フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

馬鹿の大足

2016年06月27日 21時43分30秒 | 日記
話は1年半以上も前、新婚旅行に遡る。

南国の楽園、ハワイに行ったというのにさえないスニーカー履きだったぬたりは、そのバカンスの雰囲気に多少は沿った形でサンダルを購入することにした。折角のハワイでの購入でありこだわりたい気持ちもあったが、さりとてサンダル購入にそんなに時間をかける訳にもいかず、宿泊ホテルからほど近い、カラカウア大通り沿いのとある靴屋に入った。
しかし普段下駄やサンダルを履き慣れていない人間は、油断すると親指と人差し指の間が痛くなってしまい、ぬたりも過去にこの症状に何度か悩まされている。このため、店内にいくつかあった、かかとを踏めるデッキシューズを物色し始めた。すると店員が話しかけてきた。
以下、英会話につき、同時通訳(雰囲気で意訳)でお送りします。

店員「ハイ!良く来てくれたな! そのあたりはオススメだぜ! 何か困った事があったら言ってくれ。サイズも出すぜ!」

ぬたり「えっと・・試してみても良ござんすか?」(拙い英語)

店員「もちろんさ! 好きに試してみてくれ!」

とりあえず、ぶら下がっていた物を試してみる。だが、結構キツい。サイズはほぼ良いはずなのだが、全体的に細身のようだ。サンダル履きという事を考えればゆったり履きたい。

店員「どうだい?」

ぬたり「小さいでございますですます。もっと大きいサイズを我は希望する所存なのだぴょん」(拙いったら無い英語)

店員「今試してるのよりも大きい物だって? ハッハッハー、お前の足はデカすぎだぜ! お前ホントにジャパニーズか? ちょっと待ってな。・・・同じモデルで一番デカいやつを持ってきたぜ。今度はどうだい?」

ぬたり「・・・流石に横も縦も余裕がありまするのです。だが、それが良い。これを私が欲するところの所存にて御座候」(拙いにも程がある英語)

という形で靴を一足買ってきたわけだが。既に1年以上履いてる靴などグロ画像以外の何物でもないので写真は載せないが。
しかし買った当時はハワイで履ければ、位の軽い気持ちでしか無かったが、これが非常に具合がいい。軽いし、いざとなればかかと踏めるし、素材的に静電気も溜らない(ぬたりは静電気体質)。これはいい買い物をした。
となればまた買いたいと思うところではあるのだが、当然日本ではそうそう手に入らない。いや、正確には日本語の公式サイトがあり、買うのにそんなに手間はかからないのだが、上記のように訳も分からない英会話のやり取りで買ったもんだから、今履いてるやつのサイズも分かんなくなっちゃったのよ。中敷きの文字も消えつつあるので、どこにサイズ表記があるのかすらもう分からない。だから通信販売で買うのはちょっと怖い。
で、何となく手を出しかねていたら、なんと県内に取扱店があるのを発見。実物見て選べるならこれに越した事は無い、とばかりに早速見に行ってみた。おお、割と店内の目立つところに飾ってあるぜ。
残念ながら、ぬたりが履いているモデルは無く、かなりデッキシューズ寄りの物しか無かったんだが、それでも、うんこれこれ、と見ていたら店員が寄ってきた。サイズも出します、と言われつつ、ディスプレイの一番大きいのを履いてみる。

キツいじゃんこれ。

あれれ? と思っていると目ざとい店員さんがぬたりの靴に気付いた。

店員「同じブランドですね。えっと、これは大きそうですね・・・。13インチですか。このサイズは日本には輸入してないと思いますよ。」

13インチて(cm標記なら31cm)

この、中敷きのかかとのとこにかろうじて残ってる「M13(Men13inch)」ってのがサイズか。道理で足がデカいぬたりであってもゆるゆるで履けると思ったわい、と思いつつも、アウト〇ガーワイキキ1階の靴屋の陽気なボブ(仮称)はどんだけデカいの持ってきたんだよと小一時間問い詰めたいところであるな。

