フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

ベッドでドン・ペリニヨン

2015年01月30日 20時19分25秒 | 日記
久しぶりに軽井沢プリンスアウトレットに行く。
何しろ群馬というのは特殊な土地で、自分たちのところにアウトレットモールは持たないものの、佐野、軽井沢という日本でも有数のアウトレットモール行くのにどちらも便利という場所。どっち行くにしても、高速使えば1時間とかからない。東京から行くより所要時間は短いくらい。普段からちょくちょく行くというほどではないにせよ、感覚的には身近な存在である。ああ、だから、ハワイ旅行の時にワイケレアウトレット突っ込まれても、夫婦ともにそんなに盛り上がらなかったのか。慣れてるもんな、アウトレットモール。ワイケレは軽井沢や佐野よりも小さかったし。
まあ、ぬたりにとってアウトレットなどは、連れてった相手を楽しませる場所であって自分が楽しむ場所じゃない。なにしろぬたりは体がでかく、日本サイズであればXLサイズであり、細身のシルエットを好むブランドだとXLですらきつい、という有様。服選びで最初に見てるのはデザインではなくタグかハンガーについてる表示サイズ。こんなんではそんなに洋服屋で楽しい経験などできようはずもない。実際今回も、行きはしたけど洋服類の買い物は皆無。結婚もしたから必要以上に色気づく必要もないし。おかあちゃんは小物を買っていたが。
そんな中、ルクルーゼのショップにてこんなものを購入。

平たく言えばシャンパンオープナーってやつ。もちろんシャンパンだけでなくて、スパークリングワインも開けられる。構造は単純で、特に可動部もない。使い方も多少のコツはいるものの難しいもんでもなく、上から瓶に押さえつけて瓶を回すだけ。コルク栓に引っかかる部分に斜めに突起がついていて、ここにコルク栓が引っ掛かって抜ける仕組み。

抜けたコルクはそれなりの勢いで飛び出すので、真上にこんな具合にに挟まるという仕組み。そういう説明を店頭で受けて、そういう観点で見ると確かにそういう形してる。
ただし、そうは言っても簡単に信じられるもんでもない。炭酸のコルク栓抜いたことがある人なら分かると思うが、コルク栓はそれなりの勢いで飛び出すから、ほんとにちゃんと受け止められるのかよ、という感じ。はね返ったりするんじゃないの?
使用時に写真を撮っていなかったので証拠はないが、結論から言えばちゃんとコルク栓をキャッチできた。へえ、面白いおもちゃだなあ。誰かとスパークリングワイン飲むときに話の種に良さそう。
ただ、スパークリングワインなんてそんな普段から飲むもんじゃないし、キャッチできると言っても1回しか試してないから、成功率がどんなもんかも正確には分からん。
何しろもうカタログ落ちしてるモデルだし。
大丈夫なんだろうな、これ?
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ピエロの視点って大事よ

2015年01月29日 21時40分33秒 | 日記
新型アルファード700万円超! 日本車が高騰している! 売れないのも仕方ない?(←リンク先はヤフーニュース)

