フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

anybody’s game

2018年04月10日 21時43分22秒 | 音楽
ネットをつらつらと見てたら、ぬたりが最近になって音源を確保できた小松未歩(←更新されなくなって10年。いまだに公式サイトが残ってるのな)の事が書かれるのをみつけたりしましてね。
ぬたりもその傾向がある(そもそもこのブログ自体が「事実を基にしてるが事実とは限らない」というスタンスで書いてる)から偉そうなことも言えないけれども、ミステリアスさを出したくてか、人気絶頂時にフェイドアウト、みたいな誇張した書き方をされちゃうのが何ともね。
一般層において彼女の代表曲と言えば名探偵コナンの主題歌「謎」(ちなみにオリコン5位が最高)。んでオリコン最高位は「チャンス」の3位。このあたりがいわゆる人気絶頂期になるけれども、「謎」リリースが1997年12月、「チャンス」が1998年3月。そして最後の音源となるベストアルバム発売は2006年11月。実にその間に8年のブランクがある。その間人気を維持し続けたかというと、残念ながら「謎」や「チャンス」ほどの人気曲は出ていない。参考までに8枚残されたオリジナルアルバムのオリコンの初週ランキングを載せるが、
1作目 5位
2作目 3位
3作目 5位
4作目 9位
5作目 23位
6作目 27位
7作目 30位
8作目 35位
とまあ、右肩下がりだった。もちろん、当時の初週オリコン35位と言う数字が人気ないとは言わないが、いずれにしても人気絶頂で突然姿を消したわけではない。ヒットから活動休止まではそれなりの間がある。
検索すると、結婚して引退状態、と言うあたりが説得力のある噂で、戻れるもんなら戻れる体制にしばらく置いていたので、楽曲発表はないけど2年ほど公式ページの更新を続けてた、って感じなんじゃないのかね。で、子供ができていよいよ公式ページも止めた、というあたりが落としどころじゃないですかね。
こう書けば別に劇的なものも何もないんだけども、なにしろ売り方が「テレビラジオの出演一切NG。ライブもしない。公式のPV等の動画や写真も極力出さない」という極端なやり方して、それを最後まで通したのでミステリアスな印象が余計に語られちゃうのね。
このやり方自体、実は珍しいもんでもなく、当時では割とありがちな手法。有名なところではZARDなんかがいるけどね。で、ZARDも小松未歩も所属はビーイングというグループ内で、要はこのビーイングがこういう売り方をよくしてたのね。最近の世代ではこういう売り方は珍しいのかも知れないけど、ぬたり達の世代にはそれほど珍しくはないし、それ以前から覆面歌手なんて実は多くいる。
とはいえ、小松未歩の場合はこれを極端にやった例とも言える。ライブをしないなら音源は多少いじっても大丈夫、と言う形で、彼女のCDはダブルトラックと言われる本人の歌声の重ね録りを行っている。これをすると単純に声は力強くなるし、同じ声が複数聞こえるというどこか不思議な感じを出すことができる。たまに演出として使う人はいたけれども、徹頭徹尾この方法でCD出し続けた人はほとんどいないんじゃなかろうか。そういう意味では小松未歩の歌声というのは、CDの中にしかない作られたもの、という言い方もできるな。こうして、どこかしらヴェールの向こう側にでもいるかのような独特な世界観をCDの中に作り上げて、その世界を売る、というビジネスモデルだったんだと思うな。そう言えばジャケット写真とかも何かしらのエフェクトがかかったものがほとんどだったし。
で、このCD販売は「生歌を披露しない」という大前提があってこそのもの。生歌を披露すればそこに響くのは「CDとは似て非なる歌声」なわけで、おいそれとはテレビ出演やライブは行えない。歌声にエフェクトかければ何とかなるかもしれないが、それにしても限度がある。
そんなんで商売成り立つのかよと言う疑問は浮かぼうが、とにかく当時はCDの出荷量が多くてね。数十万枚なんて販売数は当たり前のようにあったし、年に数枚はミリオンセラーがあったくらい。CDのみという極端な商売だって十分に成り立っていたわけ。
もちろん、今ではCDなんかとんと売れないし、ダウンロード販売も利幅は薄いらしいから、こういう商売成り立たせるのはちょっと難しいのかなあ、とは思う。だから平成も終わりのこれ書いてる時点でも活動を継続しているためには、売り方に関しては遅かれ早かれ見直しを余儀なくされたんじゃないかと思いますね。まあ、たらればの話でしかないが。

