フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

非モテはつらいよ ぬたりさん忘れな草

2013年12月16日 19時46分30秒 | 非モテはつらいよ
「欲しいかも」と言うと散々「買っちゃえ買っちゃえ」言うくせにそのとおり買うと途端に反応をしなくなる皆様の悪魔っぷりに軽く戦慄を覚える昨今。というか、普段はやたらデレデレしてるのに、肝心なところではツンツンしてけんもほろろになる。ツンデレならぬデレツンとかが新たに流行とかしないもんかと考えたりしたりしてますが。

そんな昨今、ぬたりはまたもブログ更新すっとばしてお出かけ。行き先は相も変わらずのB級スポット「秩父珍石館」であります。
写真を撮らなかったのが返す返すも残念なんだけど(カメラ忘れた)、秩父で有数のオススメスポットだと思いますね(断言)
とにかくもう、その圧倒的な量。これを個人が川で拾ってきたってんだから恐れ入るわ。コレクションのきっかけになったという人面石もかなり可愛らしいし、子供を抱いた母親の姿が浮き出た石なんて鳥肌モンですわマジで。これお祓いとかしなくて大丈夫なんかホントに?
残念ながら、収集した館長さんは既にお亡くなりになっており、娘さんが運営は引き継いでおられる。ただ、それ故に一歩引いた解説を聞くことが出来る。本業はおそば屋さんなんだが(敷地内に施設がある)、ぬたりはおそば屋さんの営業時間前に訪れたもんで、ずっと解説を聞くことが出来た。お父さんが亡くなって施設も閉めてもいいんだけども、何しろ物は石。温度や湿度の管理が一切いらないから、こうしてそんなに管理費用もかからずにやってられるんですよ、なんていう話が聞けた。
たしかにまあ物が物だけにB級スポットであることに論は待たないが、日本では他には全く見られない施設だけに見た目以上に万人が楽しめる施設だと思う。秩父方面に行った方は是非に。損はしないぞ。


でまあ、実を言えばカメラを忘れたことでここだけではネタ的に弱いなあ、というのは思っていた。いや、最近訪れたB級スポットの中では断然のおススメなんですが、やっぱりどんな場所かを端的に伝えられる写真がないのは弱い。
別にネタ作りで、というわけでもないのだが、実はその日のお昼ごはんもその筋ではそこそこ知られた食堂に訪れていた。ただ、そちらはホントの興味本位で、事前の期待は全くなかった。秩父のとなり、横瀬町にある悦楽園というお店。
ドカ盛の店だ。





・・・チャーハンはまだインパクト弱いって書いてあったのに(TT)
前日の夜は軽く、当日朝は抜いていったものの、残り三分の一程度で挫折。年取って胃が小さくなったなあ。万が一を想定して持って行ったタッパが役に立った。
ちなみに残りはスタッフが美味しくその日の夕飯になったが、それでもひとり分は余裕であった。どんだけ盛ってるんだか。ちなみに「普通盛は普通で大盛頼むと一気に後悔」と書いてある文献もありますが、となりの席の女性陣が普通盛頼んでるのも見たけど、十分大盛でしたよ。ちなみにインパクトでかい味噌ラーメン大盛りとかは食べログとか見ると写真出てますな。

ちなみにその日の行程をもう少し話をすれば、秩父の奥、大滝村の三峰神社まで足を延ばしていました。
昨今パワースポットだなんだと騒がれてますが、そういうのはどうでもよくて(少しはそこで祈願でもしてきたらとか五月蠅い黙れそこ)、ぬたりが子供の頃ここに来た時にはあったロープウェイが廃止されていたので跡地を見に行ったのだ。
最近まで建物は残っていたらしいが、今は取り壊され跡地は更地に。背丈を超えるススキがまばらに生える原っぱになってましたね。
正直言えば惜しいわけでもないし、今まだ残っていてもロープウェイ乗ったかは未知数(車で登れます)。ただ単に子供の頃の個人的な思い出の建物が無くなっただけの話で、ぬたり以外にはどうでもいい話。それでもそのススキの原っぱに少しだけ足を踏み入れて、山麓の風景を眺めながら、ほんの少し物思いに浸ったりしましたね。

ま、そんな週末でした。
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非モテはつらいよ ぬたりさん草枕 そのに

2013年09月25日 20時34分31秒 | 非モテはつらいよ
というわけで続き。


金多満屋商店
長野市中条(旧中条村)にある。はい「きんたまやしょうてん」と読みます。
と言っても別にえっちい物を売っているわけじゃない。基本は田舎の雑貨店で、お土産物として最中(自分ちで作ってます)とか日本酒(近くの酒蔵が作るオリジナルラベル)を売っている。極めて真面目なお店。
この店名はもともとのれん分けとのことで、本店を始めたのが金多満(かねだみつるorかねたみつる)さんだ、って言うのが顛末だそうで。ちなみに本店はもうないようだ。



で、虫倉最中とオリジナルラベルの「虫倉山」を買ってきたわけだが、最中は良くも悪くも田舎の味。かなりはっきりとした味で好みが別れそうな感じだけれども、ぬたりは好きだなあ。きつめの塩味が何とも良い。日本酒の方もまずまずぬたり好みの味。あっち行ったらまた行きたいなあ。店のおじちゃんおばちゃんも親切だったし。


芦ノ尻道祖神
何はともあれその勇姿をご覧いただいた方が良いかな。

怖っ(((((;゜Д゜)))))
説明によると、地区の人が1月7日に正月飾りのしめ縄を持ち寄りこの顔を作るんだそうで。地区の入口で悪霊や病気が入ってこないようにするものなので、こんな迫力のあるお顔になるんだそうで。レプリカが長野オリンピックに出演したそうだけれども、誰か憶えてる方います?