んー、まあ言いたいことは分かるし実際そうなんだけどもねえ。「車は高すぎるんだよ」という結論は、今の日本では一番多い、車に対する意見だろうと思う。
ただ、一般人の結論はもう出ている。昨年日本で一番売れた車はダイハツのタント。軽自動車である。車が総じて高いなら、安いのを買えば良い、というのがシンプルすぎる答えで、それに対する回答はメーカーから示されて、多くの人がもう選択している。タントに限らず、ホンダならN-BOX、スズキはスペーシアと各社このサイズの軽も出揃っている。本文最後の「高いコストパフォーマンスを持った良心的なベーシックカーを出して頂きたく。」の答えは既に示されている。こんなこと言われても何を今更としか思えない。車の値段が高いからアルファードを安くしろ、なんて普通の人は考えていないし、車全体の価格が上がっているという事実もない。文中に出てくるアル・ヴェルにせよウェイクにせよホンダの軽スポーツにせよ、一般人が積極的に検討する車種じゃない。ジェイドに至ってはハイブリッド専用で、ストリームと値段が違うのは当たり前。カローラと比べてプリウスは高い、と言ってるようなもんだぞ。その手の特殊な車が高いのは当たり前で、だからと言って車全体の値段が高いというのは少々乱暴だと思う。まあ、著者の国沢さんは自動車評論家の中でも一般人寄りの視線を持つ方だから、話の起点がおかしくはあっても、結論は、車好きの独りよがりじゃなくて我々の感覚と寄り添っているけどね。車って高いよなあ、と思ってる人は実際多いわけだし。
にしても、自動車評論家全般に車のカテゴライズの考えの堅さが見えるな。軽は安くてちょい乗り用、ミニバンはファミリーカー、等々という決めつけがある。生活の道具として、ぎりぎりの予算で車選びしたことがないんだろうなあ。
一般人の車選びは、自動車評論家が思っている以上に予算のウェイトが重い。「これが○○○万(概ね400万以上あたりからこういう言い方が頻出)は安い」は評論家の常套句だが、奥さんから「○○○万あったら家のローン何年分返せると思うのさ!」という言葉に、論理的に返せる男はまずいない。
そうなると車のカテゴライズにさしたる意味はなくなる。軽がちょい乗り用だろうと、予算内で買えて、家族の最低限の条件満たしていればそれで立派なファミリーカーなのだ。その基準は人によって違うから、日本の標準的な3人世帯(父母子)であっても、6つのシートがあるミニバンがどうしても必要と思う人もいるし、3人しかいないんだから、椅子は3つあればいい、とそれこそミラあたりを買う人もいる。その世帯の基準を満たせばそれは立派なファミリーカーたりうるわけで、軽はファミリーカーにならない、とか、ミニバンはファミリーカーでしかない、という決めつけは、視界を狭くしこそすれ、一般人へのアドバイスとしては何の役にも立たない。もちろん自動車評論家の文章を読むのは車好き。だから、いわば「自動車村」の中で通用する記号で語るのは、商売とすれば正解ではある。けれども、もう少し一般層が読んでも面白い文章を書いて欲しいというのはいつも思う。「俺たち車好きの話す言葉は、一般人が聞いたら退屈この上ない話なんだ」という自覚が評論家諸氏にあればいいんだけども。その自覚があれば、それこそトップギアみたいな突き抜けた面白さも発揮できるんだけでも。

ぬたりも家を建てて分かったが、ぬたりの収入では、車の趣味を持っていても、高い車なんてとてもじゃないが買えない。ぬたりは今後軽しか多分乗れないし、燃費悪化を招く軽のターボを検討する気にもならない。使った感じ、軽のN-WGN(ノンターボ)でも子供一人なら十分使える。複数人乗車だとノンターボでは非力だって? その分アクセル踏み込めば良いんだよ。
それどころか、車格をもう一段落としてもいけんじゃね? とすら思っている。発売前は無茶苦茶気になっていたN-BOXスラッシュが、よく言えば若向きな、悪く言えば下品な車として出てきた昨今、現状次の車候補で気になるのはスズキのアルトだったりするのが我ながら何とも。
いや、デブのぬたりにとっては狭いですよ、あれ。でも、これでもまあ良いかと思えてきたのも事実でしてねえ(人はこうやって枯れていきます)
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ググレカス

2015年01月28日 21時39分49秒 | 日記
最近の小学校では、「お父さん・お母さんの名前をグーグルで検索しよう」という授業があるらしい(←リンク先は痛いニュース)

ソースが個人のツイッターのツイート。信憑性ゼロじゃんかよ。
本当だとすればおいおいと思いつつ、実際検索エンジンで自分の名前を検索するのはみんなやるわけだから、そら試しに使わせるならそういうことは当然やるわな。
ぬたりには子供はいないので現状関係のない話だが、別に欲しくないわけでもないので、数年後に我が事となる可能性もある。うわ、悪いことはできんな(子供がいようがいまいが悪いことはしちゃいけません)
とは言え、ネット上ではこの「ぬたり」のハンドルが定着しており、ネット人脈においては実際に面と向かっても本名など呼ばれたこともない。で、このハンドルネームは本名をひねったものでもなんでもないから、関連性でヒットすることもない。そんな状況だから、ぬたりの本名をググってみてもぬたり本人が該当する記事にはあんまり届かない。一応3ページ目になってぬたり本人の名前の出てる記事に行き着いたが、まあこれは仕事の関係なので、出ていても恥ずかしくも何ともない。フェイスブックのアカウントも動かしてないから全然ヒットしないわ。
ぬたりが親族に見られて恥ずかしいのは、過去のピーススフィア関連の発言であるが、一応これはもうデータは残ってない模様。もちろん「ぬたり」名義の発言であるから本名でいくら検索かけてもヒットはしないんだが、あれはもう他人に見られたくはないわ。やったことに後悔はないけれども若気の至りってのはホントにもう厄介だわね。

