フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

僕にできることはまだあるかい

2019年08月29日 22時29分33秒 | 下手っぴギター&ウクレレ
ぬたりの昨今の趣味の状況をさらせば、ヲタネタは、ゲームだとFGOのみ、チェックしているテレビアニメは無しで、最近見たのは新海作品のみ。ギターやウクレレに関しては年単位で触ってすらいないという、もうホントどうしたもんかと言う状況になってる。
加齢によるやる気の減退、という理由を語るのは簡単だが、まあ、公私ともにやる気は無い。ブログも更新を怠りがちだしな。
まあ、やる気無いのは今に始まったことでもなく、別に日々を常に死んだ魚の目で過ごしているわけでもないけどね。喜怒哀楽ちゃんとあるし、我ながら今でも(愛想笑い営業スマイルも多分に含むが)良く笑う。元気に過ごしてはいるのよ。
ただ、自室を眺めると、それなりに高価なギターやウクレレがゴロゴロ転がって触りもしない状況というのは、流石にどうかと自分でも思う。マーティン、フジゲン、Kヤイリ、カニレア、と持ってるギターのブランド並べるだけでも、「使ってねえんなら俺に寄越せよお前は!」とかのツッコミを誘発しかねんな。
ただ、ぬたりの2階の自室はエアコンがなく、この季節灼熱地獄と化すので、長く部屋に留まれないって事情もあるのよねえ。あんなとこで集中して練習なんかできない。ぬたりの家のエアコンは2台と必要最低限しかなく、このあたり金のない家造りの悲哀をひしひしと感じる次第。ギター教室もやめちゃったから、やってても張り合いがないしな。

そんな感じで楽器がはっきり部屋のオブジェと化しつつある昨今。こんなものを購入してみた。

ギター弾きもせんのに楽譜だけ買ってんじゃねえよお前は。

ただ、楽譜の世界はホント一期一会で、数ヶ月経つともう入手困難、なんて事態は当たり前なんでな。弾く弾かないは別にして気になる曲があったら確保はしておかないと。実際、この曲、そろそろ店舗によっては欠品出始めてるぜ。
少しはこれを機に気合い入れ直して少しは弾いてみようかしらね?
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マイナー趣味の憂鬱

2019年08月23日 22時12分34秒 | 日記
新しいレンズも買い、思い出したように愛機ペンタックスK-5IIをいじりだしたタイミングで、スマホのビッグデータを活用されて、フェイスブック立ち上げるたんびにペンタックスの新型フィッシュアイレンズなんて言う、ぬたりにドストライクな広告見せられて悶々とする今日この頃。欲しいよう欲しいよう(旅行に行ったので今は逆さにしても鼻血も出ない)
ともあれ新しいカメラ機材を購入したもんで、手元の収納が心許なくなったぬたりは、カメラの収納ケースを購入することにした。そんなもんホムセンのプラケースに乾燥剤放り込んどけばいいのかもしれないが、まあ、たまには行っておくかと某カメラ屋さんのチェーン店に行くことにした。
それにしてもデジカメバブルがはじけて幾年月、この手のお店もすっかり寂しくなったもんで、かつてそれなりの広さを誇り、ぬたりも何度も利用した店舗は、もはや半分以上を同社が経営する子供用写真スタジオに乗っ取られており、物販スペースは寂しい限り。まあ、実際ぬたりが行ったときもスタジオの方が客が多かったし、こらもう仕方ないわな。いまやコンデジなんか誰も買わねえもん。スマホで十分。
で、プラスチック製の収納ケースなんてそもそもそんなに種類もないし、迷うまでもなく選び、さて後は、とばかりに店内の新品カメラを見ていく。コンデジはともかく一眼レフはケースの中だから触れはしないが、興味のあるものは見てるだけでも楽しいもの。ぬたりの愛機を作ったペンタックスは、今やかなり機種整理が進んでいて、まあそんなに見てて楽しいものではないんだが、おそらくブランドが潰れない限りはぬたりは一生ペンタックス使いなので、こうして定期的に眺めているのは案外有意義な時間となる。えーっと、ペンタックスの一眼レフはっと。
展示機が一つもなくて愕然とする。
売れちゃったんだろうかと弁護もしたかったのだがさにあらず。
カタログすらない。
ち、ちょっと待った。確かにペンタックスはいまやデジタル一眼ではシェア少ないですよ。デジタル化で一気に伸びたキャノン、根強い人気のニコン、ミノルタの系譜を継ぎつつ新機軸で新たなファン層を開拓するソニー。その狭間で、これと言った話題を提供できてないのは確か。せいぜい普及機で数十色のカラーバリエーションを出したくらいか。その後定着してないが。
まあ、ニコンF買えない人がこぞってSP買ってた時代ならいざ知らず、今の世の中ペンタ使いは「分かって使っている人」か「単なる珍しもん好き」のどちらか。はっきり後者であるぬたりにとって、店頭在庫がないとか扱いがぞんざい、なんてのはもう慣れっこではある。
が、カメラ屋に来て実機もカタログもない、なんてのは初めての経験だわな。ペンタックスのシェアが縮小してるのか、このチェーン店の販売体制が縮小してるのか、どっちなんかね(多分両方)

