フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

から紅に水くくるとは

2018年11月19日 10時05分02秒 | 日記
さてさて、カメラの防水ケースを買ったりボートのラジコン買ったりと事前準備ばっかりにネタを割いてきたわけだけれども、先日これらの準備をもってまた長瀞にてカヤックに乗ってきましたよ。
今回もモンベル長瀞店さんの半日の体験プログラムなわけだが、前回と違うのは今回「紅葉のカヤックレイクツーリング」なるプログラムで、関東近郊ではそこそこ有名な長瀞の紅葉(正確にはカヤックを漕ぐあたりはどちらかというと隣の寄居町中心ではあるが)を眺めながらのカヤック体験という、なかなかに魅力的なプログラムである。

前回は夏の雨の中の間隙をついてのカヤック体験であったものの、今回は終日天候はおおむね晴れ。天候に関してはまあ恵まれているとは言えた。では肝心の紅葉はどうかというと、

ちょっと早かったかもしんないな(おい)
とは言えこれにはやむにやまれぬ事情もある。もともとこのあたりの河原の木の種類がまちまちで、そんなに一斉に赤くなんないのもあるし、もう1週間2週間すればもう少し見頃にはなるかもしれないが、今度は水温が下がり過ぎて、カヤックを気楽に体験させるには少々きつくなる。ゆえにこの程度の時期に開催せざるを得ず、モンベル長瀞店さんの紅葉のカヤック体験の最終日は11月18日。紅葉の見ごろはもう少し先ってとこだが、まあこのあたりは仕方ないね。実際水が冷たかったわ。イメージと違ってカヤックは体験プログラム程度ではそうそう転覆なんか起こらないそうだが(スタッフ曰く100人に1人程度)、あの冷たさの水に飛び込むのは、その後のこと考えてもちょっとぞっとしなかったな。

そうは言っても場所によってはきれいに染まってるところもあったからね。紅葉はまずまず満足の域ですわ。

体験する玉淀湖の脇は秩父鉄道も走っている。運が良いとカヤックの上からSLも見られるらしいね。紅葉とSLを湖上から見られるなんて、なかなかに贅沢な体験だと思いますよ。まあ、体験日現在、秩父鉄道のSLは車両不具合で運行を停止してましたけどね。オチはいらねえっつうのだから。

今回に向けて用意したラジコンとカメラケースについては実際大活躍。今回は紅葉の中の体験という事で、実は通常の半日体験に比べて料金がちょっとだけ高いのだが、そのかわり、休憩地点にてスタッフが沸かしたお湯で入れたコーヒーやココアと、お茶うけのお菓子のサービスがあり、これを美味しくいただいた後(実際とても美味しかったですな)、ラジコンは思う存分走らせられましたからね。対岸で電池切れて止まったらカヤックで取りに行けばいいわけだし、後顧の憂いもない。いやあ、思う存分操れて気持ちよかったわ。

カメラケースの方も活躍。水漏れでカメラ壊れてもいいや(つーか既に壊れかけ)という気持ちで水中撮影もしたけども、久しぶりの水中撮影(APSの防水カメラ持ってました)はやっぱり面白かったわ。漕ぎ方が分かってきたので結構荷物がパドルのしたたり水をかぶったので、実際こういうケースがなかったら確実にカメラは壊れてたし。
ただ、問題が一つ。

ケースについた水滴が写りまくるわ。
拭けよと言われるかもしれませんがね。手元のものはみんな濡れててな。それでも拭いながら撮影したんだが、また炎天下ってのはデジカメの液晶画面全然見えないのな。ケースに入れてればなおのこと分からん。このため、結構写真に水滴が写りこんでいる。とはいえ、このケースがなきゃまず完全防水じゃないカメラなんかカヤックに持ち込めないから、これは次回以降の宿題という事で、首にはカメラを拭うタオルをかけておこう。









まあ、紅葉を眺めながらののんびりとした半日でしたわ。アウトドアが嫌いな人にはお勧めしませんが(大なり小なり濡れるしな)、普段立ち入れない水の上を漂える、ってのはなかなか面白い体験なので、機会があれば皆さんも是非どうぞ。なんなら冬でも横浜の店舗で体験やってるしなモンベル。冬の東京湾内はそれほど気候的には厳しくないだろうけど、寒くないのかな?
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とある人知れない山城跡へのルート解説

