子夫人は自分にえさを与えてくれるわけでもなく、トイレを掃除してくれるわけでもありません。
 何も役に立たない存在です。

 だけど、彼女にとって、自分が役に立つことを知っています。彼女は今、本当のことを言って悲嘆にくれています。さまざまな、苦労の渦中にあります。人生には波がありますが、その悪い波の渦中に居ます。それを猫はわかるらしいのです。スキンシップをとって、慰めたいと思っているのでしょう。

 さて、そういうわけで、この猫の存在やらそのほかで、来てもらうことが、一種の慰みも与えられると知っているので、私は彼女に、遠いこの鎌倉の家まで来てもらうことを遠慮しないのです。で、猫だけがお相手している訪問の三回目が来ました。
 そのときはお互いの了承の上で、ひざに乗り、会話を交わしたそうです。

 A子夫人がとんとんとテーブルを二回叩くと、猫が尻尾を二回振るのだそうです。ちょっと単純な会話ですが、猫初心者としては、上々の試みです。そして、彼女は、猫が自分をきちんと見つめ、自分に対して、集中してくれていることを知りました。

 それで、自分が食べている、清美オレンジの、一片をそっと差し出してみたそうです。猫はおいしそうにぺろぺろとなめ続けました。それで、A子夫人は、もう一切れも、試してみたそうです。この猫は、本当に不思議な猫で、アジとかお刺身には興味を示さないのに、人間が食べているデザートの類は大好きなのです。アイスクリームもヨーグルトも、葡萄も、桃も、熟しの柿も。さすがにりんごは果汁が外へ出ていないので、好みではありませんが。つまり、猫とは大臼歯が無いので、果物を自分で噛み潰して、果汁を食べることはできません。でも、人間の手で差し出された果物で、そこ二果汁があれば、必ず喜んでなめます。

 その後、A子夫人は、自宅でネットサーフィンをして、猫のことについて種々さまざま調べたそうです。すると、我が家のよりも、もっと美形の猫はいっぱい居たそうです。「だが、心っていうものを感じさせる表情は、お宅の猫だけにあるわ」と、彼女は教えてくれました。本当だとうれしいことですね。

 さてね。皆様、上の文章は後へ続く、重要な伏線となっていますが、ここで、3千字を越えたので、これだけで、独立をさせてくださいませ。猫好きの方が、これ、ひとつで、ご満足をいただけるでしょうから、そうさせてくださいませ。
 政治モノがお好きな方は、下にスクロールをしていただくか、うえに現れる次の文章へご期待をくださいませ。

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