フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

ゆるいキャンプ

2021年12月31日 13時39分50秒 | キャンプ
年の瀬はそういうネタでやるべきかとは思うんだけども、何しろ昨今ブログの更新を盛大にサボっており、12月はこれ入れても更新3回という有様でして。
なのでまあ、あまり年末とかは念頭に入れず更新しておきましょう。

さてさて、今年は本格的に夫婦でキャンプを始め、そのために車すらも買い換えたわけで、今年は合計6回ほどキャンプに行かせていただきましたけどね(デイキャンプ1回含む)。

・・・基本、書くことねえなあ。

いやもう、ホント、何もしないために行くわけだから、実際現地で何もしていないわけですわ。ご飯作って、食べて、寝て、帰ってくるだけ。改めて考えると、書くようなことって何もないんですよね。そういう意味ではキャンプのブロガーとかユーチューバーとか、よく毎回毎回ネタに出来るもんだな。
でもまあ、6カ所も行ったんだから、まとめて語ればそれ相応の文章量になるかと思って、とりあえず書いてみる。うち、すでに何らかの形で取り上げた、軽井沢キャンプゴールド、赤城山オートキャンプ場、川原湯温泉駅キャンプ場は除いて、ほかの3か所を書いてみますね。最初に書いておくが、これから書く3カ所ともに個人的にオススメではある。キャンパーの嗜好はいろいろあるから、誰にでも勧められる、って訳でもないけどね。

グリーンパークふきわれ

(↑すいません、当日撮った写真これしかなかった)
群馬県下においては泣く子も黙る有数の人気キャンプ場。実際、今や日本で有数な著名ソロキャンパーになったヒロシも番組でここ訪れてますね。
ぬたりは金曜日に行ったが、それでも人気のフリーサイトは満員に近い状態。13時からチェックインで13時半頃に行ってるのに、ほとんど場所は選べなかった。みんな有料のアーリーチェックインを利用している模様。まあフリーサイトは早い者勝ちだからね。でも夕方5時近くになって、ぬたりの隣の一番条件が良さそうな場所がいきなり空いたのには苦笑。有料のレイトチェックアウトかデイキャンプってことね。
で、ここ。基本ぬたりには良い感想しかなく、語る気になれば語れるんだけども、人気のキャンプ場だから今更ぬたりが語ってもなあ、という感じで、語ることが思いつかず、キャンプ行った時にはネタに出来なかったのね。でもほんといいキャンプ場よ。人気でなかなか土日に予約取れないけど。

北軽井沢 どんぐり山の一番星 キャンプ場

(↑キャンプ場の片隅から見える浅間山。写真だと遠く見えるが、実際はもっと近くて壮大な眺めになるよ)
令和3年夏に新設されたキャンプ場。施設もきれいだし雰囲気も良い。今でもそれなりに人気があるけど、多分今後かなりな人気キャンプ場になると思う。だから早いうちに利用できてラッキーだったな。
ぬたり達は区画サイト利用だったけど、フリーサイトは地面が一面苔むしてるところがあって、ここにテント張りたいなあ、と素直に思いましたな。多分今後多くの人に踏まれて段々苔が死滅していくだろうけど。そういう意味でも早い時期に来れて良かったかも。
割り当てられたサイトが一番隅っこで、他の人を全く気にしないで済んだこともあり(そのかわり日当たりは最悪だったが、夜になれば関係ないし)、数カ所行った中では一番のお気に入りかも。管理人さんも優しい良い人だった。