まあ、シグマとかケンコーに比べればまだマシか。店頭でそもそも見ないもんな。
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昨日までの貴様はもう死んでいる

2019年08月22日 16時22分15秒 | 日記
さてさて、ぬたりは先日地味に誕生日を迎え、四捨五入でアラフォーからアラフィフへと華麗なる転身を遂げたわけだがね。
そんな気も無くいつまでも若手のつもりではいるんだが(つーかぬたりは、職場ではバイトさんを除けば係内では末席にいる。いよいよおかしいぞうちの会社の年齢構造)、もう多分人生の折り返しは過ぎている。
冷静に考えるに、まあ別に人生やり残しもそんなにないもんで、もしもいざ死を突きつけられても、嫌は嫌だが、家のローンがチャラになるならそれはそれでラッキー、程度の考えしか思い浮かばない昨今ではあるな。
んで、個人がどう思おうが誕生日というものは毎年律儀にやってくる。ぬたりはもう全くこんなイベント重視してないが、誕生日というのは近しい人の誕生日を祝わないとそれはそれで気まずい、と言う難儀な日でもある。おかあちゃんがなんか誕生日のお祝いをさせろ、と言い出した。誕生日なんぞしょせん冥土の旅の一里塚だぞ、と言い聞かせているのだが、どうにも今でも誕生日を祝いたい気持ちは変わっていない。これはイコールぬたりも毎年祝わなきゃならんと言うことにもなるんでなあ。今年はウォーキングマシンだったが。さて、来年どうしましょうかね?
今年に関してはおかあちゃんから買う物の提案があり、帽子(ハット)はどうだとのこと。ぬたりは最近、髪をセットするのが面倒で、休日出かけるときはニット帽を被っているのだが、これがおかあちゃんには実は不評。で、先日、とあるショッピングモールの帽子屋で、たまたま被ったハットが似合っていたとのことで(ぬたりには自覚ないけど)、被るのならああいうのにしろ、という意見。こういうのには、まあ、素直に従うべきだ。
その先日行ったショッピングモールは現在駐車場を潰しての改装を行っていて、駐車場待ちのみならず近隣の渋滞が割と悲惨になっている。正直行きたくはなかったので調べてみると、件のモール内の帽子屋の本店は別の場所にある由。ならそっち行った方がよかろうという判断で車を走らせる。んで、到着したお店はと言うと・・・
電気はついてますが、自動ドアの電気が切ってあって半開きになってます。大丈夫かここ?
で、おそるおそる入ったぬたりが見たもの、それは壁の一角を占拠する結構な数のボルサリーノであった。

・・・ひょっとして、ここ、高いんじゃね?

冷静に店内を眺めると、店内には安物の帽子は一つもない。ショッピングモールのお店はそれなりにあったと記憶しているんだが、使い分けてんのかやっぱり?
ぬたりは知らなかったがお店自体がそれなりな歴史を誇る町中の店だから、店員(と言うか多分店主)のマンツーマンマークにあったりもして、最初は結構緊張もするもんだが、こういう場合、店主に任せていると、値段関係なくぴったりと似合うものを見つけてくれるのが利点。実際、あれこれ被った中で、サイズぴったりでぬたりにもバシッと似合う帽子を見繕ってくれた。



MOSSANTってブランドの帽子。
勿論安い買い物にはならなかったが、それこそちゃんとしたパナマ帽買うのに比べれば安く済んだかと。実際、店内には芸術的に編み込まれたパナマも散見されましたぜ。お値段も結構な芸術的な価格でしたが。
ともあれ、今年の夏のお供ができたってことで。今年の夏も暑いしな。
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問おう、貴方が私のマスターか

2019年08月20日 20時56分50秒 | ヲタネタ
先日日曜日にツイッターのトレンドに「マーリン」が入ったことについて、知らない人にとってはいきなり訳の分からんワードが飛び込んできて訳分からん事態となったことを、FGOユーザーの一人としてお詫びする次第であります。ホントもう常時解放しとけって話なんですが。
解説を加えれば、マーリンはFGOのキャラの一人。と言うか、そもそもはアーサー王伝説の登場人物で、アーサー王に仕えた宮廷魔術師。
FGOというゲームは歴史上の英雄、偉人、著名人、なんなら神様までを使い魔として戦闘をするゲームで、マーリンは相当に有能なキャラクターとして設定されていて、なんなら高難易度のクエストはこいつがいること前提としてバランス調整されてんじゃないか、とすら言われるくらい、ゲーム攻略にはかなり重要なキャラなわけ。Fate、というシリーズ上、アーサー王はかなり重要な位置を占めているので、相対的にマーリンの評価も上がったんだろうけれどもね。それにしてはアーサー王自体がキャラとして今は微妙な位置にいるけども。
んで、キャラクターはスマホゲーお馴染みのガチャを回さなければほとんど手に入らないのだが、困ったことにこのマーリン、普段のガチャをどれだけ回しても手に入れることが出来ない。手に入れるには「ピックアップガチャ」と言われる、そのキャラクターが出る確率を内包したガチャを待つしかなく、その頻度はお世辞にも多くない上に、しょせんガチャだから手に入れられるかどうかは運次第。しかもレアキャラだから当たる確率も低い。それでも手に入れられるチャンスなわけだから、そら持ってない人とすれば何とか欲しいし、当たったかどうかで一喜一憂もするわけでね。
ちなみにぬたりはと言えば、完全無課金ユーザーよろしくマーリンは持っていなかった。それでも2年もこのゲームやってるとガチャに必要な石もかなり溜まっているもんで、今回溜まった石を全部放出する覚悟でガチャ回したらあっけなく手に入った。普段は高レアキャラなんか滅多当たらないが、当たる時はあっけないもんだな。