グーグル検索の結果表示のアルゴリズムは分からないけれども、単発記事が上位に出てくることはよほどの事項でもない限りはそんなにないんじゃなかろうかね。前述の仕事関係の記事にしてももう5年も前の話。それ以降も我が社のホームページにはぬたりの名前が複数回載ったはず(イベントの某部門の担当者としてね)だが、グーグルでは上の方には来ない。ぬたりのブログも最初のうちはブログタイトルそのものでも入れない限り、検索に引っかかることはなかった。まあ、ブログの方は素人の手慰み兼知り合いへの生存報告のためのブログだから、ヒットしないこと自体何の問題もない。
が、このブログも開設5年。更新度合いはそこそこと言ったところで、それほど放置もしていない。こういう、それなりに長く続いていて、かつ、動きのあるページはグーグルさんも上位にするのか、N-WGNのパネル外しとかウクレレの選び方とかで割と上位に引っかかるようになった。たまにあるアクセス解析無料期間で見てみると、件数こそ大したことはないけど、グーグルから飛んでこられる方もいらっしゃる。あんな素人の書き殴りの文章、役に立ってりゃ良いけどもね。

最近だと、今は亡き鬼怒川秘宝殿の写真が画像検索に引っかかるらしく、それなりのお客様が退去していらっしゃった(訪問ID/PVが倍になった日があった)。熱海秘宝館の画像検索でも引っかかるみたいなんだが、鬼怒川だっちゅーの、あれは。
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建もの探訪 おまけ

2015年01月26日 20時28分52秒 | ぬたりさんのおうちづくり
さてさて、ここで一つ語るが、ぬたりが買ったような三角形の土地(厳密には台形なんだが上辺が短いので、まあ三角と言っていい)というのは家相的には「最悪」と言われる。こういうもんは長い歴史を経てきたものだから、無下に「そんなの迷信」と切り捨てるのは少々危険である。まあ、そういうの気にする人がいるから安くもあったんだろう。
が、それを盲信して「家相が悪いと言っているからダメ」で思考停止してしまっては、それこそ無下に扱うのと変わらない。「論語読みの論語知らず」なんて言葉もあるしな。何でダメなの? と言うことを冷静に考えなくては意味がない。特にぬたりのようにお金に余裕が全くなく、削れるところは削る家造りをする人間にとっては、こういう安くなる要素を冷静に分析する必要に迫られる。

悪いと言われる一番の理由は、多分「わざわざ三角形になる理由にろくなことがなかった」であろうと思う。日本にしても、家相の元になった風水が生まれた中国にしても、昔は土地なんて沢山あったから今に比べれば土地の切り取りの自由はきいたわけで、人間の感覚として、普通は土地の形は四角形に近い形で切り取る。四角に普通に切り取れるなら、それはまあ言ってみれば普通の土地。普通の感覚で切り取れた土地なんだから。
そこであえて三角形に切り取ると言うことは何らかの理由があると言うこと。川の脇であったり(河川の氾濫)、土地の急激な高低(土砂崩れ)があったりね。素人考えでもこんなとこが良い土地とは思えない。土地はいっぱいあるんだから何もそんなところを選ばなくても、というわけ。
悪いと考えられることはこれだけではない。三角形は必ず2箇所鋭角の角が出来る。ここが非常に使いづらくなるのだ。家を建てるにしても、四角の家を建てれば庭が使いづらくなるし、敷地に合わせた変形の家を建てれば家の中にデッドスペースができやすい。使いづらいと言うことは管理がおろそかになりやすいわけで、雑草その他のちょっとした荒廃の要因となる。この荒廃が少しずつ広がるとどうなるか。庭の乱れが心の乱れに繋がって・・・、ということは案外あり得る話だろう。