まあ、活動休止の理由がわからない以上、こうして語るのも全て憶測になっちゃうんだけれどもね。ただ、音源が出なくなってから10年ほど経って、その売り方の雰囲気から必要以上にミステリアスに語られてしまうのは、当時ファンだった1人としては何だかなあ、という感じ。果ては髪型についても「ずっとアップセットしていて、下げたことがない」なんて風に間違って語られちゃうくらいで。アルバムジャケット(6枚目のアルバム)で一度下ろしてます。まあすぐに元に戻ったけど。アマゾンでまだ売ってるんだから(2018年3月現在)、文章書くなら確認くらいしなさいよ。





まあ、こうして当時のCM見てみても、メディア露出を限定していた姿勢は見えるなあ。anybody's gameなんかジャケ写しか本人の姿写さねえもの。
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KA'ALAとマーティンの検索で飛んでこられた方へ

2013年12月01日 18時59分38秒 | 音楽
昨日までgooブログがアクセス解析無料キャンペーンやってましてね。
まあぬたりのブログの使い方からすれば有料サービスなど無用の長物。そもそも解析するほどのアクセスなんかない。
ただまあ、それでもぽつぽつはグーグルの検索で飛んで来られる方もいる。その検索で毎日見られたのがウクレレに関する検索。特に目立ったのは以下の二つ。

KA'ALA(島村楽器のプライベートブランド)
マーティン

過去にこれら合わせてネタにしたこともあるけど、この二つのブランドだけ仕切り直しをしてみることにする。

まずぬたりのウクレレ観を申せば「好きなの買いなさい」に尽きる。
他の楽器に比べれば比較的安価であるのもそうだし、何となくとっつきやすい感じがする。これはウクレレの何にもましての長所。だから音の傾向がどうだとか小難しい理屈はそんなに必要ない。3000円くらいのはさすがにギャンブルとしても、1万円も出せばまるっきりダメなウクレレなんてそうそうない。触ってみたり店員に聞いたりは必要だと思うが、見た目重視で選んだってそんなに問題はないよ。そうして買えば愛着もわくでしょ。そうすれば練習にも身が入る。
もっと重要なこととして、やり始めればどーせまた欲しくなって、もう一本、もう一本、と買っちゃうんだから、ホント最初のウクレレなんて割り切って買っちゃって良いと思うのね。

前置きはそのくらいにしてKA'ALAの話をしますが、品質に関して心配するならその心配だけはないと言えますね。
ビルダーはフジゲンというしっかりした国産メーカーですから(エレキの評判が良いとこではあるけど)、どこか訳の分からない工場で作ってるんじゃないか、という心配はいらない。アフターサービスも手厚いところだから、なんなら買ったあとに自分でフジゲンの工場に持ち込むことだって可能。触ってみて、欲しい、と思ったら別に悩むことはない。品質的には損はしないはず。
欠点とすれば、島村のプライベートブランドはリセールが若干悪く、下取りに出して新しいのを、と思っても安く買いたたかれる傾向があること、ブランドを重視する人からは露骨に低く見られる、ってことか。値段的にはリセール気にする程じゃないしそもそも売らなきゃ問題ない。低く見ててる奴らも確かな腕前を披露出来るようになってればみんな黙るから、小さい問題と言えば言えるんだけどね。
真面目に作られたウクレレであることは確かで、それに関しては間違いはないけれども、真面目なウクレレってのは浮気を誘発しやすいです。KA'ALAを買ったら、後で自分は他のウクレレ買うことにはなるな、というのは覚悟した方が良いかも(おい)
ただまあ、自宅の練習や人前でやるときに、真面目なウクレレってのは頼りになる相棒になってくれますよ。