で、FGOはそんなに甘いもんではなく、キャラを手に入れるのが狭いにも程がある門である上にそこは単なるスタート地点。その先のレベルアップ等の育成はそらもう修羅の道。必要なアイテム収集に相当に骨が折れるので、そう易々とは強キャラに育たない。初心者がストーリーやイベントの完走を目指せる戦力を整えるまでにはそれなりな時間がかかる。ちなみにのんびりやっていたぬたりの場合、7月にやり始めて、次々開催されるイベントを横目に戦力補強に明け暮れ、初めて一応イベントを完走できたのは秋のハロウィンイベント。それまではイベント戦闘はちょっと難しくなると歯が立たなかった。そのハロウィンにしてもおまけの高難易度戦闘はどうにもなんなかったが。ちなみに今では歯ぐらいは立つ。辛勝かコンティニュー前提になるが。
マーリンの話もそうだが、このゲームとにかく戦力補強がおぼつかなく、初期の頃は課金への欲求は相当に高い。昔に比べれば救済策は多く、ガチャに必要な石も4個→3個になり、ガチャ10回につき1回おまけと負担は軽くなってるし、最近、キャラ1人だけ無条件で高レベルまでレベルアップされるシステムも実装されたし、ゲーム開始時に最高レア度の星5キャラを(選べないとは言え)1人贈呈、とあれこれと手は打ってる。良くあるフレンド申請についても、フレンドがサポートとして登録しているキャラは使い放題になるため、序盤はフレンドに任せておけば、ストーリーはサクサク進む。
けれどもシステム自体が射幸心を煽っていることは間違いなく、ぬたりのように完全に無課金でやるには月単位の我慢が必要になる。フレンド頼みでストーリーを進めても、いつかは行き詰まるわけでね。その際には修羅の道である自前の戦力補強に走らなきゃいけない。そしてその際に、ガチャの誘惑は相当に強い。
その誘惑を乗り越えた今だから言うけども、このゲーム生半可な課金は経済的な傷を増やすだけで意味ないんだよね。そらもちろん戦力補強が首尾良く進む可能性はあるが、所詮は確率のガチャ。ゴミしか出てこないガチャなんてそれこそ日常茶飯事だし、そもそも高レアキャラの輩出率は低いにも程がある。そして費用対効果も低い。石が1個120円で10連ガチャ回したければ1200円かかる。それでゴミガチャだった場合は目も当てられないでしょ。つーかその可能性の方が高いのよ。
要するにぬたりとすれば「FGOは月に万単位で課金できるのならば課金せよ。そうでなければ中途半端はやめておいた方がいい」と言うアドバイスになる。ぬたりの場合、最初にもらった最高レアキャラが「諸葛孔明」と、ゲーム内有数の有能キャラだったから何とかやってこれた感はある。まあ、それとは別に一番最初に貰えるレアキャラが「ステンノ」だったと言えば、FGOやってる人は、ついてるんだかそうでないのかわからん、と言ってくれると思うが。
まあそもそもこの作品、聖杯だのサーヴァントだの各キャラの性格だのと、過去のシリーズから引き継いでる設定があれこれあるから、Fate知らない人にはそもそも勧めづらいんだけどね。取っつきにくい部分あるだろうし。
それでもまあ、「シリーズ集大成」を謳うだけに、シリーズ作品に一度でも触れた方はやっておいた方がいいんじゃないかとは思いますけどね。ぬたりは課金はしてないが、まあたまにコンビニでウェハースとか買ってるのでそれで勘弁してくれや。
ちなみに「歴史の英雄を女体化するなんてこれだからヲタコンテンツは」とかと言われることがあり、特に葛飾北斎実装時にそんな話が巷に流れたが、あれ葛飾応為(北斎の娘)だから史実どおりなんだがな。
まあ実際、シリーズの人気キャラはアーサー王やらローマ皇帝ネロとか織田信長とか女体化してるので、100%弁護することも出来んが、女体化に眉をしかめるなら、お前等つかこうへいや日本テレビの目の前で同じこと言ってみろよ、って感じではあるな。ヲタに限らず昔からやってんだよ日本人は。
・・・まあ、沖田総司も三蔵法師も、FGOでは女体化してますけどね。
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僕らの恋が言う 声が言う 「行け」と言う