ぬたりの土地が三角形の理由、それは自然地形云々ではなく道路の都合のみである。将来のパイパス化を念頭に置いた緩やかなカーブ(と言えるほどぬたりの土地との隣接部は曲がってはいないが)と昔からの道の交差点のために生じた箇所であり、自然の地形云々と言うこととはまるで関係がない。まあ車が飛び込んでくるリスクはあるが、これはもう大通り沿いの家なら土地の形関係なく負うリスク。別にカーブの外側と言うわけでもないから、意図的にハンドル切らない限りはぬたりの土地に突っ込んでくることはない。もちろん道路側には擁壁を設けるつもりではあるが。家相やそれの元になった風水が自然の気候や風土に基づいて発展してきたものならば、不整形の土地の要因となる要素も自然の物でなければおかしい。要するに、ぬたりの家にはさして関係がないという事になる。
もう一つの2つの鋭角に関してはぬたりにも直接繋がってくる話。土地の管理には気を遣わなきゃだし角部には何らかの工夫が必要となる。ちなみに基本プランニングはどちらも駐車場として示された。片側はメインでもう片方は勝手口アクセス用。なるほど、こう使う手があるのか。まあどうしても余る部分は家庭菜園か花でも植えましょ。実家帰れば庭いじりの道具はあるし。
ぬたりの家造りはお世辞にも予算に恵まれていない。だから妥協点というのは必ず出てくるし、それに伴う努力が必要になるのは仕方がない。だから家相がどうこう、と言うことを今回は妥協点としたわけだ。そして、それに伴う苦労(管理に気を遣う)というものもある程度は発生する。だが、これはもう仕方がないだろう。
ぬたりはこれからも長く生きていくわけで、当然挫折や失敗をこれからも経験していく。だが、それはあくまでぬたりの所為であって家は関係のない話。もしもそういったときに「あそこの家は家相が悪いから」と言いたい方がおられるなら、どうぞぬたりと金輪際関わらないでいただきたい。ぬたりの不幸のとばっちりを受けたくはないだろうから、その方がお互いのため。家相のしっかりした家に住む方は、きっとそういう挫折のない、しあわせまみれの人生なんだろうからね。ぬたりみたいなネタまみれの奴に関わると、運気落とすぜ。
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建もの探訪 その6

2015年01月25日 18時52分57秒 | ぬたりさんのおうちづくり
ともかく物件見学の2回目である。

最初の物件に車が止まる。面積の割には安い。
えっと、ここ高速道路のすぐ脇ですよね。(ばうーん)←車の走行音
「そうですね。」(ごごごごご)←車の走行音
まあでも場所的には利便性が良さそうですよね(ごーーーーー) ←車の走行音
「音さえ我慢出来れば、値段も安いですし。」(うわううーーーーん) ←車の走行音
おかあちゃん「却下。」
とのことでした。ただ、こういう環境でもないと安くならないのか、とやや家探しに暗雲が垂れ込める。
そのあとはぬたりが前から気になっていた●●町の物件を見たのだが、正直そんなに興味を引かれる物件はなかった。こちらとすれば都市部から離れることによる土地価格の急激な下降を期待したのだが、正直都市部から地続きな感じで、ほとんど変わらなかったのだ。だとすればわざわざここまで離れる意味もない。

そしてこの日の最後、日も暮れかかる頃にこの日の最後の物件に辿り着いた。●●町よりは都市部に近く今のアパートからもそれほど遠くない地域。値段は・・・あれれ?安い。どういうこと?
「まあ地区的に市街地の外れですからね。駅からは相当遠いしバス停も1キロ弱とややあります。そして土地の形ですね。三角形の土地は四角形の土地より安くなります。それから分譲地の一番隅で大通りに面してますから、車の音の不安材料もあります。あとここの分譲地の最後の1区画なんですよ。不動産屋さんにすれば早く売り抜けたいって感じですね。安くなる条件が重なっているんですよ。」
ぬたり達に土地のこだわりはないので、別に形は四角形をしている必要はない。家が建って車が台数分止められれば良い。問題は大通り沿いであることだが、現状では大通りと言ってもどこにも通じていない道なので車通りはかなり少ない。これが原因で安くしてもらえるならかなりありがたい。もちろん長期的視野に立つと不安であることは間違いない。歩道も広く直線的に整備された道は将来的にバイパスとして整備する構想があると言うことで、全通すれば車の通りは激しくなるだろう。
だが、ぬたり達の家造りはお世辞にも予算に恵まれていない。となれば不安のない土地選びはそもそもあり得ないんである。となれば、数ヶ月住んで身にしみた「関東と信越つなぐ街(仮称)」の道路行政の腰抜けさに賭けてみても良いだろう。ここまで整備しといてとうとう全通しませんでした、とか整備されるにしても数十年後、とか十分あり得そうだし。かなりの有力候補だな、という手応えを感じていた。