2018年11月16日 20時21分57秒 | 日記
・・・詳細なルート書いたって、こんなマイナーにも程がある山城の跡に誰が行くというのか、という的確なツッコミには耳を貸さない方向で。

ということで昨日の続きで、群馬県高崎市吉井町にある八束城に行ってきました。

さてさて、この城跡に関しては、実は登山道があった、というのが再訪の動機ではあるんだが、懸念として登山道の長さがあってね。事前情報では1キロから1.5キロってとこで、山歩きが趣味の方のページによると所要時間は片道1時間半程度、と書いてある。
アラフォーで運動不足絶好調のぬたりが歩いたらどれだけ時間かかるのこれ?
往復だと4時間程度は覚悟しなきゃいけないと言うことで、登山道を歩いて行ける、と最初は喜んでいたけれども、冷静になってからは流石に首を捻っていた。
こういう時に頼りになるのは先行者の情報。余湖さんという方のホームページには多くの城の来訪記が手書きの図面とともに掲載されていてこの八束城も載っていた。余談だが、この人の城の訪問数は半端なく、群馬県の城も有名無名問わず相当な数の城跡が掲載されている。県内だってこんなに多くの城に来訪した人なんかそうそういないだろうに、何処に住んでる人なのかしら? 心底リスペクトですわ。城に行くときは毎回参考にさせてもらってますわ。
んで、この情報によると、最短距離で城跡にたどり着けるルートの入り口がピンポイントで紹介されてましてね。結局は当初の「登山道を辿ろう」という考えをさっさと捨てて、最短距離で城跡に向かわせていただきましたわ。で、今回は後に続く城好きの皆さんにこのルートの紹介をさせていただこうと思ってね。険しいルートにはなるが、登山道に比べて所要時間は半分以下に出来るので。なお、概ねのルートは前述の余湖さんのホームページに載ってますので、補足的な説明にしますね。


ここが八束城に最短距離で至れるルートの入り口。写真中央やや右の枯れ枝とかが散乱しているところ。車道の部分はおあつらえ向きに道が広くなっていて車が余裕で駐められる。周辺は八束という集落なんだが、ぬたりが以前来た10年くらい前は住んでそうな雰囲気の家もあったけれども、今はおそらく廃集落。人が住んでる気配がない。
枯れ枝のすぐ奥のところで道は二手に分かれているが、どちらを選んでも最終的に尾根には辿り着けるが、左の道を選んだ方が近い。

その左の道を少し進むと180度折り返す形で歩道が現れるのでここを進む。あとは一本道で尾根に出るので、尾根に出たらあとはひたすら尾根を登ればよい。ちなみに上記の入り口の分かれ道で右を選んでも、ひたすら進めば尾根には出るので、後は登ればいいのは同じことなのね。

尾根の北側は大規模に樹木が伐採されている。この伐採の作業道として使われている可能性もあり、尾根筋にも踏み跡程度はある。尾根筋と言っても地形はかなり険しく結構注意を要する。大きな木が伐採済みと言うことは、足を踏み外せば止めてくれるものも無く数十メートル転落、なんて事態も最悪あり得ますんでね。

参考のために図面を載せるが、注意点としてこの尾根筋を登ると図面一番右側の堀切の上に出るので、気がつかないと遺構を一つ飛ばすことになる。ぬたりも現地で「あれ?一個足らない」と気付いて、帰りの際には図面とにらめっこした。尾根筋歩きはわかりやすさもある反面、こういう、思いもかけず違う筋に連れて行かれる、という怖さもあるのよね。下山時に未経験のルートの場合とかは特にね。ぬたりの場合は、基本登ったルートをまんま降りただけだから迷わなかったが。

鞍部まで登り詰めるとこの看板と裏からコンニチワすることになる。実際経験してみると納得の注意書きだが、この山を歩くのにこのルートを(自己責任で)使う人もないではないらしい。まあ、この山の登山者自体がそれほど多くないので、このルートにわざわざ踏み込む人は相当に少ないと思うが。

で、山頂に至る。規模はそこそこだし、遺構の保存状態もなかなか良好よ。

本丸跡。広さに関しては写真だと伝わりにくいのよね。

本丸脇の堀切。かなりの深さだけども、これも規模が写真だと伝わんないね。

八束山登山と言うことであれば、山頂の本丸跡は「展望広場」と読んでいるようで、北側の展望は多少開けている。遮る山がないので景色的にはなかなかいいが、この山からの眺めと言うことで言えば、実は樹木が伐採されている東側尾根のあたりからの眺めが一番よいのよね。



