フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

赤い衝撃

2009年10月31日 20時09分31秒 | 日記
あの披露宴が終わって早1週間。

激しい脱力感が押さえ切れなかったりしましてな。

気が抜けてギターなんぞ触りもしない日々を過ごしておりまして、あずにゃんあたりに見られたら
「こんなんじゃダメですー!!」
とキレられそうな昨今ですわ。

食生活辺りにも如実に出ていまして、スーパーのお惣菜コーナーとコンビニが近いわ、非常用備蓄食料(インスタント味噌汁&カップめん)が急激に消費されるわで、堕落人生まっしぐら。いかんなあ、と思っていたら、体はもっと素直だった。

多数の吹き出物&多数の口内炎の大発生。

しばし己の敗北感をかみ締める。35にもなって、なんぼなんでもこれではいかんわ。

という訳で一念発起。自炊再開のためスーパーへ。久しぶりに来るスーパーは買うべきものの宝庫。野菜類その他、明らかに必要なのに冷蔵庫に備蓄の無いものがあるわあるわ。多少気分がハイになりつつあれこれ購入。んで、ハイなままその日の夜の献立も決定。材料がたまさか安くなっていたんだもん。

家に帰りガス台の前に立つ。久しぶりに立つ厨房はまさに男の戦場。頭の中ではハートマン軍曹がぬたりを叱咤する(ふざけるな!大声を出せ!タマ落としたか!!)。
「♪かーちゃんたちにはないしょだぞー!」
と男の行軍歌を口ずさみつつ、その日の夕食が完成しましたサーイエッサー!!


↑麻婆豆腐が(マテ)

口内炎に刺激物はまずいんじゃないのかい? という突っ込みは誰しもが思い浮かべることでしょう。心配無用だ。

完成直後にぬたりも思った(遅いわ)

この日、ぬたりは「痛い」という味を覚えました。しかも「辛口」を買っていたという罠。
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子供の頃に一生分ゲームやりきっちゃったのかもね

2009年10月30日 19時44分47秒 | 日記
とりあえず、私はmixiアプリはやりませんので表明しておきます。
クリック一発で招待を受けないことは出来るので、お誘いいただく分には一向に構わないんですが、「ぬたりに招待を無視された。実はぬたりに嫌われてるんじゃないか」みたいなことはないのでご安心ください。現状ではどんなに仲の良い方のお誘いでも受けていませんし。

何故やらないかと言えば、興味ない、ってのが一番ですかね。お誘い受けても放置するのが目に見えてますし。ちょっと前にネタにした「ラブプラス」も実はそろそろ放置気味で。
それに、ゲームやる暇はブログのネタ考えるのに使いたい、ってのもある。ぬたりはそんなに文才のある方ではないから、よっぽどノって書けないかぎり、文章を作成するのにすごい時間がかかる。最近では評判の良かった、ギター顛末記「勇気の翼(表題の元ネタはドラバラ鈴井の巣)」にしても、1/2は披露宴前にちまちま書いておいたから、披露宴の翌々日にはネタに出来たわけで。2/2はノって書けたから早かったけれども、それにしても披露宴当日の夜には既に概ねの構成は頭の中で考えつつ過ごしていたのね。
これは「俺はブログに気を遣っているんだぜ」と言いたいのではなく、ここまでしないと人様にお見せできるような文章にならん、という、ぬたりの文章力のなさから来る、やむにやまれぬ事情がそうさせているだけでね。現に今でも、気を抜いた時に箸にも棒にも引っかからねえロクでもない文章を垂れ流すこともあるし。チラシの裏にでも書いとけそういうことは。
なので、テレビもつけない、音楽も流さない、と言う静かな状態で、天井でも眺めながらぼーっとして、頭の中でネタを考えるor構成を考える時間が案外重要なのね。それにあーでもないこーでもないと頭の中で文章をこねくり回す時間が結構好きなんですな。だからブログなんかやってるんだけども。

他にもギターもいじってあげたいし、DVDやらBDを見る時間も欲しいし、となると、アプリに興味が向かないのも分かっていただけるかと。十分ぬたりはプライベートを楽しんでいるので、新しいことに興味わかないのかもね。

「招待を寄こすな」とまでは申しません。例えば「○○人に招待を送ると、ゲーム内でスペシャルアイテムが」みたいな事があったら、遠慮なく招待送っていただいて構いませんよ。まあ、今のところは招待を受けてもらえないとそういう特典は無いみたいですので、ぬたりは役には立てませんし、現時点ではぬたりが招待に応じることはまず無く、ほぼ間違いなく「無視する」をクリックしちゃうと思いますので、その際に、がっかり&気分を害されませんよう、ご注意ください。

