フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

無いとなると欲しくなんのな

2021年11月26日 22時55分36秒 | 物欲
さてさて、昨今はキャンプギアをあれこれ購入しているんですけどね。
逐一ネタにはしてませんな。
しかしまあ、新しい趣味というのはあれこれ物欲がわくものでね。しかもこの年になるとそんなに安物買いはしないもんで、そのせいか外れのギアというものにそんなに当たってないのよね。やはり本気で使う道具はある程度ちゃんとしたもん買った方が良いね。
そんな中で、一応購入までにストーリーがあったギアがあったので、ちょっとご紹介。

フュアハンドのオイルランタン。
ランタンと言うことであれば、ぬたり宅には既に大小3つの充電式LEDランタンがあり、正直もう不足はないのであるが、このランタン、キャンパーにはべらぼうに人気があり、昨今ソロキャンで再ブレイクしたヒロシも愛用している。
なのにランタンとしては使えないにも程があってな。
端的に言えば光量が圧倒的に足りないのよ。真っ暗な中ならまだ照らす用途に使っても良いが、それでも正直心許ない。電池式のランタンを1個でも持ってるんであれば、正直、実用的にはお呼びじゃない。
それがなんで人気かと言えば、圧倒的な雰囲気アイテムとしてでな。無骨で飾りっ気のないデザイン。ゆらゆら揺れる炎が照らす温かい光。苔むした地面とか木の根元とかに置くと、これがまた実に良い。
で、こういう雰囲気アイテムは、やっぱりブランドも大事で、フュアハンドはもう何十年も同じデザインのまんま、一つ一つ手作りで作られていて、そういうバックストーリーを知って眺めるのが心地良いんですな。そもそもそんなに高いもんでもないし(5千円弱くらい)
人気なので、同じようなデザインのオイルランタンも売ってて、もちろん安物ブランドの安いやつもあるけれども、中にはちゃんとしたブランドの物まであって、実はそれの方が安いんだが、人気は断然このフュアハンド。昨今の急激なキャンプブームの拡大で、一時期は相当なプレミアまでつけられて売っていた。輸入体制が整った今(それでも品薄ではあるんだけど)でも、そういう不届きな輩はネットで散見されるな。でも昨今はちゃんとしたショップでも入荷するようになったし、ぬたりもちゃんとしたお店で買った。待てば買えるから買いたい人は値段をよくチェックしようね。

んで、このランタン。ぬたりは気になってはいたものの、さりとて購入するほどでもないかと思っていたのだが、とある店との出会いがそれを変えた。埼玉県川島町にある「タテイスカンナ」である。
要はキャンプ用品店な訳だが、そもそもタテイスカンナは代々木上原にある洋服のセレクトショップ。それがどういうわけか埼玉県川島町にキャンプ用品店をオープン(ただし店の綴りは違って川島はtateisu「k」anna。代々木はtateisu「c」anna)。
また、店舗も一癖あって、元々は荒川の水運を担った河岸近くの船宿の建物。それが後に料理屋となり、料理屋が閉店した建物を雰囲気を生かしてキャンプ用品店として利用しているわけだ。
いや意味わかんないんですけど。
船宿→料理屋は分かるが、なぜに急にキャンプ用品店になるのだ?
でまあ、そんな「どういうことよ?」の解消のためと、キャンプ用品店なら見てみたい、という気持ちでお店に行ってみたんだけども、ここがまあ、ホントに素晴らしいお店でね。雰囲気も良いし、スタッフの対応もよかった。皆さんフレンドリーかつべったりしすぎない。ギアも見てるだけでワクワクするセンスの良い品揃え。うーん、これは良い店を見つけた。
置いてあるもん軒並み良い物ばっかりなんで値段は高いけどな。
そんな中、店の片隅に置かれたビンテージのフュアハンドのランタンがあった。
これがめっさカッコいい。一発で惚れたわ。
ただしこれは非売品。で、家帰ってからお店のホームページ見たら定価で新品が予約販売してたのな。なのでつい勢いでポチってしまったわけさ。

実際使ってみると、これがまあ実に暗くて夜中トイレに行くお供にすらおぼつかなかったが、確かにこれ100%雰囲気アイテムですね。1個あるだけで気持ちが随分変わるわ。
あと、タテイスカンナはホントに良い店見つけたと思うので、また期を見て再訪したいと思うな。駐車場が狭いのが難点なんだけどな。
あと、近くに笛木醤油さんがあって、倉の見学とかさせてもらえた。通りがかりでなんとなく寄っただけなんだけど、ここもすごく面白かった。なので埼玉県中部にお越しの際はどちらのお店もおすすめですので是非お立ち寄りくださいね。
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おそらく最後の「ジャンボ」ジェット

2021年11月20日 21時18分42秒 | ヲタネタ
さてさて、おっさんがプラモ買ったネタはいいかげんどうでも良いよとお思いかと思うが、もう一つ買ったプラモがあるのでこれも紹介してしまおうかと。

