フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

団結、ガンバロー!

2018年04月20日 09時35分38秒 | 日記
さてさて、「非正規雇用との賃金格差を是正しようと思ったら、正規雇用の手当を削られたでござる」という、何ともな事態が起きた昨今。
まあ、人件費の下げ基調なんてどこもかしこも同じようなもんで、事象自体は珍しいもんでもないけどな。毎年大体の会社や組織で似たようなことが行われてるだろ。非正規と正規の比較、とかで見てるから珍しくも映るけれども、組合が非正規の話を持ち出そうが持ち出すまいが、おそらく似たような案が当局側から示されていたんじゃなかろうか。
とはいえ、上記の話は既に労使で合意した話で、他業種の人間が口をはさむべきことでもない。まわりからなんと言われようと、期日からは実行されるし、給料を払う側も貰う側も、不満はあっても飲まなきゃいけない。それが労使交渉ってもんだ。

で、だ。ぬたりはそこそこの規模の会社に勤めており、労働組合という組織はあるし組合員にもなっている。労働組合というのは組織によってかなり政治的思想的に極端なところもあるので、組合所属、というと、そんな風に誤解されちゃう可能性もあるが、ぬたりは組合活動には全く熱心ではない。労働組合は全国組織においては特定の政党との関係があるが、ぬたりは特定の政党の応援もしくは支持するような活動に参加したことは一度もない。
種明かしをすれば、うちの会社は組合への加入率が異常に高く、優に9割は越えている状態。こんな感じで学校出たての新社会人に加入を勧めれば、まあなんとなく入ってしまうし、加入してる人間が多ければ動員や会議出席のお鉢が回ってくることもそんなになく、組合員費が天引きされるくらいで、メリットを感じづらいかわりにデメリットも感じづらいのね。そんな状況で「辞めます」と行動をわざわざ起こすのもめんどくさいので加入したままになる。そんな状態の社員がとても多く、ぬたりもその一人である。なにしろ組合の中心に行けば行くほど政治色は強くなるしな。いや、うちの組合はそんなに強くないんだけど。
で、そんなぬたりなんだが、なぜか組合の事務局には広く顔を知られていたりするんですな。そしてこの広く顔を知られるようになった出来事こそが、ぬたりが「ああ、組織率が高いってことは、誰かがやってくれるだろ、っていう人ばっかりになっちゃうってことなんだなあ。」という認識を持つに至った契機だったりもするのね。

出来事は二つある。まずは十数年前の話。
うちの会社の数少ない夜勤ありのセクションに人事異動したぬたり。ところが当時新設部署であったこともあり、色々なことが手つかずであり、かなり特殊なセクションであるにもかかわらず、給与体系も「完全夜勤1日でいくら、事項対処1件でいくら」という形であり、生活リズムが崩されることを余儀なくされるにもかかわらず、普通の事務職と基本の給与は変わらない、という形になっていた。
さて、このセクションには技術職もおり、事態対処はむしろこの技術職が中心になるのだが、この技術職連中の当時の反発たるやなかなかのものがあった。せめて、月額いくらなりパーセンテージ上乗せなりをするべきだ、と当然組合に事態が投げられ、給与の団体交渉の際の議題に加わることとなった。対象はうちの所属のみであるため、当局への意見陳述には加わってください、と交渉の日時指定がうちのセクション全員に示された。
そして意見陳述の日、交渉の席に着いたのはなぜかぬたりたった一人だったりするのな。
技術職の奴ら、いざって時には「用事が・・・」「家庭が・・・」となんだかんだと理由をつけて出てきやがらねえのな。ええもう交渉先ではなくて自分の所属に若干の嫌悪感を抱いたわ。お前ら口先ばっかりな、って感じで。
で、そんなであっても意見は述べなければならない。で、その意見陳述がなかなかに感情に訴える口調だったらしく、「ああ、こいつは確かに現状不満なんだな」という事が分かりやすかった、ということで、ぬたりの名前は当時同席した組合事務局の人間に知られることになる。実際その後もそうした席に何度か行ったのだが、みんな言いたいことを紙に書いて棒読みするばっかり。ぬたりの様にアドリブで、しかも時に声を荒げ気味に話す人間なんかいなかった。単純に珍しかっただけかもしれないな。
でまあ、いかに意見陳述の受けがよかろうと、話を聞いてもらえなきゃ意味はないわけでな。交渉の結果、こちらの希望は見事に突っぱねられ、給与体系は去年から件の職場に舞い戻った現在をもってもまったく変わっていない。まあ、交渉の席に該当者が一人しか来ない。しかも仕事の主役たる技術職じゃない単なる下っ端の事務屋一人なんて、あんな体たらくかませば、そら足元を見られるわ。貰えるもんも貰えんだろうよ。