まあ、絶対やらない、と言い切るつもりもないけども。長門か朝比奈さん(大)みたいな方が「招待を受けてくれたら、ぬたりさんに身も心も捧げます」みたいに言ってくれたら
万難を排して招待を受けるでしょうけども。
↑(ぼそ)で、頑張ってこの程度のオチかい(ぼそ)
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彼の先祖はジム天皇

2009年10月29日 22時01分23秒 | 日記
はい、というわけでローソン屋敷に討ち入りましたよぉ皆のども。

今回香港が見られたおかげで、ぬたりは基本の企画はほぼ抑えられたことになりますね。群テレで意味不明にも飛ばされた「絵はがき2」も持てる人脈をフル活用して見ることが出来たし(秋田の姉貴に頼んだだけじゃん)

では、続きを見ますので邪魔をしないように。
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この日記の文章にオリゼーはついていません

2009年10月28日 20時25分14秒 | 下手っぴギター&ウクレレ
買ったからには、演奏したからにはネタにしましょう。それがぬたりの生きる道。特にアンプは通常なら物欲ネタ対象の一品ですし。
ともあれ、これがぬたりの初めての人前での演奏時の機材です。
なお、なんでオリゼーがいるかというと、サインにあるぬたりの名前を隠すのに、おさげがちょうど良かったからだけなのね。

Guitar YAMAHA FGX-B1N
まあ、普蘭さんにお願いしてヤフオクで落としてもらったんだから、実は新郎に因縁があるにはあるギター。
華ちゃんのサイン入りだし、基本的には観賞用なんだが、プロのリペアマンにお願いして、完全調整済み&サイン部コーティング済み。これにより実用に十分以上に耐えうる状態にしてあったのは我ながら先見の明があったな。ちなみに調整は、サドルの全交換等でかなり費用がかかった(ヤイリよりも高かった)。
表板の荒々しい木目が目を引くエレアコという、一見ライブ向きの機材ながらも、その実、無茶苦茶重く(エレキよりは軽いが)、実はライブにゃあんまり向かないという難儀なギター。
生音では独特な音がする、と言えば聞こえは良いが、硬くてあんまり響かない感じの音。それで重ければ、そりゃ早々に生産中止になるわな。

Amplifier AER compact 60
音出しの日にギターのセンセにヘルプのメールを打って、プロのツテ(とお値引き)で探してもらったアコギ用のアンプ。ちなみにAERはドイツのメーカー。当日はぬたりだけでなくて、もう一組の演奏でも活躍。
音出しの日のセンセの回答はローランドのAC60(これはメジャーなアコギ用アンプ)あたりを探すということだったんだが、ツテではAC60は見あたらず(あったけどあんまり安くならなかった)、たまさかこっちのが在庫があり、センセからも「これは良いぞ」と薦められたのでこっちにした。
何よりAC60よりも小さくて持ち運びが(あくまでAC60との比較で)楽。但し小さなボディのくせしてかなりのパワーがあります。会場ではマスターボリューム半分弱までしか上げなかったくらいですし。

Microphone SHURE WH20XLR
別に何か考えがあってSHUREにしたわけでもなく、群馬の楽器屋3件ハシゴして見かけたヘッドセットマイクがこれしかなかったというだけ。
ぬたりが演奏中、左手しか見られなくなったのはこいつの所為だが、演奏が止まるような大きなミスしなかったのはこいつのおかげと言える。左手の指運は見ながらだとしやすいのなんの。
会場のマイクシステムを「ダメじゃん」とか言って全く信用せずにこいつを買ったぬたりの姿勢は考え物だが、そのおかげで、当日余興の最中に起こったちょっとしたマイクトラブルからも解放された訳で、左手が見られたことも含めて、今回のぬたりの購入物の中では実は個人的には一番のヒットだったと言える。
問題は、今後まず使う機会はねえだろうなあ、ということで。

Capotasto G7th ゴールド(限定カラー)
随分前に楽器屋でたまたま見つけて購入していたもの。値段は通常モデルと変わらないという、日本のメディア関係者に爪の垢煎じて飲ませたい様な限定カラーモデル。
普段はG7thの通常モデルかSHUBBのカポ使ってるんだけども、晴れの舞台なので金ピカゴージャスなこちらをチョイス。まあ、カポで音はそんなに変わらんし、紹介するほどのものでもないんだけれども、ちょっと珍しいんでご紹介。