聖博物館
長野県麻績村の村営の博物館。航空博物館として設立されたので、T-34A、F-86×2(D型とF型)、F-104が屋外展示されており、航空機以外でもD51蒸気機関車、戦艦陸奥の主砲なんかも展示してある。
元々は結構ごった煮の博物館だったそうで、それ故B級スポット扱いを受ける場所だったんだけど、昨今リニューアル。少なくとも博物館は麻績村の資料館としては至極まともになった。

なぜか分からんが入場料も10円値下げした模様。
とは言え航空物品関係の展示の多くは昔のまま。

結構雑多に置いてある。

けれども、戦闘機のエンジン展示、ってのは案外見ないかもね。

個人的にはスターファイターが見られたので満足。かっこいいよなあ。


安中榛名駅
厳密には観光ではない。晩御飯におぎのやの釜めしを買いに来たのだ。車なんだったら他に買うべき場所はいくらもあるだろう(ドライブインやサービスエリア)とお思いかもしれんが、三連休のそういったところはどこも大混雑。特に横川サービスエリアは引き込み線まで渋滞してる有様。
その点、安中榛名駅はかつて「もののけ駅」と言われるくらいの駅で(今は駅前に住宅街が整備されつつある)、普段人はほとんどいない。
で、地元でも案外知られてないんですが、ここ駅売店もおぎのやが経営しており釜めしもちゃんと買えるのね。ちなみにその場で食べるとおばちゃんが急須でお茶入れてくれることがあります。



楽しかったなあ。デューンバギーと金多満屋が特に拾い物。また機会をみて行きたいもんだわ。
しかしこれだけのスポット見てるとそんなに走れないもんだね。午前3時に家出て帰ってくるまで15時間で走行距離は560キロ。去年の長崎旅行では夕方までに900キロ走ったけどな。
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非モテはつらいよ ぬたりさん草枕

2013年09月24日 19時04分11秒 | 非モテはつらいよ
はい、相も変わらず続けておりますよ、意味不明なお出掛け。今回は仕事でストレスが溜まったために意図的に車で遠く出掛けてます。俗に言う「むしゃくしゃしてやった」ってやつですね。

糸魚川海水浴場

別名「ヒスイ海岸」と申しまして、小滝川、青海川といったヒスイの産地を上流に有する糸魚川市近辺は、ヒスイが浜に打ち上げられていることがままあることからこのように呼ばれており、別にこの海水浴場だけではなくて、小石の浜であればこの辺一帯はどこもヒスイ海岸。たまたま糸魚川インターから近いのがここに寄っただけで、別にここが発見率が高いというわけではない。
つーか、ヒスイ海岸にヒスイなんか落ちてるもんですか(問題発言)
いや、ごくまれには落ちてるんだろうけど、そんなに時間ないし、素人に見分けはかなり難しいらしいわ。水に濡れた浜の石ってのはどれもキラキラして綺麗だしね。ぬたりはなんかきれいな石を探してただけ。いくつかは拾った。それに小石の浜って波が引くときに「ザザザザザ・・・」って何ともいえない音がするんだよねえ。

白馬大仏

途中秘境駅の小滝駅で小休止を挟んだりで(好きだな秘境駅)、やってきましたB級廃物件。糸魚川から信濃大町へ至る国道148号線の長野新潟県境の「近く」にある。
というのも、もともと国道沿いにあった温泉旅館が建てた大仏なんだけど、1995年に災害の為に付近は長大トンネルに国道のルートが変更され、通り抜けが不可の山の中に温泉が取り残され、追い打ちをかけるように温泉が枯渇。いまや訪れる人も(好事家を除けば)ないという状況。大仏様もすっかり管理はされていない。

その証拠にお顔にスズメバチの巣が。巣の大きさからして比較的温厚なコガタスズメバチ(つってもそれなりに攻撃性もある)でないことだけは確か。早々に退散しました。


白馬デューンバギーアリーナ
「ふなき~」で有名になった白馬のジャンプ台のすぐ隣にある。要はバギーの体験施設。JAFの会誌に載ってたんで興味が涌いてね。
コースに出る前に車両の簡単な説明。コース的にブレーキではなくアクセルのオンオフによるエンジンブレーキで操作できるので、走行中ブレーキはいらないですよ、とのアドバイスがあり(つーかこのくらいしかアドバイスは無し)、これについては非常に参考になったものの、走り出しは結構不安。俺オフロードバギーは初体験だというに。
それでも感覚のみでアタック。エンジンがそんなに大きくないからパワーを持て余したりもなく、初めてでも結構乗れちゃうから不思議。アタック1周目は48秒中ほど。「初心者はまず50秒切りが目標」なんて書いてあったが案外余裕でクリア。
慣れてきたとこでこれは案外イケんじゃね? と思ったところで事件は起きた。
エンストしやがんのな。
誓って言うがぬたりの所為ではない。コードが抜けたらしく、ぬたりのアタックはなんか半端な形となった。
最近ご無沙汰してたけどもオチの神はまだ近くにいやがんのなあ。
まあぬたりはお金を払って乗っている。ちゃんと代車でもって残りの分はアタックできた。代車に乗って最初のコーナーで必要以上に後輪が派手にスライドしてちびりそうになる。
「いやあ、代車は滑ったでしょう。初めての方には難しいのでこちらは普段使ってなかったんですが」(終了後のスタッフの談話)
先に言えそゆことは。
とは言え面白かった。毎週月曜日は3周のところ5周(アタック3周とアウトラップインラップ)できる日という事で、特に何もしないでも5周出来たけども、JAF会員は特典でいつでも5周できるし、また行きたいな

