おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

指数関数的

2021-07-29 10:22:13 | 日記

 昨日、東京のコロナウイルスの新規感染者数が3000人を超えた。首都圏だけで言えば、日本全体の6割近く、約6000人だ。日本の総人口からすると、まだまだ微々たる数だと言えるかもしれないが、指数関数的に倍々で増えていく感染症は、1万人から1億人に増えるのに2週間かからない。昨日、日本人の半分が感染したとすると、今日は全人口が感染しているのだから、いかに急激に増えるかがわかる。

 昔、あるお殿様が功績のあった家来に褒美を取らせることにした。何が望みかと尋ねると、家来は「では、今日は1文、明日は2文、明後日は4文と毎日倍ずつご褒美をください」と申し出た。それを聞いてお殿様は、なんと欲のない家来じゃと褒めたのだが、ひと月と経たないうちにお城の蓄えが底をついたのだった。

 環境に関するナゾナゾでこんなのがある。1日で葉っぱが1枚が2枚と倍に増えていく浮き草がある。ある池にこの浮き草が根付いてから、500年かけて池の水面の半分までが浮き草で埋めつくされた。では、池の水面がすべて浮き草に覆いつくされてしまうのはいつのことか。答えは明日である。

 さて、僕も今月中に2回のワクチンを打ち終える。三春町は小さな自治体だけあって、すでに高校生以上の予約が始まったようだ。とにかく、ワクチンを打ち終えるまではじっとしてなければならないというのが、国民としてやれることのはずだが、いよいよゴールが近づいたという実感があると、人間というのはどうしても気が緩んでしまう。

 ランニングをしていて、「あの電信柱まで走ったら休もう」と考えると、それが頭に浮かんだ途端、足は動かなくなってしまうというのは、ランニングをしていてごくごく当たり前のことである。だから、ゴールのことなんて考えないようにしているのだが、コロナウイルスに関しては、かなりの人たちがゴールを設定してしまったようだ。

 国産の製薬会社による治療薬の完成が近づいているという。完成すれば、コロナウイルスもインフルエンザと同じような扱いになるだろう。ワクチンを打たなくても薬を飲めば治るとなれば、恐るに足らないからである。が、薬はまだできない。指数関数的に感染者を増やさないためには、国や製薬会社やマスコミの言うことは信じずに、おとなしくしているのが正解だ。

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