フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

快適、安楽だけが良い思い出になるとは限らない

2022年03月30日 15時28分00秒 | 旅行&おでかけ
ふと思いついたが、毎年長崎旅行に行かなくなって随分経つな。
長崎の思い出というと、そらもう多すぎて短時間では語り尽くせないほど。特に「夏・長崎から」が終了して以降は現地で知り合いと会うと言うことも少なくなったし、有名なところはほぼ行き尽くして、渋いスポットにあれこれ行っていたこともあり、さださん繋がりで8月の長崎で会っていた方々にも「何処よそこは!?」と言っていただけるような渋いスポットにも行ったもんだな。終いには地元の人に「どこよそこは?」と言われた事すらあるけどな。
そんなぬたりが行った渋いスポットに、長崎市内の福済寺がある。長崎駅からもほど近く(徒歩圏内)、境内には高さ18メートルの観音様が鎮座する。歴史としては、かつて勝海舟と坂本龍馬が宿泊所にしたとも言われ逆にどうして有名な観光地とならないのか不思議とも言える黄檗宗の寺院である。
最大の欠点は、長崎駅から近いのに駅や車窓からは観音様のお姿を全く拝めないこと。長崎市は平地が少ないので、平地部分、特に長崎駅前は多くのビルが建ち並んでいて、駅から徒歩10分で高さ18メートル(台座等含めるともっと高い)しかも山の中腹に立っているこの観音様を、チラリとも見ることができない。こうなると車窓や駅で見かけて「何あれ?」という誘導もできない。
また、福済寺自体がそもそも観光地化にあまり乗り気ではなかった様子。一応展示や戦争関係の資料館もあるが、正直手間暇とお金をかけて保存している感じでもなかった。
斯様に、観光地とすれば万人が見て楽しい場所ではないのだが、ここでネタにしたことからも分かるようにぬたりの印象には強烈に残っている。理由は単純で、係員の女性が面白かったのである。
そもそもぬたりがここを訪れたのはB級スポットとしてである。小嶋独観さんのサイト、珍寺大道場に載っていたから見に行った。暑かった記憶があるから行ったのは8月のこと。
小嶋さんの記事だと、係員の「オババ」は客に戸締まりや電気のつけ消しをやらせるわせわしなく解説するわで、最後は「扉閉めておいてくださいね」と言い残し車で走り去ってしまった、とある。これはまた強烈な・・・。
で、今ほどネットの口コミ情報が発達していない当時、「係員が見当たらないので中に入って探していたら、奥から出てきて拝観料払えと怒られた」とかの情報もあり、完全にB級スポットだろうという、事前予想でぬたりは訪れている。
んで、入口の張り紙とかをよく読んで社務所のインターホンを鳴らして拝観料を払ったぬたりに対し「オババ」はとても丁寧であった。寺の歴史の説明、地下に設置してある世界で3番目に大きいフーコーの振り子とその実演、太平洋戦争の資料展示の説明など、一通りちゃんと対応してくれた。まあ、肝心とも言える「何でこんな振り子を観音様の腹の中に内蔵してんのよ?」という説明はなかったんだけど(※)
なにしろかつては市内でも有数の規模を誇った寺院で、戦前は建造物が国宝に指定されていたほど。その伽藍は原爆で破壊され、国宝指定も取消し。戦前は「長崎三福寺(崇福寺、興福寺、ここ)」と並び称されていたのに、唯一戦災の被害を受け、規模的には他の二寺の後塵を大きく排するようになっている。
「戦争さえなければ今頃はうちだって」という感じでもないんだろうが、戦争被害により市内の他の寺院よりも戦争というものに対する思いも強い様子で、展示に関してもその考えをストレートに感じられる場所。またオババは長崎人(出身は関西らしいが)よろしく、話してみると割と開けっぴろげで、話を聞いているととても面白かった。ここを語るのにあのオババの存在は外せないんですよね。
ただ、である。ぬたりが知る頃の福済寺を訪れたならばみんなが印象に残るであろうこのオババの存在。最近のネットの口コミでは全く見られないのである。ここを訪れたならば、その強い印象を与えられる存在のはずなんだが、当たり障りのないレビューが並び、オババの話は全く触れられていない。
ぬたりは身構えていったから楽しくお話ができたけど、何も知らないで行ったら確実に引くであろうオババ、いや正直ぬたりも多少リアクションに困った部分はあったんだが、今はもう案内は引退されたんだろうかね。

