フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

旅はこれ、一宿一飯の恩

2012年09月30日 09時38分22秒 | 旅行&おでかけ
こういう言い回しでかつてブログで扱ったトコに行くのが今回の目的なんだけどもね。まあ、そんなこと憶えてる人もいないだろうし、読んでりゃ行き先と事情は分かる。


というわけで長野新幹線と信越本線乗り継いでやってきた古間駅。場所とすれば野尻湖や飯綱高原という比較的メジャーな観光地の近くではある。
が、野尻湖なら長野からなら一つ先の黒姫駅が、飯綱高原なら一つ手前の牟礼駅が最寄りの駅で、挟まれたこの駅は実に寂しい感じ。駅員はいるけど業務委託だし、みどりの窓口もない。
ただまあ、業務委託は好きでやってくれる方が多く、下手な駅員なんかよりも遥かに愛想がよく、明るく迎えてくれることが多いのが良いところですね。この古間駅でも明るく迎えてもらった。
で、こんなとこに何しに来たかと言えば、ぬたりの自販機グルメ歴の中でも横綱級のウマさを誇るそば処ふじさとさんの自販機そばをまずは食べに来たのだ。



うん、相変わらず美味しい。そば屋さんがやってる自販機はやっぱりレベルが高い。ドライブインアメヤとここが、今のところの両横綱クラスですね。
おなかがいっぱいになったところで飯山市方面へ抜ける。が、とにかくだらだらと登り坂が続き、かなり息が上がる。輪行の上のポタリングなんてしてるから、割と慣れてる風に思われるかもしれんが、ぬたりはれっきとした運動不足アラフォーメタボなもんですから、多少の登りでもかなり情けなくへばるのだ。えっへん(いばんな)
ただ、登り坂の最後には何とも雰囲気のあるバス停があって、なんかほっこりした。



電話番号は3ケタだわ(写ってないけど)、有線とか書いてあったり、かなり古いなあ、これ。

登りが終わると一気に下りになる。漕がなくていいしスピード出るし、気持ちいいのは気持ちいいのだが、物には限度があるっちゅーねん。ずっとブレーキ握ってなきゃだし、カーブは頻繁だしと、かなりな恐怖体験をする。ブレーキシュー燃えるんじゃないかと思ったよ。

飯山市へ。仏壇通りを抜ける。見渡す限り仏壇屋が並ぶ。これはすごい光景だわ。時間ない中でも寄ろうと思っていた展示試作館に寄り見学。仏壇は買わないにしても(100万当たり前コース)、内山紙のレターセットを購入。使う機会があるかしらね?
んで、ここにはもう一つの呼び物がある。なんと金箔張りのトイレがそれである。ここを訪れる方は、両親から「他の事しながらご飯食べちゃいけません!」という教育を受けておられる方ばかりだろうから、遠慮なく写真公開しちゃいますが、普通便器が金箔張りだと思うじゃない。ちょっと違った。

こう来るとは思わなかったよ。いやー、おしっこしてて落ち着かねー。

飯山線沿いを走る。上境駅前にてこんなのを発見した。

貨車の2次利用。それ自体はありがちなんだけどもね。

車輪がそのまんまですよ、これ。

こっち側なんか崖ぎりぎりに車輪が来てて、見ているこっちがおっかないわ。いやあ、これ3月12日の長野県北部地震でよく落ちなかったよなあ。

一応、国鉄時代のもんみたいね。



そしてやってきたのは本日の目的地、JR飯山線信濃白鳥駅である。
1年前の8月。ぬたりは買ったばかりのミニコンバーチブルでこの地を訪れている。理由は「1日たった7人利用(2010年度)という、JR東日本管内の有人駅ではブービーの少なさを誇る日陰者の駅を馬鹿にしようと訪れた」というふざけたもの。
信濃白鳥駅は業務委託駅であり、駅員さんはJR職員ではない。そんな駅員さんは、興味本位で訪れたぬたりを大変暖かく出迎えてくれた。カメラを持っていたため、「もう少しすれば列車来るから、良ければお待ちになってください」と手持無沙汰なぬたりにコーヒーを入れてくれる丁重ぶりだった。
ぬたりは車で訪れている。金なんか一銭も落とさないのだ。それなのに出してくれたコーヒーを、ぬたりは実にうれしくいただいた。あのコーヒーは忘れられない思い出である。
あの時に思ったのだ。この駅の客になって、この駅にお金を落としたい、と。
以前に行った時にも書いたが、一宿一飯の恩は忘れてはいけないと思う。