しかし、買うなら最低でもハワイ行かなきゃ駄目って事かよ・・・(アメリカの靴ブランドなのね)
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両手いっぱいのジョニー

2016年06月26日 22時01分01秒 | ヲタネタ
ガルフォース Eternal Story

なっつかしいなあ、おい!
しかしホントに何でもあるなyoutube。

・・・いや、ヲタネタはこうしてたまにやっておかないとね(おい)
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航空機集約どころか軍用機集約してんのよあそこ

2016年06月24日 22時19分17秒 | 日記
自動車ブランドのサーブ、消滅へ…70年の歴史に幕(←リンク先はヤフーのニュース)

消滅も何も数年前からもはや無いも同然だったじゃねえか。
そもそもは親会社たるゼネラルモータース(GM)の経営破綻後、紆余曲折あって中国系の企業が買収して以降、車なんか作ってない。今更ブランドがなくなることをニュースにしたって、今更以外の何物でもないわ。

それにしても、ヤフーのコメント豚共が「今後は航空機に集中するの?」と言っているのはホント辟易。航空機のサーブと車のサーブは、起源は同じだが資本関係すら無いっての。
1990年にサーブの自動車部門がGMに買収され子会社となってからは、航空機メーカーのサーブは自動車部門からは完全に手を引いている。この時に「GMスウェーデン」とかとブランド名を変更すれば誤解は少なかったかも知れないが、「GM」はブランドではないし、先に完全子会社となっているオペルに倣った形なんだろうなあ。要するに、サーブの航空機への事業集中は25年以上も前に達成されている。こういうことは調べてからコメント吐けよ。ウィキペにすら載ってるんだぜ。だから豚とか言われるんだよ。

GMが継続断念した際にもちょっとネタにしたが、ぬたりは割とサーブという車が好きで、気にはなっていた。まあ買えやしなかったんだからサーブにとっては「好きとだけ言われてもこっちの懐は潤わないんだよ」と言われちゃうだけなんだがね。ともかく、サーブと言えばぬたりの世代以上にとっては、「垂れ尻」である。



カッコ・・・良いのかこれ?(おい)
まあ、バブル期であればこういう「ちょっと変わった輸入車」は日本では受け入れられる余地はあって、ちょっとはヒットしたんだけどね。そういう「ちょっと変わった感覚」はサーブの伝統みたいなもんなのか、経営不振でGMの子会社になったのにGMの言う事をちっとも聞かなかった、と言う情報もある。「オペルの車体があるんだから、これと部品を共有化すれば安く作れるだろ」と言われても、ほとんどの部品を独自搭載してた、なんて話もある。
ぬたり個人の話をすれば、サーブの忘れられない特徴は「ナイトビジョン」である。まだヤナセで扱っている際に、店頭で説明を受けた機能だ。
世の中のほとんどの車は、夜になりライトを点灯すると、視認や操作のために各種計器や操作ボタンも光るようになっている。しかし、暗い場所で色々な物が視界の隅に写るのは目のちらつきを誘発する。そこでナイトビジョンの機能をオンにすると速度計と回転計の部分のみ光り、他のスイッチを消灯する事ができる。流石北欧の心配りですね。
意味分かんない。
ぬたりが自動車免許取ってから20年以上。スイッチの光が邪魔と感じた事は一度も無いぞ。ヤナセでは「北欧の道は暗いから」と説明されたが、そんなもんぬたりの実家のある人外魔境地区だって似たようなもんだが、ちらつきなんて感じた事無いぜ。
親会社の言う事聞かない、良かれと思ってちょっとずれた機能つけちゃう、と言ったあたりにどこか頑固職人にも似たほほえましさを感じる事が無いでも無いですな。ただし頑固職人ほどの顧客を唸らせる腕はなかったようで、サーブと言えばトラブル、と言われるほどに信頼性は壊滅的だったようで。ま、オペルも信頼性は似たようなもんだったし、GMに起因する可能性も無いでは無いけどね。
ともあれ、自動車ブランドの星が一つ消える。別に始まりでも無ければ終わりでも無い。ここ10年でもいくつかのブランドは消えているし、これからも消えていくんだろう。ただ、今回のサーブについては、極東の島国にとっては遠い世界の話で、星が一つ消えても誰も気にも止めないよメーテル、って感じかな(なんだこのまとめ方?)。
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本日多忙につき更新はお休みです