旅の思い出は多種多様。楽しいばかりが思い出に残るのではなく、こういう少し据わりの悪い体験も振り返ってみると思い出としては光ってくるんである。こういうのも甘受してこそ旅は面白いし、思い出話に昇華して人に語れるってもんなんですな。
だから、無人駅で降りる時に駅員は手伝えだの、それを他人の攻撃の材料としたり、あまつさえ自分の政治的主張の道具とするなどの行為は、ぬたりとすれば虫唾が走る行為であるな。国政ではもはや議席確保すら怪しい政党ではあるが、ぬたりはあの騒動で、金輪際あの政党に絡んだところに投票をするもんかと決意を新たにしましたな。ホントむかついたわあれ(もう許してやれよ)



ネット情報によると、「「地球が動いている」事の歴史的な実証の再現と、あわせて、この永遠に動き続ける地球とともに、私たち人類も「永遠に平和であること」への願いを込めて設置したもの」とのこと。
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千葉から乗ってくるのも恐怖の体験でした

2022年03月26日 13時04分25秒 | 日記
さて、仕事でいい加減辛抱たまらず、無言で年度末に向けて有休をぶち込めるだけぶち込んで、とりあえず仕事に関して二の次の態勢にした昨今。
いやまあこの1年少々仕事に根詰めた部分もあったかもな。
来週にかけて仕事楽すると決心したら割と気が楽になったわ。でっかい会社は寄生して生き延びようとすれば出来るのが利点だな。

まあ仕事がうまくいっていないのは事実ではあるんだが、うまくいっていない事が重なるのが世の常。まあ些細な問題なんだが、愛車ミゼット2のオイル漏れが続いている。
実はオイル漏れ自体は買ってしばらくしてから発生はしていた。漏れると言っても1日にせいぜい数滴程度なんで、すぐすぐ車がどうこうなるもんではないんだが、古い車(何しろ20世紀の車だ)となると、些細なことでも気に留めておいてあげないといけない。
が、じゃあ修理に出すとしてもこれが一癖ある。なにしろもう既に部品のメーカー在庫すら枯渇しつつある車である。買った店はミゼット2に関して相当に詳しいので相談すれば応えてくれそうだが千葉県だから少々遠い。県内であたろうにもまずは取り扱い実績がないと素直な返事をくれないし、中古車の扱いがあったとしても工場持ってないとこだと整備は無理。実際、かなり手広くやってそうな整備工場に電話をしたのだが「扱ったことないから部品が手に入るかどうか・・・」という乗り気でない返事だった。
まあ、買った店が信頼できる、というのは幸せなことで、千葉まで持っていけば見てもらえそうだ、というセーフティネットがあるのは安心ではあるのだが、ミゼット2で千葉まで行くのも大変。なので、その前にまあダメもとで1件のお店に電話をかけてみた。
ダイハツの正規ディーラーである。
ダイハツの車の修理でディーラーに電話かけるのが「ダメもと」というのも正直どうかと思うのだが、今や車の修理なんてパソコンつないで不具合が出たモジュールを交換する、というのがディーラーのデフォルト。パソコンの端子もなく、不具合の確認は目視のみ、しかも生産終了20年もたって部品もメーカー在庫なくなりつつあるミゼット2なんか扱えないんじゃなかろうかね? というのが正直な気持ちだった。

あっけなく見てくれることになったんだけど。

が、これはあくまで「見てくれる」ということで、修理してくれる、と同義ではない。見てみてやっぱりうちではダメ、ということは十分ありうる。電話に出た受付のお姉さんが、特に整備に相談している様子もなく予約まで出来ちゃったあたりも不安を増してますね。
まあ、オイルがほんのちこっとだけ漏れているだけなら継ぎ足して乗ればいいし、この車買った店に相談すれば最終的には何とかなりそうなんだがね。でも正規ディーラーで済めばミゼット2で千葉まで行くという苦行(高速で大型トラックに並ばれると半端なく怖い)をしなくて済むんだよねえ。