という事で、長くなったので以降は明日に。
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非モテはつらいよ 台湾慕情

2013年09月15日 19時38分55秒 | 非モテはつらいよ
さてさて、相も変わらず続けているB級スポット探訪時に使用するタイトルのとおり、この3連休においてもヘンテコなスポットに出掛けておりますぬたりであります。お前そんなことしてる場合かと言われることもあろうかと存じますが、それを言っちゃあお終いよ。

とは言え本日のスポットはたった一つ。




埼玉県坂戸市の聖天宮(せいてんきゅう)です。
なんじゃこりゃあ、とお思いかと思いますが、れっきとした道教寺院です。
何でも台湾に住む「康國典大法師」なる方が40台に不治の病に倒れ、道教の最高神「三清」に縁を持つことによってこの病が完治したそうな。んでこ方がお礼にお宮を建てようとしたところ、三清のお告げは「埼玉県坂戸市に建てよ」だったそうでこの地に道教寺院が存在するわけ。
で、この康國典さん。病が治ったのがよほど嬉しかったらしく、ここのお宮は豪華絢爛。台湾から材をしこたま入れるわ台湾から宮大工を大量に呼び寄せるわと力が入りまくり。言葉で語るより写真を御覧に入れるが、








ここはホントに日本か?
とにかくすごい。見てみればわかるけれども一切の妥協が存在しない。何しろ境内に存在するすべての狛犬にきちんとち○ことま○こが存在する(おい)。普通駐車場の片隅の小さな狛犬にくらい手抜きするもんだが、そういうのが一切ない。
B級スポットと語られるが(実際ぬたりもその手のサイト見て行った)、これは思いのほかちゃんとしてるし実に立派。台湾あたりにあればかなり有力な観光スポットになってるはずで、あるところにあれば三連休の中日にほとんど人がいないとかありえないと思い位に立派な道教寺院よ。
勿論、そんな立派なもんがなぜか埼玉県の片田舎にある、という事がB級のB級たる所以なんだけどな。
まあ他にもB級の所以は勿論ある。台湾から呼んだ宮大工が建てたんだから、センスはしっかりタイワニーズ(そんな言葉あるのか?)

↑男子トイレ

↑女子トイレ

↑蒋介石?

他にもここ個人のコスプレ撮影がウェルカム(要使用料)なんですな。だからそういう人たちの利用はあるみたいなんですがね。


まさかいるとは思わなかったけどもな。

とは言え、係員のおじさんも丁寧に解説してくれたし、印象はすごく良かった。おススメの観光地ですよ。皆様も是非。


ちょっと変わったおみくじとかも引けますよ。
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非モテはつらいよ ぬたりさん恋歌

2013年07月22日 19時45分30秒 | 非モテはつらいよ
夏休みというものが始まり、世の中ではレジャーの季節も真っ盛りという中、ぬたりの方は順調に非モテ真っ盛りですこんにちは。ただまあ、朝の路上から中高生が駆逐されたのは心底ありがたい。あの害虫がいないと朝の道路はこんなに走りやすいもんなのか、と(おい)
さて、そんな夏休み突入のタイミングで久しぶりに復活のこのカテゴリ。非モテは休日どう過ごしているかの観察日記。この土日、ブログを1日更新すっ飛ばしてどこに行っていたかといいますと…、


恐怖の洞窟へ。

先日ネタにした三日月村辺りは群馬県民ならまあ知ってるスポットではありましたけど、今回のここは群馬県民でも、まずお好きな方しか知らない。ただし、B級スポット好きなら割と知名度はあり、県内のB級スポット、となるとその名前を挙げる人は多い。国道17号線の三国峠の手前にそれなりに味のある看板が出ているから、存在くらいは知っているかもしれませんが。
この場所、本業はプラム農家で、観光プラム園をやっている。プラムの季節以外に行っても洞窟は見られるんだけども、せっかくならプラムの季節に、というわけでこの時期に突撃してみましたわ。プラムは食べ放題。美味しかったわ。

簡単に言えば恐怖の洞窟とは手作りのお化け屋敷。写真撮影は不可ではなかったので幾つがご覧いただく。









うわあ、むっちゃ楽しい。まあ全く怖くはないけども(おい)

前にも言ったが、B級スポットの醍醐味は、しょぼいけど手や心がかかっているその姿勢。その点ここはとにかく細かく手がかかっている。ただ置いてあるだけじゃなくて、センサーで動く仕掛けは結構多用してるから純粋に見てて飽きない。
経営自体も家族経営で、ぬたりが行った時にはご主人、奥さんの2人しかスタッフがいなかった。んで、ちゃんとお客さん一組一組に園内の案内をするあたり、接客にも手を抜いていない。実に好印象ですな。
プラムと恐怖の洞窟だけじゃなくて、ウサギ、犬、ロバ(いずれも恐ろしく人懐こい)等の動物、ダーツ、シーソー、バドミントン、バスケットゴール、フラフープ、輪投げ等々の豊富な遊具(しかも手作り施設が多い)、などなど、来た人をとにかく楽しませたい、という経営者の意気込みがこれでもかと伝わってくる。プラムの季節は短いけど、小さな子供連れてくなら文句なしのおすすめ観光農園。正直、B級などと言う言葉でまとめちゃうのもったいないわ。

