酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

柳生の里から

2008年11月04日 | オヤジのつぶやき
映画少年時代からの夢であった 柳生の里です

柳生新陰流の創始者 柳生石舟斎 

やっと この日 永年の夢が叶えられました

奈良県庁東からゆっくり走って40分 月ヶ瀬街道添いの奈良の景色を楽しみました



十兵衛杉を背に 柳生の里を望みます



あくまで おだやかで のどかな風景です

400年前も 同じような光景だったのでしょう

田植えをする人々のかたわらで 剣術の稽古をしていた若者たち・・

のちに 徳川将軍家に仕えました

映画 テレビ 小説の場面が浮かび上がってきます



その十兵衛杉・・・独眼十兵衛が植えたと伝えられています (ただし これは二代目)

この杉は 柳生から出立する 多くの旅人たちを見送ってきたのでしょうね

落雷にさらされてもなお 毅然とした佇まいは柳生剣士の風格を備えておりました




これは 家老屋敷です 柳生一万石の家老であった小山田主鈴の旧邸です

資料館として存在しています 柳生藩士の生活 大河ドラマ「春の坂道」のロケ風景などが紹介されていました

ほかにも 陣屋跡 柳生一族の墓などを見学

気分は 山岡荘八原作大河ドラマ「春の坂道」主人公の中村錦之介・名脇役長門勇になりきっていました


ひとつだけ残念だったのがこちらです 



昼食の楽しみにしていた「十兵衛食堂」 月曜日は休みのようでした


腹が空いては戦さができない  これは江戸時代も現代も同じこと

急遽 つぎの目的地に車を発進させました



円成寺(えんじょうじ)です

柳生街道随一の名刹と謳われ 草創は平安時代です 



仏像では 特に運慶の作(20歳頃)の大日如来が有名です

楼門をくぐれば そこは俗塵を離れたという表現がぴったりの別世界でした 



あと二週間遅ければ 全山紅葉真っ盛り・・

駐車場で隣り合わせた滋賀ナンバーのオジさんの感想でした


それはそれとして 腹ごしらえです

俗塵に戻って 蕎麦などいただきました

そして さらなる「俗塵」を発揮いたしました

茶店で販売していた松茸  考えれば 最近お目にも お口にもとんとご無沙汰

マダムの許可を得て購入することになりました


俗塵のクライマックス!

交渉の末 大振りな一本をオマケしてもらいました

こうして 奈良の二日目は気分よく暮れてゆくのでした (松茸ごはんの夢?)


次回に続きます