そして二つ目の話は数年前になる。
係の持ち回りで地区の組合の役員がたまたま回ってきてしまったぬたり。そしてこれもまたセクション間の持ち回りにより役員の中ではトップの地区代表なんてものを押しつけられてしまいましてね。やる気のないぬたりにそんな役押し付けていいんかいな? という思いもひとしおのそんな時に、給与に関しての一つの大きな事案が持ち上がってしまったのである。扶養手当関係の削減である。
給与体系を細かく説明する必要があり、詳しい話をするのが難しいので、まあ手当が劇的に下がると話を単純化して考えてもらえるとありがたいが、人によっては年間相当な額の影響が出かねない案件が、よりにもよってぬたりが役やってる時に出てきちゃったんである。地域の代表は、当然代表として意見陳述の場に行かなきゃいけないわけでな。
実際、この意見陳述前の組合代表者の打ち合わせでも議論は噴出。意見も多く出たわけだが、ぬたりは実はこれを冷めた目で見ていた。
だってぬたりは扶養手当関係は一切もらってないもの。
おかあちゃん働いてるしさ。扶養なんか入れないし、子供作るかどうかも微妙な頃で、正直対岸の火事だったんだもん。でも手当貰ってる人は多いからそういう人の舌鋒は厳しかった。
組合事務局がその意見の噴出を快く思ったことは間違いない。「こちらが水を向けますので、その時にはそういった意見をぶつけていきましょう!」と声掛けを合図に、一団は交渉会場の会議室に入る。お互いの意見の表明、それぞれの所属の固有案件の意見陳述(前の案件でぬたりはこれをやったわけね)、そして「それではみなさん他に意見がありますでしょうか?」と事務局が水を向けた。さあ、不満噴出の始まりだ!
・・・誰も手を挙げねえ。
事務局員の「どういうこっちゃ?」という戸惑いが手に取るようにわかった。んで、ぬたりとすれば苦笑をかみ殺すのに必死だった。お前らさっきまであんなに威勢良かったじゃねえか。今やすっかり借りてきた猫だぜ。
なんとかならんか、という事務局員の視線がぬたりを横切る。またこの事務局員、かつてぬたりと一緒に仕事してたことあるんだよな。仕方ない、とばかりに手を挙げたぬたりは、またも感情に訴える口調で「今まで是としたものをある日突然、これは非だ、取り上げられることに素直に納得できる人間は少ない。この話を聞いたのはつい先日で、我々代表ですら寝耳に水の話であるなら、一般社員の戸惑いは察するに余りある。地方の疲弊が叫ばれる中、未来を作る子供を中心とした家族優遇を薄くするのはいかがなものか。」とか何とかを切々と訴えさせていただいた。扶養手当なんて欠片も貰ってねえのにな。大きな案件で何とか意見が出た、ということで、事務局員もほっと一息、といったところの様子だった。
だが、話にはオチがつきもの。その意見陳述を受けた数時間後、会社側は「手当の削減は影響の大きさを考え、今後数年間段階的に減らすものとする」という、ぬたりの「話が急すぎる」という意見の揚げ足を取ったかのような形での案を出し、結局はこれが通った形になった。まあ、会社側は明らかに妥協案として段階的削減案を持っていたはずで、要はぬたりの意見はそこへの着地に良いように使われた、ってことなんだろうけどな。