ちなみに、園内の看板犬はなちゃんに何か薬でもやってんじゃないかというくらいの興奮状態でなつかれた&たかられたんだが(遠くで他の人の場合を見てたらそこまでの興奮はなかった)、なんか犬には効くフェロモンとか出てんのかね私。
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非モテはつらいよ 奮闘篇

2013年06月14日 20時11分00秒 | 非モテはつらいよ
3月にSinさんがご結婚でこのたび、むろかつ・檸檬ご夫妻ご懐妊という知らせを受けまして、なにやらさだ人脈関係でおめでたい話が花盛りとなっておりますね。
むろかつさんと檸檬さんにおかれましては、本当におめでとうございます。よりによってあの二人の子供として生まれる子供は運が良いと心から思うわ。楽しい人生になりそうだもん。

次はぬたりだね! とかという要らんにも程がある言葉を吐く人間は「僕らのLIVE君とのLIFE」の事故紹介10セットの罰ゲームな。

↑寒い言うなそこ

そんなおめでたい雰囲気の中、空気を読んで本日のネタはこちら。


群馬が誇るB級スポット。「三日月村」「ジャパンスネークセンター」(ヘビが苦手な方閲覧注意)です(殴)

だからお前はいつまで経っても、のツッコミはまあ褒め言葉として受け取っておいて、県内の人間には「まだやってるのあそこ?」の言葉とともに語られ、県外においては「お好きな方」だけはご存知というスポット。隣り合っているので訪問にも嬉しい。
ぬたりも「お好きな方」の端くれとして、行きたいとは思っていたのだが、案外こういうところはなかなか足が向かないもの。ただ、「あ、行こっか」と思うと案外すぐに足が向かうもの。桐生方面に用事があったときにふと思いつき、先日とうとう来訪を果たした。ふと思いつきの訪問だったため、またもデジカメを忘れたので写真はないのですが。

まずは三日月村。
これはもう正しいB級スポットですね。
木枯らし紋次郎自体がテレビ放映なんか相当昔に終了していて、もうすでにかなり渋い。元々のコンセプトが「江戸時代の農村を再現」ということであり、実際再現度は高いんだろうけれども、渋い。メンテもあまりされてないのであちこちボロボロ。まあ、これはこれで再現度が高いと言えなくもないんだけどもね。
別にここは「B級スポットを作ろう」として出来たわけでもないんで、テレビ放送終了後にテコ入れも行われている。木枯らし紋次郎と笹沢佐保の記念館「かかわり~な」が近年出来た。
・・・ホントはB級スポット狙ったんじゃねーのかそのネーミング。いや、中は極めてまっとうな資料館でしたけど。
テコ入れはこれだけではない。別料金のアトラクションが3つほど出来ている。絡繰屋敷、不可思議土蔵、怪異現洞というシロモノである。
うん、これは良い意味で正しいB級物品ですね。
簡単に言えばしょぼい。しょぼいんだけどもそれなりに工夫を凝らして頑張っているのが分かる。この「それなりの工夫」と「頑張り」こそがB級スポットの華である。訪れた人皆が言うけども、ここのスタッフのおばちゃんは全員(と言っても3人しか見かけなかったが)親切でやさしい。こういうのが施設を長持ちさせる秘訣だと思う。実際、ぬたりが子供の頃から「お客がいない」と言う風に囁かれつつも、いまだに現役施設として頑張ってるんだから大したもんだ。ディズニー開園以降、関東のテーマパークが次々閉鎖される中、ちゃんと生き残っている三日月村は立派な勝者だろう。


お次はジャパンスネークセンター。
運営母体は財団法人日本蛇族学術研究所と申しまして、毒蛇の血清(ヤマカガシの血清は日本でここにしかありません)の製造や、毒蛇に関する研修施設(日本だけでなく世界各国からいらっしゃいます)など、非常に真面目かつ有益な活動を行っているところではあります。
ただ、如何せん扱っているものがヘビ。右を向いても左を向いてもヘビヘビヘビ。マムシあたりも屋外で飼育されていますし、温室内にはでかいの小さいの猛毒なの無毒なの派手な色なの派手な柄なの、そらもうヘビだらけ。ヘビがお好きな方には堪らない、お嫌いな方にはもっと堪らないと言うか堪ったもんじゃない施設になっております。
時間が合えばアトラクションも豊富。ニシキヘビを首に巻いての記念撮影などと言う物もあるし、マムシ料理も味わえる(高いけど)。ぬたりが行ったのは夕方だったのでもう終わっていたが、当日のイベントは「かわいい子ヘビに触ってみよう!!」だった。かわいい、のか?
昔はもっと放し飼いのヘビはたくさんいて、下手するとヘビ玉になってた、という話も聞くんだけれども、残念ながら放し飼いのヘビに関してはそんなにはいなかった。探しているとそのうち目につく、というくらい。とは言え、毒蛇のマムシを特に間にガラスもない状態で見られる、というのはそれなりに緊張する体験ではありますな。マムシはコンクリの壁や植え込みを登れないから、危険はまあないんだけどもね。
そのかわり危険がなければ割とおおらかで、アオダイショウなんか木や電柱を上りますから、その気になりさえすれば囲いの外に出てこられそうな雰囲気でしたな。まあ、無毒だから怖くはないし、ぬたりの職場にも割といますけどね。だからそんなに怖くはないけど。


