ともあれ、当日である。
最初に申しあげておきます。
もう少し多くの方に声をかけても良かったかなあ、と反省をしております。最初に「人数を絞りたいな」となんとなく思い、あれこれとあわただしく過ごすうちにそれに固執してしまった嫌いがあります。申し訳ありませんでした。
さてさて、当日のイベントは10時開始で13時半終了。時間的には早めだが、日曜日と考えれば、翌日仕事のある皆様を考慮した時間帯とも言える。まあ、もちろん狙ったわけではない。その時間しかなかっただけだが。
とは言え開始が早くなればこっちの会場入りが早くなるのも自明の理で、ぬたり達の会場入りは午前7時。式のリハーサルの開始が9時だから着替えとか控室での写真撮影の時間は2時間ある。
暇。
何しろ男の着替えなんて3分で済むが、女性はヘアセット、メイク、着替えととにかく時間がかかる。暇なら暇で会場内をぶらぶらしたかったんだが、向こうにしてみれば写真撮影やリハーサルでこっちを管理したい感じで、「用事があったらスタッフがやるからお前は座ってろ」という感じ。何しろトイレ行くだけで「どちらへ?」の声が飛ぶくらい。来てくださった方には挨拶も出来ずに申し訳なかったんだが、何しろこちとら親族にすら会いに行けなかった。ともかく早々に暇を持て余し、もともと「こんなでいいのか?」というくらいになかった緊張感がさらに吹っ飛んだ。
ちなみにヘアセットはぬたりもお願いしたのだが(もちろんものの数分で終わった)、セットした後に、担当者がおかあちゃんに「がんばりましたよ」と耳打ちしたらしい。
何を頑張ったのかぬたりの目と髪の生え際を見て説明してみやがれ畜生。
9時から式のリハーサル。前述のようにぬたりに緊張感はなかったが、向こうのお父さんが結構なテンパり具合。こういうのはうつるもんではあり、本番は適度にぬたりも緊張。まあ大したことはなかったがな。
リハーサル→親族紹介が9時から10時のタイミング。なもので、参列者の方々も受け付け済ませて多少暇な時間ではあった訳で、受付あたりに顔を出したかったけどこれでは物理的に無理だったわ。緊張感はないんだが始まってしまえばあわただしいわ。
一旦教会から退席し、参列者の入場。のぞき窓から様子を覗きながらぬたりはふと思った。
腰が痛ぇ。
ぬたりは祖父から受け継いだ由緒正しき猫背であり(曲がり具合がそっくりだそうだ)、背筋を伸ばす、という行為は他人が考えている以上に集中力を要するし、体の負担となる。それが分かっていたからリハーサルの際から意識はしていたのだが、早くも腰が苦情を申し立て始めた。こんなんで最後まで大丈夫か?
式本番に関しては目撃者も多かろうし詳しい記載は省くが、緊張感はホントになかった。ドアが開く瞬間は多少の不安はあったけれども、開いたら見知った顔がこっち見てたからね。普段おちゃらけてる人たちが神妙にしてるのはなんか可笑しいよね(お互い様だろうが)
さて、このチャペルの雰囲気も会場選定の決め手となったほどである。席に着くと正面のガラスの向こうに山とその緑、空の青さが大変に印象的な協会であり、当日は青い空に山に少しかかる雲、と天候にも恵まれて、きっと皆さまには良い印象をもっていただけたと思う。
そう、参列の皆様にはな。
私達は壇上にあがるので、そうすると皆様よりは上から外を見る形になる。正面の大通りを車とか自転車、歩行者がバンバン通ります。雰囲気もへったくれもないな。
式はおかげさまでつつがなく終わり、フラワーシャワー、写真撮影等も済ませ、披露宴会場に移動。中に入る。
いきなり「案山子(音源は石川鷹彦さんのCD)」が流れてますが。
これが最初かい! と心の中でセルフツッコミ。これじゃまるで私がさだファンみたいじゃないか(殴)
勿論楽曲を指定したのはぬたりである。私たちが入場するまで会場に流れていたのは実は全部ぬたりが指定した曲だ。比較的有名な気楽に聞ける曲を、と指定されたのだが、曲順までは指定しなかったもんな。ちなみにこの際一旦控室に引っ込んだから会場の雰囲気はぬたり達には分からん。
さて、披露宴に関してはこれと言って特別なことはしていないのでそんなにネタもなかったりする。ただ、やってみてわかったが、色々時間がないよなあ、という感じ。
まあ飯食う時間がないのは織り込み済み済ではあったし、実際会場では一口も手を付けられなかった。
だって酒すら飲めませんぜ。
そりゃ注がれれば飲むんだが、逆に言えばその時以外は全く飲めない。足元にバケツはあったが、それを使う暇すらなかったな。というのも最近はカメラ(スマホ携帯含む)持ってる人が多いから、ポージングにやたら時間がかかる。多分10年前に比べてもポーズとってる時間長くなってるだろうなあ。