尾根登りは結構きつかったけども、立ち止まって振り返ればこの風景がいくらでも見られたので気分はすごくよかったな。遺構の保存状態、規模、風景となかなかに満足度の高い城跡巡りになりましたな。こう言うのがあるから城跡巡りは楽しいのよね。
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とある人知れない山城跡へのいざない

2018年11月15日 21時44分38秒 | 日記
城が好き、という人の興味の発端は概ね天守閣である。その一種独特な建物に興味を引かれるわけだ。一般の人も城観光となれば、まあとりあえず天守閣、という感じだろう。
ところがぬたりの住む群馬県においては現存する天守閣はないし、きちんとした形で再建された天守閣もない。子供心には城というのは遠い存在だったわけだ。
きちんとした、と言う前置きをしたのは、本来の歴史との関連もへったくれもなく建設された城郭風の建物はいくつか存在しているからなのね。群馬県内のこれらの建造物は、たとえ城跡に建っていても、実際に天守閣のあった城に建てられている物は一つも無い。まあ、群馬で天守(又はそれに類する建物)があったのは、厩橋、沼田、高崎、館林くらいのもんだがな。これら4城にはいずれも天守閣は再現されていない。厩橋を除けば天守を再現したいっていう動きがないではないが、正直なところ願望レベルの話。
さて、歴史もへったくれもない城郭風建築は群馬県内いくつかあると言ったが、群馬県内で比較的知られているのが高崎市吉井町にある牛伏山のものである。立派な出来というわけではなくて、国道や上信越道を走っているとよく目につくからなのね。
で、実はここ、建物の出来とすれば大したことないし、中が無料の資料館になってるけれども展示物も大したことない。おまけにこんなもん建てて駐車場を造営したおかげでかつての砦跡がきれいさっぱり消滅したという、わざわざ城郭風にしたセンスを疑うだけの建物になっている。まあ、実際眺めは素晴らしいんで、展望台とすればそれなりに評価はできるんだがね。でも、わざわざ城を模しているにもかかわらず、史跡保存として見たら本当にダメダメも良いとこ。
そもそもここは一郷山城という名前で、それほど規模は大きくない山の砦みたいなもの。史跡の価値としてもそれほど貴重なもので無いと言えば無く、歴史的な出来事が、とか歴史上著名な人物が城主を務めた、とかのストーリーもない。だから眺めの良い公園整備と考えれば史跡破壊はやむを得ないものもある。何度も言うが、中世の城郭など群馬県内には確認されてるだけで何百とあるのだ。そのうち歴史的価値や知名度のある城跡など数えるほどしかないからね。実際、牛伏山は桜や紫陽花の名所としてそこそこ知られているしな。花の季節には多くの見物客が来るし、駐車場整備は来訪者のニーズともある程度は合致する。山の上だから展望台も欲しくはなるだろう。実際眺めはいいし。
で、城跡巡りの趣味で訪れたぬたりは、そうして公園整備されてる割に規模が小さい城であったこと、そして遺構がほとんど残っていないことに軽い肩すかしを受けた。まあ公園整備されてると歩きやすくはなるし駐車もしやすいので、歩き回るのは楽だったが。
とは言えがっかりには違いなく、せめて見落としやこっそり残っている遺構とかは無いもんかと現場で城跡の資料を確認したぬたりは、隣の山にもう少し規模の大きい城跡があるのを見つけた。八束城という名前のその城跡は、牛伏山からの車での下山ルートの辺りが最も城跡に近い車道であり、ついでにこっちの城跡も歩けるんじゃなかろうか、と考え、車で山への取り付きを探しながら走ってみた。しかしながら、その時は山に分け入るちょうど良い場所をついに発見できず、そのまま帰宅してしまったわけである。車道から城跡まではそれなりに標高差があり、歩道があるならともかく、特に準備を特にしていなかったこの日は、ちょっと山に入るのは無理だった。
こういう経験は妙に心に残るもんで、挑戦を退けた城跡、とでもいった感じでずっと心に残っていた。そして先日、この近所を車で走る機会に麓から車で見ていったら、かなり遠くではあるが登山道の入り口があり、親切にも登山者用の駐車スペースまで準備されていた。車降りてすぐにたどり着ける、ってほど気楽ではないにしても、登山道が整備されているのなら、運動不足のアラフォー男子でもまだ辿れる。ネットで見てみると、このルートならそれほど険しいと言うこともないらしい。こうなると流石に行きたくなっちゃいますわな。