2016年06月21日 21時16分21秒 | 日記


酔っぱらってなんかいないもん(おい)
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Doshiroutoga Izirunoha Yametahougaii

2016年06月19日 21時20分21秒 | 日記
Sinさんのコメントのレスにもちょこっと書いたが、ぬたりは車の内装に用いられるメタル調のインパネパーツがあまり好きではない。
確かに無垢のプラスチックに比べれば高級感は増すんだろうが、風合い的にプラスチック丸出しだし、どうにも好きになれない。
ただ、昨今乗用自動車の廉価~真ん中くらいのグレードを選ぶと、この銀色のプラスチックパーツから逃れるのはなかなか難しい。高級なグレードになるといわゆるピアノブラック塗装(光沢のある黒)か木目調になることが多いんだけど、こういうグレードは得てして高い。
で、そんなぬたりの車選びも昨今はこの銀色のプラスチックを避けて通れてはいない。先々々代プジョーと先代ミニコンちゃんはこのメタルパーツを使用していた。先々代のカローラは最上級グレードだったから木目調だったけれども。


そして、今現在乗っているN-WGNもシフトノブ周辺にメタルパーツを使ってましてねこれが。ぬたりとすれば少々気に入らなかった。
気に入らないも何も、ミニコンちゃんの維持費の高さに負けて、「出来るだけ色々と安い車を」と多少は急いで購入したぬたりの落ち度であり、別にメーカーを責めることもできないのだが、この車に乗ってかれこれ2年。やはり小骨が喉に引っかかっているかの様に気にはなっていた。


そして、ぬたりはとうとうこの部分の色を塗り替えてしまった訳である。目指したのはピアノブラック塗装である。こうして写真で見ると綺麗な光沢を放っているように見えるが、近くで見れば素人塗装モロバレのガタガタ加減である。

さて、色なんてすぐにパッと塗れるものではなく、数か月前にこの部分のパーツを購入して、チマチマと塗装作業を進めてきて、この部分を丸々交換したわけである。N-WGNのインパネの交換となれば、ぬたりのブログに検索で飛んでくる方も毎日何人かはいるので、作業を細かくアップしようかとも思ったんですけどもね。
交換作業の大変さで、細かい作業を更新しようという気分が吹っ飛んじゃいましたよ。


これは件のエアコンパネルを外した状態である。まず銀色の部本は全て裏面でビスで止まっており、銀色部分のみ外して交換することは出来ず、必ずこの部品の状態で車から完全に外す必要がある。そうしないと裏側のビスをドライバーで回せないからね。
そしてこの部品はビスではなく、周辺部の爪や突起で周りに固定されている形になっている。写真のカラフルな丸で囲んだ部分が爪や突起である。という事は、その爪や突起が噛み込む部分も外すなり浮かすなりしなければいけないことになる。

そしてインパネ写真である。その前の写真の丸の色と外さなければいけない個所は連動している。そしてこれらのパネルを外すという事は、下のピンクの部分も外さなければいけないという風に組み込まれている。
要するに、真ん中の横30センチ縦15センチ程度の部品を交換するのに、これだけ膨大な面積のインパネパネルの処理をしなきゃいけない、という事になるわけ。いやー、大変でしたわ。