1年ぶりの駅は特に変わった様子はなかった。まあ、最新のデータでは1日あたりの乗車人員は6人に減少してましたが(やっぱりブービー)。ただ、周囲から写真を撮っていて、気になることがひとつだけあった。

・・・駅に人の気配がない。

次の列車まで時間もあるし、もともと利用者の少ない駅な訳で、乗客の姿がないのは当たり前としても、何やら駅自体が静かな感じ。恐る恐る駅舎に入り、待合室に視線を向けたぬたりの目に飛び込んできたのは一枚の張り紙。

おぐはぁ!!

せっかくここまで来たのに、結局は「無人駅乗車」となることが確定。まあ、この駅不定期営業(日曜日休みは確定しているそうですが)みたいなもんらしいからなあ。

結局はこんな味気ない整理券がぬたりの乗車のお供になった次第。せっかくここまで来たのに、信濃白鳥駅の売り上げに貢献できねーじゃんかよこれじゃあ。この旅のメインテーマだったのになあ…。

飯山線に乗って越後川口駅へ。県別マップル長野県では信濃白鳥駅近くにそば屋があるという記述だったが、見事に潰れており、こんなこともあろうかと調べておいた駅近くのそば屋へ。カツ丼とラーメンのセットをいただく(そば屋では?) この時の飯山線→上越線の乗換は待ちが1時間あり(田舎の接続はどうしてこうダメなのか)、ご飯食べるだけでは間が持たず、駅の近所をウロウロ。すると杉玉のぶら下がった酒屋を発見。黒板にお勧めの日本酒も書いてあり、面白そうだったので寄ってみる。
店は小さくて、あれこれ悩むタイプのお店じゃなかったものの、店員さんの愛想がよかったこともあり、黒板に書かれていた想天坊なる日本酒を購入。どんなお味なのやら。

上越線水上行き乗車。夕方6時過ぎの新潟県内湯沢以南など、ローカル線の極致とも言える状況で、車内はガラガラ。自転車という大荷物抱えるこっちにはありがたく、隣のボックスシートに自転車置いて、二つのボックスシート独り占めしてても全く周りの迷惑にならない空き具合。
電車は土樽駅に着く。スキー場もなくなり、スキー&登山の基地だった土樽山荘も閉鎖され、周囲に人の住む気配すらなくなった今の土樽駅。夕方6時ともなれば周囲は真っ暗であり、こんな時間に乗ってくるのは登山者の幽霊くらいだわなあ、と高をくくってボックスシートを占領していた。

一人登山の格好した人が乗ってきましたけど…。

今では土樽へ至る谷川岳登山のルートはずいぶん地味だが、使う人いるにはいるのねえ、と思いつつ、電車は国境の長い清水トンネルへ。やがてトンネルを抜け土合駅(上り線はモグラ駅じゃなくて地上駅です)へ着く。

さっきの人がもう降りましたけど…。

周囲はもう真っ暗なのよ。なのに土樽(周囲に人家はなく、谷川岳を降りてきたとしか考えられない)で乗って、土合(やはり周囲に人家はなく、谷川岳に登る以外に目的地はない)で降りるという行動はどういう事か? ホントに延々土樽で乗って土合で降りる行動を繰り返す幽霊なんじゃあるまいか?