続いてマーティン。
目ン球飛び出るような高いのを気にしてる人はネット検索で評判なんか見ないだろうから、文章のニーズがあるのは安い奴だと思うのね。5万くらいのメキシコ製の奴ね。
メキシコのマーティン、と言うとギター弾いてる人は「ああ、あれね・・・」と微妙な反応をすると思うんだけども、ウクレレも大体そんな感じ。悪くはないんだけれども、積極的に勧めもしない。まあ、値段相応ではあるよね、って感じ。
昔のマーティンの見た目をほぼ踏襲してるから、そんなに華やかさもなく結構渋い。だから見た目で惹きつける、と言うわけにもいかないし、積極的に推す理由が実はなかったりする。
ただし、同じデザインのオールドマーティンなら軽く20万以上はするし、マーティンのウクレレを5万程度で手に出来る、というのはやっぱり利点だと思う。そもそもメキシコ製とは言え、安いグレードはメキシコって明確に分けているギターと違い、昔の図面まんまにウクレレは作っている。語弊があることを承知で言えば、今中古市場で20万30万で取引されているマーティンと同じものと言えなくもないわけです。
だから相当なポテンシャルを秘めている可能性だって否定は出来ないし、20年30年経ってとんでもない鳴りになる可能性もある。まあギャンブルとは言え、メキシコ製だから、と切り捨てるのはちょっと勿体無いと言えますな。
道楽の域になるけども、腕の良いリペアマンにツテがあるなら、マーティン買って(5万くらい)金に糸目をつけずに調整をお願いすると、とんでもないウクレレに仕上がる可能性が往々にしてあります。ウクレレの調整なんて高くても3~4万円程度。合わせても10万いかないくらいで収まるから、これで十数万のウクレレとタメはれるようになれば、これはこれで良い買い物と言えなくもないでしょ。まあ可能性の世界の話なのであくまで道楽の話だけどね。

こんな感じ。個人的なアドバイスとすれば「とにかく試奏。たとえ弾けなくても音鳴らせ」と言う感じ。知らない人が聴けばみんな同じウクレレの音に聞こえるかも知れないけども、個体によってホントバラバラ。音色だけじゃなくて、ウクレレの響き方とか手応えとか、弾き心地ってのは楽器からの様々なリアクションで決まるから、これはその人にしか分からない世界。だからもう気になったら徹底的に試奏すべし。買う気があるなら楽器屋さんとて喜んで試奏させてくれるしね。

ウクレレに小難しい理屈はいらん。そういうのはちゃんと弾けるようになってからで構わない。それまでは頭空っぽにして好きなように弾いてりゃいいのよ。頭空っぽにしてて「うまくなりたい。人前で演奏して凄いと言われたい」と思える様になったら必死に練習すればいい。そう思えないなら、ポロポロつま弾いてるだけでも良いじゃん。音かわいいし。

そういう気楽さがウクレレの利点だと思うんだけど、どうですかね?
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GO! GO! MANIAC

2013年11月15日 19時23分38秒 | 音楽


かなりどうかと思います県内某楽器店様。

なお、店名が分からないようにモザイクかけたのはぬたりだが、イラスト部分の黒目線はもともとのチラシに書かれたものであることはここで明記しておく。
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ギターケース抱えて 飛び乗った「ひかり」