検索で飛んでくる人もいるし、最初は」作業を逐一写真に撮ってネタにするつもりだったんだけど、とにかくもう疲れたのでとりやめ。とりあえず、交換の仕方は、ここらあたりを参照にしてもらえればいいかと。ぬたりも作業中はずっと見っぱなしでしたわ。塗装に関しては、こことかここあたりを参考にしてましたわ(←検索で飛んできた方向けのフォロー)。まあ、外し方は分かったので、気が向いたり要望があったら詳しくネタにするかもね。

出来に関しては、まあ決して褒められたもんではないけど、自分でやったんだからこんなもんだろうとは思える出来。完璧にきれいにしたいならプロに頼めばいいわけで、折角自分がやったんだから、どこか素人くささを残すべき、というのはDIYの鉄則。完璧を求めると、素人作業なんて失望しか残らないからね。
そう言う意味では、満足する出来になりましたよん。
そう言う意味でなきゃ、こんなガタガタの塗装、満足は出来ないがな(おい)
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IZIKITANAI

2016年06月15日 21時58分46秒 | 日記
本日の教訓

アマトリチャーナとポモドーロの見分けくらいつくようにしよう(意味不明)

先日某店にてぬたりはポモドーロを注文し、出てきたパスタを食べ始めたのだが、「注文を間違えてアマトリチャーナを持ってきてしまいました」と店員が平謝りで出てきた。
まあ、ミスは誰にでもあるし、別にアマトリチャーナが嫌いというわけでもないから、別にこっちで全然問題ないよ、と答えれば済む話だったのだがね。
店員さんの手には間違う事なきポモドーロが存在しており、こちらもお召し上がり下さいと置いてかれちゃった日にはなあ。
普通の人なら問題ない。そんなに食べたら食べ過ぎだ、と残すだろう。

こちとら目の前に出された食材を意味もなく残せるほど、お上品な育ちをしてないっての。そら全部食べますよMOTTAINAIもの。

・・・そういう意地汚さは一歩間違うと「もっとMOTTAINAIこと」になりかねないから、パスタの種類の見分けくらいちゃんとつくようにしましょうね、という話でしたとさ。
げぇぇぇぇぇぇぇっぷ。

あ、別にもっとMOTTAINAI事態とかにはなってませんよ。その日の晩ご飯はほとんど食べられなかったけど。
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自分だけは騙せなくて

2016年06月12日 15時47分47秒 | つぶやき
不倫報道と某知事の不適切でマスコミは真っ盛りで、参院選も近いのに政権与党も第一野党も情報は探さなければ見つからないそんな日本から世界の皆さんこんにちわ。
しかしまあ、ぬたりはと言えば運良く心の安穏を保っておりますね。都知事の方は、ぬたりはそもそも都民じゃないから関係ない。不倫の方は、当該者の属する音楽ジャンルをぬたりは元々好きではなく、名前は知っているけれども近づけと言われても近づく気もなかった事から、別にどうなろうと知ったこっちゃない。歌っているのがゲスだろうが猿のように盛ってようが(こっちは今となっては違うだろ)、別に好きにしたらいい。落語の方も、まあ別に嫌いじゃないけどそんなに落語も詳しくないし、某長寿番組も毎回毎回見てる、って程でもないから、別にこちらも、好きにしたらいい、としか。
もちろんこれは「ぬたりが当該者のファンじゃないから」であり、ファンだったらそれ相応の動揺はあるだろう。その可能性を考えた事もないが、さださんとか華ちゃんとかにそういう話があったとしたら、そらぬたりはファンとしてのあり方を真剣に考えなきゃならなくなるだろう。まあ、僕はもうさだファンじゃ(←お約束)。
ただ、これはもう、そういう状況にならないと分からない筋合いのもんでね。「音楽とプライベートは別」「音楽聴いてるとどうしてもプライベートがちらつく」。どちらの感情が強くなるかは、実際そうなってみなきゃ分からん。似た感じで、さださんはヒット曲を出す度に叩かれていたわけだが(無縁坂→マザコン、雨やどり→軟弱、関白宣言→女性蔑視、防人の詩→右翼、とよくもまあ・・・)、ぬたりが聴き始めたのはそのずっと後だったしなあ。聴き始めてからはそういうのなかったし。