さて、どうなるんでしょうねえ。
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変な所で運は良いんだよなあ

2022年03月23日 15時39分46秒 | 日記
ぬたりがフォルクスワーゲンティグアンを買った理由は、「ゴルフよりも荷物を詰める車はないもんかと思っていた時に行きやすいディーラーに激安の中古車があった」という理由で、ライバル車の検討とかの作業を一切しないまま買っている。
買ったときは、とりあえずキャンプの荷物がゴルフ以上に積めればこの際何でも良い、という程度の考えがあったのだが、購入してから複数回のキャンプを経験し、本来ぬたり達夫婦が求める車の方向性は見えてきた。一番重視すべきはやっぱり積載能力である。
昨今はなんでもそうだが、ブームとなるものは「いかに女性を取り込むか」という点が重要であると思う。少なくともキャンプに関してはうまく女性を取り込んだ形で、ぬたりも改めて用品店を見てみてびっくりしたのだが、それはそれは女性向けのギアがたくさんある。ぬたりんちも、おかあちゃんが興味を示していることがやはり続いているキモだと思うし、それの一助となっているのが様々な女性を念頭に置いたギア達なのは間違いない。
で、こういうキャンプはどうしても荷物ががさばる。また、快適性も犠牲にできないからこれに対する荷物もまた増える。正直ティグアンでギリギリ、ってとこなのよね。
で、最初にも言ったようにぬたりはティグアンをさして吟味もせずに買っている。となるとキャンプ行く車の方向性も見えた今なら違う選択肢も見えてくるんじゃあるまいか? 要するに次に買う車の目途が立つんじゃないかとふと思った。何しろ今の車は衝動買いに近いわけだし。
早速、ネットを立ち上げる。単純な積載量で言えばミニバンも選択肢になるんだろうが、夫婦2人しかいない状況では選ぶ理由がない。また貨物登録の車もいくつかあるけどこれも除外。毎年車検が来るから単純にめんどくさい。
となると各社のSUVが候補。今は便利な世の中で、ディーラーなんか行かなくても各社のサイトで情報を調べられる。積載量を単純に比較するだけなんて簡単簡単。
・・・なんて考えていた時期がぬたりにもありました。
実はトランクの積載量ってのはエンジンの大きさや燃費と違って表示が義務付けられている項目ではない。だからすべての車を横並びで比べるというわけにはいかなかった。
一応VDA法という規格があるにはあり、これだと〇〇リットル、と横並びに比べられはするんだが、これドイツの国内規格(そもそもVDA自体がドイツ自動車工業会の略称)なもんで日本国内でこれを使う謂れは本来ない。
それでも使いやすい数値なもんで、これを表示している車は多い。まず国産車で目に付いたところを列挙してみると、
RAV4 580リットル
カローラクロス 487リットル
エクストレイル 565リットル
レガシィアウトバック 561リットル
フォレスター 520リットル
MX-30 400リットル
こんなところが数値として出てきた。他だとCR-VとかCX-5あたりがライバルなんだけど、これだと「ゴルフバック4個」という、ぬたりにとっては心底どうでもいい数値しか出てこなかったな。
んでまあ、肝心のぬたりのティグアンのトランク容量はと言うと、カタログ数値だと615リットルと、他の車を完全に凌駕する数値が出ましてねこれ。要するに、ぬたりはかなりな衝動買いをした割には、ちゃんと今の使い方に合った車を、国産車輸入車問わずに選べていたという訳なんですな。
と言うわけで、今のところの、今の車がダメになったときの次の車の最有力候補は、またティグアンの安い中古車探して買う、ということになるわけだわな。

・・・こんなこともあるもんなんだなあ。
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珍しいけど珍しくもないもの

2022年03月19日 11時48分38秒 | 日記
さて、今日はたまに書くネタ。ふと気になって調べたら案外面白かったんで、せっかくだからブログにも書いちゃおうという、だからチラシの裏にでも書いておけよそういうのは、と言う突っ込みが当然入るってやつね。