ま、おかげでベロベロになることもないという事でね。なにしろおかあちゃんの職場の上司も来てるから、この時ばかりはヘマするわけにもいかん。
まあぬたりには「営業スマイル」「その場を取り繕う」「いけしゃあしゃあとうそをつく」というスキルがあるので、よっぽどのヘマをしない限りは好印象は持ってもらえる。
挨拶もそう。最初の挨拶、締めの挨拶がぬたりの仕事であったが、基本つつがなくしゃべることが出来た。
マイク持つまで何話すか全く考えてなくて真っ白だったとか我ながら信じられん位にね。
(↑良い子も悪い子も真似しちゃダメだよ。人生は計画的に)
ただ、締めの挨拶は心の中で若干の動揺はあった。さすがに締めの挨拶くらいは「こんな風な話をしようか」というわずかなイメージはあった。
俺の前にあいさつした俺の親父がそのイメージを先に喋って潰していきました。
親子ってこういう事かと思いつつ、こんな時に思い知らさんでも良いだろクソ親父、と文句の一つも言いたかったな。
ともあれ、無事に終わってほっとした、というのが本音。一応料理も控室で食べさせてくれたけどね。既に会場で並べられてた前菜とか箸休め(シャーベット)とかは出てこなかったなあ。良いから出せよ、いくら払ってると思ってんだこちとら(おい)。
経験してみて言えることは、ホントに面白かったです。自分がスポットを浴びることなんてそんなになかったし、自分がイベントを自分の趣味に染められる、という経験も気持ちのいいもの。複数回やる気にはならないけど、1回だけなら、うん、これはやるべきですな。この経験をしないのはもったいない。
ともかく、結婚を発表してからこっち、たくさんの方々に祝福いただきました。この場をお借りして改めてお礼いたします。
ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
最初に申しあげておきます。
もう少し多くの方に声をかけても良かったかなあ、と反省をしております。最初に「人数を絞りたいな」となんとなく思い、あれこれとあわただしく過ごすうちにそれに固執してしまった嫌いがあります。申し訳ありませんでした。
さてさて、当日のイベントは10時開始で13時半終了。時間的には早めだが、日曜日と考えれば、翌日仕事のある皆様を考慮した時間帯とも言える。まあ、もちろん狙ったわけではない。その時間しかなかっただけだが。
とは言え開始が早くなればこっちの会場入りが早くなるのも自明の理で、ぬたり達の会場入りは午前7時。式のリハーサルの開始が9時だから着替えとか控室での写真撮影の時間は2時間ある。
暇。
何しろ男の着替えなんて3分で済むが、女性はヘアセット、メイク、着替えととにかく時間がかかる。暇なら暇で会場内をぶらぶらしたかったんだが、向こうにしてみれば写真撮影やリハーサルでこっちを管理したい感じで、「用事があったらスタッフがやるからお前は座ってろ」という感じ。何しろトイレ行くだけで「どちらへ?」の声が飛ぶくらい。来てくださった方には挨拶も出来ずに申し訳なかったんだが、何しろこちとら親族にすら会いに行けなかった。ともかく早々に暇を持て余し、もともと「こんなでいいのか?」というくらいになかった緊張感がさらに吹っ飛んだ。
ちなみにヘアセットはぬたりもお願いしたのだが(もちろんものの数分で終わった)、セットした後に、担当者がおかあちゃんに「がんばりましたよ」と耳打ちしたらしい。
何を頑張ったのかぬたりの目と髪の生え際を見て説明してみやがれ畜生。
9時から式のリハーサル。前述のようにぬたりに緊張感はなかったが、向こうのお父さんが結構なテンパり具合。こういうのはうつるもんではあり、本番は適度にぬたりも緊張。まあ大したことはなかったがな。
リハーサル→親族紹介が9時から10時のタイミング。なもので、参列者の方々も受け付け済ませて多少暇な時間ではあった訳で、受付あたりに顔を出したかったけどこれでは物理的に無理だったわ。緊張感はないんだが始まってしまえばあわただしいわ。
一旦教会から退席し、参列者の入場。のぞき窓から様子を覗きながらぬたりはふと思った。
腰が痛ぇ。
ぬたりは祖父から受け継いだ由緒正しき猫背であり(曲がり具合がそっくりだそうだ)、背筋を伸ばす、という行為は他人が考えている以上に集中力を要するし、体の負担となる。それが分かっていたからリハーサルの際から意識はしていたのだが、早くも腰が苦情を申し立て始めた。こんなんで最後まで大丈夫か?