(ここからはネタである。ぬたりの本心と取るかただの冗談と取るかはあなた次第)

にしてもまあ、思春期から30才頃までをさだまさしの歌詞の世界どっぷりで過ごしたぬたりにとっては、会見で「結婚してるとか子供がいるとか関係ない。俺はあいつが心底好きなんだ!。これは浮気じゃない。本気なんだ!!」と破滅型の恋愛に身を焦がす人がいないのが少々寂しいな。やはり恋愛という物は身を焦がすようなものであって欲しい。その感情に身も心も捧げ、相手のためならば命すら惜しくない、そういうものがあって欲しいじゃないの。
しかしながら、今回の3件はどうも違う。猿な方(だからもうそうじゃないっての)は子供の認知はするけど離婚はしない。ってことはただの火遊びだったって認めてその処理をした、ってだけで、じゃあそんな火遊びすんなよ、と言う方に話は集約する。ゲスな方も、浮気して、離婚して、その後は浮気関係もなくなった、って感じに見える。落語家さんの方も浮気だ、と言葉にして言っている。結局はホントに浮気で終わっちゃった感じねどれも。そんな程度の覚悟で付き合ってたなら、そらバレなかったとしてもどのみちうまく行かんよ。恋愛の神舐めんな。恋人の仲を取り持って撲殺された聖ウァレンティヌスに腹かっさばいて詫びろよマジで。
・・・とまあ、実在が疑わしい聖人の話まで及んだところで、今日の結論はと言えば、破滅型の恋愛の歌ばっかり聞いていて恋愛観拗らせると後が厄介だよって事と、実際経験すると心身ともに磨り減って往生しまっせ、ってことでな(今までの著述と結論が180度違うぞおい)。あ、あと、最近、家に一人でいる事がほとんどなくなった所為か、ブログのネタもなかなか思いつかなくってさ。でも、おかげでネタを一個こしらえる事ができたよ。
まあ、でもほら、さだまさしだって不倫の歌作ってるじゃないですか。「天狼星に」(※)って歌を(殴)



断じて不倫の歌ではない。(おそらく交際を反対されて)両親を捨てて一人夜汽車で恋人の元へ向かう女性の独白のような内容の歌。これまで育ててくれて何よりも大事だと思っていた両親を捨ててまで恋人と一緒にいたい、という感情を「父さんよりも愛する人ができるなんて思わなかった」という歌詞でまとめるのだが、この「父さん」の語句をもって「不倫の歌だ」と解釈する人が実際にいたのよ。荒っぽすぎる解釈と言えばそうなんだけども、そういうつもりで歌詞を読み解いてみると、実際そう読み取れなくもない事に軽くショックを覚えるとともに、歌ってものの奥深さに恐れ入ったりしたようなしなかったような10年くらい前の私だったり。
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物欲ネタだけどぬたりが買ったんじゃないよ さいご

