フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

それがどうした? 俺には関係ない。

2014年02月28日 19時13分16秒 | 日記
最近はとんと文章本を読まなくなったぬたりである。
運動が嫌いな人間はえてして本を読むもんで、ぬたりも人並みよりかは若干は本を読む子供ではあったのだが、その頃から遅読の傾向があり、本をたくさん読むと言うことは物理的にできなかった。
それでも子供の頃は頭の回転が速いから、適当に読み飛ばしても行間を頭が勝手に補完してストーリーを追っかけてくれるのだが、ぬたりの脳味噌は律儀にも年齢並に硬化を重ね、今となってはそんな芸当は到底できなくなっている。
結果、しぼんだ脳味噌に残ったのは遅読のみという有様で、1冊本を読むのに無茶苦茶時間がかかるようになった。そうなると文庫本を手にとっても「これ読むのに何時間かかるんだか?」という意識が働き、より本を読むのが億劫になる、という悪循環が最近発生している。これを逆手に取った数少ない利点とすれば、旅行の移動時間の暇つぶしが文庫本一冊で済む、というのはあるけどね。先日の岩国旅行にしても、移動時間に読んでいたのは文庫本。岩国まで行ってるのに1冊読み切らなかったもんな。
さてさて、本日のネタはその岩国旅行で読んでいた本の続編のお話。旅行では読み切らなかったものの、久し振りに読んだら面白くって全編読んでおこうと思って、最新刊を購入したわけ。


神林長平「アンブロークンアロー 戦闘妖精雪風」

シリーズ自体はSF好きの方には説明不要の名作。最新刊と言っても刊行は2011年だから、最新も何も今更かよ、という声が聞こえてくるのは承知の上だが、何しろ上記のように文章本から遠ざかっている現状なので、とんと情報収集もしてないのだ。ともあれ、久し振りに旅行中の暇つぶしに読んで面白かったので、調べてみたら最新刊がいつの間にやら出てて、あらあらあら、と言う感じでの購入。
まあ一応続きもんだしそれまでのは全部読んでおこう、と、前巻2冊を読んで、上記のように自分の遅読さを痛いほど感じたところで、アンブロークンアローに読み進めたわけ。一応の続きどころか今回は前回の直接的な続編だったんで、読んでおいたのは正解だったな。で、感想。
遅読さだけでなくて、ぬたりの脳味噌の硬化もまざまざと見せつけられたよ。
作中の経過時間はほぼ1日以内の出来事だと言うことができるぐらい短い。が、心理描写や場面転換等々がかなりややこしいことになっている。ぬたりの硬化した脳味噌では、逐一確認しながら読んでいくことになるために、読む速度も遅いし反芻の時間もかかる。すらすら読んでいけないのね。
作品のキモなのでやむを得ないんだが、一人称視点での心理記述がやたら長い。このために記述は長いんだけども、物語が一向に進展しない。だから、それからどうなるのよ?  という結果を知るまでに、延々と登場人物の心理描写に付き合わなきゃいけない。
繰り返しになるが、心理描写はこの作品の、特に今回の巻のキモ。これをしなかったら作品が成り立たないし、もっと意味が分からなくなる。頭の中でそれぞれのキャラの立場や考えを構築できる人には、楽しい脳内作業をフル回転できる本だと思う。ぬたりは結構疲れたわ。
とは言え、勘違いされないように言っておかなきゃと思うが、やはりこの作品は面白い。訳のわからなさは確かにあるけれども、そもそも敵となるジャムが訳のわからない存在なのだから、話を進めれば当然話は訳わからなくなる。ただ、訳わかんないなりにちゃんと一本の線をぬたりに「感じさせる」(分かんないからその程度の感覚)んだから、やっぱり面白いんだよ。いつになるか分からないけど続編読みたいもの。

にしても、それだけ面白いと思って読んでいるのに、岩国旅行(1/11)から読み始めて、何だかんだで3冊読み終わったのが2月下旬と言うんだから、文章本読むの苦手になったよなあ。ホント。
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困ったら歌詞の一部を表題にする癖あるんだけど

