酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

下町のエース

2006年01月21日 | 都電 荒川線を誉める
予報どおり雪になった下町

久しぶりに長靴を履いての街巡りだ


カテゴリーにはあるが 最近 出番のなかった都電の「荒川線」



何事も無かったかのごとく 平然と走っている

思えば いまを去る昭和40年代に 東京地方を襲った大豪雪

全ての交通機関が麻痺した

唯一 最後まで都民の足を確保したのが 41系統もあった都電一族だった



立派に先祖の血筋を受け継いだ7000型改良車だ

雪煙を撒き散らしての快走 その雄姿!

カメラ小僧 カメラオジさんも負けてはいない

寒さをものともせずに 頑張っていた



撮影場所の背後は 公立の「自然公園」

せっかくだからと 中に入ってみる


久しぶりであったが 期待に反さなかった

例年のように白鳥がいた




雪国の方には日常の光景

下町オヤジには 数十年振りの景色となった


雪道の散策を続ける

土曜日なので 幼児の少ない保育園

子どもたちより 保育士さんが嬌声をあげていた



道路わきで雪を楽しむ マンション住まいの子どもたち

ゲーム機から離れて いい顔をしている

孫たちも 遊んでいるだろうか

あとで 電話をしてみよう



30分後 再び都電と再会した

寅さん 京成電鉄との交差付近



京成線ホームからの風景



京成 上野ゆきが入ってきた



上野までの往復をしながら考えた

都電も 京成も実にマイナーな電車たちだ

新幹線 山手線 中央線なんぞとは比較の仕様もない

しかし数十年前 そして いまのこの強さはどうだろうか

今度の雪でも 最後まで走り続けるのは このふたりのうちのどれかだろう

エリートにない 強靭な力を秘めた荒川線だ

これぞ 下町のエースと呼ぶに 誰が疑問を挟むだろうか



歩道橋を渡りながら 都電への愛惜の思いが ヒシヒシのオヤジでございました

雪国の方々の ご苦労お察ししております