・・・なんてことを冗談で考えた(おい)。多分土合駅近くの登山者用の宿泊施設に向かっただけでしょう。他にも登山者の格好して土合で降りた人は2、3人いたしね。

こんな具合で、恩に報いるべく長野まで行って、盛大にマイゴッドにネタを盛られた次第。一応は信濃白鳥駅から乗車は出来たけどもね(もちろん乗車したのはぬたり一人)


こんな感じの風景の向こうから列車がトコトコやってくるのは、それはそれでほっこりほわっとする気持ちではあったけども、何とも片手落ちのお出掛けになっちゃいましたな。

いつかリベンジできると良いなあ。
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そらブログは休みますよ

2012年09月29日 21時00分12秒 | 日記
長野まで自転車担いでいったんだからね、今日は。流石に疲れたわ。

というわけで今日のことについては明日まとめるとして、今日は本編には載りそうもない小ネタをひとつ。

とある駅でなんか車両が止まっていたんだけどね。


↑こいつね

ぬたりは鉄ヲタ崩れとは申せ、興味ないもんには全く目を向けないので、これが何なのか現場ではさっぱりわからなかった。
とりあえずあちこち写真を撮ってきて、今さらっと調べたところ、これはマルチプルタイタンパーなる機械でであるという。

そんな筈はない!!

うちらの世代でマルチプルタイタンパーと言えばなあ・・・
↓これのことなんだよ!!





はい、Sinさんコメントよろしく(おい)
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お前はよくやった。あとは我々にまかせろ ~映画「デンジャラス・ラン」

2012年09月28日 20時09分19秒 | 日記


というわけで木曜日に不意にお休みがもらえたのでメンズデイ割引で映画でも見ようかという事で、もう公開時期も押し迫りに押し迫った「デンジャラス・ラン」(←音出ます)を見てきた。こんな渋い洋画を見に行っていることからもわかるように、もちろん一人で見に行ってますよ。「踊る大捜査線」だの「海猿」だの「るろ剣」だのとやってるのに、こんなのデエトで見に行くわけがないってのはお分かりいただけますわね。


まずはあらずじね。
最果ての地、南アフリカにあるCIAの隠れ家に一人の男が連行されてきた。彼の名はトビン・フロスト。36か国で指名手配を受けた犯罪者にして、元CIA最強のエージェント。そして彼が収容されるやいなや、完璧なはずの隠れ家が襲撃される。「奴らは、俺を狙っている。お前は俺を守る義務がある。どうする?」フロストに選択を迫られる隠れ家の管理人マット。新米CIAの彼は壊滅寸前の隠れ家からフロストを引き連れ、決死の脱出を試みる。
武装した未知の敵は何者なのか?
フロストが狙われる理由は何なのか?
世界から狙われる男と運命を共に、今、危険すぎる逃亡劇が始まる!



あらすじ読んでなんとなーく察しが付く人もいるんだろうけど、ネタとすれば、まあ、ありがちですわね。アクションならCIA、陰謀ものでフリーメイソン。これはもうその語句見ただけで「ああ、はいはい」と概ねの人が分かる王道ネタと言える。まあ、CIA内の裏切りとかいろいろ絡めてはいるものの、そういうネタも最近多いよね。
だから新しいものを見たいとか考えずに、王道のドンパチをのんびり楽しむ位の作品かも知れない。実際派手なドンパチは事欠きませんこの作品。
で、あらすじ読むと、CIAとわけあり犯罪者の逃避行、みたいな感じが思い浮かぶじゃない。バディームービーみたいな。ところがデンゼル・ワシントン演じるトビンはそらもう悪人。マットとの心の交流などあったもんじゃない。掛け合いもあんまりないし、このあたりは多少は新鮮だったかな。トビンが何考えてるか分かんない感じで。ラストで同じ方向向いたかと思いきや、二人の向いている方向は実は全然違っていたりするし。

ただ、ぬたりはこの映画のオッサン臭さにすっかり酔っちまったよ。デンゼル・ワシントンを筆頭に、まー出てくる男性キャストはオッサンばっかり。ハリウッド映画はやはり渋いオッサンが演技するのが良いわなあ。デンゼル・ワシントン最高っすよ!

ま、オッサン俳優好きのぬたり的には及第点の映画なんだけど、36か国の指名手配だ14の国籍を使い分けるだと煽る割には舞台は南アフリカの中(しかもケープタウン近郊)だけだったり、人相を変えるのも劇中一回、髪を短くしてヒゲ剃っただけ、というなんとも物足りなかったりという要素はあるしね。製作者が悪いわけじゃないが(広告代理店のせいだろう)、何ともカックンでしたな。そういう意味では、邦題よりは原題の「SAFE HOUSE」のほうがピンとくるしなあ。逃避行のスタートと終りはどちらもCIAのSafe house(隠れ家)な訳だし。まあ、総じて言えば、まっさらな気持ちで見れば安心して見られるハリウッドアクションって感じ。