その後もあれこれ当たってもらって見にも行ったんだが、正直ここを超える物件にはとうとうお目にかかれなかった。値段的に手が出ないかピンとこない物件ばかり。というわけで平成26年の年末には買い付けに走ってしまったのである。
交渉の結果はこちらの希望価格と売値のちょうど真ん中当たりという、ぬたりが「こんなもんかな?」と事前に思っていたちょうどの金額。しかしながら諸条件はこちらの希望寄り、という感じにはしてもらった。想定していた値段マイナスアルファ位なのでこれもぼちぼち。というわけで、年も明けた某日、ぬたり夫婦は某不動産屋にいた。
ぬたり達が直接お世話になっているのはあくまで住宅会社。不動産部門も持ってはいるが、今回に関しては要は口利きで、正式な契約作業は不動産屋に赴いて行う形となる。
仕事で不動産登記簿とかは見たこともあるし、それほどガチガチの緊張をしていたわけではなかったものの、さすがに契約書にハンコつくときには一気に緊張状態。気持ち的には借金の算段がきちんとついてからならまだ良いんだろうが、細かいことがこれからとなれば、「本当に買っちゃって良いのか?」という思いは一気に高まった。正直あんまり良い気分じゃなかったな。尤も、値段的には家の方が倍くらい高いので、人生で最も高価な買い物はこれからになるがな。土地だけならフェラーリは到底買えない金額だし。
一つ良い情報もあった。ぬたりんちに隣接する道路についてだ。実はその道路に並行する形で走る県道はそれなりの渋滞路線。ぬたりはてっきりこれのバイパスだと思っていたのだ。そうすれば将来全通すれば交通量がかなり増えるな、というのが不安材料だった。
が、この道、実は現時点では平行しているものの、今後の工事区画では進路を変え、県道のバイパスの用をなさない道であることが発覚。もちろん全通すれば通行量が増えることは間違いないのだが、ぬたりの当初の想定よりは少なくなりそう。これは素直に良かったわ。


さあ、これから家造りだ。
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建もの探訪 その5

2015年01月24日 11時30分18秒 | ぬたりさんのおうちづくり
さてさて、そんな形で物件の相場を見る約束の日となった。事務所に到着したぬたりが見たものは、車のエンジンをかけて出かける気満々の担当さんの姿。
事務所で図面見て「この辺の相場はこんなもんですね」と見るつもりだけだったぬたり達は問答無用で物件見学に連れ出されることとなった。これじゃまるで買う気満々みたいじゃねーか。

とりあえずは近場から、ということでとある空き地の前に到着した車。ぬたりんち近辺は地価が高い、という割には安い物件、と探して貰ったもので、値段はまずまず(ただしぬたりが買ったトコに比べれば100万の単位で高い)。ただ、物件の前の道が狭く、すれ違いははっきり不可。日当たりもいまいちで、やっぱり安いとこは安いなりだね、と次の物件。あからさまに狭くなるが場所は良くなった。へえ、場所良いじゃんここ。ただ、狭いなあ。
「面積は50坪ほどですね。出たばっかりなので価格はまだ決まってないんですが、電気水道引き込み別で1100万円前後・・・。」
却下だバカヤロウ。秘境グンマーで坪22万ってどんだけやねん。

続いては住宅地内の物件。道ははっきり狭く、ぬたりもあまり積極的に車で通りたい場所ではないんだが、交通アクセスはそんなに悪くない。元宅地で柿の木や低木がそのまま残っている。
ふーん。この木を残して家建てたら面白いね。木の部分だけ家をへこませて、紅葉や柿の実がなるのを愛でたり、なんて風流だよねえ。元からあった素材を生かす、ってなんか良いよね。元宅地、ってのも安心材料だなあ。
「なるほど。この物件はお気に召しましたか?」
ううん、全然(おい)。場所が悪いわ。今ひとつどうも。

「次なんですが・・・、ここも道が狭いんですよね。面積100坪強で600万円ほど。」
うわ、激安! 一応見に行きましょうよ! と意気込むぬたりを乗せた車は住宅地の狭い道を走り、とある路地を曲がったところで止まる。
「えーっと、前方30メートルくらいのところ、擁壁が切れてるところ見えますね? あそこです。」
・・・えっと、この先狭くて車は入れませんよね?
「はい」
あそこなんですね?
「はい」
車、どうしましょう?
「バイクか自転車に乗るとか?」
・・・
「・・・却下と言うことで」
勿論です。

えーと、勿論上記は抜粋なので、この他にもそこそこ良さそうな物件にも連れて行ってくれた。ただ、いずれも値段がそれなりにするため、楽しかったんだけど「やっぱり高いなあ」という、どこかため息交じりの感想も抱くことにはなった。うーん・・・。
「次は●●町のあたりを攻めてみましょうよ! 〇〇日とかいかがですか?」
すっかり担当さんに次の都合を押えられてしまったんだが。つーか相場を見るだけじゃなかったんかうちら。(続く)
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建もの探訪 その4