さて、ちょっと前にも踏切に関してはネタにもしたんだが、そもそも道路にとって踏切というのは例外的な物で、法律上では線路との交差は立体交差が基本とされているくらい、というのは既に述べた。とは言え、すべての箇所を立体交差にするのも現実的ではなく、今も多くの踏切が存在するわけだが、法律執行のお膝元、国が管理する国道において、踏切ってどのくらいあるんだろう? とふと気になった。全国を調べるのもめんどくさいので、とりあえずぬたりの住んでる群馬県を調べてみた。
その結果、数はたったの5つだけ。幹線国道とも言えるナンバーが二桁以下の国道(県内だと17号、18号、50号)には1つもなかった。なるほど、こうして実際に見てみると、法律で踏切が例外的存在、ってうたわれてることがちゃんと履行されていることが分かるな。
さて、群馬県内の国道踏切は、国道122号2カ所(わたらせ渓谷鉄道、上毛電鉄)、国道254号2カ所(上信電鉄)、国道291号(JR)の5カ所であるが、このうち国道291号のみが異質でね。市街地でもないから改良工事も難しくないし、お金のない地方の3セク鉄道じゃないJRだから、鉄道会社の費用負担もしてもらいやすい。条件的には改良工事を行う好条件が揃っている。でも踏切のまま。
まあ結論を先に述べれば、そもそも通行者が少ないにも程がある、という現実の前にはどうしようも無いってことなんですけどね。
踏切が所在するのは土合駅のすぐ北。この先国道291号は谷川岳ベースプラザで事実上の行き止まりとなる。谷川岳が観光地であるとは言っても、生活道路としての体はなしていないので、使う人はかなり少ない。だからこんなところを立体交差化したところで、費用対効果が低いにも程がある。だから今後もこの踏切が改良されることはまずない。そもそも今現在、ここを通る列車の本数も1日に十数本ってところだしな。
調べるまでは全く気付かなかったし、何回か通ったことのある踏切ではあるけど、よもやこんなところに「群馬県唯一(の国道のJR線踏切)」があるとは思わなかったですな。こういった意外な発見が道路趣味の魅力だったりもするんですな。ですので皆さんも、ちょっと身近な道路について調べてみると良いかもしれませんよ。
思わぬ身近に珍しいものが眠ってたりするもんですよ。
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しろくまっつっても天文館のアイスじゃないぞ