2014年02月21日 19時14分42秒 | 日記
さださんも華ちゃんもバレンタインの曲ってないなあ。さださんだと「転校生」あたりがせいぜい。


さてさて、結婚の多忙に負けてすっかり更新負けモードのぬたりでありますよ。
まあ、アラフォーになっての結婚となれば、そんな若造の結婚ほど浮つくことはないんだが、それでも好きだと思う相手と結婚するんだから甘く幸せな雰囲気に包まれているのは間違いない。

そんな折も折、日本にはバレンタインディというイベントがあったりする。斜に構えて「元になった人間は男女の仲を取り持って撲殺されたのに」と言う人も見かけたりはするんだけれども、それ自体も一説でしかないらしく、逆にバレンタインディの性質から逆輸入されたエピソードの可能性だってあるから、物知り顔で語るのも危険みたい。
でも、あさりよしとおが語った時はうんうんと頷く気しかしなかったのに、「頭は高校生で体はガキ」の作品中で語られるとこんな風に反抗したくなるのは何故かしらね?

閑話休題。
兎も角、ぬたりはそんな状態であり、バレンタインディのチョコもいただくことが出来た。まあ、今更ののろけになるかもしれないんだけども、ぬたりがもらったチョコなぞをここに公開しようと思うわけですよ。いやあ、幸福者はつらいのう。



おい。


コラ。


(´・(ェ)・`)クマー 

・・・まあ分かる人は分かったと思うけども、これはきょうこっちさんからのバレンタインの贈り物。まあ毎年よくぞこういう愉快なもんを見つけて来るもんだわ。
関東は先週末から雪の影響で運送関係がズタボロ。やっと今日届いたのでネタにさせていただいたわけでね。
ちなみに奥様(予定)もチョコは用意していたそうだが、生チョコにつきあの大雪の中では渡すのが無理なんで食べちゃったそうです。
大雪は例の神様の所為ではないが(あいつは他人に迷惑の掛かる神罰ご利益は絶対にくださない)、よりにもよって結婚予定の相手からチョコがもらえなかったのはアイツの所為だと考えて良さそうな気がする今日この頃。

さあ、今週末も忙しいよ。
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想定問答集

2014年02月14日 19時31分08秒 | 日記
というわけで公表したとは言え、結婚に向けてあれこれやることはあって、明日からまた「多忙につき更新負けモード」に入る予定。このため皆さまが聞きたいであろう事を想定問答集形式にてお答えしておきますね。

Q1 奥様はぬたりのヲタ趣味知ってるの?
皆さまが聞きたいこと、と考えたときに最初にこれが思い浮かぶのが何とも。ちゃんと知ってます。アパートに連れてきてハルヒのフィギュアも見せたし、ラブライブのCDも1回聞かせた。

Q2 奥様もヲタ?
断じて違う。趣味はゴルフだ。

Q3 奥様の年は?
いっこ下。

Q4 交際期間は?
1年。

Q5 出会いは?
婚活パーティー。

Q6 あの手のパーティーは案外成功率が低いと聞いたが?
女性の方が参加費が安いので、単なる友達との食事、と割り切って来ている女性陣がいることは否定しない。ただ、そういう人ばかりでもないし、下手な鉄砲は数を打たなきゃ当たらない。オノレの非モテさを何度も再認識させられる覚悟があるかないかの差。ぬたりも行くときに相当腹を括ったし、ここに至るまでに惨憺たる敗退例がある。

Q7 パーティーで意識してたこととかは?
ぬたりの長所は笑いをとるしゃべりと変わった性格(短所にもなるが)。それを素直に出そうと意識した。そしたらある時の参加者の中で一人だけ素直に笑ってくれた人がいて、珍しいことに好印象カードにもチェック入れてくれたので、フリータイムになった瞬間に会場の隅に拉致した。