2015年01月23日 21時04分33秒 | ぬたりさんのおうちづくり
1週間後、ぬたり達は某住宅会社のモデルハウスにいた。
既に前回書いているが、ここの会社は独特の雰囲気を持っている。一番の特徴は壁が塗り壁であること。これがイチオシの工法なんだそうだ(ちなみに計画中のぬたりんちは違う。理由は予算だ)。これを元にしたデザイン、及び換気の工法を売りにしている。
まあ工法とかの細かい話は兎も角だ。モデルハウスの中身的には、ビルトインガレージとそこに向けた大きな窓や薪ストーブ、中二階、広大な吹き抜けフロア、フルオーダーのキッチンと細部の調度に凝った作り等々のギミックの満載。なるほど、これだけギミックがあれば、どこかしら引っかかる人は多そう。
ただし、ぬたりは極めて冷静。ガレージっつったって中に入れるものがない(軽自動車たるクッキーちゃん見ててもなあ)。田舎育ちで火燃し周りの手入れの煩雑さを身をもって経験済みのぬたりは薪ストーブなんか絶対にいらない。だからこんなもんかなー、という感じ。
で、見学が終わって担当さんと談笑。
「どうですか?ここの印象は」
そうっすね。最初と次の見学会、今回、どれも味が違うんで、ずいぶん手広くやってるんだなあ、って感じですね。でも薪ストーブとかは正直いらないなあ。手入れ大変なんだもん。
「でも憧れる方も多くて、選択する方も結構いるんですよ。うちはいくつかプランがありまして、ここはうちイチオシの工法です。プランの基本は・・・こんな感じですね。先週一緒に見ていただいたのは、ここより安くてうちでは一番のベーシックなプランになりますね。」
ふーん、まあまだ具達的な話が見えてないんでどのプランが良いかは分からないけどねえ。そらまあ高い家の方が良いんだろうけど。お金がなあ・・・。
「具体的な話がまだ、ということは土地探しもしていないんですか? 家を建てようとなると、どうしても話は土地が優先になってきますけど。」
全然。こちらとすれば家を建てるって言ってもイメージがまるで湧かないんで、あちこち展示場とか見学会とかお邪魔してたわけでね。各地区の土地の高い安いも大まかな印象しかないし。
「土地の相場に関しては実際見てみないと分からないですよ。思わず安かったりしますし逆もあります。場所的にはどうですか?今のアパートの近くが良いですか?」
あれば良いけど・・・あの辺高いんじゃない?
はい無茶苦茶(即答)。うちの完売した分譲で言えば一番安いとこは土地だけで○○○○万円でしたね。」
却下。話にならんわ。でもおかあちゃんの勤務の都合考えると今住んでるところからあまり遠くに行きたくないんだよなあ。最近だと〇〇町とか値上がりが激しいってイメージあるけど。
「そうですね。利便性が良いので予算に余裕があるならオススメなんですが、ちょっと高騰中ですね。」
でしょうね。15年くらい前かな? この辺都市部と近いし便利なとこだなあ、って思っていたんだよね。●●町とかも。
「●●町はそんなに高騰してないですよ。これからって感じですね。」
そうなの?
「実際に車で走ってみると、都市部まで少しだけ距離があるので、〇〇町ほどは騒ぎになってないです。」
ふーん。面白いもんだね。
「土地の相場は実際見ないと分からないですよ。全く見てないなら、相場だけでも見てみませんか?どこがどんな感じ、とか、自分が希望するあたりがどのくらい、っていうのを見てみると今後の参考になると思いますよ。」
まあ確かにそれ見ないとその先に一歩も進めないんだよねえ。
「では・・・〇〇日なんてどうですか? 私あいてますので物件の相場見てみませんか?」
え?・・・あ・・・う・・・お、お願いします。

思えばこの辺から手玉に取られてたな。(続く)
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建もの探訪 その3