2022年03月13日 16時15分06秒 | キャンプ
昨今は「密を避ける行楽」という追い風をモロに受ける形で、空前のキャンプブームと言われる。
まあ、ぬたり達夫婦もブームに乗ってキャンプを始めたわけだから、このキャンプブームを貶す資格はないのであるがね。「ヒロシ」「ゆるキャン」の影響となれば、ホントもうどうしようもないミーハーであるしな。
とは言え、全くの無から始めたわけではなく、ぬたりは子供の頃に家族キャンプの経験があり、火起こしだのアウトドア料理だののスキルが一応あり、とっつきやすい趣味ではあったわけだけれども。
ただ、考えてみればぬたりが子供の頃に経験したのは、あれ「キャンプ」じゃなくて「野営」だわな(ぬたりの父親は生粋のアウトドア野郎)。ただ山の中の林道に分け入っていって、キャンプできそうなところでテント広げて、近くで木を拾ってきて火燃やして料理して、テントで寝る、って感じ。今じゃなかなかできないぜこんなの。
そんなぬたりが現代のキャンプ場でのキャンプやってみると、これがまあ楽。必要なもんは売ってるしサイトは平らだし売ってる薪はよく燃える。道具だって進化してる。まあ、他のキャンパーが気になるとか、こっちも気を遣ってあげないといけない、等のデメリットは存在するがね。このあたりは多分そこらの野でキャンプした経験がデフォルトになってるぬたり固有の問題だろうな。
そんなぬたりであるので、キャンプの基本的考えは野営に近いのだが、夫婦共有の趣味となるとこれはちょっと問題。そういう趣味の相手と結婚したのならともかく、おかあちゃんはアウトドアの経験はほとんど皆無。虫も触れないような人間であり、おそらくぬたりが思い描くとおりのキャンプなんかしたら数時間で逃げ出す。
なのでキャンプの方向性は基本おかあちゃんの考え方に沿って進めるわけで、基本はある程度高規格なオートキャンプ場に行くし、インスタ映えするようなオサレな道具や快適性を追求した荷物も増える形になる。まあ、これはこれで楽しいけどね。キャンプ用品ってホント見てるだけで心が躍る。
そんな形でキャンプを初めて1年。持っているものには基本不満はないのだが、ぬたりの指向とおかあちゃんの指向の違いを認識する道具が出てきた。キャンプの最重要とも言えるギア、テントである。
ぬたり達が使っていたのはスノーピークのアメニティドームS。ぬたりとするとテントはできるだけコンパクトで設営簡単に、という考えであり、それでもおかあちゃんのオサレな指向に譲歩した形で選定し、一応はおかあちゃんのお眼鏡には適っていたのだが、少しコンパクトすぎませんか? というのは使ってみて2人とも思った次第。ぬたりはそういう不便もキャンプだろ、と言う気持ちでありさして気にはしないが、もう少し余裕が欲しい、というおかあちゃんの気持ちには頷くところがある。
とは言え、大きくなると設営の手間も増えるな、と言うのがズボラぬたりの気持ちとしてあった。小さいほうが単純に取り扱いはしやすくなるしな。
別に現時点では、もう少し余裕があると良いかも、程度の話しかしておらず「不満」は言っていない訳だから、テントの買い換えというのは将来の課題として捉えておけば良いかな、とおかあちゃんと話していた。そもそもキャンプ始めようとして、テントはかなり早い時期に購入するもんだが、自分たちのスタイルとか分からずに買うから、その後自分たちのスタイルに合わせたテントを買い直していく、というのは、キャンパーとすれば自然な流れだしね。




とか言ってると衝動買いするわけさ。ともあれほぼ自分たちの指向にぴったりのテントを買いました。ブランドは天下のノルディスクである。
ノルディスクはおかあちゃんがキャンプ始めたときから意識していたブランド。まあ相当にお高く、実際にグランピングサイトでよく使われる「アルフェイム」「アスガルド」というワンポールテントは10万円じゃ到底買えないし、さらには床も別売りでこれも数万する(合わせると20万近く)。これ買うのは相当に度が過ぎるわな、というのが夫婦共通の認識だった。
が、出会いはいつでも偶然の風の中。キャンプギアを購入していく中で、その独特の品揃えからたまたま訪れた埼玉県川島町の「タテイスカンナ」にて、実際にディスプレイされているノルディスクのテントを見かけていた。
で、ぬたり達がこのお店に最初に訪れた時から、ずっとディスプレイされていた現品が今回ぬたり達が購入したこの「ユドゥン5.5」である。要は完全新品ではないわけだ。
ディスプレイ品は往々にしてそれを見せて購買欲を煽る目的があるので、売り物にすることはないことも多く、ぬたりも最初に行ったときからディスプレイしっぱなしのそれがよもや売り物であるとは思っていなかった。タテイスカンナは店員さんも適度に接客をしてくれる店で、このテントの話をしたこともあったのだが、こっちも買う気はさしてなかったのでそんな話も全く出なかった。
が、令和4年の初売りセールで同店を訪れたぬたりはテントの横で店員さんと雑談。店舗にはアスガルドのミニサイズの在庫があり、2人ならこのくらいがちょうど良いなあ、なんて思いつきを口にしたことから会話がスタートしていた。ちなみにアスガルドのミニは別売りのポールが在庫切れで、このままでは設営できない状態で売ってるそうな。なるほど、それでは購入は難しいな。
「同じくらいのサイズだとこのユドゥンもあるんですけどね。現品で良ければ販売できるんですけどね」
・・・これ売りもんなんすか?
単純に驚いたが、その時のぬたりの回答は
「車で来てるから持って帰る準備も、カードで買えるからお金の準備もできるけど、心の準備ができませんこんな高いもの」
というものであった。まあ、この時は買いたいものが他にもあったしな。
ただ、あちこちのお店を見ている中でこの「ユドゥン5.5」はなかなか見かけず、購入のチャンスと言えばチャンス。と言うわけで家に帰ってから情報収集のスタート。
まずユドゥン5.5であるが、ノルディスクの中では小さいテントに分類される。定員は4人。2人で使うならそれなりに余裕がある。
形とすると2本のポールで立てる形になる。ノルディスクでは人気のワンポールテントに比べると、工程こそ増えるものの、作業(ペグ打ち本数とポールの重さ)は格段に楽になる。構造上、テント本体の重みが全てかかる1本のポールを立てる作業は、ノルディスクだと素材の重さ(コットンとポリエステルの複合素材)からも、結構力がいるらしい。こいつの場合、重さは半分に分散されるしポールも短い。作業とすれば格段に楽。
また。相対的に値段も安い。定価で10万そこそこで床もついてる。小さいとは言え、アルフェイムやアスガルドの半分くらいの値段で買える。ワンポールテントにこだわりがなく、おかあちゃんはブランドに憧れがある、って感じのぬたり夫婦にとって、まさにこれぴったりのテントじゃあるまいか? それが信用のおけるお店で買えるわけであるから、少なくとも損はしないはず。展示現品なら値引きも期待できるかも(セコい)。
と言うわけで悩んでいたのは2週間弱。電話をして在庫を確認してお店を再度訪問。たまたま前回話していた店員さんがいて「個人的にもお気に入りなので、是非今日、私の手でこの子のお嫁入りを決めさせてください」なんて言われりゃもう後には引けんわな。喜んで購入させていただいた次第。ちなみに値引きがあったかどうかはご想像にお任せします。

