ネットをつらつらと見てたら、ぬたりが最近になって音源を確保できた小松未歩(←更新されなくなって10年。いまだに公式サイトが残ってるのな)の事が書かれるのをみつけたりしましてね。
ぬたりもその傾向がある(そもそもこのブログ自体が「事実を基にしてるが事実とは限らない」というスタンスで書いてる)から偉そうなことも言えないけれども、ミステリアスさを出したくてか、人気絶頂時にフェイドアウト、みたいな誇張した書き方をされちゃうのが何ともね。
一般層において彼女の代表曲と言えば名探偵コナンの主題歌「謎」(ちなみにオリコン5位が最高)。んでオリコン最高位は「チャンス」の3位。このあたりがいわゆる人気絶頂期になるけれども、「謎」リリースが1997年12月、「チャンス」が1998年3月。そして最後の音源となるベストアルバム発売は2006年11月。実にその間に8年のブランクがある。その間人気を維持し続けたかというと、残念ながら「謎」や「チャンス」ほどの人気曲は出ていない。参考までに8枚残されたオリジナルアルバムのオリコンの初週ランキングを載せるが、
1作目 5位
2作目 3位
3作目 5位
4作目 9位
5作目 23位
6作目 27位
7作目 30位
8作目 35位
とまあ、右肩下がりだった。もちろん、当時の初週オリコン35位と言う数字が人気ないとは言わないが、いずれにしても人気絶頂で突然姿を消したわけではない。ヒットから活動休止まではそれなりの間がある。
検索すると、結婚して引退状態、と言うあたりが説得力のある噂で、戻れるもんなら戻れる体制にしばらく置いていたので、楽曲発表はないけど2年ほど公式ページの更新を続けてた、って感じなんじゃないのかね。で、子供ができていよいよ公式ページも止めた、というあたりが落としどころじゃないですかね。
こう書けば別に劇的なものも何もないんだけども、なにしろ売り方が「テレビラジオの出演一切NG。ライブもしない。公式のPV等の動画や写真も極力出さない」という極端なやり方して、それを最後まで通したのでミステリアスな印象が余計に語られちゃうのね。
このやり方自体、実は珍しいもんでもなく、当時では割とありがちな手法。有名なところではZARDなんかがいるけどね。で、ZARDも小松未歩も所属はビーイングというグループ内で、要はこのビーイングがこういう売り方をよくしてたのね。最近の世代ではこういう売り方は珍しいのかも知れないけど、ぬたり達の世代にはそれほど珍しくはないし、それ以前から覆面歌手なんて実は多くいる。
とはいえ、小松未歩の場合はこれを極端にやった例とも言える。ライブをしないなら音源は多少いじっても大丈夫、と言う形で、彼女のCDはダブルトラックと言われる本人の歌声の重ね録りを行っている。これをすると単純に声は力強くなるし、同じ声が複数聞こえるというどこか不思議な感じを出すことができる。たまに演出として使う人はいたけれども、徹頭徹尾この方法でCD出し続けた人はほとんどいないんじゃなかろうか。そういう意味では小松未歩の歌声というのは、CDの中にしかない作られたもの、という言い方もできるな。こうして、どこかしらヴェールの向こう側にでもいるかのような独特な世界観をCDの中に作り上げて、その世界を売る、というビジネスモデルだったんだと思うな。そう言えばジャケット写真とかも何かしらのエフェクトがかかったものがほとんどだったし。
で、このCD販売は「生歌を披露しない」という大前提があってこそのもの。生歌を披露すればそこに響くのは「CDとは似て非なる歌声」なわけで、おいそれとはテレビ出演やライブは行えない。歌声にエフェクトかければ何とかなるかもしれないが、それにしても限度がある。
そんなんで商売成り立つのかよと言う疑問は浮かぼうが、とにかく当時はCDの出荷量が多くてね。数十万枚なんて販売数は当たり前のようにあったし、年に数枚はミリオンセラーがあったくらい。CDのみという極端な商売だって十分に成り立っていたわけ。
もちろん、今ではCDなんかとんと売れないし、ダウンロード販売も利幅は薄いらしいから、こういう商売成り立たせるのはちょっと難しいのかなあ、とは思う。だから平成も終わりのこれ書いてる時点でも活動を継続しているためには、売り方に関しては遅かれ早かれ見直しを余儀なくされたんじゃないかと思いますね。まあ、たらればの話でしかないが。
まあ、活動休止の理由がわからない以上、こうして語るのも全て憶測になっちゃうんだけれどもね。ただ、音源が出なくなってから10年ほど経って、その売り方の雰囲気から必要以上にミステリアスに語られてしまうのは、当時ファンだった1人としては何だかなあ、という感じ。果ては髪型についても「ずっとアップセットしていて、下げたことがない」なんて風に間違って語られちゃうくらいで。アルバムジャケット(6枚目のアルバム)で一度下ろしてます。まあすぐに元に戻ったけど。アマゾンでまだ売ってるんだから(2018年3月現在)、文章書くなら確認くらいしなさいよ。
まあ、こうして当時のCM見てみても、メディア露出を限定していた姿勢は見えるなあ。anybody's gameなんかジャケ写しか本人の姿写さねえもの。