2015年01月22日 22時00分28秒 | ぬたりさんのおうちづくり
群馬県には「広告新聞」というポスト投函型の無料の週刊情報紙がある。A3判4ページ(要するにA2判の表裏)に会社や店舗の広告がびっしり載っているもの。購読に関して別に申し込みも必要なく、配達エリア内(前橋・高崎あたり)なら問答無用にポストに放り込まれる。
考えようによっては迷惑でもあるが、ぬたりのように新聞を取っていない人間にとっては、お店のフェアなどを知るのにある程度は有用な存在である。まあ、新聞折り込み出せるようなスーパーとかはあんまり載らないから、これ読んで、今日は白菜が安いぜ、とかを調べるわけにもいかないが。週刊だし。
んで、これ比較的不動産屋の広告が多い。その中にとある完成見学会の広告があった。物件の場所はぬたりんちからはやや遠いものの、会社自体の所在地はぬたりんち至近。車で3分とかからない。会社自体は知っており、ちょっと雰囲気の変わったかわいい感じの建物で、情報収集を始めた頃から気にはなっていた。
で、あんな感じならおかあちゃんの好みかなー、と思い、とある週末に現地を訪れると・・・、あれれ?シンプルな感じの家だ。
特に予約が必要な見学会ではなかったものの、ぬたりがいる間に他に来客はなく、ほぼ係員が張り付きっぱなしだった。家自体は中も結構シンプルで取り立てて特徴はなったものの、必要なものがコンパクトにまとまった感じは、どちらかというと狭い空間を嗜好するぬたりには好印象だった。なんかちょっとおしゃれな雰囲気、という会社のイメージとは違う感じではあったけれども。
「うちはいくつかプランを持っていますから、それによって外観は結構変わりますね。」
なるほど。いろんなニーズがありますしね。
「うちっぽいと言うことであれば、ちょうど今日、別の場所で完成見学会を同時にやってるんですよ。興味があるなら連絡しておきますから行ってみますか? あっちはかなり面白い家なんですよ。」
場所を聞いてみると、車であれば30分かからないくらい。じゃあ行ってみますよ。
「連絡してみますね・・・。はい大丈夫です。ところで、うちっぽい雰囲気が分かると言うことはモデルハウスもご覧いただけたんですか?」
いや、場所は知ってるんだけども行ったことはないんですよ。
「折角の機会ですから来週あたり見てみませんか? 今なら予約も他には入ってないですから。色々とギミックを凝らしてますから見てるだけで面白いですよ。アミューズメント感覚でどうですか?」
え? あ・・・、じゃあお願いします。
とまあなにやら翌週の予定も押えられちゃったわ。
で、もう一つの物件が確かにその会社のイメージっぽい外観はしていたものの、中身は相当なトンガリ物件。なんて言うんですかね、印象は「まピンク」。別に外観がピンクという訳ではないのだが(ヨーロッパ風の外観ではあったが)、とにかくもう細部まで女性趣味。実際「1階に和室作る」しか旦那の希望はなかったそうで、それ以外は壁紙(実際ピンクの部屋もあった)から小物に至るまで徹底的な女性趣味。おかあちゃんですら若干引いてたくらいの徹底度合い。ここはそれなりにお金をかけた建物らしいんだが、正直イメージの足しにはほとんどならなかった。ただ「うちはここまで出来るぜ」というデモンストレーションとすれば有意義な見学会ではあったな。こんな家に住みたいとは微塵も思わないが(おい)。
こちらの担当は若いお兄ちゃんだった。雑談の中で「向こうの現場にいた係長は、うちの社きってのやり手なんですよ。」と言っていた。後にぬたり達は身を持ってそれを思い知ることになる。尤も、既に一端は見たような気もしなくもないが(続く)。
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建もの探訪 その2

2015年01月21日 20時17分43秒 | ぬたりさんのおうちづくり

いきなりけったいなくまモンが登場しましたが、ぬたり達が某住宅展示場を訪れたときに会場内に設置されていたもの。くまモンがオスかメスか知らんが、股間から出入りするって形態はどんなもんだか。

ぬたり達は家にこれといったイメージがなく、まあ気楽に沢山見てイメージでも膨らませるベさ、と気楽な気持ちで昼下がりの住宅総合展示場にやってきた。
昼頃から夕方までいて見学出来た件数はたったの3件。
時間かかりすぎるわ展示場って。

まずこちらの氏素性やら家に対する考えを聞かれるのに時間がかかる。まあこのくらいは想定の範囲内だが、展示場の住宅というのはいわば技術デモンストレーション。そらもう、そんなのいらねえだろ、ってくらいの装備が奢られておりこれに対する解説が逐一入る。終わってもはいそのまま失礼、というわけでもなく、長々とこちらの考えを述べさせられる。まだ見てるだけ、と逃げてもそれだと今度は家造りの解説が飛んでくる。通り一遍見てるだけでもえらい時間がかかった。
その中で、おかあちゃんの趣味に合いそうな住宅メーカーに比較的長時間滞在することになった。最初はなにやら素っ気なかったものの、一通り見終わったら別の担当が出てきてトーク開始。この担当さんが実に気の良い担当さんであった。建物の独特の雰囲気も相まって、夫婦共通意見として「やっぱり家建てたいよね」と言う意識は否応なしに高まった。