ま、労働組合というとなにやら抵抗もあるんだろうが、うまく使えれば有効な組織ではあるわけですよ。上記のエピソードだと、ぬたりはうまく使うというより、会社、組合事務局、やる気のない組合員それぞれにうまく使われたというだけのような気もするがね。ただ、うまく使われているような気がするからこそ、いざなんか言えと言われたら言いたい放題言って楽しんでましたんですけどね。あとのことなんか知ったこっちゃない。好き勝手やっちゃえ、最終的な責任は俺に言えと言った事務局と、俺にその場所を押し付けた他の組合員にあるんだから。そう考えりゃ、ああいう場も結構楽しかったですな。今後、自分からやりたいとは絶対に言わないが、やれと言われたら断る気はないな。

ただし、ぬたりはあくまで、そういうその場をいかに切り抜けるか、なんかうまい事の一つでもある演説をいかに打つか、という思考ゲームを楽しんでるのであって、組合活動や、ましてやそれに付随しての政治なんてものに全く興味はないので、政治や選挙関係についてぬたりに協力を求めるのは厳に慎んでいただきたいと思う今日この頃。
なにしろほれ、労働組合が推す某党は、幾度か離合集散して、しかもたった数か月前に別れた連中とまた合流しようという、その感覚が信じられない&お前ら経験から学ぶという事をしないのか、という感覚の持ち主ですから、ちょっとぬたりが応援することは考えられないですからね。
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anybody’s game

2018年04月10日 21時43分22秒 | 音楽
ネットをつらつらと見てたら、ぬたりが最近になって音源を確保できた小松未歩(←更新されなくなって10年。いまだに公式サイトが残ってるのな)の事が書かれるのをみつけたりしましてね。
ぬたりもその傾向がある(そもそもこのブログ自体が「事実を基にしてるが事実とは限らない」というスタンスで書いてる)から偉そうなことも言えないけれども、ミステリアスさを出したくてか、人気絶頂時にフェイドアウト、みたいな誇張した書き方をされちゃうのが何ともね。
一般層において彼女の代表曲と言えば名探偵コナンの主題歌「謎」(ちなみにオリコン5位が最高)。んでオリコン最高位は「チャンス」の3位。このあたりがいわゆる人気絶頂期になるけれども、「謎」リリースが1997年12月、「チャンス」が1998年3月。そして最後の音源となるベストアルバム発売は2006年11月。実にその間に8年のブランクがある。その間人気を維持し続けたかというと、残念ながら「謎」や「チャンス」ほどの人気曲は出ていない。参考までに8枚残されたオリジナルアルバムのオリコンの初週ランキングを載せるが、
1作目 5位
2作目 3位
3作目 5位
4作目 9位
5作目 23位
6作目 27位
7作目 30位
8作目 35位
