酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

東京家族

2013年02月12日 | オヤジのつぶやき
山田洋次監督の「東京家族」を観てきました

映画館は いつもの下町錦糸町の江東楽天地です

浅草から歩いてみました

車 バスではわからない”景色”に遭遇



小津安二郎監督の「東京物語」時代には 想像できなかった東京の光景です

東京は 当時から60年たち 景色も人も変わりました

果たして 今回の作品はどのような物語展開になるのでしょうか



         ( 上映時間には 席が埋まりました )

ひと言でいえば 素晴らしい作品でした


瀬戸内海の小島からやってきた 老いた両親を迎えた三人の子供たち・・・

開業医の長男とその妻 美容院を経営する長女とその夫

舞台美術の仕事をしている次男と恋人

最初は互いを思いやるが 親子の生活のリズムが違い過ぎて 少しずつ溝ができていく

大切なのに煩わしい 誰よりも近いはずなのに 時々遠くに感じてしまう

そんな どの年代のどんな人が見ても「そうそう うちもそう」と

思わず共感してしまう これは あなたと あなたの家族の物語です 

(パンフレットより)


主人公の父親(橋爪功)が 旧知の友人(小林稔侍)を訪ね 禁止されてる酒を飲み過ぎて

酔いつぶれるシーンは これぞ父親 よくやった!

いちばん共感したオヤジでございます


後日の同級会でも この映画の話題で花が咲きましたが いかにも亭主関白風のT君

「最後の瀬戸内海の場面では 目頭が熱くなった

帰ってから 思わず 女房の昼寝してる顔をじっと見つめてしまった」

このひと言で 女性群からの盛大な拍手喝采 握手を求められてましたね

「奥さんと一緒に行けばよかったのに~~」

ただし 当方にも 耳の痛いお言葉が


小津安二郎監督のように 家庭内の撮影はローアングルが多かった山田監督

東京は変わっても家族は変わらない

山田洋次 監督50周年記念作品らしい 暖かい気持ちにさせてくれた映画でした


※ 吉行和子さんが 明るく可愛い母親を演じていました ※