いやいや、流石に有名なB級スポットだけありまして、かなりな満足。特にスネークセンターは今度デジカメぶら下げて行きたいですね。その際は来訪者の好き嫌いに関わらずブログにバンバン写真載せる予定である(おい)。いやあ、群馬にも探せば良いとこあるんじゃないですか。
もちろん万人にとって面白いかは知らんし知りたくもないが。デートコース何それ食べたことない。
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非モテはつらいよ 純情篇

2013年06月03日 20時07分54秒 | 非モテはつらいよ
と言うわけで、非モテによる変わり者のためのアホなスポット旅行記も好評につき回を重ねてまいりましたわね。
ホントに好評なの? の質問にだけはお答えすることが出来ませんので予めご了承ください。

とは言え、今回はちょっと趣向を変えて、スポットの紹介にとどめたい。理由は簡単でデジカメ持ってくの忘れたのと、今日はもうビールを飲んでしまってスイッチがオフられてるので。とっととこの文章仕上げて録画しといた新日の寮のビフォーアフター見るの。

ともかくぬたりは昨日、ブログ更新かまけて変わったスポットをあれこれ見に行ってました。

そのいち 大谷資料館
大谷石の採掘場跡を一般公開している施設。震災の影響で長らく公開が休止されていたのよね。
そらまあ、時折陥没事故とか起こすとこですから危ねえわなあ(おい)
今回めでたく復活。ぬたりがここを訪れるのは2度目だけれども、相変わらずその眺めは素晴らしい。絶景と言うか荘厳と言うか。B級スポット扱いされますけども、実際は万人におススメできる。すごいとこだよ、ホントに。

そのに 宇都宮動物園
そう言う名前の動物園があることは知っていたけれども、場所までは知らなかった。んで調べてみたら宇都宮行った時に良く通る場所のすぐ近くであることが判明。B級らしいので栃木行ったついでに来訪。
一言で言えば「昭和」。子供の頃両親と行った動物園ってこんな感じだったよね、って感じ。駐車場ではあやしげなロボットがお出迎えしてくれるし。
宇都宮動物園と名乗る割にはれっきとした私立の動物園。それだけに割とこう、古いのは古いまんまで、という感じが実によろしい。特に遊具関係は眺めてるだけで確実に昭和に戻れるわ。いや、乗りませんでしたけども。
詳しくはこちらあたりで。なお、左は既に更新停止サイトにつき、トップページは既に削除されてますので、興味を持って他にも読みたいと思った方はご注意あれ。

そのさん

いきなり何だこの訳わからん看板は? とお思いの事かと思いますが、B級好きの間ではかなり有名な栃木県壬生町のレストランアップルです。とにかくこの看板の語句が意味不明。で、特に説明もない。どう判断すんのよこれ。
肝心の味はというと、至極まっとうに美味しい。どこかの山みたいに変わったメニューというのは特にない。店内も多少は趣向を凝らしてあるけど(トイレのドアのノブは人間の手の形してるetc)、まあそんなに度肝を抜かれるわけでもない。
ただ、こんなふざけた看板してますけど、割と人気店ですからね。ぬたりは早い時間に行ったけど、帰ろうと思ったら既に待ってるお客がいた。


とにかく大谷資料館の再開がうれしくて出掛けただけだったけども、面白かったですねえ。特に大谷資料館はまた行きたいなあ。夏は涼しいし(昨日の施設内の気温は8度でした)
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非モテはつらいよ 望郷篇

2013年05月22日 19時38分26秒 | 非モテはつらいよ
話は母の日に遡る。
その日花を買って実家に帰ったのはすでにネタにしたが、今年に関しては花だけでもなかった。
前橋にはかつて片原饅頭という名物があり、それはそれは前橋周辺では有名だったんだが、店は既に閉店。んで、近年「復元」としてまた売られているのだ。
幸か不幸か、ぬたりは片原饅頭の記憶がない(食べたことはあるらしい)。この手の復元品ってのは思い出補正がかかるから、当時の記憶がある人はまず良くは言わないんだが、ぬたりは普通においしく食べられた饅頭なのね。これを母の日に買って帰った。まあ、うちの母親もその辺はサバサバしてるので、「当時の味なんか憶えてるわけないじゃん」と言いつつ食べていたが。
で、その辺の話を職場でしたんだが、思いのほかこの復元版を食べた人は少ないようで、割と多くの人が反応。話の流れで饅頭談義になった際、同僚の一人が個人的に一番のお気に入りの饅頭、という事で、群馬県東吾妻町のとある饅頭屋の話となった。個人的にはここがベスト、と鼻息荒く語った。

ならば食いに行こうではないか。

はい、以上が話の枕です。
というわけで仕事の代休がもらえた本日、降り立ちましたのはJR吾妻線群馬原町駅。この駅のロータリー内に目指す饅頭屋があるとの由。今日はここで饅頭買って自転車で帰る予定。
まずはロータリー内をぶらり。えっと、目指す饅頭屋は、っと・・・。

どこにもねえぞ。

多少は自分の記憶も疑ったが、さりとてこんな基本的なところを間違えるとも考えずらい。
何しろ、隣の隣の駅前にも店はある、ということを覚えているくらいだから、そうそうおのれの灰色の脳細胞を疑ってもいられない。
つーことで、その別の店舗に向かってみることにする。自転車に跨り颯爽と走り出す。
ちなみに都会の人間に説明しておくが、田舎の駅間での隣の隣の駅である。その距離はおおむね10キロ。しかも隣の隣の駅はぬたりんちとは逆方向であり、10キロ進めば10キロ戻らねばならない。
今日の走行距離が無駄に20キロ延びてるってことでな。
辿り着いたお菓子屋さんで無事に饅頭にありつく。確かにおいしく、贔屓にするべき店が見つかったのはなにより。ちなみに金加屋さんってお店。ちなみにぬたりが買ったのは酒まんじゅう。リンク先で語られてるかりんと饅頭ではない。場所はJR吾妻線矢倉駅近くです。
なお、聞いたところ、群馬原町駅近くのお店は、店主の高齢化で閉店したそうだ。3年前に。
情報遅いんだよ、マイ同僚!!