で、今回かなり渋めの洋画の、放映終了前日の平日というタイミングで見に行ったら、観客はぬたり含めて4人だった。うーん、今回こそは姉貴が経験したという「観客は自分一人」という状況が得られると思ったんだけどなあ。
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本日所用によりブログはお休みさせていただきます

2012年09月27日 21時30分04秒 | 日記


なお、画像のマンガ本は本日の所用とは関係ございません。ないってば。

今帰ってきたとこなんでね。詳しくは明日。
なお、何度も言うがデエトではない。所用の一部はツイッターにも書いたとおり土曜日の切符の手配だが、これも断じてデエトではない。まあ、女性は関係するかもしれないが(意味不明)

ともかく読書の邪魔をしないように(おい)
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ニュースを作ってはいないが、選んではいるだろ?

2012年09月26日 19時43分28秒 | つぶやき
すぎやまこういち 今の日本は「日本軍vs反日軍の内戦状態」(←ヤフーのニュース)

いやもう、こんな思いついたたそのまんまな文章を載っけちゃうんだから、やっぱり下衆な三流誌は存在価値があるんだよなあ。
意見の正誤はこの際置く。と言うか、週刊ポストの記事に正しいもへったくれもない。ふうん、で終わり。で、同じことが新聞やマスコミにも言える。そんなことは上の世代も知ってよと言われるかと思うが、それでも上の世代はマスコミにはきちんと常識があり、きちんと事象を深く知った上で、事実をねじ曲げたりはしない、という思い込みがある。テレビのニュースや新聞記事を疑わないでしょ。

とんでもない。ニュース原稿や記事書いてるのはあなた方と大して見識違わない人だから。原稿締切りに間に合わせるように、自分の知ってる事情つなぎ合わせて書いてるだけですよ。

で、マスコミにはそれぞれに特色がある。読売は右寄りだとか、朝日は左寄り。産経は経済関係重視(産業経済新聞だからね)で毎日は小朝日。こんな風に言われるけども、要はある程度はそういう風に書かないと上司の決裁もらえないからそういう風に書かざるを得ない部分もあるわけでね。こういうのってややもすると批判の対象ともなり得るけれども、別段悪いことでも何でもない。各新聞社は記事を売って生計を立てている以上、文面にある程度の偏りがあった方が、特定の層対象とは言え訴求性の高い記事になりやすい。
新聞やテレビは、事実をそのまま写すものではなく事実を元にした視聴物や読み物だと思う。だからそこに真実を写す必要はない。もちろん全くの嘘を垂れ流すのは論外だが、事実を利用して社としての意見や思想を喧伝するのは、それこそがメディアというものの一つのあり方だろうと思う。

テレビや新聞は真実を写すもの。制作者は見識の高い人達。などという誤解があるから話がおかしくなるだけでね。そもそもニュース番組が毎日ほぼ一定の時間ある、新聞の頁数が毎日ほぼ一緒、これがおかしいことに気付かないと。毎日起こることなんて違うわけだから、絶対量が決められたニュースでは確実に取りこぼしがある。もっと言えば本当にその事象に迫りたいなら、あんな程度の報道で足りるわけがない。物事には目に見える事象の何十倍もの、それぞれの事情があるのだ。

話を新聞に戻せば、新聞というのはそういう人畜無害なものではないと言うこと。ぬたりは一種の娯楽だろうと思う。自分の思想や知りたいことをよく考えた上で、その時の自分に合った新聞を読み、それを受けた上で自分の思考を巡らせる。そんな風な娯楽。で、娯楽というのは必ず毒が含まれているので、そういう風な自分を顧みることが出来ないならば、そもそも新聞なんて読むべきじゃない。ぬたりは正直そういう頭を使った娯楽が苦手なのと、嗜好があまりに偏りすぎてるから新聞も取らなきゃテレビもほとんど見ないんだけどね。だから、立派な考えがあって新聞取らないわけじゃないから、胸張って言えることでもないけどな。単に「僕、頭悪いから、見ると新聞やテレビに振り回されちゃうから近づかない」って言ってるだけで。

