フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

KA'ALAとマーティンの検索で飛んでこられた方へ

2013年12月01日 18時59分38秒 | 音楽
昨日までgooブログがアクセス解析無料キャンペーンやってましてね。
まあぬたりのブログの使い方からすれば有料サービスなど無用の長物。そもそも解析するほどのアクセスなんかない。
ただまあ、それでもぽつぽつはグーグルの検索で飛んで来られる方もいる。その検索で毎日見られたのがウクレレに関する検索。特に目立ったのは以下の二つ。

KA'ALA(島村楽器のプライベートブランド)
マーティン

過去にこれら合わせてネタにしたこともあるけど、この二つのブランドだけ仕切り直しをしてみることにする。

まずぬたりのウクレレ観を申せば「好きなの買いなさい」に尽きる。
他の楽器に比べれば比較的安価であるのもそうだし、何となくとっつきやすい感じがする。これはウクレレの何にもましての長所。だから音の傾向がどうだとか小難しい理屈はそんなに必要ない。3000円くらいのはさすがにギャンブルとしても、1万円も出せばまるっきりダメなウクレレなんてそうそうない。触ってみたり店員に聞いたりは必要だと思うが、見た目重視で選んだってそんなに問題はないよ。そうして買えば愛着もわくでしょ。そうすれば練習にも身が入る。
もっと重要なこととして、やり始めればどーせまた欲しくなって、もう一本、もう一本、と買っちゃうんだから、ホント最初のウクレレなんて割り切って買っちゃって良いと思うのね。

前置きはそのくらいにしてKA'ALAの話をしますが、品質に関して心配するならその心配だけはないと言えますね。
ビルダーはフジゲンというしっかりした国産メーカーですから(エレキの評判が良いとこではあるけど)、どこか訳の分からない工場で作ってるんじゃないか、という心配はいらない。アフターサービスも手厚いところだから、なんなら買ったあとに自分でフジゲンの工場に持ち込むことだって可能。触ってみて、欲しい、と思ったら別に悩むことはない。品質的には損はしないはず。
欠点とすれば、島村のプライベートブランドはリセールが若干悪く、下取りに出して新しいのを、と思っても安く買いたたかれる傾向があること、ブランドを重視する人からは露骨に低く見られる、ってことか。値段的にはリセール気にする程じゃないしそもそも売らなきゃ問題ない。低く見ててる奴らも確かな腕前を披露出来るようになってればみんな黙るから、小さい問題と言えば言えるんだけどね。
真面目に作られたウクレレであることは確かで、それに関しては間違いはないけれども、真面目なウクレレってのは浮気を誘発しやすいです。KA'ALAを買ったら、後で自分は他のウクレレ買うことにはなるな、というのは覚悟した方が良いかも(おい)
ただまあ、自宅の練習や人前でやるときに、真面目なウクレレってのは頼りになる相棒になってくれますよ。

続いてマーティン。
目ン球飛び出るような高いのを気にしてる人はネット検索で評判なんか見ないだろうから、文章のニーズがあるのは安い奴だと思うのね。5万くらいのメキシコ製の奴ね。
メキシコのマーティン、と言うとギター弾いてる人は「ああ、あれね・・・」と微妙な反応をすると思うんだけども、ウクレレも大体そんな感じ。悪くはないんだけれども、積極的に勧めもしない。まあ、値段相応ではあるよね、って感じ。
昔のマーティンの見た目をほぼ踏襲してるから、そんなに華やかさもなく結構渋い。だから見た目で惹きつける、と言うわけにもいかないし、積極的に推す理由が実はなかったりする。
ただし、同じデザインのオールドマーティンなら軽く20万以上はするし、マーティンのウクレレを5万程度で手に出来る、というのはやっぱり利点だと思う。そもそもメキシコ製とは言え、安いグレードはメキシコって明確に分けているギターと違い、昔の図面まんまにウクレレは作っている。語弊があることを承知で言えば、今中古市場で20万30万で取引されているマーティンと同じものと言えなくもないわけです。
だから相当なポテンシャルを秘めている可能性だって否定は出来ないし、20年30年経ってとんでもない鳴りになる可能性もある。まあギャンブルとは言え、メキシコ製だから、と切り捨てるのはちょっと勿体無いと言えますな。
道楽の域になるけども、腕の良いリペアマンにツテがあるなら、マーティン買って(5万くらい)金に糸目をつけずに調整をお願いすると、とんでもないウクレレに仕上がる可能性が往々にしてあります。ウクレレの調整なんて高くても3~4万円程度。合わせても10万いかないくらいで収まるから、これで十数万のウクレレとタメはれるようになれば、これはこれで良い買い物と言えなくもないでしょ。まあ可能性の世界の話なのであくまで道楽の話だけどね。

こんな感じ。個人的なアドバイスとすれば「とにかく試奏。たとえ弾けなくても音鳴らせ」と言う感じ。知らない人が聴けばみんな同じウクレレの音に聞こえるかも知れないけども、個体によってホントバラバラ。音色だけじゃなくて、ウクレレの響き方とか手応えとか、弾き心地ってのは楽器からの様々なリアクションで決まるから、これはその人にしか分からない世界。だからもう気になったら徹底的に試奏すべし。買う気があるなら楽器屋さんとて喜んで試奏させてくれるしね。

ウクレレに小難しい理屈はいらん。そういうのはちゃんと弾けるようになってからで構わない。それまでは頭空っぽにして好きなように弾いてりゃいいのよ。頭空っぽにしてて「うまくなりたい。人前で演奏して凄いと言われたい」と思える様になったら必死に練習すればいい。そう思えないなら、ポロポロつま弾いてるだけでも良いじゃん。音かわいいし。

そういう気楽さがウクレレの利点だと思うんだけど、どうですかね?
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