ぬたりもその傾向がある(そもそもこのブログ自体が「事実を基にしてるが事実とは限らない」というスタンスで書いてる)から偉そうなことも言えないけれども、ミステリアスさを出したくてか、人気絶頂時にフェイドアウト、みたいな誇張した書き方をされちゃうのが何ともね。
一般層において彼女の代表曲と言えば名探偵コナンの主題歌「謎」(ちなみにオリコン5位が最高)。んでオリコン最高位は「チャンス」の3位。このあたりがいわゆる人気絶頂期になるけれども、「謎」リリースが1997年12月、「チャンス」が1998年3月。そして最後の音源となるベストアルバム発売は2006年11月。実にその間に8年のブランクがある。その間人気を維持し続けたかというと、残念ながら「謎」や「チャンス」ほどの人気曲は出ていない。参考までに8枚残されたオリジナルアルバムのオリコンの初週ランキングを載せるが、
1作目 5位
2作目 3位
3作目 5位
4作目 9位
5作目 23位
6作目 27位
7作目 30位
8作目 35位
とまあ、右肩下がりだった。もちろん、当時の初週オリコン35位と言う数字が人気ないとは言わないが、いずれにしても人気絶頂で突然姿を消したわけではない。ヒットから活動休止まではそれなりの間がある。
検索すると、結婚して引退状態、と言うあたりが説得力のある噂で、戻れるもんなら戻れる体制にしばらく置いていたので、楽曲発表はないけど2年ほど公式ページの更新を続けてた、って感じなんじゃないのかね。で、子供ができていよいよ公式ページも止めた、というあたりが落としどころじゃないですかね。
こう書けば別に劇的なものも何もないんだけども、なにしろ売り方が「テレビラジオの出演一切NG。ライブもしない。公式のPV等の動画や写真も極力出さない」という極端なやり方して、それを最後まで通したのでミステリアスな印象が余計に語られちゃうのね。
このやり方自体、実は珍しいもんでもなく、当時では割とありがちな手法。有名なところではZARDなんかがいるけどね。で、ZARDも小松未歩も所属はビーイングというグループ内で、要はこのビーイングがこういう売り方をよくしてたのね。最近の世代ではこういう売り方は珍しいのかも知れないけど、ぬたり達の世代にはそれほど珍しくはないし、それ以前から覆面歌手なんて実は多くいる。
とはいえ、小松未歩の場合はこれを極端にやった例とも言える。ライブをしないなら音源は多少いじっても大丈夫、と言う形で、彼女のCDはダブルトラックと言われる本人の歌声の重ね録りを行っている。これをすると単純に声は力強くなるし、同じ声が複数聞こえるというどこか不思議な感じを出すことができる。たまに演出として使う人はいたけれども、徹頭徹尾この方法でCD出し続けた人はほとんどいないんじゃなかろうか。そういう意味では小松未歩の歌声というのは、CDの中にしかない作られたもの、という言い方もできるな。こうして、どこかしらヴェールの向こう側にでもいるかのような独特な世界観をCDの中に作り上げて、その世界を売る、というビジネスモデルだったんだと思うな。そう言えばジャケット写真とかも何かしらのエフェクトがかかったものがほとんどだったし。
で、このCD販売は「生歌を披露しない」という大前提があってこそのもの。生歌を披露すればそこに響くのは「CDとは似て非なる歌声」なわけで、おいそれとはテレビ出演やライブは行えない。歌声にエフェクトかければ何とかなるかもしれないが、それにしても限度がある。
そんなんで商売成り立つのかよと言う疑問は浮かぼうが、とにかく当時はCDの出荷量が多くてね。数十万枚なんて販売数は当たり前のようにあったし、年に数枚はミリオンセラーがあったくらい。CDのみという極端な商売だって十分に成り立っていたわけ。
もちろん、今ではCDなんかとんと売れないし、ダウンロード販売も利幅は薄いらしいから、こういう商売成り立たせるのはちょっと難しいのかなあ、とは思う。だから平成も終わりのこれ書いてる時点でも活動を継続しているためには、売り方に関しては遅かれ早かれ見直しを余儀なくされたんじゃないかと思いますね。まあ、たらればの話でしかないが。
まあ、活動休止の理由がわからない以上、こうして語るのも全て憶測になっちゃうんだけれどもね。ただ、音源が出なくなってから10年ほど経って、その売り方の雰囲気から必要以上にミステリアスに語られてしまうのは、当時ファンだった1人としては何だかなあ、という感じ。果ては髪型についても「ずっとアップセットしていて、下げたことがない」なんて風に間違って語られちゃうくらいで。アルバムジャケット(6枚目のアルバム)で一度下ろしてます。まあすぐに元に戻ったけど。アマゾンでまだ売ってるんだから(2018年3月現在)、文章書くなら確認くらいしなさいよ。
まあ、こうして当時のCM見てみても、メディア露出を限定していた姿勢は見えるなあ。anybody's gameなんかジャケ写しか本人の姿写さねえもの。
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