2013年04月19日 19時38分10秒 | 音楽
とある事情で久し振りにさださんのオフィシャルサイトとか行ったら、こんなんがあった。

『MS-01』折りたたみギター さだまさしモデル

いやもう色んな意味でやばかったギターだわ。

そのいち さだまさしの現行ファンである
そのに ギターの物欲がおさまっていない

上記2点いずれの条件が残っていてもぬたりはこのギターを申し込んでいただろう。
なにしろ69800円という、ギターとすればかなり安価な設定である。シグネイチャーでこの値段。しかも安物ギターではなく、ある程度は信頼の出来るブランドのギターであるから、総じて見れば面白い品。物欲ぬたりの本領を発揮するのには簡単ではあった。
が、上記の条件をぬたりはもうクリアできない。そのいちに関しては、ぬたりは今のさださんに興味はない。そのにに関しても、すでに持つべきギターは揃っている。よって余程でない限りはもうギター/ウクレレに関しては物欲は疼かない。もう買う事はないんじゃないかというくらいよ。ギターはマーティン、ウクレレはレイラニ持ってんのよ。大して弾けもせんのに勿体無い。

とは言え、面白いギターを出したもんである。折り畳みのボヤージエアーギターはぬたりも知っていて、楽器屋の店員もまず悪口は言っていなかった程度に信頼できるギター。何よりもこのピックガードはおしゃれですよねえ。他にないデザインなのは確かだし。

ただ、どうしても気になるんですけど、このギターのキャラクターとさださんの音楽姿勢が相容れないというかね。
端的に言えば、このギターを弾くさださんの姿が想像できないのですわ。
このギターを有用に感じる人は、身一つであちこち飛び回る人やどこでもライブをやる人。路上やる人とか小規模のライブをやる人だと思う。さださんも今でもあちこち飛び回ってライブをやるけれども、基本的にはある程度の規模のコンサート。1台の車に機材と人間全部積んでインストアライブ、と言うようなことはなく、機材は大型トラックに積んでの輸送。ネックを畳んでコンパクトにする必要はない。
出たて、ということでことによったら直近のステージでは手にすることもあるのかも知れない。けれども次のツアーからは間違いなく使わないでしょ。

まあ、意地悪を言っているのは自分でも分かる。実際に使っていなけりゃアーティストモデルを名乗っちゃいかんという法律はなく、まあ本人をイメージした感じに作れば良いんだから、そのこと自体を問題にする気はない。実際、さださんを意識したデザインなのは確かだし、さださんモデルの帆布のかばんとかあるわけだからね。
だけども、やっぱり商売道具に関してだけは、そういう安易なモデルを売って欲しくなかったなあ、というのは本音。ギターに関しては凄いこだわりのある人なわけだし、LL120MSあたりは事細かに注文して実際使ってる。楽器に関してだけはあんまり安易にアーティストモデルを設定して欲しくはなかったですけどねえ・・・。
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希望はてない 遥かな潮路

2012年06月13日 20時22分56秒 | 音楽
♪ああ~ あこがれ~の~ ハワイ~ こおろ~
などとほとんどの人に分からない導入部は兎も角、今日のネタはこれしかあるまい。

 
きだまきしとTake It All Japanの「大変なんすからもォ。」
前にネタにしたときに言ったとおりの購入ですよ。まあ、ファンの中には新しいアルバム出るっつうのにそれ分かっててハワイに家族旅行行っちゃうファンの風下にしか置けない奴もいるみたいだけどな。お前贔屓の歌手のニューアルバムとハワイ旅行とどっちが重いと思ってるんだよ。
・・・そらまあもちろんハワイ旅行だわな。楽しんでこいや。

でまあ、今日発売日で一般社会人がさっさとネタにしていることからわかるように、聴き込むなんてことは勿論、現在これ打ちながら聴いている最中なのよね(現在「涙のアラフォーShoulder」)。
だから内容的なことはあんまり言えないのが実際ではありますな。ただ、前回も感じたように、ギャグは全般的に訴求年齢が高く、知識として笑うぬたりの年代では大爆笑とはいかないですわな。俺はさださんのポテンシャルをそんなに低くは見ていない。あの人が本気になったらもっとやれるだろう、という気持ちがあるので。ゲストもある程度予想の付くメンツと言うかね。もっとむちゃくちゃやってほしいんだけどなあ。その気になればそれこそ本物の高田社長だって呼べそうなんだけどなあ。