シールドケーブル CUSTOM AUDIO JAPAN
選んだ理由は、なんか持ち運びできる袋がついていたから。そんだけ。

こんな感じ。あと使ったのは、島村楽器で買った安い譜面台とギタースタンド。これは写真にも写っていますね。


当日、ぬたりは本名で紹介されたけれども、機材は紹介されなかったしね(当たり前)。まあ、竹ギターは演奏後カメラマンさんが撮影してたけど。
でも、この子達は当日ぬたり以上に頑張ってくれた、縁の下の力持ちなんですよ。

この子達にこそ、拍手を。
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勇気の翼 ~初心者ギター演奏顛末記~ 2/2

2009年10月27日 18時26分00秒 | 下手っぴギター&ウクレレ
10月24日 披露宴当日
午後2時。披露宴会場にて最後のリハーサル開始。当日は余興二組ともぬたりのアンプを使いまわすので、先にもう一組にやっていただいて、ぬたりはそのあと。で、各設定をそのままにしておけば本番時にいじらずにすむ、とこういうわけ。
まずは歌ってもらいつつ、会場のあちこちを歩き、音のバランスを見る(こういう時はお互い助け合い)。その時に心から思った。
「リハも先のほうが良かったかなあ?」
なんかね、自信なくなってくるのよ。つーかホントにこんな上手な方々と一緒にやんのか俺?

まあ、逃げ出したい気持ちはあるもののこの時は緊張はそれほどでもなかった。やがてぬたりの番となる。この日も一応サイレントと竹ギターを両方持ち込んでいるから、どっちがいいか決めなきゃいけないし。
まずはサイレントを持ち出す。音のバランスを見るためなのでイントロは飛ばし、いきなり歌部分からスタート。

ぬたりさん、2つ目のコードをいきなり間違える(おい)

ありえないですわ我ながら(正Am→Dm 誤Am→G)そんなこんなではあったものの、使用機材は竹ギターに決定。通しもきちんとやったし、まるっきりダメだったというわけではないのだけれども。いずれにしても「こんなで大丈夫かこいつ?」と余興仲間に思われたことには間違いないけどもな。

披露宴はつつがなく開始された。ぬたりは新郎に頼まれて写真撮影もやっていたが、プロのカメラマンが一人、私のほかにも新郎新婦友人で頼まれている人がデジタル一眼で参加、というカメラ体制で、しかもぬたりは使用機材がフィルムカメラの中級機という、まあ言ってみればぬたりはサブのサブ。立場的には実に気楽。新郎の親族にもある程度は顔が利くし、相変わらず「小さすぎる女の子には無茶苦茶もてるスキル(概ね小学校就学前まで)」を発揮し、両家の親族席の女の子をたらしこむ仲良くなることに成功。楽しく過ごさせていただく。
・・・夕方5時まではな。
夕方5時過ぎが出番、と言われており、写真撮影を切り上げて自席に戻るが、この瞬間がもう一番の針の筵。不安が一気に押し寄せて意味もなく汗をかく。胃が縮んでいるのが分かって、食べ物は体が受け付けない。しかも時間が押して、「そろそろ準備を」と言われたのは5時40分頃だったろうかな。長かったよ、この待ち時間。

スタッフに声をかけられ会場の片隅の、先ほどリハをしたあたりで設営開始。アンプを置き椅子を置き、シールドをつないでゆく。するとスタッフに声を掛けられる。
「すいません、こちらスタッフの通り道になりますのでもう少し動いてもらえますか?」
・・・ぬたりさん、不安な気持ちは分かります。だけれども
「人の演奏中にこんなに近いとこ通るつもりか貴様」
という返し言葉はどうかと思います(人間失格のレベル)。現にスタッフ返答に困ってたじゃん。
全ての配線を整えて、椅子に座ってチューニング。
・・・あれれ? 緊張が収まってきた。
不思議なもんで、それまで死ぬほど緊張してたのに、ギター構えたら程よい緊張くらいになった。さっきまで雨に打たれたチワワみたいだったのになあ。自分が図太いのかか細いのか良くわかんなくなるわ。
司会者から紹介される。新郎新婦の前に人はいるし、照明も明るいままで、しかも結構ざわついている。「秋桜」を歌うのにちょうど良いくらいまで会場のテンション下げなきゃ、という焦りはあったものの、この会場の雰囲気でぬたりは完全に吹っ切れた。「どうせ誰も聞いてない」というセンセのアドバイスが蘇り、まあ確かにぬたりのヘタクソな演奏なんか聞いてくれないほうがこっちとすると気が楽だもんなあ。そんなことをMC(とっ散らかったのは前述の焦りの所為で緊張の所為というわけでもなかったのよ)の間考えていた。