上毛高原キャンプグランド

前回の北軽井沢で、寒さを舐めてたおかあちゃんが寒くて熟睡できない、という事件が起こり(一方山育ちのぬたりはぬくぬくと熟睡してた)、冬の対策をしつつのキャンプ、がおかあちゃんからの至上命題として発せられ、暖房器具つきのバンガローはどうだ、ということでこちらを利用。バンガロー泊はテントサイトに比べれば安くないのだが、ここには「プチログ」という小さいバンガローがあって、比較的安価で利用できたのな。
利用したのは12月。もう真冬ではあるんだが、テントサイトはほとんど埋まってた。キャンプブームは折からの密回避のレジャーとしてかなりな勢いでまだ燃えてますわね。キャンプした時期だと、今の時期下手したら氷点下まで下がるんだがね。
傾斜地にあるキャンプ場で、眺めはなかなかに良く夜空も相当にきれい。利用したプチログは敷地内でもかなり高いところにあり、純粋に気持ちが良かったな。ただ、土の地面が基本なので、雨の日には正直来たくないな。実際場内路の急な坂は一方通行にされてた。雨の日に逆走すると四駆じゃないとスタックするそうな。
良いとこ悪いとこのあるキャンプ場だけども、拓けたキャンプ場だからホント圧倒的な星空が楽しめる。市街地に住んでいる人には特にお勧めしたいかな。高山村は盆地上の地形だから市街地の明かりに邪魔されず、星空がきれいなことで有名だからね。

ということで、ぬたり宅のキャンプ初年が終わろうとしてますな。来年はどんなとこ行きましょうかね? 群馬県内でもまだまだ気になるところありますしねえ。
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夢幻の如くなり

2021年12月12日 20時24分10秒 | 日記
かなり久しぶりに日本の名城のプラモデルなんかを買ってみた。
日本の名城シリーズは天守閣がその題材となり、ぬたりの様に山の中の砦跡のちょっとした平場や堀切に興奮する変態の嗜好とは若干ずれるが、それでも元々は天守閣から城好きが始まったクチだから、決して嫌いではない。
で、今回は久しぶりと言うことで安土城をチョイス。やっぱり見た目が派手なんでな。



まあ、パッケージとかもうすっかり日に焼けてるやつなんですが。そのおかげか、ほんの少し安かったわ。調べたら「火天の城」ってもう12年前の映画なのな。
安土城の天守閣自体は1582年に消失していて、現在こうしてモデル化されるものはあくまで復元「案」であって、実際の姿とイコールではない可能性もある。まあ、そのあたりはこの際どうでも良く、プラモ作る側とすれば、飾って様になればそれでいい。
で、城のプラモデルというのはガンダムとか車、飛行機や船に比べれば圧倒的に渋く需要も少ない。このためモデルの洗練もなかなか進みにくく、プラモデルの中でも組み立てにくいジャンルとしてあげられ、きれいに仕上げるにはかなりの腕を要する。部品のチリが合ってないのは当たり前、バリとかはあって当たり前で無ければ相当にラッキーというレベル。いかに綺麗に削るかが勝負、位の覚悟が必要になる。
なので最近プラモデル趣味に戻ったぬたりとしては無意識に敬遠していたのだが、昨今のガンプラ(特にファーストガンダムの店舗流通がかなり渋い)の状況を偵察に模型店を訪れたときに、このプラモデルが目についた。なんと定価が1,200円(税抜き)とな。
調べてみると、これは童友社(日本の城のプラモ界ではほぼ独占状態の会社)のジョイジョイコレクションなるもので、城のプラモをより気軽に一層楽しんでもらうためのモデルらしい。ガンプラのみならず、車のプラモでも楽プラとか、間口を広げようという工夫は業界内にもあって、これもきっとそれの一環に違いなかろう。何しろ数千円当たり前という結構な値段のするようになっちゃったプラモ(買う人とが減っちゃったんだからこれはもうしょうがない)の世界で、1,200円は安いわ。しかも渋いにも程がある城のプラモだぜ。というわけでとりあえず購入したわけさ。んで、家に帰ってから箱を開封。

何この部品の少ない素っ気ないプラモは。
確かに安かったしストレート組ならおそらく1時間もかかんないんじゃなかろうか。その点で気楽ではある。
けれども塗装もしてしっかり組み立てようと思ったら、その手間は普通の城プラモと全く変わらない。それどころか、石垣の塗り分けとかしようとしたら、サイズが小さくなってる分、より細かい作業が要求されるわこれ。ちっとも気楽じゃねーんだが。
まあ、城のプラモデルという、訴求対象絞るにも程がある世界の話であるので、初級者は己の下手さを噛みしめて日々精進しやがれ、という形なのはこらもうしょうがない。ぬたりとてももういい大人であるから、できうる限りやってはみるさ、と言う気にはなってますがね。失敗したって、リカバリをする機材を購入する財力はある。
ただ、己の限界も分かっているので、このプラモデルが、決して公表に耐えうるような完成度には至らない、ということも分かってたりもしますがね。なので、完成してもこのブログに載ることは多分ないよ。
つーか完成するかもわかんないけどな。
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杉沢村とかが懐かしいなあ