2019年08月14日 12時09分36秒 | 日記
と言うわけで「天気の子」を見る。

うん、面白かった。間違いなく映画館で見てよかった。
と言うわけでこの気分の良さを形にしようとブログの筆を取る。面白かっただけに割と簡単に書き上がる。あとは確認だな。一読して公開しよう。

一読した自分の文章の感想。
キモい。

いや、何これ? ヲタクの文章丸出しでとてもとても恥ずかしくて世に出せねえ。なんだろうなあ、イタイ自分を開陳するの遠慮してたらブログの更新なんか出来ないんだけどなあ。今までだってそんな文章うちのブログにはあふれているわ(なら直せよ)
とは言え、自覚してしまったものはしょうがない。では搦手からの手段として、最初にさらっと書いて、途中に「ここから文章キモくなるよ」という文章を挟んで公開しよう。これなら後半部分を公開するのに、「お前の文章キモい」と言われても、忠告したじゃん、と逃げられる。と言うわけで、まずは一言二言簡単に書いて、「ここからキモくなるから読むのは自己責任でね」と断りを入れて本気で書こう。・・・こんな感じかな。これならまあ良いだろう。誤字脱字をチェックしつつ一読して、っと・・・

書き直した文章を一読した感想。
やっぱりキモい。

読み終わったら速攻全文デリートしたわ。いやもう、この作品、ヲタが見たらやたら語りたくなるな。



と言うわけでぬたりの「天気の子」の感想。

面白かった。みんなも見に行け。
・・・以上。
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第3新東京市に行ってきました ダークサイド

2019年08月08日 15時37分33秒 | つぶやき
注意!
本日のネタはぬたりが宿泊した某宿泊施設へ対する悪い印象の文章になります。冷静なレビュー的な文章にしたいとは思いますが、正直自信がなく、単なる悪口になっているおそれが高くなります。このため読んで気分を害するおそれがありますので、本文をお読みになる場合は自己責任でお願いします。このため、宿泊施設名は場所含めて本文中では明かしませんし、コメントでも一切お答えしません。ぬたりのお知り合いの方のお問い合わせには対応もするかと思いますが、そうでない方のお問い合わせには一切お答え致しかねますのでご了承ください。あと、普段おちゃらけネタを多く記するぬたりがかなり真面目に書いちゃってますので、正直文章としてあまり面白くないんじゃないかと思います。しかもこういうのは一気に吐き出したいから無駄に長いよ。
それでもいいなら、お進みください。










ぬたりがその宿泊施設を選んだのは、毎年の旅の考えとして「ある程度のグレードを持った宿」と言うことから、JTBのパンフレットから選んでいる。実際眺望も素晴らしく、落ち着いた雰囲気で、部屋もなかなかに広かった。今から思えば、チェックインに無駄に時間がかかっていて、しかもその間こちらをほったらかしなのは気になったのだが、これは演出のものかと思っていたくらいだ。実際、駐車場の入り口まで従業員が一人迎えに出てくれていたし、「おお、さすが」と思っていたのだ。
不吉な兆候は、部屋係の説明が終わった後に現れていた。「この後食事係が参ります」という説明があったのだが、待てど暮らせど誰も来ない。おそらくは「この後来るのは食事(の時に)係(が来る)」という意味での発言と思われたのだが、この後係が来る、と言われればこちらは風呂にも行けずにしばらく待ちぼうけをせざるを得なかった。結局待ちくたびれて大浴場に向かったんだが、その間に誰かが来ていたのかどうかは分からない。また、隣の旅館の改装作業の音がかなりうるさかったのだが、そのことに関する説明もなかった。
そしてその食事がそもそものネックとなった。ぬたり達の食事は午後7時からで、実際そのとおりの時間に始まったのだが、問題は食事の提供時間だ。
温泉旅館は懐石料理をベースとしており、そもそも時間がかかるのは当たり前。ファーストフードとは訳が違うので、美味しい料理をのんびり時間をかけて味わうものだ。
だが、食事開始から食事の終了までに2時間半以上を要するとなるとちょっと度が過ぎている。食事終了は夜10時近くで、ホテル内のバーラウンジに行くのすら時間的にギリギリになる。また、飲み物を頼んでもこれも時間がかかった。厨房ではなくラウンジから持ってくる、という説明はあったが、だからといって待たせて良いというもんではないだろう。
と言う具合になんだかなあ、と言う印象は宿泊初日には既にあった。だが、JTB予約特典として提供されたシャンパンハーフボトルが本物のシャンパンで、そこそこの値段のものであったりと、一応宿の格の高さを垣間見せるものはあったので、まあ、こんなもんかね、という形で床にはついた。
だが、本当の事件は翌日早朝に口を開けて待っていたのだ。