演奏に関しては披露宴翌日の日記で書いたとおりこれといって言うこともないし、演奏後にもギターに関してのさしたるエピソードもない。ヘタクソはヘタクソなりにやったというだけ。演奏中左手しか見ていなかったよ(ヘッドセットマイクに頼りすぎたね)とは後で言われたし、実際それも相当にダメダメな部分ではあるが、大きなミスもなく(細かいミスなら腐るほどあったし、誤魔化した部分も多数あった)途切れずに演奏できたんだから、ぬたりとすれば合格点の部類。当然一般的なレベルで言えば「ダメダメな演奏だった」ことは十分自覚しておかなきゃいけないとは思うんだけどね。
実際参列者の多くは「一人ヘタクソが余興やってたねえ」みたいに思って帰ったろうし、その点に関してはお詫びの言葉も無いけれども、ぬたり個人に関しては、本当にやってよかったと心から思う。色々苦労もしたけれど、もしこれを経験できなかったら、と思うとそれは恐ろしい。おかげでいろんな人とも仲良くなれたしね。友達が増えることに勝る幸せはないですよ。
そのうち酒の席かなんかで「ぬたり、あん時はヘッタクソな演奏しやがったなあ」とか言われて「その話はやめろよー」なんていう風に笑ってぬたりが返す、そんな想い出となっていくんだろうなあ、と。
そして、それをとても楽しみにしているぬたりが、ここにいます。

最後になりましたが、機会をくれた新郎普蘭さんと新婦なぉ♪さん。挫けそうになるたびに時に優しく、時に力強く励ましてくださった、余興仲間のとんとんさん、☆70☆さん、アッシー君、のりさん、チャロさん。
皆様には本当にお世話になりました。皆さんがいる場所で初めての演奏が出来た幸せ、そして何よりも皆さんと出会える場所、出会える時代に生まれることの出来た幸せを心の底から喜びたいと思います。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。
そして披露宴に関係した全ての皆様へ・・・ヘタクソな演奏でごめんなさい。


 Happy birthday to you あなたがここに 生まれてきてくれて ありがとう
 そう 世界に一つの“あなた”という奇跡なんだよ

 何億何千万人といる人の中で 一瞬だけでも すれ違う偶然があるね
 交差点 同じバス停 電車で隣に座った人
 買い物したレジの人 よく駅で見かける人

 何億何千万人といる人の中で 一瞬よりも長く 出会える偶然があるね
 これまで私は いったい何人の人の 顔と名前を ちゃんと知ってるだろう

 一緒にご飯を食べる人 悩みや夢を語れる人
 誕生日に「おめでとう」って 言えるなんて 凄いことだね

 Happy birthday to you あなたがここに 生まれてきてくれて ありがとう
 そう 世界に一つの“あなた”という奇跡なんだよ


 1年365日 色々あるけど 一瞬たりとも同じ日はやってこないから
 4つの季節が変わっていくみたいに
 雨の日の次が 晴れとは決まってないように

 毎日あなたの誕生日 何度だって やり直せる
 人はみんな 明日にしか行けないようになっているんだよ

 Happy birthday to you 今日も明日も あなたらしく いられますように
 ずっと見守っているよ いつでもあなたの味方なんだよ


 偶然同じ時代に生まれ 偶然出会えたこの奇跡
 ありがとうって おめでとうって 心の中に花を贈ろう

 Happy birthday to you 1人じゃ誰も 生きてく事なんて出来ないから
 そう これからもずっと いつでも あなたは1人じゃない
 Happy birthday to you あなたがここに 生まれてきてくれて ありがとう
 そう 世界に一つの“あなた”という奇跡なんだよ
 (Birthday/奥華子)
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勇気の翼 ~初心者ギター演奏顛末記~ 1/2