にしてもまあ、体がなまってるもんですよ。今日の走行距離はおおむね50キロくらいだけれども、走ってる時の辛さは半端じゃなかった。
別にこれはせっかくこっちに来たんだからと、美味しくてボリュームのある店に行って、野菜炒め定食にわざわざ餃子を追加して、おなかいっぱいの状態で自転車を漕いでいたのとはきっと関係が無い筈だ。げっぷ。

みなさんも運動する際は腹八分目を心掛けましょう。げぇぇぇぇふ。
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非モテはつらいよ フーテンのぬた

2013年05月05日 16時19分16秒 | 非モテはつらいよ
というわけでゴールデンウィークに非モテがどのような場所にお出掛けしているかという、皆様が心底どうでもよいことをネタにいたします今日のブログでございますよ。

表題からして、ぬたりが変なトコ行った時に使うネタですし、まともな観光場所取り上げる気がないことは想像つくかと思いますが、行き先を先に言ってしまいましょう。目的地は道の駅湯西川です。んで、ここに何があるかと言いますと…、


水陸両用バスのツアーなんかに参加してきました。
あちこちで水陸両用バスのツアーを開催してる会社の主催なんですが、ここは比較的古くから水陸両用バスのツアーをやってましてね。前々から行きたいと思っていたのですわ。
さて、バス側面に「湯西川ダムとダム湖探検」と書いてあるとおり、このツアーはダム見学とダム湖遊覧の二本立ての企画となっております。ダム見学してから船になる流れ。
ちなみに湯西川ダムの見学は7月からだそうで、バスの塗装のみ先にリニューアルしたみたい。今現在の見学は川治ダムなんですけどね。

発着となる道の駅湯西川から川治ダムは少し距離がある。バスに乗って一般道を走行するわけだが・・・
寒い!
オープンカー乗りとして、ある程度の覚悟は無論あったが、やはり窓が閉まらないのはこの季節キツイわ。まあ厚手のコートを問答無用で配られたので、寒さ対策は何とかなったけどもね。
さて、まずは川治ダム見学。と言ってもダムの見学会とかは興味ある人以外は案外つまらないもの。基本地下空間の見学になるからね。ところがさすが有料ツアー。一味違います。


ダムのキャットウォーク歩けます。


実際降りてくるとこんな感じ。概ね地上60メートルの場所だそうですが、この場所に来てぬたりは一つの事実を思い出した。
ぬたりは高所恐怖症気味なのよね(おい)
また足場が格子状になっていて、下がバリバリ見えます。ま、スカイツリーにもガラス張りの床があるから、それに比べれば高さは大したことはないが、実際に穴があいているというのは緊張感が違う。簡単に言えば、これらの写真撮っているiPhone(デジカメ忘れた)手を滑らせて落とせば、実際に60メートル下までまっさかさま、という事で(そのくらいスリットが大きい)。久しぶりに結構怖かったですな。

ダム見学終了後は水陸両用バスの白眉、ダム湖に飛び込んで水面に浮かぶわけだが。


一応着水の瞬間は撮りましたが、車内からの写真では今ひとつ迫力は伝わりませんね。ただ、ツアーの白眉ですから、結構な勢いで飛び込むんですわ。結構前の方の席だったもんで、それなりに水しぶきもかかりましたな。
ダム湖遊覧はかなりのんびり。エンジンは唸るけれどもそんなに速度は出ない。まあ、形はバス(ベースはトラックだそうな)だからね。水上の最高時速は時速15キロくらい。船とすればかなりな鈍足。まあ、遊覧には十分だけどもね。

まあぶっちゃけて言えば快適な乗り物ではない。バスとしては乗り心地は悪いし、船としても遅い。バリアフリーを鼻で笑うタラップ式の乗降。車としての性能と船としての性能はお互いにスポイルしあうので、同じ乗り物とは申せ、両用を作るのは実はかなり無茶。
ただ、その無茶を通すところに面白さがある。実際他ではできない体験ができるし、乗務員の解説も、実に分かっていらっしゃる、という手慣れた感じで楽しい。ちょこっとバスと船に乗って3000円(所要時間は80分程度)という金額はそれなりの額だが、それだけ払う価値は十分にあると思う。
ダックツアーは全国で水陸両用バスのツアーをやっているので、是非お誘いあわせの上、お近くのツアーに参加してみてくださいな。おススメですよ。
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続・非モテはつらいよ

2012年10月07日 19時24分59秒 | 非モテはつらいよ
というわけで非モテがいかに女性に受けそうもない行動をしているのかお伝えするこのコーナー。このコーナーまで復活させたら結局は元の木阿弥で、なんでお付き合いのある女性の存在まで示してブログ止めたんだこの野郎、とツッコミのほど、誠にごもっともと存じます。