午前5時40分頃。
けたたましい警告音に早朝の眠りを破られたぬたり。東日本大震災以降、アラートがたてる落ち着かない音は何度も聞いており、さては、と思ったが、音の発信源は携帯ではなかった。警告音には自動音声がついていた。
「1階の火災警報器が作動しました」
ただならぬ音で落ち着かない気持ちを抱えつつも、取りあえずそのまま廊下に飛び出す。臭いや熱、煙等、特に異常は感じられず、エレベーターホールの吹き抜けまで行ってみても様子は同じ。ぬたりがいるのは2階でそれなりに危険度は高いが、取りあえずは緊急的にどうこうというわけではなさそうだ。だが、大丈夫そうだという見込みを許さないとばかりに少しすると自動放送の音声は切り替わった。
「1階で火災が発生しました。速やかに避難してください。」
運が悪かった部分はあるが、ぬたりの部屋は館内廊下隅の非常口プレートを視認しやすい場所にあった。避難ルートはエレベーターホールの階段と非常口なのだが、心情としてこういう時は非常口を選ぶ。そしてこの非常口、信じられないことにどこにも通じていなかった。無理をすれば敷地外へとエスケープできるか、と言う程度で、申し訳ないが後ろに炎か煙が迫って切羽詰まっていなければ使えないルートだったのだ。
結局は1階まで降りたところで他の客室の非常用ルートから逆に客室に侵入。1階の廊下から、敷地内の屋外施設へ行くと他の宿泊客がいたのでしばらく一緒にいた。ちなみにこの施設は傾斜地に建っていて、エントランスは5階にある。1階にはそんなに他の客はいなかったし、他の人は5階に行ったのかね?
そんなこんなで最初に警報が鳴ってから20分以上も経った頃だろうか。「ただいまの警報は誤報です」というアナウンスが流れたのだが、流石に心配で、しばらくはいつでも逃げられる建物からつかず離れずの場所にそのままいて、時間をおいて部屋に戻った。部屋に戻ったのは、警報発生から40分以上経過してからだった。そしてこの時点までにおいて、ぬたりの不信を徹底的にしているある出来事がある。

従業員の姿を一度も見ていないのだ。

早朝だし従業員が少ないのは分かる。だが、幸か不幸かぬたりは警報器が鳴ったという1階の、建物からつかず離れずの場所にしばらくいたのだ。それなのに従業員の姿を見なかった。ぬたりは安いホテルに泊まったのではない。それなりの値段を払って宿泊しているのだ。果たしてその値段の対価に見合った体制なのかこれは? という疑いはどうしても持ち上がってくる。
部屋に戻ってしばし。内線が鳴り、謝罪とお詫びとしてチェックアウトを1時間遅らせる旨の話があったが、これだけ不安にさせられた場所に長居したいとは到底思えなかった。ちなみに待ち時間の間、ネットで口コミをチェックしたら、このチェックアウトを遅らせる対応は、この施設で何らかのトラブルがあった際、必ず告げられるようだ。マニュアルにでもあるのかね。まずはお金のかからない部分から入れ、みたいな。
そして、朝食係がぬたりの部屋の戸を叩く朝8時まで、従業員は誰も来なかった。直接の詫びも出来んのかここは。ちなみにここ、客室数は20程度。回りきれない数じゃないだろ。
そう思って施設内を見ると色々とおかしな部分も見えてくる。壁紙の傷みや調度の痛みも見えるし、果てはショップの品揃えもお世辞にも素晴らしいとは言えず、そこらの雑貨屋にありそうなものばかり。払った値段に相応かと冷静に考えると疑問ばかりが見えてくる。部屋の冷蔵庫内のドリンクも全て有料なのも気になった。しかも全部コンビニに行けば買えるようなものばかりで、特別な飲み物は一つもなかったし、全部高い。
そして朝食を食べているときに、朝食の係からお詫びにチェックアウトを遅らせる旨の話が再度出たが、「予定があるのでそんなにいられないから、何かほかにサービスをして欲しい」と嘘をついた。こちらとすれば、もう一刻も早く宿を出たかったのだ。
で、代わりとして「夕食時のドリンクを無料に」と言うことになったのだが、こんな交渉までしなきゃならんと言うのも気分をげんなりさせた。なんで迷惑かけられたこっちが気を使って交渉せにゃならんの?
チェックアウト時、女将が出てきてそれはもう平身低頭、平謝りモードで、同施設で使える1万円分の商品券(宿泊でも買い物でも可)をくれた。女将の態度と人当たりに関しては全然悪感情を抱けず、有名観光地のそれなりの旅館の女将はやっぱりひとかどの人物なんだなあ、と感心はしたんだが、流石に時既に遅し。既にぬたりの気持ちは冷め切っていた。単に間が悪いだけなのでこれは宿に責任はないのだが、我々ヲタにとって、今「火災」と言うキーワードはちょっと心情的にきついのよ。それだけにぬたりのこの宿に対する印象はもう繕いようがないほど悪化していた。
ちなみにチェックアウトにも信じられないくらい時間がかかった。その際の従業員の何気ない一言にも、正直言おう、ムッとした。