・・・と言うのが、わざわざモンベルに行き、改めてトレッキング用の装備を整えたきっかけにもなった訳でな。ぬたりが40過ぎて結婚をした後にもなって、なんでまた城跡巡りなんて言う変な趣味を復活させたかというと、昔、野山に分け入らないとたどり着けないと思っていた城跡が、実は登山道を歩いてたどり着けるという発見をした、って事が直接の契機だったのよね。
ともあれ、装備を調え、比較的距離の短そうな城跡巡りでリハビリを行った後、やっと先日ぬたりは高崎市吉井町の八束山の登山道へ向かったわけである。(続く)
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バッファロー号とでも名付けるか?

2018年11月10日 11時29分15秒 | 日記
さてさて、昨今の遊びの中では有数に楽しくて、次回も思わず予約しているカヤック体験ですけどもね。
モンベルさんの思惑とすれば、体験プログラムで利益を上げつつ、これで楽しさに目覚めてもらえば本体購入にもつながるという販促も兼ねた活動ではあるんだろうけどね。大概体験プログラムなんてのはコツが掴めてきて面白くなりかけた頃に終了時間になるなんてのが常。ぬたりとすると、カヤック買って行きたいところがないでもなく、欲しいと言えば欲しいのだが、さりとて購入金額の高さに尻ごみをしている昨今。諸々含めればぬたりが持ってる一番高いギター(マーティンOM-28V)の購入価格よりも高くつくぜ。
ともあれ2回目ともなるとプログラムの中身も分かる。体験の折り返し時間には岸に上陸しての15分程度のインターバルがあり、この時間にお互いの種類の違うカヤックに乗り比べたりできるんだけども、前回この時間も活用して4種類のカヤックを乗り比べられたので、一番乗ってて楽しいカヤックも既に概ね把握済み。とするとこの時間にすることもないわね。純粋な休憩時間にすればいいんだろうが、それももったいない話。

んでまあ、その時間の有効利用も兼ねてボートのラジコンなんか購入してみましたわ。それにしてもパッケージは体を表すというか、パッケージ見ただけで大して高くないなこれ、ってのは分かるな。実際数千円のもの。多分企画生産は中国ですな。

マニュアルにもらしい誤植が。乾電池を好きになれと言われてもな。
でも安物メイドインチャイナと侮るなかれ。結構なスピード出るし、陸上のラジコンと違ってコース辿るようなことはしないから細かい操作は考えなくてもいいので、買ったまんま充電して水辺に持っていくだけですぐに楽しめるほど簡単。パッケージには14歳以上対象と書いてあるが、子供が適当に操作しても何とかなっちゃうね、これ。

動画も載せておこうかね。
ま、値段相応なのは操作時間で、マニュアルに書いてあるのはフル充電でもたった7分。実際動かしてみた感じでもその位。子供にはこれでは物足らないだろうね。まあ、今回のぬたりの場合は、カヤック体験のインターバルの時間をつぶせればいいので、こんなもんで十分なんだけどね。
さて、ラジコンとなると、車(戦車も含もうか)、飛行機(ヘリも)、船(潜水艦やホバークラフトも)、と大きく分けて3種類あるわけだが、どういう訳か船のラジコンって一番地味よね。確かにある程度は落ち着いた水場がないとだから、遊べる場所が少ないってのはあるだろうけれども、それだったら飛行機のラジコンもある程度の開けた場所がないとだから似たようなもの。だけども飛行機のラジコンにはそれなりの愛好家がいる。船のラジコンにもいるにはいるんだろうけどもあまり話は聞かないよね、
これは多分立場が中途半端なんだろうなあ、というのがぬたりの予想。飛行機は何より自分の操作する物体が大空を飛んでいるというのは相当な爽快感だろうから、それが飛ばせる場所が少ないという弱点を吹き飛ばしている。船の場合、弱点は同じくらいあるけど爽快感は飛行機に比べればやや劣る。いや、水面を滑らかに滑走するボートを操作するのも十分爽快感はあるんだけどね。
さて、来たるべきカヤック体験の日にあれこれ設定だの操作のやり方だのを気にするのも時間の無駄であり、買って早々ぬたりは試運転に出掛けてみた。利根川の流れの弱そうな場所に行って早速遊ぶ。おお、これ簡単じゃねーか、とか言いながらしばらく遊ぶ。
遊べる時間はたった7分程度なんだから、電池切れをどうやって判断するの? と皆さんお考えかも知れませんね。もちろんメーカーも同じことを考えている。操作するプロポには電源オン時に点灯するLEDがあり、電池の残量が少なくなるとこれが点滅するので、これで判断して、とちゃんとマニュアルに書いてある。流石である。これによりプロポの電池の残量は判断できるわけだ。
プロポのはな。
本体のバッテリーに関してはそういう分かりやすいのは無いのな。一応バッテリーが切れる直前に速度が落ちるようになってるんだけどね。ちょうどその時方向舵の設定をあれこれやってたので、おや? と思ったくらいでスルーしてたのよね。
で、岸から少し離れたところでバッテリー切れるのな。