それを言っちゃあ、おしまいよ。

・・・付き合っているという手応えがないんだい、今は。



ともかく、世の中3連休。あちこちイベントが行われる中、ぬたりの行きつけの栃尾の油揚げ店、豆撰さんも大感謝祭を開催するとの由。
チラシを持っていくと揚げたての油揚げ1枚無料で食べられるほか、割引などなどの色々なサービスがある。これは行かねば。
で、ここに最近自転車づいている、という事情も重なると、「んじゃ、栃尾に自転車で行こうか」という事になるわけでね。実際混んではいたし、駐車場が気にかかる(またチラシの地図がわかりづらくて臨時駐車場がどこにあるかよく分からなかった)、車で行かなかったのは正解だった。
・・・あとで考えればバスで行けば良かったんだけどね。

ともあれ自転車担いで10時過ぎに長岡駅に降り立ったぬたり。
お金がもったいなかったので、群馬から上越線の在来線を乗りついて長岡まで輪行。水上~越後中里間は壊滅的に本数がなく、一番早い列車でも長岡着くのは10時過ぎ。並んで走ってるんだから新幹線を使えよ素直に。
市町村合併で今では栃尾も長岡市なんだが、地形的には峠をひとつ越える形になる。峠の名前を榎峠と申しまして、現在は昭和63年に開通した約2.4キロの新榎トンネルで車なら(冬季以外は)難なく越えられる形になっている。
が、自転車で行くとなるとこれが少々難しい。
新潟県庁のHPの当該ページにトンネルのスペックは書いてあるのだが、この長いトンネルの路肩はわずか50センチしかない。これは自転車通行をハナから度外視した設計と言える。
自転車でのトンネル走行はただでさえあおられるわ音がすごいわで怖いのに、そのうえ幅50センチの一本橋を渡るような走行を強いられる。ここを走るのは、自転車のためにも自動車のためにも良くない。
とは言え対策はある。トンネルの名前に「新」と付くように、この道が開通する前に「榎峠」を名乗っていた車道は存在し、現在も通り抜けができる。車は(物好き以外は)旧道なんか来ないから通行量も極端に少なく、自転車で走るには実に都合が良い。そんな訳でぬたりは旧道(昭和の終わりまでは国道351号線指定)へとペダルを漕いだ。

ちなみにこれが昭和の終わりまで「国道」だったんですよダンナ。

ところで新しい道と古い道では建設技術は違う。技術が許す限り出来うる限り走りやすい道にする、というのは、まあ当然の話。
走りやすさに直結するのが「斜度」と「カーブ」。これらはない方が良いし、新しい道は出来るだけこういうのを緩やかにする・・と、回りくどい言い方はここまでにしよう。
上り坂がキツイんじゃー!!!
とにかくもうぜーはーが止まらない。足が動かない。速度も出ない。行けども行けども坂が終わらない。峠のトンネルにたどりついた時には、荷物も靴も全部ほっぽり出して、その場にへたり込んだわ。あーしんど。

で、この峠のトンネル、新潟でも有数の心霊スポットらしいですがね。まあ、ここで心霊騒ぎする奴は間違いなく車で楽に来てますね。
オノレの力でここまで上がってきたこっちにはありがたい以外の言葉は出ないぜ。
そもそもこんな人気のねえとこ、何のいわく因縁があるんだ&幽霊になって化けて出て楽しいか?

トンネルを超えるとひたすら下り。現国道に出るまでは道も狭いが、国道に出ればこっちのもの。「人生、下り坂サイコー!@火野正平」とつぶやきながら一気に駆け降りる。

感謝祭中の豆撰さんはさすがのにぎわい。が自転車には関係なく、店舗前の空きスペースに駐輪。早速揚げたての油揚げを受け取り、豆乳バナナシェイク(200円)を呑みながらナンバン味噌つけていただく。うん、おいしい。豆乳ってなんか大人の味っぽい気がするのはぬたりだけかしらね。
当日はあらゆるものが安くなっているのだが、自転車という事もあり、持っては帰れない。なので、これも特別価格(しかも送料無料)の後日配送のセットものを注文。来週は油揚げ尽くしの食卓になりそうね。
購入者対象のくじはハズレ。あぶらげんしんのぬいぐるみとかちょっと欲しかったんだけどなあ。

栃尾と言えばとにかく油揚げなんだが、ご当地グルメはそれだけでもないらしく、「冷やしラーメン」もあるとのこと。時期的には外れ気味だが、こちとら自転車乗って汗だくになったこともあり、冷たい食べ物は割と魅力的。ということで町中の食堂に寄り、冷やしラーメンをいただく。
・・・うん、まあ、冷たいラーメンですね・・・

・・・食べた反応まで冷たいなあ、とか思いつつもぬたりは栃尾地区の山中へ自転車を走らせる。相変わらず上り坂でぜーぜーひーひー喘ぎながら登る。
さて、先日ぬたりが栃尾に訪れた際は、目的は「チョンボ地蔵様」であった。その際にも書いたが、栃尾地区の土着信仰の両巨頭(巨頭じゃなくて○頭かもとか下ネタは思いついたけど言わないの)の片割れ、チョンボ地蔵様を見たんだから、そらほだれ祭の神様も見ないと片手落ちというものである。


まあごりっぱ。これに若妻が跨って練り歩くと想像すると、なんかこう、堪らないものがありますね(やめんか変態)