そんなわけで、若者が新聞読まなくなったのを「希望」と言ったすぎやまさんになるほどなあ、と思った次第。新聞なんて、漫然と毎日見るものではない事に若い層が気付いたんじゃないの、と言われれば、そうかもしれないなあ、と。まあ、これ掲載して悦に入ってる場合じゃなくて、若者は週刊ポストも読まなくなってるから、せいぜいお前らもがんばれよ、って感じではあるけども。

で、そんなことを書いていたらこんな記事も見つけた。

京急脱線事故の運転士、業務上過失傷害に疑問の声(←NEVERまとめにgooは直リン貼れんので、ヤフーの検索で)

うん、マスコミの見識を多くの人が超える、って意味で希望はあるのかもね。
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オーレ!

2012年09月25日 19時15分29秒 | 日記








何処に行くつもりだ暴れん坊将軍。
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どうでもいいですよ

2012年09月24日 19時32分56秒 | 日記
森永は「エスキモー」ブランドを2010年からやめてたのね。

今日、ピノを食べてて初めて知ったわ。


・・・どうでもいいですね。そうですね。
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未公開写真一挙公開!

2012年09月23日 18時53分28秒 | 日記
はい、急遽の休日出勤でやさぐれてるので、写真のみのお手軽更新ですよ。


群馬県千代田町、赤岩渡船の常夜灯。まあ、渡船は夜は運行しないから意味はないんだけれども。


朝の六十里越。山道は朝だよ。気持ちいいもの。

 
福島県昭和村、春日神社の狛犬。摩耗しちゃって何がなんだか…。


新潟県阿賀町の角神ダム。放流時は大迫力だそうです。


同じく阿賀町の角神隧道。おおよそ300メートルの極狭トンネル。近くに「江戸時代に一九四間の水路の洞門を掘り云々」という石碑があったから、それをそのまま利用したものなんじゃないかと。現在は工事の関係で、通れるけれども廃道状態。


八ツ場ダムを象徴するかのような高い高い橋。今は大層高いけども、ダムで沈めばこの橋脚の半分は水に沈む。

はい、今日はおしまい。引き続きふてくされ呑みをしよう。
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祝! ぬたりさん群馬県の鉄道完乗!!

2012年09月22日 20時09分38秒 | 日記

・・・と、盛り上げるほど大したもんではないわね。やる気になれば案外簡単なことだしね。まあ、やる気になる奴は少ないだろうが。やったから何がもらえるわけでもないんだし。ちなみに完乗には、新幹線開業で廃線になった信越本線の横川駅~軽井沢駅間も含まれる。昔乗ったことがあるのよね
群馬完乗ならこれからは他県もやるんですか? と聞かれても、その気は全くない。あくまでも生まれ育った群馬県だから、という感覚でやっただけだから、縁もゆかりもない地方の知らない路線には全く興味は湧かない。


ともあれ始発列車で(つっても到着は7:57)やってきました吾妻線の終着駅、大前駅。この路線が最後まで残った理由は、勿論こんなとこに用事なんかないから。中之条までは乗ったことあるんだけどね。その先は一回もなかった。
今回にしても「大前駅から前橋までのポタリング」という非常にアバウトな目的しかない。距離的にも事前に調べたところだと70キロくらいで、1日かけるにはちょうど良いかな? という感じだったので。

さてさて、大前駅のある嬬恋村は高原キャベツの産地である。高原野菜というのは、高原の寒冷な気候を利用し、収穫時期を遅らせ、商品価値のあるものを生み出す仕組みである。その産地に来ているわけである。

寒い!

しかも雲行きも怪しく、微妙に雨の粒も感じるくらいの天気。雨が本降りにならなきゃいいなあ、と思いつつ(前振り)、しゅっぱーつ!!