2021年12月01日 20時22分23秒 | 日記
人里離れた山奥の集落、という言葉に皆さんはどんなイメージをお持ちだろうか?
まあ、ネット怪談のありがちな設定ですよね。そこでは奇妙な風習が、とか村人に追いかけられるとか、まあホント手垢がついて真っ黒になった感じですよね。

で、だ。実はぬたりも独身時代、こういう人里離れた山奥の集落に行ったことがある、と言ったら、皆さんは興味を持たれるだろうか?

ぬたりの住む群馬県は、関東地方の中では深い山懐を持つ県なのだが、その群馬県内でも「有数の僻地集落」として有名なところから、さらに車で20分弱走る必要がある、そんな集落。そしてその集落に至る道は1本のみ。道は通り抜けることは出来ず、集落で行き止まりである。まさに「何でこんなところに複数の民家があるんだろう」という集落である。そんなところにノコノコぬたりは出掛けたわけだ。ネット怪談なら真っ先に死んでるね。
もちろんぬたりは死んでもいないし、集落で奇妙なものを見たわけでも、住民に追いかけられたりもしていない。道がある限り淡々と走り、これ以上車では無理、と言うところで淡々と引き返してきた。んで、集落では誰とも会っていない。結局「何でこんなところに集落があるのかしら」という違和感だけ残った形。
で、人間ってこういう違和感が解消されないと案外怖いもんでな。だからこういう場所は心霊スポットの候補ともなるんだろうけどね。ただし、ネット怪談でありがちな「地図にも載っていない」なんてことはないのな。そもそもぬたりも地図見て現地に向かっている。
グーグルマップでも航空写真なら、はっきり人家が複数写ってますからね。
人間ってのはどんな土地でも暮らしていけるんだなあ、とか、きっと昔からの集落なんだろうなあ、程度に思っていたのだが、正直知識というのは恐ろしいもんで、この答は後日あっけなく解決。廃もの(廃道とか廃墟とか)が好きなぬたりが足尾銅山調べていて答に行き着いた。足尾銅山の関連集落なんですな、ここ。とすれば集落とすればむしろ新しいわ。
この集落、足尾銅山から直線距離でも20キロは離れている。そんなところによもや関連集落があるとは思ってもいなかったんだが、考えてみれば、同じ沼田市内(合併前は利根村内)に栗原集落という、足尾銅山で使う材木を切り出す大規模集落がかつてはあった。足尾銅山とは索道(スキー場のリフトみたいなやつ)で結ばれており、これがあれば、多少遠くても木材を足尾に運ぶことが出来るし、逆に生活物資を集落に送ることが出来る。おそらくここの集落も索道で足尾と結ばれていたんでしょう。
栗原集落は足尾の木材切り出し集落としては最大規模ではあったが、足尾銅山閉山を機に一気に無人化し、今や自然に帰りつつある。航空写真でももはや集落があったことは全く分からなくなっている。それに比べれば、この時ぬたりが見に言った集落はまだ集落としての形話しており、しばらく人が住んでいたんでしょうね。車社会の今の常識から見れば十分遠いが、歩きなら峠を一つ越えれば集落(穴原集落)があるし、栗原集落に比べればまだ便がよかったんでしょうな。
「何でこんなところに○○が?」と言う違和感は容易に心霊スポット等に繋がるのだけれども、実は歴史を調べればそこには明確な理由があったりするんですよね。それを知らずに違和感だけで尾ひれ背びれをつけて、「心霊スポットだから」の一言で片付けるのは、実はもったいないことなんですな。そこには新しい知識を得る源泉があって、「へえ、こんな経緯があったのか」という学習の機会があるのね。大人になると、こういう何気ないきっかけからの学習って案外面白いんだよね。
それだけに、ぬたりは「群馬県の心霊スポット話」ってのにはほとんど眉に唾つけちゃって、面白いとも思えないんだよね。歴史を調べたり、明るいときに行って地形や環境を観察するなりすれば、違和感の正体は大概つかめるからね。
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