2016年06月11日 22時45分00秒 | 物欲
そしてGW最終日の5月8日。三度のフォルクスワーゲンである。
本日は査定と詳しい話である。このため初めてアポを取って行ったのだが、これまでと違い半個室のブースに通された。向こうも本腰だなこりゃ。
で、GWというのは車の買取専門店も休みがちで行くことができず、相場の手がかりもない状態での下取り査定となった。
前もって見ときゃ良かったという感じで、実は安くてちょっとがっかりした。
いくつか事情は重なる。前もって走行距離は「3万キロ代かな?」とおかあちゃんから聞いていて、同程度の中古車を眺めていたんだが、当日ふたを開けてみたら4万キロを軽く超えていたり、経営はトヨタがやっているフォルクスワーゲンディーラーに他社の車を持ち込んでたり、グレードは何の変哲もない普通のもの、となればそんなに良い値はつかない。まあ査定ゼロじゃなくてちゃんと6桁の金額が示されているんだから、こんなもんと言えばこんなもん、とは後からは思ったがね。
で、次は値引き交渉である。フォルクスワーゲンは不祥事もあったから今はバーゲンなんじゃないの? と、知りたい方もいるのかも知れないけれども、はっきり言うがそもそも田舎の外車ディーラーの値引きは渋ちん。欲しいやつが買いに来るから黙ってても売れる、ってのが田舎の外車ディーラーの基本姿勢だからね。情報誌とかに値引き目標額が載ってるが、往々にして東京都内の情報で、地方だとほとんど参考にはならない。もちろん値引き額ってのは生き物だから、条件が揃えば値引きも引き出せるんだろうが、こちらの選択肢はゴルフの40周年記念モデルしかないわけで、特別仕様車ってのはなおさらのこと渋ちんとなる。通常モデルに比べて、そもそもお得な値段になっているわけだからね(これもやっぱり検討当時、ってのが泣けるな。ハンコついたら途端に一般モデルの値下げが発表されやがった)。
値引き交渉ってのは突っ込みすぎても良くないのが難しいところ。お姉さんが一旦奥に引っ込んで、付属品のサービスまで出してきたあたりでほぼ議論は出尽くした。下取りのがっかりは伝えたが、まあ、結局はこちらが相場を知らなかっただけって感じで、こちらはビタ一文あがらず。普通にやってたらもう値引きはないって事だ。
「まあ、下取り専門店さんにも行ってないみたいですから、一度行かれることをオススメしますよ。それでうちと比べていただければ。」
と、今日はこんなもんで次回か、と言う空気となりつつあった瞬間、おかあちゃんの顔色を伺い、結局はこれが欲しいんだ、という意思を読み取ったぬたりは一応もう一言言葉を繋いでみた。
「あ、そうだ。最後にもう一ついいですか?」(コロンボか古畑の口調で脳内再生よろしく)

「もういっそ買取専門店行くとかなしに、今日即決するって言ったら、まだ何かサービスあります?」

ぬたりの経験では、買取専門店に行ったとしてもよく見積もっても数万円の違いにしかならない。金額面だけ考えれば買取専門店の方が高いことは多いが、ディーラーはそのまま車乗り付けて乗り換えができたり表面に出ない部分でのサービスがあったりで利点もある。買取専門店は市場動向やニーズがダイレクトに反映されるから、驚くような金額提示もあり得るが、そのあたりになればもうギャンブルの域。だったらそんなのは捨てたって構わない。また、時期的にも決算期ではなく、ディーラーも台数さばくのに頑張ってはいないから、待っていたって値引きが拡大するとは思えない。だったら今日決めることを武器とした方がいい。
担当のお姉さんが書類を持って奥に引っ込む。そして出てきたのは・・・ラスボス店長さんでありますわ。
もうここまで来ればもはやこちらにできる事は何もない。店長さんが新たな条件を出したところでシャンシャン。めでたく購入決定と相成ったわけですわ。