「冷蔵庫内の飲み物も利用もございませんでしょうか?」

言われる前に無料にするとかの気遣いはねえのかよやっぱりここは。

言っておくが、ぬたり達は運が悪かっただけで施設の印象が悪くなったことは認める。だからこの文章が必要以上に施設に攻撃的になっていることも認める。
だが、我々は安心してくつろげるよう、それなりの格式の宿に泊まっている訳なので、そのがっかり感は汲んでいただきたいと思う。
宿自体は、眺望や部屋の広さ、館内の造り等にちゃんと光るものがあり、今でもそれなりな人気を誇っているみたい。でも今でも人気があるが故に、改良や改善、サービスの見直しが後手後手になってはいまいか、という感じは正直した。施設自体改装後20年近くが経過しており、実際あちこち痛みが見えるし。なので、こういう出来事を今後を見直すきっかけにしてもらえればプラスにもなるんでしょうけどね。それをするかどうかはもうあそこには行かないぬたりには関係のない話だが、旅行という楽しい雰囲気を一気にぶちこわされるような思いは、あんまり多くの人にして欲しくはないです。

最後に追加。調べて分かったのだが、この施設は20年近く前の大規模改装後に人気に火がついたそうなのだが、大規模改装の原因がなんと火災だった。それだけに、火災絡まりの対応があまりにおざなりだったことに、信じられない思いを禁じ得ない。お前達は火災を、そしてそのことが関係者にどんな感情を呼び込むか知っているはずで、その火災に絡んだ今回のトラブルに、なぜあんな対応しか出来なかったのか。愕然とする思いだ。

繰り返しになるが、ぬたりがここまで悪し様に言うのは、タイミングが悪かった、と言う点もあるので施設が全て悪いわけじゃないとは思う。けど、ぬたりの感情とするとせっかくの楽しい旅行をぶちこわされたということでちょっと納得できないので(意訳:幾ら払ったと思ってんじゃゴルァ!)、ブログでぶちまけさせていただいた次第。まあ、こうして文章にすると少しはすっきりしますですよ、はい。
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第3新東京市に行ってきました そのに

2019年08月07日 19時52分41秒 | 旅行&おでかけ
2日目である(宿については仕切り直す)
大涌谷の立ち入り禁止と同時に、大涌谷を通るロープウェーも運休しているのだが、これは観光客の流れにも微妙に影響しており、芦ノ湖方面に向かう人間が他の交通手段、すなわちバスに流れていると言うことである。はい、次にぬたりが言いたいことは分かりますね。
朝一から寿司詰めのバスに乗る。
夏休み期間中の観光地はしょうがないけどもね。
で、やってきたのは岡田美術館。箱根登山鉄道の駅からは微妙に遠いのでバス利用になった訳だ。結論から言うと凄いよここ。まず5階建ての建物におののくわ。展示自体はゆったりしてるけれども、たっぷり美術品を見たな、という感想は間違いなく持てる。売りの一つに壁画を見ながらくつろげる足湯カフェがあり、ぬたり達も足湯でのんびりしながらお茶したのだが・・・。うん、猛暑の中でやるもんじゃないな(当たり前だ)。ただ、アイデア自体は素晴らしいと思うな。季節がよければかなり心地よい場所だと思うよ。

さて、ここで大涌谷の代りに行くスポットの選択に迫られたわけだが、素直におかあちゃんに決めさせて仙石原の箱根ラリック美術館へ行くことにした。バスの乗り換えもなかったのでね。小涌園バス停から乗車し仙石原へ。バスはカーブやアップダウンを伴いながら走る。
・・・酔うわ。道が狭いから結構擦れ違いとかで走行スピードもコロコロ変わるし。
ラリック美術館でお昼も食べつつ(少々高かったけども味は美術館併設のレストランと馬鹿に出来ない味。なかなか美味しかったわ)、展示品を見学したが、結構渋い展示ではあったもののなかなかに面白かった。箱根でガラスというとガラスの森美術館が人気だけど(バスで通ったが実際人が沢山いた)、どっこいここもなかなか良いですよ。
で、ここのラリック美術館、特別展示と言うことで「LE TRAIN(ル・トラン)」なるものが展示されている。ルネ・ラリックが手がけたオリエント急行の客車内でお茶が楽しめる、というのが売り。
展示されている客車は1929年製。きちんと歴史のある客車であり、内装はほとんど当時のまま。座る椅子とテーブルクロスが新品なくらい。そんな場所でお茶する機会というのはそうそうないことは事実で、2100円という値段だけの価値がある・・・と考える人もそれなりにはいるかも(おい)。2100円でお茶一杯とパウンドケーキ1個(メニューは変わります)だからね。高いと言えば高い。
んで、実はこの客車、オリエント急行とは微妙な関係。確かにオリエント急行を名乗る国際列車で使われたことは事実だが、あくまでも1976年から運行されているリバイバル企画「ノスタルジー・イスタンブール・オリエント急行」のものであり、企画会社自体オリエント急行とは縁も所縁もないスイスの会社。ここに展示されている客車も含め、古い客車なのは事実だけれどもオリエント急行として使われたことのないものがほとんどを占めていたため、2008年にフランス国鉄から名称について訴訟を起こされた(このため、同会社企画の国際列車は今はオリエント急行の名称は使っていない)。
こんな感じなのでオリエント急行の名前押しなのは正直ちょっと違うのだが、客車が100年近くの歴史があるのは事実だし、内装もまあお見事。車体ペイントやサボ、それからケーキが乗ったお皿も、件の「ノスタルジー・イスタンブール・オリエント急行」のままであり、今現在は本場では使われていないことを考えれば、これらも貴重と言えば貴重。珍しい経験だったことは間違いないな。