とまあ、右肩下がりだった。もちろん、当時の初週オリコン35位と言う数字が人気ないとは言わないが、いずれにしても人気絶頂で突然姿を消したわけではない。ヒットから活動休止まではそれなりの間がある。
検索すると、結婚して引退状態、と言うあたりが説得力のある噂で、戻れるもんなら戻れる体制にしばらく置いていたので、楽曲発表はないけど2年ほど公式ページの更新を続けてた、って感じなんじゃないのかね。で、子供ができていよいよ公式ページも止めた、というあたりが落としどころじゃないですかね。
こう書けば別に劇的なものも何もないんだけども、なにしろ売り方が「テレビラジオの出演一切NG。ライブもしない。公式のPV等の動画や写真も極力出さない」という極端なやり方して、それを最後まで通したのでミステリアスな印象が余計に語られちゃうのね。
このやり方自体、実は珍しいもんでもなく、当時では割とありがちな手法。有名なところではZARDなんかがいるけどね。で、ZARDも小松未歩も所属はビーイングというグループ内で、要はこのビーイングがこういう売り方をよくしてたのね。最近の世代ではこういう売り方は珍しいのかも知れないけど、ぬたり達の世代にはそれほど珍しくはないし、それ以前から覆面歌手なんて実は多くいる。
とはいえ、小松未歩の場合はこれを極端にやった例とも言える。ライブをしないなら音源は多少いじっても大丈夫、と言う形で、彼女のCDはダブルトラックと言われる本人の歌声の重ね録りを行っている。これをすると単純に声は力強くなるし、同じ声が複数聞こえるというどこか不思議な感じを出すことができる。たまに演出として使う人はいたけれども、徹頭徹尾この方法でCD出し続けた人はほとんどいないんじゃなかろうか。そういう意味では小松未歩の歌声というのは、CDの中にしかない作られたもの、という言い方もできるな。こうして、どこかしらヴェールの向こう側にでもいるかのような独特な世界観をCDの中に作り上げて、その世界を売る、というビジネスモデルだったんだと思うな。そう言えばジャケット写真とかも何かしらのエフェクトがかかったものがほとんどだったし。
で、このCD販売は「生歌を披露しない」という大前提があってこそのもの。生歌を披露すればそこに響くのは「CDとは似て非なる歌声」なわけで、おいそれとはテレビ出演やライブは行えない。歌声にエフェクトかければ何とかなるかもしれないが、それにしても限度がある。
そんなんで商売成り立つのかよと言う疑問は浮かぼうが、とにかく当時はCDの出荷量が多くてね。数十万枚なんて販売数は当たり前のようにあったし、年に数枚はミリオンセラーがあったくらい。CDのみという極端な商売だって十分に成り立っていたわけ。
もちろん、今ではCDなんかとんと売れないし、ダウンロード販売も利幅は薄いらしいから、こういう商売成り立たせるのはちょっと難しいのかなあ、とは思う。だから平成も終わりのこれ書いてる時点でも活動を継続しているためには、売り方に関しては遅かれ早かれ見直しを余儀なくされたんじゃないかと思いますね。まあ、たらればの話でしかないが。