結局こうなるわけさ。川だったから結構流されるんだもん。靴と靴下脱ぐ暇はあってもズボンの裾まくる暇はなかったわ。またジーンズってのは裾まくりにくくていかんわ。
ちなみに、こういう時の為に、もう一艘回収用に安いのを買っておく、ってのが定石みたいね。
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「メイドイン」の定義は案外信用できない

2018年11月07日 22時29分48秒 | 日記
車の6ヶ月点検だそうである。
輸入車に乗ってるとなると、なんかこうみんなが故障や不具合の報告を期待する、ってのが日本の場合半ば常識化してる昨今。
でも故障率と言うことで言えば厳密にはどんなもんなんだかね。そもそもメイドインジャパンの幻想なんてとうの昔に打ち砕かれており、昨今の検査不正の横行はその傾向に拍車をかけたと言っていいけどね。そらまあ国内で豊富に部品流通が出来る日本車は費用が安く済むのは事実であるが、故障率と言うことではそんなに変わらないと思うんだよなあ。某社のハイブリッドあたりは、結構知り合いの多くの人がバッテリー不良とかを経験してるし、日本車が壊れない、ってのは何となくそんな気がしているだけ、のような気もするんだけども。
そもそも今やどこの国で製造された車だなんてのにさしたる意味はない。要は最終組み立てをしたのがどこの国かを表しているだけで、中の部品がどこ製かは一切分からないんだし。外国製の日本車を扱うメーカーだって、トヨタ(ハイラックス)、日産(マーチ)、スズキ(バレーノ、SX-4、エスクード)、三菱(ミラージュ)と増えてきてる。生産国で言えばこれらは輸入車なんだがね。日本車ととらえるか外国の車ととらえるかは人それぞれではあるでしょうな。だからまあ、あんまり日本車がどうだとか十把一絡げに語るのはどうかと思うな。まあ、イタリア車あたりになると話も違ってくるが。あそこの車はいまでも故障がアキレス腱の車が多く、経験豊富のディーラーマンだと、売り込みの際に既にそういう話を出してくるな。ぬたりも某ディーラーで「安い方のグレードはお勧めしません。中の部品が最初の車検までに大概劣化して、交換が必要になるんで。」とかと言われたことがあるな。
さて、ぬたりのフォルクスワーゲンup!については、メーカーはドイツだが生産国はスロバキア。フォルクスワーゲンだと、日本に来る車体の生産国の基本は、ポロが南アフリカでザ・ビートルはメキシコ。ゴルフは基本ドイツ生産みたいね。
さてさて、輸入車たるup!の点検の料金はと言えば5,500円。点検の金額とすれば日本車と比べても遜色ないレベル。当然、オイルとかウォッシャー液とか補充する必要はあるのだが、そっちはパックで対応してるので今回はお金かからないし。点検結果も、走行距離も少なく、ウォッシャー液もオイルもほとんど減ってない、とのことで何事もなく終了。
で、終了はしたのだが、考えてみればウォッシャー液は無料で使い放題にも似た状況なわけだから、もっとガンガン使ってもいいよなあ、とは一瞬考えたけどな(貧乏臭いにも程がある)。
ただ、up!はウォッシャー液を使うと、どういうわけか液の臭いが車内に侵入してきて気分を害する、という割とこう何考えてんだドイツ人? みたいな仕様なもんで、おいそれとは使えなかったりするんだけどな。
こういうあたりでコストダウンしてんのな。みんなもせっかく輸入車買うなら、こういう事にならないように安いの買っちゃ駄目だぞ。しかしホント、欧州車って安い車のコストダウンがあからさまだよなあ。
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風します?