周りもまあごりっぱなものが沢山。素晴らしきかな土着信仰。


霊験あらたかなほだれ大神様に天も衝かんとばかりにお願いをしたところで(何を?)。更に山中へ自転車を走らせる。次の目的地は山古志である。とは言え地図うろ覚えで走っていたためにとある交差点で道の選択に迷う。ちょうど工事をしていたのでおじさんに山古志に抜ける道を尋ねる。ここを曲がるとのことだったので曲がると、当初の想定と違うところに出た。
おっかしいなあ、と思いつつ地図を見ると、頼りない細い線ながらも、そちらを抜けると山古志への最短ルートとなる道が地図に記されているのに気が付いた。なるほど、この道の事をおじさんは言っていたのか。さすが地元民。
で、その道をぜーぜーひーひーはーはー言いながら登ったら「車両通行止め」とかでシャットアウトされた日にはそら絶望もしようというもんでな。
幸いにして「車両」といいつつ想定は自動車のようで、「環境保全のため」とか書いてあり、自転車や歩行者はどうぞ、みたいな体制。「車両」と区切ってある以上、自転車だって乗ってはいけないんだが、心配は無用である。
坂が急すぎて自転車なんか乗ってらんないよ。手ぶらで歩いててもキツイくらいの坂なんだもん。

自転車を押して歩く。足はもうガクガク。しばらくそんなことをすると道は二手に分かれる。地図によれば左は山古志への最短ルート。右は距離が3倍以上になる上、一度谷底に下ってからまた昇ってくるルート。
そしてぬたりが向かうべき左の道には「通行止め 栃尾市」の看板が出ていたりする。
この状況では、ぬたりの取るべき行動は一つしかない。
通行止めなど知ったことか(良い子も悪い子もマネしないでください)

走ってみたらなんてことなく県道に出られた。車でも問題ないくらい。何の意味があったんだろあの看板。ま、看板が「栃尾市」になってることからも推して知るべし、か。(長岡市との合併は平成18年1月1日)

旧山古志村は集落全体がある程度の高所に位置するために、集落に入ってしまえば急激なアップダウンはないものの、山である以上細かいアップダウンは避けられず、体力は確実に削られていた。目的地の南平地区に着いた時には、道端にどっかと座ったまんまもはや水を飲む以外何もできなかった。
さて、ここに来た理由であるが、「にっぽん縦断 こころ旅」で火野さんが訪れた場所といういつもの理由である。今回もう少し細かく話せば、NHKのネット会員(基本無料。ただし受信料完納は申し込む人としての最低条件。どっかのコミュの管理人は入れないですねお元気ですかとか危険なネタはやめんか)は、この番組のファンクラブ(もちろん無料)に入ることができる。で、そのファンクラブページに、ロケ地に自分でも行った時の写真やエピソードを投稿できるのである。ぬたりは今回山古志のロケ地の写真を撮ろうと自転車を漕いできたわけである。
さて、ぬたりがへばって座っているのは目的地の一つである闘牛場の近くの、開催時には駐車場としても使われる広場である。闘牛場まではもう200メートルもない上りである。

もう1ミリたりとて余計な上り坂は上がれません。足が笑ってるっつーの。

というわけで闘牛場まで行くことも断念。番組では、郷見庵という今でも震災の傷跡を見ることのできる場所も紹介されていたが、こちらも行ってしまうと微妙に上りが絡む可能性があり、こちらも断念。最も楽な帰りのルートであろうと思われる、そのまま小千谷に下るルートを選択し、一気に下る。人生下り坂さいこー!、ながらも足は痛いですホントにもう。

小千谷駅へ。帰りの電車までの時間はざっと1時間。暇つぶしに駅前をうろつくと人懐こい犬が寄ってきた。「くろ」という名前の犬で、喫茶店の看板犬だったので、犬に釣られて喫茶店に入る。お腹も空いていたのでナポリタンを注文。
4時過ぎという中途半端な時間(もちろん客はぬたり一人)なもんで、多少時間はかかったもののナポリタンをいただく。ちょっとやわらかめだけれども、なんか「お母さんの作ったナポリタン」みたいな素朴な感じでうまかった。上に細かく刻んだゆで卵がふりかけてあるのも芸が細かくて良かったなあ。

16:48小千谷駅発の上越線水上行きに乗車。この時間が既に水上行きの最終列車(新潟県内止りならまだある)ってのも、正直なんだかなあ、とは思いつつも、ニーズがないんだからどうにもならないわね。実際車内は空いていたし、越後湯沢以南は車内ガラガラ。まあ、これ6両編成なもんだから余計になんだけどね。おかげで途中、荷物を気にせずに安心して意識を飛ばせた。

とにかく辛いだけのポタリングになっちゃいましたね。走行距離は約65キロになったが、正直今までで一番きつくてもっとも思い出に残る出来事のない1日でしたわ。改めて思いますがヒルクライムとか自転車でやれる方がホントに信じられないですわ。ツール・ド・フランスなんか見てても、あんな山道スイスイ上っちゃうんだからホント信じらんないよ。自転車だって同じメーカー(※)の使ってるんだけどもねえ。


プロユースモデルと廉価な市販品一緒くたにするのは乱暴な話だけどもね。ぬたりの愛車のメーカー、スペシャライズドは、そこそこ名の知れたメーカーではあります。アルベルト・コンタドールとの個人契約(2009~)とかね。アレクサンドル・ヴィノクロフが今年ロンドン五輪で金メダル取った時に乗っていたバイクもスペシャライズドでしたね。
コメント
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