観光的には以上で終了。で、ぬたり的に旅行の白眉はここから。なんか去年もグランクラスで似たような感じだったが、今年もそう。帰りのロマンスカー、JTBには「まあ取れるもんなら取って」程度で軽くお願いしていた展望席を見事に的中。流石に最前列は無理だったが堂々の1号車2列目。しかも車両は最新型のGSEですよあっはっは。
箱根湯本駅で待つことしばし、ぬたり達が乗るロマンスカーがそのオレンジの車体を誇示するかのように、ぬたり達が乗る1号車を先頭にホームに滑り込んできた。いやあ、こんなに見晴らしの良い席に乗れるとは良い経験だよね。この先頭のここに乗るわけだよ、うんうん・・・あれ? でもなんか違和感があるな。箱根湯本駅に入ってきた列車はこのまま折り返すのよね。
1号車って、最後尾じゃね?
で、展望席は展望が売り。大きなフロント窓に背を向けたりしない。
というわけで、新宿駅までの1時間半以上、進行方向にお尻を向けての後ろ向きの移動と相成りましたとさ。まあ、眺めは良かったんだが、展望席は頭上の荷物スペースもないし、善し悪しではあるんだな、ここ。

以上が今回の旅行の記録。2日目は美術館ハシゴになったので写真はほとんど撮れませんでしたとさ。修行の意味合いもあったんだがなあ。
ちなみに箱根に行った際にお土産を買うならおススメはここ。お好きな方に向けてのお土産が選び放題あるよ(おい)


で、次回は旅行の陰の部分を扱いますが・・・。読むのは自己判断でね。悪口やクレームチックな文章は、あまり読んでて気分の良い物ではないからね。
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第3新東京市に行ってきました そのいち

2019年08月06日 22時16分51秒 | 旅行&おでかけ
突然だが箱根旅行である。夏の旅行というやつだ。
毎年夏の旅行のネタになると言っているが、ぬたりにはもはや一般的な観光地で行ってみたいところと言うのはほとんどなく、毎年おかあちゃんの言いなり。箱根と言えば首都圏を代表する観光地であるが、おかあちゃんが彫刻の森美術館に行ってみたいと言ってたもんだからね。とりあえずこの希望のみでJTBにて予約をした。そしてこれも毎年の恒例だが、猫がいるから行程は1泊なので、宿のグレードはある程度上げている。
ぬたりは箱根に行くのは2回目。だから知ってはいるのだが、箱根って、実は公共交通機関で群馬から行くには微妙に不便なのね。
箱根への交通手段となればとりもなおさず新宿からの小田急ロマンスカーがデフォルトとなり、JTBのパックもそうなるのだが、群馬から新宿駅へは、新幹線の場合は東京駅から中央線快速への乗り換えが発生し、それなりの通勤路線に揺られることになる。
在来線であれば新宿へ直通する特急なり快速なりは存在するが、新宿駅到着が遅れてしまい、現地での行動時間が削られることになる。ちなみに前回は在来線乗り換えで行き、現地滞在時間が結構短かった。なので今回は東京駅までは新幹線を利用したのだが、いやはや、朝8時半前後の中央線快速の混雑はなかなかに乙でしたな。
さて、新宿駅である。ロマンスカーは観光列車であるから、いくつか車両についてもある程度までは時刻表に掲載されている。これにより、自分の好みの車両を選ぶことも可能。まあ、車両の都合があるので100%選べるというわけではないのだが。
で、もちろん元は鉄道に関してはヌルヲタだったぬたりは当然の如くこだわっている。行きに関してはMSEをチョイス。事情があって、ロマンスカーの中では地味な扱いを受けているけど、車両自体は2番目に新しい(※)し。まあ、地味な扱いだけに停車駅も結構多かったが。箱根行くのに新百合ヶ丘とか停車されてもなあ・・・。
箱根湯本駅には11時頃に到着。そしてぬたりは駅の張り紙で一つの事実を知ることになる。

大涌谷、火山活動活発化のため立ち入り禁止。

ええもう全く知りませんでしたわ。大涌谷は翌日に行く気満々だったのになあ。
関東の人にすれば、お前等ニュース見てねえのかよ、と言われるかもしれないが実際見てなかったな最近。また悪いことに旅行の予約が今年の4月。立ち入り禁止は5月からということで、予約時にJTBもそんな事態を把握しようもなかった。悪いことは重なるもんで。今から考えればこれが今回の旅行のケチのつけはじめのような気もするんだけどもな。
大涌谷は翌日の予定だったから、代りの行き先はおいおい考えることとして、まずはお昼。箱根の名物、というのもこれと言って思い浮かばないのだが、駅から近いこともあって、行列店と言われる「湯葉丼 直吉」さんへ。平日11時頃と言うことでほとんど待ちはなかったわ。湯葉丼は実際ちゃんと美味しいものだし、湯葉が大して好きじゃないぬたりでも美味しくいただけた。まあ、土日は待ちが凄いことになるらしいので、オススメできるかどうかは待ち時間にもよるかも。
箱根登山鉄道に乗車。日本でも有数の観光路線だが、急勾配にスイッチバック、古いトンネルなど、実は鉄ヲタにとっても見所は多い。これもまた鉄ヲタの心に響く、古い車両も頑張っていて、ぬたりは今回はすれ違っただけだが、見る分にはとても楽しい。
ただ、見てて気になったが、そういう古い車両の窓がほぼ全開だったのはどういうことなんでしょ? エアコンついてないの!?