2018年11月05日 21時54分44秒 | 日記
知り合いの方の情報で、こんな雑誌を買ってみたりね。

Numberの11月8日号。秋競馬の特集やってますな。
とはいえ、実はぬたりは今の競馬の状況はほとんど分からない。ろくすっぽ見てもいないし馬券もとんと買ってない。馬券購入をそれなりに楽しもうとすると、それなりの勉強が必要なわけで、改めて色々勉強するのもなかなか大変。今や血統分布がどうなっているのかも分からないし(まあサンデーサイレンス系1強だろうが)、騎手に関しても随分世代交代している。
故に馬券購入の足しにしようと買ったわけではない。ぬたりが興味を引かれた記事はこれ。

レッツゴーターキンとメジロパーマーとは懐かしい。ちょうどぬたりが競馬を見始めたあたりの名うての穴馬だ。まあ、逃げ馬だから成績が安定しなかったって事情のあるパーマーを穴馬と言い切ってしまうのは失礼ではあるが。レッツゴーターキンにしても極端な追い込み馬の割に天皇賞を勝った後は成績はそこそこにはなったし。
尤も見始めた頃と言っても、ぬたりが明確に競馬を意識して見たのは第38回有馬記念からだから、パーマーは2回しかその走りを見られなかったし、レッツゴーターキンに至ってはその時には既に引退している。
とは言え興味を持った当初というのは色々と調べるもので、当時秋の天皇賞は荒れるという話とともに必ず名前を出されたのはレッツゴーターキンとその前年のプレクラスニーだったし、名前だけは何かと馴染みがあったのよね。まあ、実際ぬたりが見始めてからしばらく秋の天皇賞で1番人気の馬は勝てなかったのよね。勝ち馬がネーハイシーザー、サクラチトセオー、バブルガムフェロー、エアグルーヴ、オフサイドトラップ、スペシャルウィーク、と6年連続で1番人気は来なかった。今から見返せば、レース中に1番人気馬の故障のあったネーハイとオフサイドはともかく、他はそれなりの名馬が並んではいるんだけどね。ちなみにネーハイシーザーの勝った秋の天皇賞の日は、今のところ唯一ぬたりがJRAの競馬場で競馬観戦した日だったんだが、人混みすごかったことしか記憶にないな。え?当日の馬券成績? 聞くなそんなもん。
それにしても世の中知らないことが多いもので、レッツゴーターキンなんていう、どこかほんわかな名前とG1で11番人気という穴馬、騎手は実績十分とは言え諸事情により渋めの印象の大崎騎手と、どちらかというと雑草タイプの馬なのかと思っていたら、生まれは社台ファームで馬主は日本ダイナースクラブ(現在のサンデーレーシング)と、言ってみればエリートコースの馬じゃねーかと今回発見。まあ、それでも色々と問題の多い馬だったみたいで、いくつか記事にもエピソードが載っていて興味深く読ませていただいたわ。

さてさて、レッツゴーターキンと言えばとりあえずぬたりが思い出すのは、競馬覚えたてであれこれと馬の本を漁っていたときに読んだエピソード。天皇賞の当日、東京競馬場にいた著者の近くで、この馬に対して、G1になるとたまに関西の訳分からん馬が出てくんなあ、といいながらおっさん二人が話しているセリフだ。そのおっさん曰く。
「日本語だと「それゆけ七面鳥」かよ。意味わかんねー名前だなあ。」

・・・もちろん七面鳥は英語で「ターキー」なんだがな。
でも、実際ターキンが何の意味かはその本では書かれていなかったし、実は今でも正確には分からん。母ダイナターキンと母の母シャダイターキン、母の母の母ブラックターキンから継いでいるのは分かるんだけどな。ネットの英和辞書で引いてみると人名っぽいのだが、これであってるのかね?

ちなみにぬたりがこのエピソードを読んだ本はこれ。もう古本しか手に入らないみたいだから、流石に絶版なんでしょうな。
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