まあ、活動休止の理由がわからない以上、こうして語るのも全て憶測になっちゃうんだけれどもね。ただ、音源が出なくなってから10年ほど経って、その売り方の雰囲気から必要以上にミステリアスに語られてしまうのは、当時ファンだった1人としては何だかなあ、という感じ。果ては髪型についても「ずっとアップセットしていて、下げたことがない」なんて風に間違って語られちゃうくらいで。アルバムジャケット(6枚目のアルバム)で一度下ろしてます。まあすぐに元に戻ったけど。アマゾンでまだ売ってるんだから(2018年3月現在)、文章書くなら確認くらいしなさいよ。





まあ、こうして当時のCM見てみても、メディア露出を限定していた姿勢は見えるなあ。anybody's gameなんかジャケ写しか本人の姿写さねえもの。
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時に小は大を兼ねる

2018年04月06日 11時10分23秒 | 日記
結婚や多額のローンという経験は人間の着飾った部分をはぎ取っていくもののようで、結婚前に比べてとにかく趣味的に興味を引くものが少なくなってきた昨今。
例えば音楽はとんと聴かなくなって、事実上車移動時のBGMとしかなっていないし、ヲタ趣味もほぼ金を落とすことをしなくなった。そして車の趣味も劇的に変わった。派手な車に見向きもしなくなったのである。
ぬたりが独身時代とにかく乗りたいと思っていたのがジープラングラーなんだが、今ではとんと興味を引かれない。独身時代最後の車はミニコンバーチブルで、これはホント気に入った車で、楽しさで言えば歴代のぬたりの車でも最高峰ではあるんだが、じゃあ今再度ミニコンバーチブルに乗るかと言われれば、答えはノーだ。今現在の愛車としている、フォルクスワーゲンup!に関しても、独身時代に見た時の感想は「そこそこ値段するのに貧乏くさい」と、おおよそ良い印象ではなかったのにね。そもそもフォルクスワーゲンというブランド自体、せっかく輸入車乗るのにありふれてる、と良い印象は持っていなかった。
まあ、ローンのおかげで嫌でもお金にシビアにならなきゃいけなくなって、その中で自分の欲求をどう満たすかという思考が必要になっているのが最大の原因だと思うが、いずれにせよ、漫然と物欲に身をゆだねることが、最近はとんとない。
まだup!買って1年経ってないわけしそこそこ気に入った車なので、実際に買い換えるかどうかと言う話ではない。ただ、車好きと言う生き物は「次買うとしたら何かな?」と常に考えちゃう生き物なのでな。実際に買うかどうかは関係ないのね。ところが、今のところ国産輸入車問わず興味を引く車がない。まあ、住宅ローンもあるし所帯を持てば(子どもこそいないが)そういうチャラチャラした趣味性というのはなくなってくるわなあ、などと自己分析した気になっていた昨今、何気なく見ていたまとめサイトで以下の文章を見かけた。
「図体でかい奴は小さい車を、体の小さい奴は大きな車を求めがち」
これを見てストンと腑に落ちたので、ぬたりの今後の車の方向性が決まったわけでね。なるほど図体のでかいぬたりは、チョコマカ走る車ってなんか好きだったのね。それを思い返すにつき、ぬたりがいつか乗ってみたいと思っていた車が一つあったことを思い出した。うん、将来の愛車の有力候補だな。
「タケオカ アビー」である。
法律的には軽自動車よりもさらに小さい「ミニカー」に該当する。
ミニカーってのも評価が微妙なジャンルの車。4輪の車だから軽自動車あたりと比較もできるしエンジンが50ccだから原付バイクとの比較もできる。軽自動車に比べれば維持費がはるかに安い(そもそも車検が不要)、原付バイクに比べればはるかに快適(雨風しのげる)、とまあ、利点はなくもない。
が、マイナス点があまりに多い。1人しか乗れないし、エアコンも設置不可。乗り心地もお世辞にも良いとはいえない。そして何より思ったより高い。諸々混みで新車だと100万くらいだから軽自動車で一番安いスズキアルトバンの方が車両本体価格で言えば実は安い。セダンタイプのアルトにしても、一番安いグレードなら値段はそんなに変わらない。そして50ccのエンジンから想像するほど燃費も伸びないのよね。重量比でエンジン出力に余裕ないから。
一説には本社に直接注文に行くと、デメリットを逐一あげつらって、それでも買うかと踏み絵を踏まされる、なんて話もある。そのくらいまあ、一つの商品として見た場合には弱点が多すぎる車ではあるってことでね。そんな車がなぜ欲しいのかと言われれば、小さい車に乗りたい、という思いの究極の行き先はここだってことなわけでな。世の中何事も中途半端よりは極端の方が面白いのよ。
もちろん、一人暮らしならこれ一台でも良いけど、おかあちゃんとの世帯として考えればこれ1台では無理。当然おかあちゃんが普通の車を1台乗る、と言う前提での話。この車のマイナス面はぬたりも重々承知しているので、up!の次の愛車はこれかといわれても、そう簡単なもんでもないんだが、まあ今一番欲しい車をあげろと言われて、出てくるのはこの車だと言うことでね。
あと、エコエコ言うならこういう車も眼中に入れやがれよ、という昨今の風潮への皮肉も込めてな。この車で住む人間が全員これに乗り換えたら、どれだけエコかって話でね。長距離乗りもしないのに無駄にハイブリッド車買って悦に入ってんじゃねえよ。
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ちなみに今月末のドラフト会議もアメリカでは高視聴率です