エアバスのA380。海外のRevell社のプラモデルですね。
正直なところ、ぬたりはA380を見たこともなければ乗ったこともない。特徴的な機体だから興味はあるけれども、思い入れと言えるほどはない。デカールの題材となるエミレーツ航空なんて多分聞いたことしかないしな。
ぬたりはA380については、デビュー時のニュースとかスカイマーク破綻の引き金になった、程度の感覚しかないんだけどね。ニュースの扱いは分かりやすい方に流れるから当時「これ買ったからスカイマークは破綻した」みたいに言われてて、ちょっと話を単純化しすぎてねえか? と思ったことは覚えているな。
でも当時、「拡大戦略なんか取るからこうなるんだ。身の丈に合った堅実な守りの経営していればよかったのに」という意見が多かったのは、正直21世紀の航空会社の生き残りサバイバルを舐めきった発言だなあ、と思っていた。スカイマークは拡大戦略を取ったから破綻したんじゃなくて、拡大戦略の方法を間違えたから破綻したんであって、当時の状況で守りになんか入ったら、確実に大手に潰されてた。
スカイマークは航空会社とすれば中途半端で、国内大手でもなければローカル航空会社でもない。大手なら国が、ローカルなら地方自治体がある程度の助け船を出してくれるけれども、スカイマークはそうもいかず、実は経営は一番難しい。
この程度の規模の航空会社の場合、守りに走れば上は大手から、下は新興のLCC会社に、それぞれボコボコにタコ殴りにされるので、常に攻めないと駄目で、拡大戦略はそれのほぼ唯一と言っていい手法なのよね。
そしてある程度会社規模が大きくなったら、そこから道は分かれる。独立しながらの他者協業化、または、できるだけ優位な条件による買収受け入れ。
前者の場合、おそらく最善は大手の世界航空連合(3つある)のうち、唯一日本に加入会社のないスカイチーム入りでしょうね。こうすることにより、当時スカイマークが言っていた「国内の第3極」として機能できる。ただ、国際線も飛ばしていない当時のスカイマークではスカイチーム入りしてもメリットが薄く、拡大戦略は必須だった。
後者は、会社のブランドがなくなりかねない決断ではあるものの、従業員は機体の色が何色でも雇用が守られるならまずは良いし、株主としても値下がりしないのなら株式の銘柄が変わっても別に良い。スカイマークは株式会社なんだから、身売りすることにより株価が上がるなら、株主は何でもいいわけですよ。なんなら持ち株会社化すれば、ブランドを守ることも出来る。
ただ、これにしたって、優位な条件を引き出すには当時のスカイマークの規模は中途半端。他社に買収を持ちかけても足下を見られるだけで、優位な条件を引き出せるだけの規模は必須。だからこちらを目指すにしても拡大しなきゃどうにもならなかった。
斯様にスカイマークは拡大戦略を取らざるを得なかったわけで、その方向性自体はとっても正しい。要は方法を間違えた、と言うことに尽きるので、当時のスカイマークの拡大戦略を「方向性として」貶していた人は、もう少し航空業界勉強しような。ちなみに当時の社長の西久保氏は、後に講演等で「当時は裸の王様だった」と猛省されているみたい。今はビジネスの第一線を引退して悠々自適に暮らしておられるようですね。

閑話休題(スカイマークの話はどうでも良いわ)

さて、今回購入したプラモ。ぬたりにとっては「気になる機種だが思い入れはない」という感じで、しかも世界一精度の高いガンプラになれたぬたりが精度の甘い海外プラモ、となると、正直手を出しにくい。なんて事を模型屋さんでこれ見かけた時に思いつつ棚から出して箱を眺める。しかしでかいなこれ。
正直A380は気になる機種だが、今回は見送りかなあ、と思い、棚に戻そうとした。
・・・戻んねえんだけど。
簡単に言えば、棚にギッチギチに詰まっていた状態から引っこ抜いたもんだから、パズルのようにうまく上のプラモデルを持ち上げてスペースを作って、そこに滑り込ませないと元に戻らない。また悪いことにぬたりは小規模店舗でこれを見つけており、そもそも通路が狭くて、体の動きに自由がきかない。下手に体動かすと後ろの棚に体がぶつかるわ。それで雪崩が起きても責任取れんぞこんなもん。
悪戦苦闘することしばし、疲れた腕をさすりながらぬたりは、
「もう戻んねえし、気になってたのは確かだから買っちゃえ」
と決断して、彼女を(旅客機はみんな女性なんだそうな。だから機体を英語で呼ぶときは「She」と呼ぶんだって)貰い受けてきたわけさ。まあ、Revellのでかいプラモデルはケッテンクラート作ったこともあるから、なんとかなるだろ。

しかし、ボーイング747の旅客機型がほとんどなくなった令和の今、A380が「世界最大の旅客機」なんて言われるのも分かりますよね。

先日ネタにしたMD-81と、これどちらも縮尺同じですからね(1/144)。

本体パーツ比べてもこれですよ。やっぱでけえなあ。ちなみに実際のサイズ感を感じていただくべく、比較にCDアルバムも置いておいた。ここ読みに来る人なら、みんな持ってる(持ってた)アルバムだろどーせ。
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本来キャンプは個人の趣味だったはずなんだが