いきなりチェーンが外れたりと軽いネタはありつつも走りは順調。あっという間に長野原町に入る。最初の目的地はここ。

だからお前の目的地と写真は説明がないと分からんと何度も(以下略)

そういう方の為に説明看板を。

上に上がるとこんな感じ。

中は何もないです。

国道からそう離れてない場所にあるんだが、こういう物があることに、今まで全く気付かなかった。まあ、文化財に指定されたのが最近だったので、それまでは看板すらなかったらしいし。気付かないのもむべなるかな。ただ、今は文化財となったことから、国道の端にも看板が設置されましたのでね。

倒れてたけどね。見せる気ないなあ、これ。

さて、前振りを覚えておられる方もおりますね。前振りは回収してこその前振り。ええ、長野原町で雨に降られましたわ。荷物になるからもちろん合羽なんか持って来とりません。
たまらず長野原草津口駅に避難。なんかきれいに改修されてますねこの駅。
来る途中にも感じたが、古い木造駅舎が取り壊され、無人用に簡素な待合室に建て替えられてたり、駅舎が待合室がリニューアルされてたり、ここ数年で吾妻線の駅には随分手が加えられていた。案外儲かってんのかな?
ちょっとおなかも空いたのでキヨスクでパン買って、雨宿りがてら食う。

雨も止んだので再び走り出す。しばらく走ると八ツ場ダムの水没地区に入る。ダム完成後の新道は既に開通しているが、自転車で辿るには車の少ない旧道の方が良いからね。で、水没地区に新しいまちづくりの看板が設置されていた。

こんな感じで新道沿いに町ができるよ、という看板なのだが、ツッコミどころはここ。

そこが現在地と言われてもなあ…。


川原湯温泉地区に入る。ぬたりは川原湯温泉って利用したことがなかったんだが、今回はせっかくなので、立ち寄り湯を利用してみた。いくつかある中、聖天の湯をチョイス。一番の穴場らしいので。いや、決して混浴だからとかそんなことは選択の理由にはなってませんからええもお。
・・・まあ、分かり切ってるオチは割愛しても良いか。でも気持ちよかったー。ダムに沈む前にまた行こっと。


で、すぐ近くの吾妻渓谷の景色を楽しむ。まあ、ここも「にっぽん縦断 こころ旅」で扱われたりしてますがね。

自転車を漕ぐ。東吾妻町を経て中之条町へ。時間は11時半を回ったところだったのでお昼ごはんにすることにし、お気に入りの中華料理屋へ。ここの野菜いためライスがぬたりは好きなのだ。
とにかく特徴とすると油がぎっとり。これ火がつくんじゃねーの?ってくらいの油で野菜が炒められております。肉も脂身の多い、いかにも高くなさそうな豚のばら肉が入っております。
いやもう、美味しいのなんの。
中之条に来ると必ずここに来ちゃいますね。店もぼろいし盛は多いしで、誰かを連れてこようという店じゃないけどね。脂ぎっとりは人も選ぶし。でもぬたりにはウマウマー。

で、身軽な自転車で中之条に来てるわけである。ぬたりはかつて中之条地区を仕事の主戦場としていた時期もあり、それなりに情報を知っている。今回は身軽なので、駐車場のない評判の店に寄ってみることにした。酒まんじゅうのお店で、地元の人から美味しいと言われていたんだが、なかなか今までは寄ることができなかったのよね。
坂道をハァハァ言いながら登るとその店がある。店の前に自転車を止める
「本日完売」の張り紙が貼ってある。
・・・暴れても、良いですか?

へっ、所詮田舎レベルのうまいもんなんだろ? と酸っぱいブドウ方式で自分を慰めてはみるものの、久しく酒まんじゅうを食べていないせいか、なんか妙に食べたくなる。お饅頭が食べたいぞ今。おーまーんーじゅーうー!!
結局他店にて購入。自転車で持って帰る都合上、箱ではなくバラで、とお願いしたら、奥からふかしたてのを出してきてくれた。この状況であれば、もちろん一個はその場で食す。うーん、ふわふわでおいしい。

以降は特に目的もなくのんびりと走る。利根川まで出れば川沿いにサイクリングロードが整備されており、走りやすくもなる。サイクリングロードに入る直前にコンビニにより、少し水分を補給。そういえば、と思い返しスマホを鞄から出す。普段から着信なんかないから、自転車あたりに乗ると、その存在をすっかり忘れちゃうんだよね。鳴っても気づけないし。
まあ着信なんかないだろ、と思いつつスマホを見ると、職場の同僚より複数回の着信があった。うわまさか仕事でなんかあったかと思い返信。もしもーし、ぬたりです。なんか用でしょうか?