2018年04月05日 20時57分15秒 | 日記
ちょっと間が空きましたが、前回はNFLについて取り上げましたけれども、とにかくまあ日本ではアメリカンフットボールというスポーツは人気がない。アメリカではあらゆるプロスポーツの中でNFLが一番人気が高いんだけど、日本では、アメリカではMLBが一番人気なんだろ、って思っている人も多いだろう。いや、MLBの人気がないとは言わん。NFLの人気が凄すぎるだけだ。
とは言え、NFLなんてしょせんアメリカの国内リーグ。経済圏がかなり近いカナダとかはともかく、海を越えた日本で人気のある必要なんてない。海の向こうに注目しなくったって、日本国内にプロスポーツは沢山ある現状では、むしろ人気が出る方がおかしいくらいだ。今から考えれば、かなり前にジョー・モンタナの一時的な人気があったが、あれは一体何だったのかね?
MLBと違い日本人選手がこれまで一人もいない、ってのは確かに良く語られる不人気の理由だけれども、単発的に日本人選手がいたって継続的に盛り上がるものでもないんだよね。田臥が出ても日本でのNBA人気に本格的に火はつかなかったでしょ。むしろジョーダンとかあの辺りの方が盛り上がった感すらある。いや、靴が売れただけだったけど。
日本の場合、「学校の体育のカリキュラムの中にアメフトやそれに似たスポーツがない」ってのがそもそも人気獲得にはハンデなので、もうどうしようもないとは言える。よく聞く言葉に「アメフトはルールが難しい」と言うのがあるけど、実はルール自体は他のスポーツに比べれば難しくなんかない。むしろ、4つも塁があってそれを回らなきゃいけない野球に比べれば簡単なくらい。要は敵の陣地の一番奥までボール運べば得点になるんだから。
ルールが難しい、んじゃなくて、ルールに馴染みがない、ってこと。どんなスポーツだって一からルールを覚えるのは大変で、それなりに時間もかかるけれども、多くの球技は学校がこれを担ってくれる。サッカー、バスケ、バレーボールと言ったあたりは学校でやるし、野球はルール的に類似するソフトボールをやる。これを経過してからスポーツ観戦するのと、自分でルールを学習しなきゃならず、しかも気軽にルールを尋ねることができる人が少ないアメフトでは、そら普及に差は出るってもんで。
世の中まあ世知辛くなって、テレビの無料放送に関しては数字の取れないものはかなり早く見切られる。NFLに関してもかなり日本での無料放送枠の削減は進んでいて、頼みの綱のNHK-BSも放送はド深夜で試合数も順調に削減されてる。有料放送もかなり整理が進み、まともに見ようと思ったら悪名高きDAZNに頼らざるを得ない状況。もっとも、そのDAZNですらこの有様だから、大きな期待をかけるわけにもいかんな。まあ、既に言ったが、海の向こうの国内スポーツのことだから、ある程度見られるだけマシ、って言い方もできるかも知れんが。
ぬたり自身はNFL好きと言っても、試合を熱心にチェックはしておらず(放送深夜だし)、結果をダイジェスト番組で見て楽しんでいる程度なので、試合放送が少ないこと自体に不満はないんだけどね。普段リアル観戦をあまりしてないからこそ、スーパーボウル観戦がお祭りチックにもなってるんだけどね。「1年に1度、この日だけは朝からテレビの前に陣取って試合見る」みたいな感じで。なのでスーパーボウルさえNHKがやってくれれば、とりあえずは大丈夫なんだけどね。正直月曜日の午前中の時間のスポーツ中継なんか数字が取れているとは思えないんだが、受信料は今後もちゃんと払うからスーパーボウルの中継だけはやめないでNHK様、と言うことだけは声を大にしていっておきたいところね。

まあ、良い時代になったもんですよ。ぬたりが子どもの頃は映像コンテンツって地上波テレビしかなかったからね。NFLの試合なんて望むべくもなかった。ぬたりがスーパーボウルの中継を見られるのはBSの無料放送があるからだし、金さえ払えばレギュラーシーズンのそれなりの試合(当初DAZNは全試合配信と吹かしてたらしいが、これは嘘だったりな)見られるわけだしな。
で、ちゃんとぬたりがお金を払ってNFL見てれば格好いいことも言えるんだが、いかんせん試合をお金払って見るほどでもない、という程度の興味の持ち方だったりして、もうコレまで語ったことが台無しだったりするんですけどもねこれが。

今現在身銭を切ってまでのぬたりの趣味と言ったら猫くらいのもんだぜホント。
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