2021年11月10日 22時43分11秒 | 日記
ヒロシです ライフハックです ヒロシです 1話です


なんか今見るとヒロシのネタが新鮮で面白いんですが。もっとやってくれんかな?
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そもそも今や紙のチケット自体見なくなりつつあるわ

2021年11月03日 19時39分04秒 | 日記
ぬたりは「一つのことが気に入るとそればっかり」と言う傾向がある。
YouTubeなんかでも、気に入ったチャンネルばっかりを見ていて、いろいろと浮気すると言うことがそんなにない。
そんなぬたりのお気に入りは「脱サラ元機長の雲さんテレビ」である。読んで字のとおり、元国内大手航空会社で機長(パイロット)をしていた方が、航空業界についてあれこれ語っているチャンネル。
結婚して出掛けなくなったとは言え、ぬたりも一応は旅行好きで飛行機も利用もそれなりの回数がある。利用したことのある空港を数えてみたら、国内12カ所(新千歳、成田、羽田、伊丹、岡山、岩国、徳島、高知、福岡、大分、長崎、対馬)、海外5カ所(ホノルル、金浦、北京、西安、敦煌)あった。まあ、少ないって訳ではないかと。他には山形庄内空港にドライブ中に立ち寄ったことがあるな。隣接の展望公園から着陸の様子が眺められたのよね。遠かったけど(公園は空港の北側にあって、着陸は南からの進入だった)。
何しろ飛行機というのは個人で簡単に買えるものではないし、公共交通機関では最も身近ではない存在。ある程度の知識はあるにせよ、こういう機会に教えてもらわなきゃわかんないことばかり。今まで何気なく乗っていた飛行機に関しての話題であるから、これが案外興味深く聞けちゃうものなのよね。特にぬたりは乗り物全般好きだからね。
飛行機に関しては、子供の頃はまさか自分が将来こんなに気楽に乗ることになるとは考えておらず(金持ちが乗るもんだと思ってた)、初めて乗ったときとか、初めて自分でチケット取って乗ったとき(因縁の乗り遅れの時だ)はそれなりの感慨があったもんだが、回数を重ねるうちに(何しろ年2回ペースで長崎行ってた頃もあった)、いつの間にやら飛行機に乗ることが特別なことではなく、旅行の一側面になってしまったことは、ぬたりも随分と遠くへ来てしまったもんだなあ、という感慨もひとしおではありますがね。
でも飛行機ちっとも慣れませんけどね。
今でも離着陸の時は手にじんわり変な汗をかくわ。いや、確率的な話をすれば相当に安全な乗り物なんだ、ってことは頭では理解してるつもりなんだけどな。

さて、そんな飛行機の話であるが、乗った記念、という話をすると、こんなものを持っていたりする。

搭乗券の半券。座席番号1Aという、ちょっと珍しい場所に座った時のものだ。しかもこれ、今となっては少しだけ貴重な経験(価値のある体験とイコールじゃないけど)が出来たときのものなのよね。それは機種の話で、ボーイング747、通称ジャンボジェットの最前列に座ったときの半券。
んな旅客機なんかどの機種乗っても最前列の風景なんぞ大して変わらんだろ、と思われるかも知れないし、実際確かにその通りではあるんだが、747だけは少しだけ違う。ここの5枚目の画像を見てもらえれば分かるが、通常、機体最前部にあるべきコクピットが、747の場合は2階建て構造の2階に位置していて、1階部分は機体のかなり前の方まで座席が配置されている。だから前方にコクピットがある機首とは風景が違ってくる訳よ。
まあ、残念ながら面白いものが見えるわけではない。見えるものはただの壁。CAさんの席も配置されてなかったから、離着陸の不安なときに見目麗しいCAさんを愛でて気持ちを落ち着かせることも出来なかった。
また、旅客機は前方が丸くなっており、その絞り込み部になってくるもんだから、座席自体も外壁に沿う形で内側を向いた形で設置されていて、微妙に落ち着かなかったですな。
まあ、チケットにも書いてあるがこの時はスーパーシートだったから、乗り心地自体は大変良かった。お弁当とか出たしスリッパの持ち帰りも出来た。使い捨てと思えないほど質が良くて、確かまだ取ってあると思う。

さて、飛行機の予約は今やネットが主流で、座席指定も簡単にできる。いつでも好きに、と言うわけにはいかないまでも、座席番号1Aを取ることは別に難しくもない。ただ、もはや日本ではジャンボジェットの旅客型を運用している会社はないので、あの独特な最前列からの風景を体験することは多分もう無理。世界的にもジャンボの旅客型なんてもうほとんど飛んでないと思う。そういう意味では、今思い返せば貴重な体験をさせてもらったなあ、とこのチケット見る度に思うわ。

・・・まあ、貴重ではあっても価値ある体験だったとは言いがたいけどもな。言ってみれば、2時間弱壁を見続けたってだけだからなあ。
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