言われる前に言っておくが、フォルクスワーゲンはディーゼルエンジン搭載モデルにおける排気ガステストにおいて、不正なソフトを用いて通常走行時より数値が良くなるように偽装していた。これ自体は責めを負うべき立場にあるしイメージも悪い。ただ、ぬたり達の場合は、評判等のマイナスを差し置いても、独特の乗り心地や静粛性に、身銭を切るだけの魅力を見いだした、と言うこと。このことは別に他人にとやかく言われる筋合いのものではない。
「あんな会社の車に乗るなんておかしい」「こんな些末な問題でがたがた言うなんて潔癖症に過ぎる」。どちらの意見も公共の場で発するという行為がやり過ぎだと言うことに(仕事帰りの赤提灯とは違うんだぜ)みんな気付こうね。一般人はもちろん、そういう文章で飯食ってる自動車評論家もな。それは個々人の感覚の違いで、世の中の平均的なたった一つの正解ってのは存在しない。「不祥事もあったのになんで買ったの?」と聞かれれば「いやー、アレが良くてこれが良くて・・・」と答えようがあるが、「あんな会社の車に乗るなんておかしい」と言われれば、「うるせー馬鹿」としか返しようがなくなるわけだからね。逆もまた然りで「こんな問題気にするやつはおかしい」という言われれば、気にしてる人の回答はやっぱり「うるせー馬鹿」しかないわけだからね。それは議論ではないし、ましてや評論などではありえない。


ともあれ、自分のではないとは言え新車ってのはワクワクしていいよね。シートの座り心地とかはやっぱり欧州車はうっとりですわね。
シート表皮は安っぽい事甚だしいが(安いジャージの生地みたいだわ)
細かい装備も値段考えれば貧弱にも程があるが(300万近い車の装備かよあれ)

欧州車の低グレード車は「うちらはこういうところでコストダウンしてます」ってのが分かりやすくってなあ・・・。
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物欲ネタだけどぬたりが買ったんじゃないよ そのに

2016年06月10日 22時01分36秒 | 物欲
つづきもんにしといて更新1日抜かすとかどういう了見やねんと突っ込まれかねない今日この頃。


さて、GW初期のとある昼下がり。ぬたり達は再びフォルクスワーゲンのお店を訪れていた。前回対応してくれた人の名前なんかすっかり失念していたが(名刺はもらったんだけどなくした)、「えっと、数ヶ月前に来たんですが、その時女性の方に対応していただいて・・・」などとテキトーにも程がある話をしたら、ちゃんと同じ人が出てきたわ。つーかそんなに従業員がいねえわ、ここ。
で、具体的な話を聞いていったのだが、ここで車選びのネックになったのが日独の車文化の違いだ。
外車ネタ扱う度に言っているが「外車を買うというのはその国の文化を買うということ」であり、車の装備にはその国その国の交通事情やニーズの違いが出てくる。何でこんな高い車なのにこの機能がついてないんだ? とか、こんな高級な機能が標準でついてるんですか? という感想は噴出する。ある程度は販売国のニーズに合わせるとは言え、そもそも輸入車はグレードや車種に関しては絞り込んで発売するだけに、選択の自由が案外きかない。
大まかな話や雑談は担当さんとおかあちゃんの女性同士に任せて、ぬたりはカタログひっくり返してスペック読みや装備の検討をしていた。おかあちゃんの希望は実はさして多くなく、たった3点である。
・車体色は白
・ナビは組み込み
・キセノン(ディスチャージ)ライトがついていること
実はこれだけで、up!ポロが候補から消えた。キセノンライトの設定が無いのである(かろうじてクロスポロにのみ設定)。日本じゃ軽にまでついてるってのになあ。
となるとターゲットはゴルフになるが、これとて一番安いグレードにはキセノンライトの設定がない(検討当時)。基本3グレードの真ん中のコンフォートラインになって、ようやくオプション設定でついてくる(やっぱり検討当時)。287万(しつこいですが検討当時)にキセノンオプションだと簡単に見積もっても300万くらいになるな。これじゃさすがに・・・、と思っていたところに担当さんが出したのが1枚のペラ紙。

