酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

飛鳥山 紙の博物館 緑の桜

2010年04月23日 | オヤジのつぶやき
紙の博物館をご存知ですか

4月17日土曜日 久し振りに再会した友人たちと訪れました

博物館は 江戸時代からの桜の名所 王子の飛鳥山にあります



その飛鳥山は 八代将軍徳川吉宗が 江戸庶民のために開放した桜の名所として有名です

古典落語の「長屋の花見」のモデルになったかもしれません

いまでも 都内で唯一の都電が頑張っています  すっかり変貌した王子飛鳥山ですが・・・



この一角 JR王子駅の近くには 今も昭和の風景が残っていました

放映中の人気番組「居酒屋放浪記」に"出演”資格がありそうな渋~い飲屋街ですね



懐かしの共同水道です!  嬉しくて涙が溢れます 

今日は写真だけ いずれ訪れましょう  どのような店主たちがいるのか楽しみです 



桜 満開の時期は過ぎた17日でしたが 今年の気候が長持ちさせてくれました

まだまだ咲いていました

そして こちらが・・・



日本で唯一の「紙の博物館」です

この博物館は 昭和25年(1950)戦後まだ間もない時期に設立され 以来 和紙・洋紙を問わず古今東西の紙に関する資料を 幅広く収集・保存・展示しているユニークな博物館です

今年は創立60周年・・



見学者も多く 係員さんの説明はわかりやすく親切でした

ふだん 何気なく使ったり目にする紙ですが 説明を聞いて新たな興味が湧いてきましたね


この日のイベントは「金唐革紙の魅力~過去から未来へ」

撮影はできませんでしたが 中世ヨーロッパで王宮などの壁を彩った装飾革を 和紙で模造した作品・・・

これは見事なものでした  明治初期には輸出されたり 鹿鳴館などの国内の洋館に使用されたそうです


博物館では このほかにも各種イベントが開催されます

ー新石器時代から花開いたアジアの樹皮紙ー -段ボール箱の秘密ー -日本近代洋画の美ー

ー時代紙万華 60年ごとにみる江戸から平成ー -おもちゃ紙の世界ー

思わぬところに 思わぬ楽しい施設がありました この日 紹介してくれた友人のUさんに感謝です


そして 帰路の飛鳥山公園で見つけためずらしいもの ふたつ・・・です



「緑の桜」です

その名は「鬱金」(うこん) ショウガ科のウコンの根の色に似た花を咲かせる珍しい桜です

根津神社の「黒いつつじ」に劣らない めずらしい桜でした

満開のときに 再度会ってみたい桜です

そして こちらは・・・



昨年7月から運行しているモノレールです

無人運転・無料です  都電と並行して飛鳥山を登ってくれます


飛鳥山散策・紙の博物館見学のあとは みんなで王子駅近くの居酒屋へ繰り出しました

この日 桜の時期は過ぎていましたが 数年ぶりで会った友人たちとの居酒屋は 積もり積もった話題の花で満開になりました

春の王子 いい想い出になりました  みなさんに感謝です