式本番に関しては目撃者も多かろうし詳しい記載は省くが、緊張感はホントになかった。ドアが開く瞬間は多少の不安はあったけれども、開いたら見知った顔がこっち見てたからね。普段おちゃらけてる人たちが神妙にしてるのはなんか可笑しいよね(お互い様だろうが)
さて、このチャペルの雰囲気も会場選定の決め手となったほどである。席に着くと正面のガラスの向こうに山とその緑、空の青さが大変に印象的な協会であり、当日は青い空に山に少しかかる雲、と天候にも恵まれて、きっと皆さまには良い印象をもっていただけたと思う。
そう、参列の皆様にはな。
私達は壇上にあがるので、そうすると皆様よりは上から外を見る形になる。正面の大通りを車とか自転車、歩行者がバンバン通ります。雰囲気もへったくれもないな。
式はおかげさまでつつがなく終わり、フラワーシャワー、写真撮影等も済ませ、披露宴会場に移動。中に入る。
いきなり「案山子(音源は石川鷹彦さんのCD)」が流れてますが。
これが最初かい! と心の中でセルフツッコミ。これじゃまるで私がさだファンみたいじゃないか(殴)
勿論楽曲を指定したのはぬたりである。私たちが入場するまで会場に流れていたのは実は全部ぬたりが指定した曲だ。比較的有名な気楽に聞ける曲を、と指定されたのだが、曲順までは指定しなかったもんな。ちなみにこの際一旦控室に引っ込んだから会場の雰囲気はぬたり達には分からん。
さて、披露宴に関してはこれと言って特別なことはしていないのでそんなにネタもなかったりする。ただ、やってみてわかったが、色々時間がないよなあ、という感じ。
まあ飯食う時間がないのは織り込み済み済ではあったし、実際会場では一口も手を付けられなかった。
だって酒すら飲めませんぜ。
そりゃ注がれれば飲むんだが、逆に言えばその時以外は全く飲めない。足元にバケツはあったが、それを使う暇すらなかったな。というのも最近はカメラ(スマホ携帯含む)持ってる人が多いから、ポージングにやたら時間がかかる。多分10年前に比べてもポーズとってる時間長くなってるだろうなあ。
ま、おかげでベロベロになることもないという事でね。なにしろおかあちゃんの職場の上司も来てるから、この時ばかりはヘマするわけにもいかん。
まあぬたりには「営業スマイル」「その場を取り繕う」「いけしゃあしゃあとうそをつく」というスキルがあるので、よっぽどのヘマをしない限りは好印象は持ってもらえる。
挨拶もそう。最初の挨拶、締めの挨拶がぬたりの仕事であったが、基本つつがなくしゃべることが出来た。
マイク持つまで何話すか全く考えてなくて真っ白だったとか我ながら信じられん位にね。
(↑良い子も悪い子も真似しちゃダメだよ。人生は計画的に)
ただ、締めの挨拶は心の中で若干の動揺はあった。さすがに締めの挨拶くらいは「こんな風な話をしようか」というわずかなイメージはあった。
俺の前にあいさつした俺の親父がそのイメージを先に喋って潰していきました。
親子ってこういう事かと思いつつ、こんな時に思い知らさんでも良いだろクソ親父、と文句の一つも言いたかったな。
ともあれ、無事に終わってほっとした、というのが本音。一応料理も控室で食べさせてくれたけどね。既に会場で並べられてた前菜とか箸休め(シャーベット)とかは出てこなかったなあ。良いから出せよ、いくら払ってると思ってんだこちとら(おい)。
経験してみて言えることは、ホントに面白かったです。自分がスポットを浴びることなんてそんなになかったし、自分がイベントを自分の趣味に染められる、という経験も気持ちのいいもの。複数回やる気にはならないけど、1回だけなら、うん、これはやるべきですな。この経験をしないのはもったいない。
ともかく、結婚を発表してからこっち、たくさんの方々に祝福いただきました。この場をお借りして改めてお礼いたします。
ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。