しかし前回も言ったが、ぬたりはこのアルバム、内容に関してはある程度どうでもいいと思っている。内容に笑う必要はもうないのだ。
こんなふざけたアルバムが40周年記念として店舗に並ぶ、これがもうすでに可笑しくて仕方ないのだ。
CDショップに行きさださんのCDの棚を見る。そこにはこのCDと、同じく40周年を飾るオリジナルアルバム「もう来る頃・・・」が並んでいる。さださんの歌の世界を表すようなパステルなパッケージのCDであり、非常にまじめに40周年を祝うアルバムである。
目立つのは断然こっちの「大変なんすからもォ。」なんだ。
その状況が笑える。どー考えたってさださんの40年を表すのは「もう来る頃・・・」のはずなのに、はたから見るとさだはこんなもんでオノレの40周年と還暦祝っとんのか、と見えかねない。

もうその「なんか台無し感」が可笑しくてたまらない。

どうでしょうの藤やんが「ダジャレはダジャレが面白いんじゃなくてそれを言う人の存在が面白い」と言っている言葉を借りれば
おれはこのCDが面白いんじゃなくて、こんなふざけたCDをオノレの40周年にして還暦の年に出せるさださんの存在が面白いのだ。
ああ、俺もこんな還暦のジジイになりてえ。定年退職の年に「ただの人間には興味ありません。この中に変人、非モテ、ヲタ、奥華子ファンがいたら、あたしのところに来なさい。以上」って挨拶できるぐらいのジジイになりてえ!(だからやめとけっての)

ま、褒めてばかりでもなんなので、一応言っておくけども、もちろん「もう来る頃・・・」は買ってないし買う気もさらさらないので。今のさださんに必要以上に近づく気はないです。また気に障る話聴かされても困るんでね。
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それにすべての日本を持っていってください

2012年04月25日 19時41分50秒 | 音楽
世の中には不文律と言うものが存在する。

たとえバレバレでもコ○ンの正体がばれないように、水○黄門の旅先には必ず悪代官がいるように、ストーリーと大人の都合の為には守らなきゃいけないことと言うものがある。
もちろんこれの度が過ぎると「ご都合主義」に転落してしまうのだが、作者もファンもそのことを共通認識として持つことにより、下手な説明なしに話を進めることができる利点がある。水戸○門が宿場町に来れば、毛利○五郎が眠らされれば、客は「ああ、そういう事なのね」と素直に納得する。いちいち説明は必要なくなるわけ。

さて、ぬたりの持ちネタに「僕もうさだファンじゃない」というのがある。今のぬたりのさださんとの接し方を踏まえたギャグな訳である。



こういうの買っちゃったら不文律守れないじゃないの。

あくまで今のさださんと距離を置いていながら昔の曲を聴く、ってスタンスじゃないと駄目じゃないのよ。まあ、これは「きだまきし」ですけど(おい)
真面目な購入の理由としては「安い」「説教臭くなさそう」「今までになさそうな感じ」というあたりでね。

まあ、全体的な感想を言えば良い意味でも悪い意味でも想定内。値段の元は十分取れたなあ(安いしね)という感じ。
悪い意味、ってのを先に言っちゃえば、Take It Allを「テキトー」と読ませるセンスもそんなに若いとも思わないし、扱ってるネタも年齢的にさださんのファン層狙い撃ち、みたいな感じでね。ぬたりの年齢層ではあくまで知識としてのネタになるので、腹から笑えるかと言うとちょっと微妙。せっかくギャグやるんだからもっと突き抜けて欲しかった。それやれる実力がさださんにはあると思うんだけどなあ。
ただまあ、もちろん良い意味の想定内と言うのもあるわけで、おふざけやってる割にはやっぱり音楽クオリティは高いし、オッサンたちが楽しんでやってる姿ってーのは、何ともほんわか。この辺はぬたりの加齢によるものもあるだろうけどもね。ぬたりももう若くねえし、頑張るオッサンの姿は思わず応援したくなる。