「あー、ぬたり君さあ。俺明日休日出勤なんだけども、親戚に不幸ができてさ。行かなきゃなんだわ。悪いんだけど、仕事替ってくんない? というか、勤務表見たらさ、規定上、明日勤務できるのぬたり君だけなんだわ。仕事内容も分かるからちょうどいいし。んじゃ、よろしく頼むね(はあと)」

最近は色々と手を変えてネタ持ってくるなあマイゴッド。

というわけで、明日はふてくされてるので更新は無いか、今日のネタのボツ写真をのっけるくらいじゃないかと。

つーか既に今ふてくされて呑んでますが何か?
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六十里 腰抜け非モテが 越す峠

2012年09月21日 19時33分56秒 | 日記
以前こんなことを書いた。ぬたりは一度、国道252号線の六十里越を走ってみたい、と。
で、これ書いた時には冬季閉鎖だったし、その後も災害復旧という事で、わずか1キロ程度の距離が全面通行止めになっており、しばらく通り抜けは不可能であった。ちなみに気楽に回れる迂回路はない。
ところが調べてみると、今年の夏から規制はあれども通り抜けは出来るようになっていた。幸いにして近くに行ってみたい場所もあり、行く機会を常にうかがっていたところ、三連休中の仕事の代休を水曜日に取るべし、との上司のお達しがあり(他の日は休めないの)、ぬたりは水曜日の午前3時半愛車と共に北の空へ向かったわけである。
・・・まあ、どうせ今回も誰もついてこれないようなマニアックなとこばかり回るんだろ、と皆様お思いのことと思いますが、その通りです。

さて、車は六十里越を走った訳だが、結論から言えば、実際に規制の対象となるのは50メートルがトコ。それ以外は特になんてことなく走れましたね。
まあ、その50メートルは路盤がまるまるなかったけれどもな。山側削ってなんとか1車線分の道を確保してる状況。頑張って工事していたけれども、あと2か月もすればまた冬季閉鎖なんですよね…。
で、ぬたりを良く知る人はぬたりがここ行ったなら当然寄るだろうなあ、という場所があるわけでね。


当然寄ります、秘境駅の田子倉駅
にしてもまあ、とにかくこの駅は寒々しい。

入るとこんなん。

下に線路が見えるね。

下りるとこんなん。
なんとも中途半端な駅で、近くに人家や自動販売機類は皆無で、近くに観光スポットがあるわけじゃない。駅からの眺望もよくない。せいぜい車の免許持ってない登山者が利用する可能性があるくらいだが、そんなにメジャーな登山ルートが近くにあるわけでもない。ダム工事の関連で駅ができて、そのまんま残っちゃっただけの駅。
現在只見線は新潟福島豪雨の影響で一部分が不通となっており、この田子倉駅でいくら待っていても、列車はこない。一応田子倉駅を含む区間(大白川駅~只見)は10月1日に再開する予定ではあるが、それと同時にこの田子倉駅は廃止されるそうだ。さもありなん。
廃止の反対意見もあるなんて新聞記事もあるが、廃止が撤回されることは100%ありえない。残す理由もないし、残す費用ももったいない。JR東日本には、それよりも優先すべきこともあるし。

このホームに列車が止まることは、もう二度とない。ただし、「昔よく使ったよなあ」と懐かしがる人や廃止により不便を蒙る人は極端に少ない。後者に関しては皆無と言っていい。


田子倉ダムへ立ち寄る。。小休止のつもりで寄っただけでこれと言った目的もなかったが、下流部を眺めたときに不思議なものを見つけた。

この橋、どうなってんの?
どうなってるも何も、近く行っても見たまんまになってるだけなんですけどね。

津波、原発、豪雨と福島はホント大変だよ。


しばらく車を国道252号線沿いに走らせ、やってきました金山町大塩。目的地はここ。

はい、例によって地味なスポット過ぎて説明が要りますね。簡単に言えば湧水な訳だが、なんとここには炭酸水が湧き出している。

説明がめんどくさいので看板そのまま載せましたが。全国的にも井戸水が炭酸水ってのは珍しい。

こんな感じで井戸になっていて自由に汲める。このために空のペットボトルも持参してます。美味しいなら汲んで帰ってウイスキーとか割っちゃお、とか思いながらね。
井戸に付属の蓋無しのやかん(井戸の写真のワイヤーにくくりつけてある)を井戸に降ろし、水を汲む。少しだけペットボトルに移して、まずは一口・・・、