でも、ここじゃ建てなかったんだよねえ(おい)

理由は簡単で、やっぱり独特のデザインのとこは高いのね。見積もりを貰ったわけじゃないんだけども、情報誌を読んだら相当なお高い会社だった。ちなみに車のディーラーと組んで、車庫には展示車が止まっているのだが車種はアルファロメオだ。「1年ほど前まではフェラーリだったんですけどね。提携契約切れちゃいまして」とかと言われるオハイソな会社とぬたりの家造りが合うはずもなかった。ただ、独特の雰囲気の建物はたまらない魅力だった。お金があればなあ。
この頃はとにかく家を建てたい気持ちがあっても具体的なイメージもつかめなかった。上記のように住宅展示場のモデルハウスは豪華すぎ。そしてたまたまなんだけれども、この時期に行った完成見学会もおおよそとんがった代物だった。だって部屋を仕切る壁が一切なくて、家がループを描いている家ですぜ(※)。見てる分には面白いけど。この家に住みたくはないわ。
そして以前にネタにしたところとか無印の家とか見ていく中で、ぬたり達は最終的にお世話になる会社にたどり着くことになる(続く)。



斜面地に中庭を取り囲む様に各部屋が配置され、部屋ごとに1段上がる感じと言えばいいだろうか。最終的には玄関の上に最後の部屋が来る。なんでも設計士さん自身の自宅とのことで、一般の来場者よりも建築業界の見学者の方が遙かに多かったとか。とても面白い家だったが、ここには住みたくないわ。
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建もの探訪

2015年01月20日 20時17分05秒 | 日記
まずは前段。

そもそもは前にも書いたと思うが、「建てようと思ってやっぱやめた」はすぐに出来るが「建てないつもりでやっぱり建てる」はかなり難しい、と言うことに尽きる。ぬたりとすれば、家を建てるのかアパートのままで行くのかはどっちでも良いという意識であった。それぞれにメリットデメリットがあり、これでなければ、という意識はなかった。
おかあちゃんはと言えば、こちらもどちらでなければという意識はない。が「一生賃貸で暮らすの?」という漠然とした思いは持っているようで、それだったら一戸建て、と言う考え方に行き着く。となれば上記のように情報収集に動いて損はない。結婚後、半年も経たずにあちこちに家を見に行っていた。
動きが速すぎない? と言われるかもしれないが、正直遅すぎるくらいなんである。ぬたりはもうアラフォー。定年退職までは20年程度しかない。住宅ローン定番の35年ローンは組めば組んだで(ぬたりの年でも組めなくはないらしい)それもきつい。75才だぞローン終了。高額所得者とはお世辞にも言えないぬたりは、そんなに高額のローンは組めない計算になる。まあ、いずれにせよ今後一生をかけてローンを返済する覚悟が必要になるのに変わりはないが。
そして今住んでいるのがアパートである点。黙っていても家賃はかかるわけで、じゃあ少しお金を貯めて、なんて悠長なことを言っていてもその間も家賃はかかり続ける。建てるんだったら早いほうが良いのだ。
ぬたりの実家は田舎であり、実家に隣接して建てるなら土地に関してはある。だからお金のことを考えるならここに建てるのが良いのであるが、ぬたりもおかあちゃんもこれは選択肢になり得なかった。明確には言葉にしてはいないが、おかあちゃんは田舎に転居することに抵抗を感じているのは明らかだったし、ぬたりも子育てをするなら(まだいないけど)ある程度都市部に近い場所でしたいという希望があった。自分の生まれを卑下する気はなく、むしろ田舎に生まれて良かったとすら思うのだが、田舎生まれはやっぱりちょっとしたコンプレックスでね。子供にはそれを感じて欲しくない。
となればまず土地探しをするのが常道なのかもしれないが、土地探しとなると不動産屋さんになるわけで、お世辞にも敷居が低いとは言えない。それに最初は建てることが既定路線というわけでもないから、地区的な希望も細かくは詰めていないから土地を探しようもなかった。
しかしながら住宅となると県内にいくつか住宅展示場がある。ここならまあそんなに敷居も高くはない。
以上の考えから、さしたる考えがあるでもなしにぬたり達は住宅展示場の門をくぐることになったのだ。
(続く)
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