要するに、こんなおふざけを世に出せる還暦のオッサンがいる、ということ自体に、ぬたりは「やっぱりさださんやりおるわ」と思うわけですよ。内容的なもんはこの際どーでもいい。珍妙な服装で珍妙なポーズとって、キムチ(チムキーか)に至ってはメガネ逆さまにかけた表紙のCDブックを書店に並べる。
その行為がなんとも可笑しいのだ。中身ではなく、これがよりにもよって書店に、下手すればクラシックとかのお堅いCDブックの隣に並んでいる,
この状況がぬたりの笑いを誘って仕方がないのだ。ああ、俺もこんな風に年を取りてえと心底思う。定年退職の時にムンクさん抱えて花束受け取るくらい、肩の力の抜けたジジイになりたいもんだよなあ(それはやめとけ)
そのギャグを楽しむために、6月の完全版も買ってみたいと思う。できれば店頭でお目にかかりたいもんだ。「さ」のところにあるのか「き」のところにあるのか。「さ」のところにあったとしたら、さださんの40周年記念アルバムと言うそれはそれはメモリアルな作品の隣にこんなブツが並ぶことになり、その「なんかもう台無し」って感じを目にしてみたいもんだ。その状況こそ最高のギャグである。やっぱりスゲエよこの人。


あと出版が「宝島社」ってのも地味に吹かせていただきました。またなんちゅーかアレな出版社からまあ・・・。
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Amazing Grace

2012年04月20日 20時39分58秒 | 音楽






聴けば聴くほど、このハゲたオッサンこの人スゲエなあ。


・・・ハーモニカやってみようかな? なんて思ってないんだからね!
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やっぱり音楽って楽しいね

2011年02月26日 11時44分06秒 | 音楽
盟友Sinさんがオークションにて新しいウクレレを手に入れましたよ。
羨ましいなコンチキショー(お前も最近買ったばかりじゃんか)

手に入れられたのは、YAMAHAのNo.80という1960年代のビンテージ物。ギターと同列に考えればこれは面白い買い物かもなあ。いや、昔のヤマハのギターって、廉価版のでも今では結構な高値すんのよ。日本で作ってたし作りは丁寧だし(今は高級機以外は中国生産)。
ぬたりは楽器の扱いが荒い自覚があるので、ビンテージって手を出さないんだけども、まともに育つと独特な乾いた良い音がするんだよね。ぬたりも楽器屋さんで一度だけマーティンのビンテージウクレレ弾かせてもらったことがあるけど、無茶苦茶心地よかったもの。ま、買わなかったけど(プライスタグは25万だったんですぜダンナ)

ともあれ知り合いが楽器を買うというのは素直に羨ましく自分も欲しくなっちゃうもの。そこでその気分を沈めるために今日はぬたりの所有ウクレレ4本を公開してみようとこう言うわけ。過去にネタにしたこともあるけどね。
決して「Sinさんに見せびらかそう」とか「Sinさんも冥府魔道に引っ張り込もう」とかそう言う意図はない・・・んじゃないかな?
ま、ちょっと覚悟は(以下略)


ぬたり’s ファーストウクレレ フェイマス FS-3



今まで触れられることはなかったぬたりが最初に買ったウクレレ。実家においてあるもんで、写真も携帯もしもしで撮ったもの。
フェイマスは、楽器として信頼できる日本製ウクレレとしては最も廉価なブランドになり、多くの人が1本目に選ぶ。サザンオールスターズの関口さん(今や日本有数のウクレレプレーヤー)も最初の一本はフェイマスだったそうな。
で、写真には写っていないバックには「あ~やんなっちゃった」の牧伸二さんのサインが入っている。ぬたりんちの近くに営業に来た時にツテを頼んで書いてもらったのね。まあ、営業ってのは結構な数サインを書くので、主催者側が「サイン代」としてギャラを上乗せした(させられた?)そうなんで、サインそれ自体はそれ程ありがたいものでもないがね。
ただ、牧さんはさすが古参のプレーヤーなだけに、ウクレレに対する姿勢は非常に真摯で真面目な方だ、と業界では言われているそうです(ギターのセンセ情報)。そのあたりは流石と言うべきですかね。いずれにせよ大事にしておきたい一品ではありますね。