Q8 プロポーズの言葉は?
そろそろ結婚したいです。

Q10 簡単すぎない?
この年になって付き合う以上、結婚のこと抜きに付き合うことはありえないから、付き合い始めのときに「1年経ったらプロポーズするから、それまでに変わり者の俺を見定めて、ダメだと思ったらとっとと捨てろ。少なくとも俺から振ることはない。」と言ってあった。それを実行したにすぎない。

Q11 プロポーズの場所は?
車の中。高速道路運転中。

Q13 ロマンチックの欠片もないが?
レストランの個室予約して指輪出すとか、それなりの段取りを踏んだ方がいいのは認めるけど、結婚なんてゴールじゃなくてスタートだから、そこで大きな段取りは踏みたくなかった。それにそういうロマンチックなことするキャラじゃねえよ俺は。

Q14 よくOKされたな。
苦笑いはしてた。ただまあ「らしいプロポーズだと思うよ」とは言ってくれたよ。

Q15  ブログネタでB級スポットにやたらと行っていたが、その合間縫ってよくデートしてたな?
あれがデート。

Q16

鬼怒川の秘宝館とかあったけど。

当然一緒に行きましたが、何か?

Q17

偶然にも「ワンダーJapan」という共通項があった(彼女はiPhoneアプリ、ぬたりは紙媒体)。面白いと思いつつ見ててもなかなか女性の身では行きづらく感じていた彼女さんと、男でフリーで行動力だけはあってホイホイあちこち出かけていたぬたりの化学反応ですね。おかげで軍艦島上陸経験のあるぬたりは羨望のまなざしで見られております。

Q18 結婚式・披露宴はやるの?
やるよ。個人的には披露宴なんかどうでも良くて、結婚式やって花嫁姿を向こうの両親に見せてあげられればそれでいいんだけど、それはそれで「じゃあ何か会合を設けろ」とかと言われて逆に手間がかかるしね。まあ、この年での結婚なんて恥ずかしい限りだから規模は小さく、シンプルにするけど。

Q19 ぶっちゃけ今の気持ちは?
つーか、これからっしょ。

以上ですわ。
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5月のとある水曜日まで待てばよかったかしら?

2014年02月13日 21時04分05秒 | それなりの重大発表
つーこって、昨日のブログでここのところ多忙と言ってた意味を「実は結婚するんです、てへぺろ(はあと)」と、それとなく明らかにしたつもりになったぬたりでありますこんにちは(正確には婚約段階。新居もまだ決まってない)。
その割には皆様からのレスポンスは皆無でしたが。
パッと思いつく理由は以下の3つで
・昨日のブログの表現方法がパタリロを読んでいる人間にしてもあまりにも分かりづらい。
・そもそも閲覧者が少ない。
・つーか普段から顔を合わせてもいない奴の結婚自体、皆様にとって割とどうでも良い。

こんな感じだと想像するんだがいかがですかね。
まあ、彼女さんの存在はブログで言っていましたし、時期が来ればそうなる訳なので、まるっきりのサプライズというわけでもないし、都合によりいつもコメントいただくSinさんやyouさんにはもう伝えてあったしね。
先日ぬたりはそのyouさんとこに遊びに行ったわけですが、これは「独身最後の旅行」という位置づけ。北は宗谷岬から南は鹿児島中央駅まで、44都道府県を制覇済みの旅好きぬたりとすると、これからは気楽に旅行もできないし、これからは旅行の意味合いも変わるから、今のうちに行っておきたかったのよ。


