おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

もうひと踏ん張らない

2019-10-28 13:45:00 | 日記

 NHKでランニングの番組をやっていたので、録画しておいた。坂道が苦手な人の克服方法とあったが、坂を駆け上がる時には心拍数が上昇し、それに伴い乳酸が溜まるので筋肉が収縮できなくなると科学的な分析をしていた。モデルになった女性ランナーは心拍数170を超えると乳酸が溜まるというので、それ以下で坂道を登るのがいいという判断で、実際のレースでもそれを実践していた。

 なるほどなあと思うものの、心拍数を測るような機器を持っていない僕のような人間はどうすればいいのだろう。そのうち機会があればそういう機能を持った腕時計を買うのもいいかもしれないが、とりあえず今日のお休みは、坂道の多いコースを走ってくることにし、心拍数が上がって苦しくなる前にスピードを落として、亀のような速度でもゆっくり坂を上ることにした。

 実際走ってみると、今までの坂道の攻略法というのは、坂の頂上が近づくと、少しでも早く苦しさから解放されようと、あと一息をついつい頑張ってしまう。坂の頂上に着いた時には心拍数もピークで、すぐに下りに入れないほどだ。これではいかんと、頂上が近づいても決して焦らず、少しでも苦しいと思ったらペースを落として上った。結果、暗示なのかもしれないが、なんとなくいつもよりも足に溜まる疲労度が少ない気がする。結局坂道ばかりのコースを25キロ走り、2時間41分で帰って来た。時間はともかくも、同じコースを走っても、最後はほとんど歩いてばかりいたので、今日はかなりの進歩があったような気がした。

 普通に暮らしていても、「さあ、あとひと踏ん張りだ」と気合いを入れ直すことは多い。が、もしかしたら、「さあ、あともうちょっとだけど、ひと踏ん張らないようにしよう」と思ったほうが案外うまく行くかもしれない。頑張りすぎると、達成感が強く、「もういいや」と満足してしまうということだってあるのだろう。というようなことを、走りながら感じた一日であった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新たな友だち | トップ | 新旧交代 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事