衝動買いの申し子 G-string クロサワ セミカスタム



こちらは以前ブログで写真付きでネタにしましたね。
何気なく寄ったお茶の水の楽器屋で、その見た目と甘い音色にゾッコン惚れ込み、20分は抱えてポロポロ弾きながらうんうん唸っていたものの、結局そのプライスタグ(15万円)に負けてすごすご群馬に帰った。
そのあと1週間。寝ても覚めても頭から離れず、結局再度上京して買い求めた。
ハワイアンコア材のウクレレはどちらかと言えば固い音がするんだけども、こいつは甘い独特な音がする。トップ板が若干薄いみたいで当初から鳴りは良かった。が、最初から完成されていたせいか調整かけての伸びしろはいまいち。但し今でも甘い音は健在で、少しムードのある曲なんかやるにはこいつが良い。「シータの決意」とか。
なお、G-stringというブランドは、ぬたりが買った頃までは比較的高価格帯が主で、その後、大量生産に走ってやや評価を落とし(その代わり手に入りやすくなった)、近年それにも飽きてほぼ高価格帯のカスタム専門みたいになっているそうです。
だから店頭でそこそこの値段のG-stringを見かけて、弾いてみて気に入ったら迷わず買っちゃうが吉。だんだんそこそこの値段のが手に入らなくなるよ。


あこがれのアーティスト同モデル kelii スタンダード



厳密には同じモデルではない。つじあやのさんが「猫の恩返し」の主題歌「風になる」をやっていた頃の主力(というか当時はこれくらいしか持ってなかった)モデルはkeliiカスタム。
必死で探して、ようやくグレード違いではあるもののほぼ同じ形のkeliiを見つけて購入した。確か値段は7万円くらい。で、その後ぬたりは店頭でこの型のkeliiを見たことはない。今にして思えばあの時が購入のワンチャンスだった。買ってよかった。
弦高高くて無茶苦茶弾きにくく、音もすっとぼけてる、と、ぬたりの最初の印象は最悪で、ほとんど弾かずに放置状態だったけども、プロのリペアマンに頼んだら、無茶苦茶弾きやすく、音もスパッと心地よいウクレレに大変身。今ではレイラニと並んでぬたりのメインウクレレと言える。実際図体の割に音の出力がでかい。
なお、keliiというブランド。ぬたりのモデルを作っている頃はコツコツやっていたんだけど、後に中国製のネックなんていうものに手を出して信用を失墜させブランド休止の憂き目にあった。一時期ヤマハが輸入代理店になってたんだけども、製品歩留りが無茶苦茶悪かったそうで。
最近ブランドも復活したみたいだけども、値段がそんなにしていないから、ぬたりの持ってるのとは別物と考えた方が良さそうね。


ツテというのは恐ろしい leilani ハーブオオタモデル プロトタイプ



うちのギターのセンセの個人所有の品。センセはハーブオオタさんとも個人的に親交があり、そのツテで付き合いのあったビルダーがleilaniで、そこから個人取引で手に入れたもの。なのでプロトタイプなんていう貴重なものがあるわけ。それを格安で譲ってもらった。詳しくは先日ネタにしたとおりだが、そんな貴重なのをぬたりなんかに譲ってよかったのかと思われるかもしれないが、うちのセンセは、このウクレレが可愛く思えるほどの貴重品を多数持ってます。
実は数ヶ月前から「体がでかいんだからソプラノでなく一回り大きいコンサートの方がよい」と購入は打診されていたんだが、流石に踏ん切りはつかず、最近ようやく決心して購入した。いや言われるとおりこれは弾き易いです。