鉄臭ぇ!!!
どうだと言われれば確かに炭酸水で、口の中でシュワシュワは感じられた。が、とにかく鉄臭い水でぬたりには飲めたもんじゃなかった。楽しみにしてたんだけどなあ。
なお、ぬたりの帰りしなに近くの温泉旅館のマイクロバスが乗り付け、中から大勢の観光客がペットボトル片手に降りてきたのだが。彼らは満足できたのかしら?


車は昭和村へ。中向という集落の春日神社にやってきました。

結構立派。
ここはまあ、「にっぽん縦断 こころ旅」で取り上げられた場所でね。

こういう眺めは万人がほっこりしますな。


続いて柳津町の柳津西山地熱発電所へ。前回は豪雨の影響でPR館が休館していたが、今回はちゃんとやってた。ようやく1年弱来の念願のPR館を見ることができました!
・・・実際見ちゃうと、そんなに、ねえ。地熱発電のメカニズムはあさりよしとおの「まんがサイエンス」で知ってたしね。


代休とは言え平日休みで遊んでいるので、柳津温泉まで足を延ばし、名物「あわまんじゅう」を職場用に購入。ご機嫌伺いの準備はOK。国道49号線にて新潟方面へ。それまでの県道を離れ、快走できるフタケタ国道にてミニコンをご機嫌に流す・・・と事が運ばないのがぬたりの宿命。断続的に工事していて、流れはすこぶる悪い。
天下のフタケタ国道をなんと心得るかと思いつつ、新潟県阿賀町に到着。まあ、ここも「にっぽん縦断 こころ旅」で扱われたとこなんだけど。

なんともかわいい山(赤崎山)ですな。
しかし、旅行に行くには予習をしないとダメだね。この写真を撮った場所のすぐ近くに比較的大きな工場があったんだけど、なんかうら寂れてて「何これ?」と思っていたんだけれども、まさかここが新潟水俣病(第二水俣病)の発生地だったとは。調べていけば、もう少し見方が変わったかと思うが。


車は栃尾市へ。また油揚げかと思われると思うし、実際いつものお店で購入したわけだが、今回は他に目的がある。旅の安全とぬたりのこれからを道祖神にお願いしようかと思っただけだ。この地区の道祖神は1年に1回、8月下旬に作られ、しかも材料は土のため、早めにいかないと形が分からない可能性があるのね。ちゃんと今行く理由があるのだ。
場所は長岡市上樫出(旧栃尾市)の音子神社。その前に道祖神はちゃんとそのお姿をとどめていた。雨の中ではあったが、ぬたりは人生の今後が幸多かれと、一生懸命拝ませていただいた。

ただまあ、こんな風体をした道祖神にお前は何を一生懸命お願いしたのだと言われると、微妙に答えに窮するわけではあるのだが。
この道祖神様、名前を「チョンボ地蔵」と申しましてね。「チョンボ」とは、この地方の方言で、まあ、道祖神様の一番目立つアレのこと。デカけりゃいいってもんじゃないにせよ、ちゃんとした子授けの神様である。まあ、同じ栃尾には「ほだれ祭」という、その年の新妻が巨大なアレにまたがるという、もうホント素晴らしいお祭りもありますのでね。土地柄かもしれないですね。いやいや、「まあごりっぱ」な姿に、感動が止まらない。これほどまでにありがたい道祖神を、ぬたりは今まで拝んだことがないぜ(殴)
で、このチョンボ地蔵がある神社。「音子神社」と書きますが、何て読むか最初分からなかった。「おとこ神社」か「ネコ神社」かしら? だとしたらどちらも意味深な名前だなオイ、と思っていましたが、「おんご神社」が正しいそうです。

正面

サイドショット

バックショット

至近距離

ロング

色んな角度からチョンボ地蔵を。ホントまあごりっぱ。
という事で今回の話はここで〆。結論はチョンボ地蔵様万歳!ということで(おい)
コメント (2)
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