でまあ、書いたとおりこれ買ったのは1月だったんだけどね。
デビューさせるべく予約した2月のキャンプが悪天候でな。
半分中古とは言えデビュー時に雨か雪で汚れるのは遠慮したいのでその時は今までのテントで過ごし、買ってからデビューまで2か月もかかりましたとさ。
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新型コロナのワクチン3回目打ってきました

2022年03月09日 11時34分04秒 | 日記
というわけで運よく早めの予約もとれたので、さっさと打ってきましたよ。
ワクチンの良し悪しに関してはいろいろ意見があるので、打つか打たないかは各自が判断していただきたいと思うが、今のところネットで見かける反ワクチンの意見は単純に医療行為全般のデメリットを今更ことさらに強調している意見ばっかりで、傾聴に値する意見を見たことがないな。もちろん意見はそれぞれであるからその考えでワクチンを打たないというのも、ぬたりは言下に否定するもんではないが、かと言ってその意見を周りに風潮して周りを巻き込むなよ、とは思うな。

で、サクッとワクチン打ってきたわけで、話はどうしても翌日の副反応の話になるんだが、結論から言えば今回が一番きつかった。
ただ発熱は前回と誤差の範囲。しかも午前中でほぼ平熱に戻った。
ワクチン接種の翌日、ぬたりの仕事のシフトは午後から。昼に体温計の数値見たぬたりはかなり悩むことになる。熱はないけどだるさと寒気は結構あるんだよね。少し悩んだものの、その日のはシフトのお仕事で、誰かに変わってもらわなきゃいけない内容。今から休みにすると誰かが急遽変わりやんなきゃいけなくなるし、後日ぬたりの勤務もその影響を受けることになる。
正直今の職場に忠誠心はなく、急遽のシフト変更で上司が困ることに同情の感覚は全く覚えないんだが、後日のシフト変更はぬたりがやんなきゃならず、そのめんどくささに負けて仕事に行くことにした。
そして昼過ぎに出勤したぬたりが見たものは机の上にうずたかく盛られた書類とその処理後の県内有数の寒冷地への出張。正直、寒空で実際寒いのかぬたりの寒気なのか全くわからない状態で震えてたわ。