そこに書かれていたのは40周年記念特別仕様車。一番安いトレンドラインにキセノンライトやカーナビ含むいくつかの機能をセットにして276万円。台数は限りがあり、車体色白は290台限定ながら設定がある。
実際、おかあちゃんが買うべき車はこれしかないな、というのはこの時点でぬたりは確信してた。新車でキセノンライトの装着、ってだけでこんなに選ぶのに骨が折れるなら、中古を探すとなると、車体色とかと折り合いをつけて探していくのは結構絶望的。それをするくらいなら新車を買ってしまった方がいい。
このため、「試乗お願いしていいですか?」というのはぬたりが口火を切った。担当さんはまだターゲットを絞り切れてないのか、「試乗はポロとゴルフですか?」という問いかけだったが、おかあちゃんが買うべき車はゴルフ、と確信していたのでゴルフの他のもう1台はup!の試乗を希望した。まあ、単純にぬたりがup!乗りたかったんだがなこれは(おい)。だから試乗はup!はぬたりが、ゴルフはおかあちゃんがハンドルを握った。試乗によりぬたりの次期F-X(いつになるか分からんが)はup!が最有力候補に躍り出たわけだが(面白い車だわ、あれ)、おかあちゃんにゴルフのハンドルを握らせたのは「あんた、これ買うんでしょ」というぬたりなりのメッセージだったわけでな。偶然とは言え、しっかり白いのを試乗車にもってくるあたりも憎い演出だったな。
(あとちょっと続くんじゃ)
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物欲ネタだけどぬたりが買ったんじゃないよ そのいち

2016年06月08日 22時03分03秒 | 物欲


女性にとっては車のディーラーは敷居が高い。
ま、これは当然の話で、どんなに安くても100万はする商品扱う店舗がコンビニみたいに気楽な場になるはずがない。車が好きでホイホイ見に行くぬたりですら、「ディーラーの負担なんだからカタログもってくんな試乗もイラネ」とディーラーに多少は気を遣うくらいである。
さてさて、ぬたりの愛車、クッキーちゃんはまだ買って2年。走行距離がもう5万キロを過ぎていることはさておいても、まだ買い換えのタイミングにはない。だが、おかあちゃんの車はと言うと、これがもう買い換えのタイミングに来ていた。
まあガタがきて故障だらけ、と言うわけでこそないのだが、気に入っているならともかくとして、乗っている車に多少の不満もあるようなので、ある程度の年数が経過しているのならばタイミングと言えば言える状況になっていた。
このため車屋に連れ出そうとするのだが、前述のように腰は重い。見に行けば買え買え攻撃を喰らうことも想定しており、こういうのはぬたりみたく「はっきり物見遊山ですオーラ」を出せない人には確かに気になるだろう。
そんな感じで何となく買い換えの意向はあるけれどもあんまりディーラーに行ってない、という状態の、とある冬の日、夫婦でお買い物に出掛けた際に、現在地の近くにフォルクスワーゲンの店舗があるのを思いついたので「時間調整に寄ってみる?」と何とはなしに言ってみた。
「うん、行ってみたい」
あれ? 乗り気だな案外。
これはぬたりには意外ではあった。排ガス規制の不正ソフト問題が発覚してからまだ日は浅く、一般人の目が厳しかった時である。ぬたりの様に「排ガスなんか走りにも維持費用にも関係ねーよ。つーか問題のディーゼル日本じゃ売ってねーよ」と割り切れる人間はそんなにいないと思っていたしね。
まあ、この時は実際物見遊山になるしかなかった。おかあちゃんがどんな車を買うのか、新車なのか中古なのかも決めてもいなかったので、具体的な話とかも聞きようがなかったのだ。ただ、ぬたりんちが乗るなら、収入的には、up!、ポロ、ゴルフ、ビートルくらいまでなので、そのあたりの話を全般的に聞くにとどまった。

その後は思いついたように2、3気になる車を一緒に見に行った。GW前になって、車検まで少しまだ時間あるけど車どうだった? とおかあちゃんに聞いたところ、回答は以下のようなものであった。
「もう一回、フォルクスワーゲンのお店に行ってみたいな。」
その言葉を聞いたぬたりの物欲センサーは、はっきりとこう告げていた。

「あ、この人、フォルクスワーゲン買うわ」

(続く)
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