自分では正直そういう自覚はないんだが、ぬたりはデカい体と態度で人の印象に無駄に残るようである。会社内でも時たま「お久しぶりです」なんて声をかけられ、こっちはさっぱり相手を憶えていない、なんてことがよくある。
今回の人事異動期のバタバタでもそれを改めて再認識したわけだが、一番最初にそんな自分と他人の認識の違いを自覚しだしたのはもう20年近く前になる。
当時はぬたりの会社人生最大のポカをやらかす前。当然他人の目や評価というのも気にしていた時期で、今と比べれば大人しかったと思う。今はもう評価なんか気にしないから、職場でも周囲気にせず声はデカいし服装もラフ。基本作業着ズボンとパーカーだ。
そんな折に労働組合の交渉なんかにかり出されることになった。当時所属したセクションからの不満点が交渉の俎上に取り上げられることになり、セクションからの出席が求められたのだ。
自分のとこの話だから誰か来てくれませんかという投げかけに、どいつもこいつも「仕事が」とか「家庭が」などと取って付けたような理由で断っていくあたりを見て、多少人間不信というか、やる気あんのかこいつら、と思いつつ、お鉢はぬたりに回ってきた。まあ用事もなかったので引き受けることになった。
んで、交渉の場。実際現場に不満はあるわけでぬたりもそれが何らかの形で解消されれば儲けものであることは間違いない。でもその交渉の場にテキトーな理由つけてみんな来ないんだから同僚の不満なんてそんなたいしたもんでもなかったのかもしれないが、交渉の場に来てしまった以上、自分なりに現状の不満点が強引な組織変更と準備不足にある点を伝え、それによる社員の負担増とそれに伴う見返りの検討が全くなされていない旨を話させていただいた。
その演説がすごい調子だったとしばらく組合の語り草になるとは夢にも思わなかった。
ぬたりとすれば口から火を吐くようなことはしていない(と思う)。いや、同僚で大挙して交渉に詰めかけて代表で話をしたなら気分も盛り上がったが、誰もいないんだもん気分はそれほど盛り上がりもしない。「まあ、聞いてくれるなら聞けや、どうせ聞く気ねえだろ」というのが正直な気持ち。ただ、交渉である以上、発する言葉は効果的に、語調に強弱をつけたり身振り手振りを用いる(この必要があるから当然原稿なんか持たない)のは当然、という考えで発言したわけだ。
が、どうやらぬたりの「まあこんなもん」という態度は他の人からすれば「かなり攻めてる」態度に写ったようで、一気に同席した組合役員から「あのときはどうも」なんて声をかけられることが増えてしまった訳である。
何度も言うが、ぬたりは「相手に自分の言いたいことを聞いてもらう」ということを実践したに過ぎない。みんなそのくらいのことはしてんだろ、というのがぬたりの常識ではあったんだが、案外ぬたりの常識はみんなの常識と外れてるのかもな、と、この頃からなんとなく思い始めていましたな。そしてポカをやらかし完全にタガが外れ、ぬたりは変人なんだな、とすっかり自覚するに至る。
ともかく個人的には静かに目立たず職場では過ごしたいんだが(これが社会人として正しい姿かどうかは一旦置く)、なかなかうまくいかんのなあ、と言うのが今年度当初の感想となりますね。声デカいのは気をつけようもあるが(ただ、無意識なので是正は案外難しい)、図体デカいのはいかんともしがたいしなあ・・・。
今回の人事異動期のバタバタでもそれを改めて再認識したわけだが、一番最初にそんな自分と他人の認識の違いを自覚しだしたのはもう20年近く前になる。
当時はぬたりの会社人生最大のポカをやらかす前。当然他人の目や評価というのも気にしていた時期で、今と比べれば大人しかったと思う。今はもう評価なんか気にしないから、職場でも周囲気にせず声はデカいし服装もラフ。基本作業着ズボンとパーカーだ。
そんな折に労働組合の交渉なんかにかり出されることになった。当時所属したセクションからの不満点が交渉の俎上に取り上げられることになり、セクションからの出席が求められたのだ。
自分のとこの話だから誰か来てくれませんかという投げかけに、どいつもこいつも「仕事が」とか「家庭が」などと取って付けたような理由で断っていくあたりを見て、多少人間不信というか、やる気あんのかこいつら、と思いつつ、お鉢はぬたりに回ってきた。まあ用事もなかったので引き受けることになった。
んで、交渉の場。実際現場に不満はあるわけでぬたりもそれが何らかの形で解消されれば儲けものであることは間違いない。でもその交渉の場にテキトーな理由つけてみんな来ないんだから同僚の不満なんてそんなたいしたもんでもなかったのかもしれないが、交渉の場に来てしまった以上、自分なりに現状の不満点が強引な組織変更と準備不足にある点を伝え、それによる社員の負担増とそれに伴う見返りの検討が全くなされていない旨を話させていただいた。
その演説がすごい調子だったとしばらく組合の語り草になるとは夢にも思わなかった。
ぬたりとすれば口から火を吐くようなことはしていない(と思う)。いや、同僚で大挙して交渉に詰めかけて代表で話をしたなら気分も盛り上がったが、誰もいないんだもん気分はそれほど盛り上がりもしない。「まあ、聞いてくれるなら聞けや、どうせ聞く気ねえだろ」というのが正直な気持ち。ただ、交渉である以上、発する言葉は効果的に、語調に強弱をつけたり身振り手振りを用いる(この必要があるから当然原稿なんか持たない)のは当然、という考えで発言したわけだ。
が、どうやらぬたりの「まあこんなもん」という態度は他の人からすれば「かなり攻めてる」態度に写ったようで、一気に同席した組合役員から「あのときはどうも」なんて声をかけられることが増えてしまった訳である。
何度も言うが、ぬたりは「相手に自分の言いたいことを聞いてもらう」ということを実践したに過ぎない。みんなそのくらいのことはしてんだろ、というのがぬたりの常識ではあったんだが、案外ぬたりの常識はみんなの常識と外れてるのかもな、と、この頃からなんとなく思い始めていましたな。そしてポカをやらかし完全にタガが外れ、ぬたりは変人なんだな、とすっかり自覚するに至る。
ともかく個人的には静かに目立たず職場では過ごしたいんだが(これが社会人として正しい姿かどうかは一旦置く)、なかなかうまくいかんのなあ、と言うのが今年度当初の感想となりますね。声デカいのは気をつけようもあるが(ただ、無意識なので是正は案外難しい)、図体デカいのはいかんともしがたいしなあ・・・。