んで、翌日熱が38度を突破しぶっ倒れる。

・・・皆様も無理は禁物ですよ。
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こんな夢を見た

2022年03月05日 21時08分49秒 | 日記
ぬたりは基本的に夢占いや夢診断というものを信じていない。
とまあ、あえて言うまでもなくいい大人であれば頭から信じている人もおるまい。ネットとかで当たってみても、犬は忠誠心の象徴だから親しい人の暗示とか、黒猫は縁起悪いとか、お前もうそれなんとなくの印象まんまやんけ、の突っ込みを禁じ得ないしね。さりとてそういうもんでも話の種としては面白いので、会話で出てきた場合でも頭から否定することはないけどな。
そもそも夢というのは、寝てて思考のたがが緩んだ状態で、脳の中の適当な記憶から適当に思考した結果見るもんだから、それ自体にはあんまり意味はない。例えばぬたりは職場で仮眠してるときに仕事してる夢を複数回見たが、こういう例はわかりやすいよね。どうしたって頭が仕事モードだから仕事の夢を見やすいのは当然。どうしたって人間の脳味噌がやることなんだから、夢を見る理由なんて案外単純なもんさ。ただし、人間の記憶力はこれはこれでかなり容量が多いものなので、思いもかけぬ思い出から連想された夢を見たりするわけではあるがね。

で、ここまで話をしておいてなんなのだが、夢占いのできる方へ質問。
ケサランパサランってのは夢占いにとってはどういう意味のあるアイテムなのかしら?

いやもうガチで年単位でそんなワードにお目にかかってなかったんだが昨日夢で見た。毛玉というならうちには猫がいるが、うちの猫の柄(茶トラ)じゃなくて真っ白だったしなあ。
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車の話題は重ねておこうか

2022年03月02日 22時48分45秒 | 日記
今回はもう1台の愛車、ティグアンの話をば。
さて、ぬたりの車がup!からティグアンに変わり1年近く。運転は楽になったけれども楽しさは確実に目減りした昨今ではありますね。つーかup!が偏りすぎだわな。
でだ。ぬたりは今回、深く考えもしないまま安い中古車を購入し、実際キャンプで使ってみてその積載量に感動を覚えたもんだが、購入後頭に浮かんでいる言葉がある。
貧乏人の銭失い。これである。
車に詳しくない方やアラフィフ以上であれば「んな輸入車買うなんて贅沢してるだろ」と思われるかも知れないが、正直なところ、輸入車イコール贅沢とか輸入車イコール良い車と言う概念はもはや通用しない。
車の評論家とかのムラ社会(しかも高齢化率がむちゃくちゃ高い)では、まだそういう信仰みたいなのは残ってるけど、21世紀も20年も経とうかというこのご時世、もはや日本車が遅れているなんてのは化石同然の考え方だし、輸入車の方が優れている、なんてのも同様。もはや国産車だろうが輸入車だろうが、自分の趣味や使い方にあわせて自由に選べる時代になっている。国産車にも素晴らしい車はたくさんあるし、輸入車の中には駄目な車がたくさんある。値段差も正直そんなになくなってる(ホントよ。同程度のグレードの車を同じ装備で見積もり合わせしてご覧。驚くほど値段が近づくから)。
何度も言うが、ぬたりが今回ティグアンを買ったのは「付き合いのある会社にたまたま安い在庫があったから」に他ならない。この「安い中古車」がくせ者で、今でも輸入車の方が優れているというなら、この車にはそれ相応の安くなる理由がなきゃならない。しかし正直多走行ではあるものの、取り立ててこの車がトラブルを抱えているということもなく、日々快適に過ごしている。
全体的に安くなる理由はたった一つ。車種として中古車市場で人気がないのだ。これは要するに、ぬたりがこの車を下取りに出すときに買い叩かれると言うことも意味する。
実際、他のSUVと比べてみれば分かる。自分の車の年式と走行距離を入れて中古車市場を当たってみれば、同じクラスのSUVは結構高価であることが分かる。キャラが違うけどトヨタのハリアーなんかとてもあんな値段じゃ同程度の車は買えない。ホンダのCR-Vなんかもぬたりが買ったティグアンよりも全体的に高い。少しだけジャンルは違うけど、キャンプ行くと必ず見かける三菱デリカD5なんて、もう中古車にしても高くてぬたりには手が出ない。ランクルなんか言うに及ばず。
SUV自体が今全体的に人気で、その中で人気のある車種というのはあって、そういう車は中古車でも高いんだけども、ぬたりの買ったノーマルのティグアンはこれと言って売りがないのでジャンル人気に埋没しちゃうんだよね。新しく出た「ティグアンR」とかなら売りもあるのかも知れないけど。
だからまあ、正直この車は次回車を買い換えるとき、下取り価格は二束三文にしかならないことは確定。まあ、キャンプやってるかぎりはしばらく乗ることになると思うし、安く買われるも何もぬたり自身が安く買ってるんだから、別に良いんだけどね。
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ミゼット2のオーディオを交換してみた(実作業編)