さてさて、結婚をする際に避けて通れないのが「相手のご両親への挨拶」である。同じ男として向こうの父親の心情を思えば、そら緊張して当たり前である。ぬたりはさださんの歌とともに青春を送ったのだから、「奪ってゆく君を殴らせろ」とでも言われる状況も想定しなければいけない(んなアホな)
とは言え楽観が服を着て歩いているぬたりである。心のどこかで、まあうまくいくだろ、という意味不明の自信はあって、実際ほのぼのとした雰囲気で挨拶をさせていただいた。行く前にもこれと言ってガチガチに緊張していたという感覚もなく、それについては特にネタにすべきことでもない。
話はその数日前に遡る。職場の健康診断があった。ぬたりの職場にはアレルギーの対象となる薬剤があり、それを扱う可能性のある職員は法律で受けなきゃいけないのね。んで、この際に血圧を測った。
上が140にも及び、高血圧の可能性と言うことで要注意となる。
平静を装ってはいたものの、やっぱり極度の緊張状態にあったことが分かり、自分の小者さを苦笑を禁じ得ない今日この頃でありますな。
ちなみにご両親への挨拶の翌日、社内巡回の保健師さんがぬたりの血圧を測ったところ、上は111だった、と言うことからも緊張度合いが分かろうというものでな(チキンにも程があるな)
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パタリロギャグ そのに

2014年02月12日 18時05分38秒 | それなりの重大発表
ぬたりさん、忙しいですか?

忙しい忙しい。忙しすぎて独身・未婚のままでいる暇がない。


言いたいことは分かるよね。ま、多忙の主要因はそゆことです。
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パタリロギャグ

2014年02月11日 10時02分45秒 | 日記
オチの神様さん、忙しいですか?

忙しい忙しい。忙しすぎてオチを厳選してる暇がない。

そこは「オチを下してる暇がない」と言うべき所でしょうがぁぁ!!


忙しいけど、ぬたりは元気です。神様はもっと元気です。
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多少復活

2014年02月10日 19時11分28秒 | 日記
さてさて、忙しい忙しいを連発している最近のぬたりであるが、その要因の一つが職場のイベントであった。過去形にしたのはとりあえずは終わったからなんだが。
ぬたりの仕事の状況は、事務職採用なのに人事の都合で技術職に突っ込まれている、と言う形。ここに異動してくるまでその分野の知識は皆無という有様。
まあそれはそれで謙虚になれもするので、一歩引いた形で皆さんの仕事のバックアップを喜んでしていて、それなりには重宝がられたりしているのだが、一職員として表に立たねばならない場合もある。それはまあ事務分掌を持つ社会人の宿命。
ただ、だからといって、そんな人間が一般のお客様を前でパワーポイント使って講釈を垂れる程までには目立つ立ち方しなくて良いと思うの。
もちろんぬたりにも主担当と言える仕事は割り振られており、その件に関して話をしろと言われればネタはある。それに今の所属ももう5年目。仕事に関してはそこそこの知識は身についた。
だが、ぬたりは研究・発表のスキルが全くない。これは思いの他のハンデだ。
うちのセクションにいる人はほとんど専門職であり、大学時代から同じことを研究している人である。当然、研究や論文執筆、その発表についてのスキルがある。
だが、高卒のぬたりにそのスキルはない。仕事をやれと言われれば一応はこなせるが、それについての研究となると何から手をつけて良いのか分からない。どう分析したらいいか分からない。論文の構成も全くの不明。
その中で発表をせいと言われるもんだから、そらもう大変。研究手法にしても資料にしてもガンガンリテイクが入る。それを一つ一つ直していくというトライ&エラー。そら忙しくもなる。そんな自信のない中で一般のお客様への発表。これはもう、ちびりそうなほど心細いのである。
また悪いことに、ぬたりはそういう場所で話をさせると緊張を一切態度に出さないのである。声もでかいからなお一層傍目で見てて緊張しているように見えない。
良いことじゃないか、と見られる向きもあろうし実際良い点ではあるのだが、これだと周りの誰もぬたりの心細さを分かってくれない。毎年相当に消耗しながらイベントをこなしていて、来年こそは裏方に徹したい、と思っても、毎年上司から指名が来るという悪循環。ダレカタスケテー。

で、終わったのでちょっと放心状態。何とか今年も無事に終わったわ。ちなみに終わったのはあくまでこの仕事の件のみ。忙しいのはまだ終わらないけどもな。ああもうホント生きてくのって大変だ。
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