にしてもウクレレってホントに楽しいです。ポコンポコン弾いてるだけで形になる。ギターだとなかなかこうはいかないからね。それでいて奥もかなり深い楽器なのよ実は。前述のハーブ・オオタさんとかジェイク・シマブクロの演奏なんか聴いてごらん。ホントすごいから。皆様も手慰みにどうですか? とりあえず近くの楽器屋さんに行ってフェイマスを買っちゃうのが吉。安いし品質良いし、実はぬたりの地元、群馬で作ってたりしますし。
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忘れられない ひとがいる 青春のきらめきの彼方に

2010年12月05日 15時18分15秒 | 音楽
youさんとこのmixi日記に「雨の夜と淋しい午後は」なんてのを使ってレスを打ったもんで、久しぶりに聴きたくなって、アルバム「夢の吹く頃」を引っ張り出して聴いてみる。

良いわあ。さださん
いやもう僕さだファンじゃ(殴)

「ETERNALLY」でなんか優雅に始まって、ストロークの美しい「雨の夜と淋しい午後は」に続く。そうかと思うと「昨日・京・奈良・飛鳥・明後日。」みたいなすっとぼけた曲を挟んで、切々と「理・不・尽」。その後も軟硬織り交ぜながら「天狼星に」で静かに終わる。

アルバムを「曲集」と見るのではなく、「1つの作品」としてみるなら、これは実にすばらしい。やっぱりさだまさしのファンやってて良かった。
で、このアルバム。今をときめく服部隆之さんのデビュー作品。当時若干23歳。タイトル曲ともなった「夢の吹く頃」を手掛けた時はまだ22歳という状況。
多分若さ(と言っても未熟とか言う意味はあまり含まない)が良い方向に出てるんじゃないかなあ、と。例えば、今隆之さんに同じ素材を渡したとしても、きっと同じにはならないと思う。

さださんのアルバムは今年の「予感」から買うのやめたけども、こういう風に若いアレンジャーさんと組んでみてくれたらまた買っちゃうかもなあ、なんて妄想してみたり。

いっそ息子や娘にやらせてみたら? 多分買うぞ、俺。


↓興味ある方は。あるもんだね。




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楽器三日会わざれば刮目して見よ

2010年05月19日 19時50分04秒 | 音楽
調整に出していたKeliiのウクレレが戻ってきました。

素晴らしい!! 古文書にあった通りだ。この音こそ聖なる音だ!!

弾き易い上に音の出力もはっきりクリアな音に。凄え凄え。
調整出す前は、弦高が高く無茶苦茶弾きにくく、ついでにどこかすっとぼけた音、と言うのがこいつの印象だったんだけどもね。
まあ「弦高下げて」と注文したんだから弾きやすくなるのは当たり前としても、それにしても弾きやすさは格段のアップ。
で、兎に角たまげたのはやはり音の変化。
すっとぼけた印象なんて微塵もない。ハワイアンコア製のウクレレ特有の「スパッ」という印象の、歯切れの良い音に変化を遂げている。
で、普通のウクレレに比べてやや大きいボディも相まって、音の出力はかなり力強い感じ。いやー凄い。こんなポテンシャル秘めてたんですかこいつは。やっぱりぬたりにゃ勿体ねえよなあ。

まあ、これは腕の良いリペアマンのおかげとも言える。調整、と言っても徹底的なものだからね。ネックとかはプラスチックから牛骨に変わっているし、サドルそのものも削られて弦高の調整がはかられている。言ってみれば全体的な大改造と言えるシロモノ。
何しろ請求額がいちまんななせんえんですよダンナ。安いウクレレなら買えちゃうがな。
でも、ここまで徹底的にいじられて、弾きやすく、かつ、音質が劇的アップとなれば、17,000円は激安バーゲンプライスと言える。腕の良いリペアマンとの出会いはギターライフの幅をホントに広げてくれますよねえ。

まあ、いつもセンセ経由で調整出してるから、ぬたりはこのリペアマンさん会ったことないんですけどね。もしも興味がある方はぬたりまで。HPも持ってないんですよ、この方。
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