2022年03月01日 20時41分10秒 | 日記
でまあオーディオの交換なわけだが、ミゼット2の場合内装の化粧パネルとかがほとんどないわけで外すのは案外簡単。N-WGNの時に20センチ四方の化粧パネル剥がすのにほぼインパネの半分を外していかなきゃならなかったのに比べれば、今回はオーディオ部分をいじるだけで済んだ。しかも作業はジャック外してつなぎ直してまた元に戻すだけ。あらかじめ予行練習をしておいたから、30分くらいで終わったわ。
で、まあ、こうして形に残すことにより、同じ車に乗っているみんなの参考にはなるのでちゃんと形に残しておこうと思いましてね。
たとえ車種が今となっては数が少ないにも程があるとしてもな。

ともあれ作業風景いきましょう。


まずはオーディオの周りの板を外す。両面テープでくっついているだけなので、タコ糸噛ませて引っ張って剥がします。


はい、板を剥がすと単純明快。4カ所のネジで留まっております。これをホイホイとドライバーで外します。これだけで外せれば楽なんだけど、もう1カ所留まっているのでまだ外せない。


足下に潜り込んで、オーディオの奥を覗くと、ボルトが1つ見えます。これも外す必要がありますが、奥まっているのでスパナやペンチでは回せません。


エクステンションバー付のラチェットかなんかを用意しましょう。ちなみにぬたりんちの車両だと、ここは10mmのボルトでした。


こんな感じの金具で近くのステーに留まってる。ボルトは片方だけで、見えてるボルト1本を外せば金具は取れます。


ボルトを外すと手前に引き出せます。結構スペースはギリギリで引き出すときにオーディオの周りのプラケットとかが引っかかりますねこの作業。




左右の線(アース線)、奥のコネクターとプラグ(ラジオのアンテナ線)で接続されてるのでこいつらを外します。コネクターは上側に爪があるので、ここを押して引っこ抜く。プラグは刺さってるだけなので引っ張るだけ。後は周りについてるプラケットとかも外す。
んで、ここが今回の作業のミソ。これまで使っていたのはカロッツェリア(パイオニア)のオーディオ。そして新しく買ったのもカロッツェリア。コネクターが同じなんで抜いて挿すだけの簡単な作業になります。オーディオメーカー違うとコネクターを変える必要もあるのよね。ネジ穴も全部一緒の位置にあるから、外しながら付け替えるとあっけないほど簡単につけられる。


あとは今までの作業を逆にすれば良いだけ。新しいオーディオに固定器具取り付けて、コードつないで、穴に突っ込んで、ボルトとネジ止めて、化粧板張り付ければ完成。

とまあ、全く車いじったことのない人ならば「自分でできるなんてすごい」と感心してくれるかも知れないけども、正直ぬたりがやったことはプラモデルの組み立て並み。やり方さえ分かれば誰でもやれる作業になりますわ。オーディオは同じメーカーだからプラグの交換もやってないしな。
んで、この作業はカー用品店に頼むと5000円くらい。今回のは複雑な作業はいらないから、これやってもらうのには高いと思うが、オーディオメーカーが変わるとかプラグ付け替え作業やるとかになれば、5000円なら十分アリな値段だと思うわ。こういう作業は作業自体を楽しめないならやるべきじゃないし。いやあ、このくらいの作業なら楽しくできるわ。
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