やってきました箱根彫刻の森美術館
感想 暑い(屋外だからね)
いや、ぬたりが訪れるのは2回目でな。言うまでもないと思うが、彫刻作品については前回とほとんど変わってません。だから今一つ盛り上がりに欠けるってのは本音。まあ、屋外は写真撮影自由というのはありがたく、修行と称してあれこれと撮影したけどもね。それにしても35mm換算50mm単焦点、ってのは難しいですね(腕がないだけだ)。いや、でも良い美術館だと思うよ。なんだかんだでそれなりに楽しく時間潰せるもの。
初日の予定はこれでおしまい。それなりな宿に泊まるんだから、と言うことで早めに宿に向かうことにした。

※(MSE)
車両自体はGSEの次に新しい。ただし古いEXEが全面改装を経てEXEαとなっているので、こちらの方が新しいとも言える。
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「二千一夜」の時さださんもトークしてたような(いや僕(以下略))

2019年08月01日 15時21分31秒 | 日記
8月スタートの今日、は事が休みなのだが、昼過ぎにビデオ一本見て、さて晩飯の準備までにそのことについてネタ一本上げられるか。これが公開されてたら間に合ったという事で。

先日のアマゾンプライムビデオ追加から、いつか見ようと先送りしていた、新海誠監督の「秒速5センチメートル」をやっと見る。


一番の感想とすると「One more time,One more chance」って不朽の名曲じゃね? って感じで(感想がおかしい)
(↓映画のとはバージョンは違うが)

いやもう、この作品では相当に印象的な使い方されてて、1時間ちょっとのこの作品が、壮大なこの曲のPVじゃあるまいかという感じすらしてくる。そしてまたくどいくらいに畳みかける歌詞と曲がガンガン迫ってくる。いやあ、いいもん見させてもらった。それにしてもラストシーン、「君の名は。」に繋がるものもあるな。
しかしまあ、この映画を笑顔で「うん、良いね」と笑顔で言えるくらいにぬたりも加齢だの所帯を持つだのでスレてきててよかったな、とは心底思う。
ぬたりは恋愛に関しては奥手な方でもあったし、ちょっと事情があって、あれこれ冷静な判断力に欠くような一番印象的な恋愛したのは結構歳を重ねてから。まあ、言ってみれば破滅的な恋愛であったし、ぬたりがどう動こうが破局しか結論はなかったような出来事ではあったが、まあ、この映画の公開よりは前の話。とは言え、公開当時はまだ引きずってはいただろうから、そんなタイミングでこんなん見せられたら、ぬたりは多分悶え死んでいたと思う。いろいろ辛かったけども、あの恋愛はホントに良い経験させてもらったなあ、と心から思える今だからこそ、ラストシーンに笑顔で「うんうん」と頷けるけれども、当時のぬたりだったらラスト10分は見ていられなかったんじゃあるまいか。
しかし、「One more time,One more chance」なんていうしつこい畳みかけの曲が発売後10年でこうして蘇るのなら、さださんにもそんなチャンスがねえもんかとは思うけど・・・とまで書きかけて、案外さださんってああいうねちっこい歌詞書かねえよな。「飛梅」とか「まほろば」とかが曲調で思い浮かんだけれども、ちょっと違うな。「遥かなるクリスマス」あたりはねちっこいけど方向性が違う(例えた曲が古いのはその頃からあんまり聴いてないから)。

いずれにせよ、世の中で評判の良い曲をに改めて触れる機会を作ってもらったもので、たまに聞くのにいいかなあ、ということでスマホを立ち上げて、ダウンロードでもすべかとポチポチいじる。えっと、「One more chance」・・・と、あったあった。では視聴してからダウンロードかね。ぽちっとな。

・・・拝啓、アップル様。
iPhoneの音楽再生アプリと、アップルミュージック紐付けするの止めていただきませんか?
以前のiTunes紐付けしか頭になかったので、ぽちっとすると必ず「登録しろや金払えや」と言われるのにびっくりしたわ。月980円で聞き放題は安いと思うが、こちとら年に数曲しかダウンロードしないんだっつの。


そんな感じで猛暑にあえぐ夏の群馬から、思いつくまま更新。いや、「秒速5センチメートル」は良い映画ですよ。どちらかというと男性におススメかな。こういう青臭いのは、多分男性の方が好きだわ。
コメント (2)
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