2009年10月26日 20時13分18秒 | 下手っぴギター&ウクレレ
10月3日 初めての音出し
ギターの音出しに出掛けるにあたり、一番不安なのはやっぱり音の問題。まあ腕前の方が遙かに大問題ではあるのだけど、こっちは今更じたばたしても始まらんし。
音の問題とはどういう事かと言えば、ぬたりが披露宴で弾くべく購入した「マーチンOM-28V」はマイクを内蔵していない普通のアコースティックギター。だから生音をマイクで拾うしか大きな会場で音を鳴らす方法がない。
歌声はマイクで普通に拾える筈だが、ギターの音に関しては全くの未知数。現に昔、職場の人の結婚式で弾き語りをした人のギターが全然聞こえなかったという経験もある。
なので、そんな最悪の事態を考え、サイレントギターと、ほぼ死んでいたマーシャルの10Aアンプも車に積み込む。これなら容易に音が出る。
10Aアンプというちっちゃなアンプで間に合うかどうかの疑問はあれども、ま、これは万が一の用心だし、基本的には使うつもりはない。アコースティックギターに歪みが売りのマーシャル繋いで出す音は、とてもとても多くの人に聞かせられるレベルの音ではないしね。だから、アンプとサイレントは会場に持ち込まず、車に置いておくことにした。必要になったら取りに来ればいい。

・・・会場となるホテルにはタワーパーキングしか無いってのは何の冗談だ?

これでは咄嗟に荷物を取りに来ることが出来ない。やむなく係員に「タワーは嫌だから普通の駐車場を教えれ」と伝える。
で、教えてもらった駐車場がまた遠かった。万が一取りに来るにしてもきついなあ、これ。

ホテルに入り余興仲間にご挨拶。まあほとんどの方は過去に会った事があるから気は楽。
で、言ってしまえば、今回ぬたりは彼らの音出しにまんま乗っかっている形。まあ、音出しだけでなくて余興そのものがぬたりは彼らの前座に過ぎんけれども。バンドやってる方はいるし、ゴスペルかじって実際にステージこなす方とかもいるんだもんな。出来得ることならぬたりだって自席で彼らの余興をのんびり見ていたかったよ。でもまあ、ぬたり→彼らの順番にしてくれたのは新郎新婦に深く感謝したい。彼らの歌聴いた後ではぬたりの弾き語りなど良くて雑音、悪くて騒音おばさん(さっさと引越し!しばくぞ!)だわ。

閑話休題。
兎にも角にも、会場にてOM-28Vをケースから引っ張り出す。顔の前とギター前にマイクをセットし、音出し開始。結構な緊張の中(この時が人前で弾いた初めてだからね)だが、聴覚はまともに機能していたようで、例の疑念がふつふつ湧いてきた。会場中心にて聞いていた余興仲間がやっぱり一言。

「うん、ギター全っ然聞こえないよ」

マヂデスカー!!\(T◇T)/

色々マイクをいじってみたけれども出ないもんは出ない。会場のシステムはマイクごとの出力調整は不可という状況でもあった。
要はアンプ通さなきゃ二進も三進もいかないということなのですよ。
結局、遠く離れた車にアンプとサイレントギターを取りに駆け出すぬたりがおりましたとさ。
この瞬間に、このためにわざわざ買った、ぬたりが1ヶ月飲まず食わずで働いても買えない程度の購入価格の、マーチンOM-28Vが当日使えないという事態が確定。

しかもアンプに繋げるとなると、手持ちの機材ではサイレントか竹ギター(どちらもヤマハ製)しか選択肢が無くなるということ。
でだ。ぬたりはマーチンでやるつもりで最近はひたすらマーチンで練習していた。
マーチンのOMタイプはネックが非常に幅広である。一方ヤマハは女性ユーザーも念頭に入れた設計のため、ネックがとても細い。
・・・簡単に言えば左手の感覚がまるっきり変わると言うこと。今までの練習が、まるっきり無駄、とまでは言わないが、かなりの練習のやり直しになることには違いない。
まだ問題はもう1つある。アンプもこのままじゃまずい。アコースティックギターに合ったアンプを入手せねばならん。そちらはその日のうちにギターのセンセにヘルプのメール。アコースティックギター用のアンプを相当に格安で紹介してもらう。
確かにエレキギターをやらないぬたりがマーシャル持ってても意味ないし、アンプはずっと課題だったから、いつかは買わなきゃいけないものではあったんだろうけどもね。
・・・なんもこのタイミングで来なくてもなあ。

翌週にはアンプも到着。音のバランス等は当日のリハでやらなきゃいけないこととなるのだけれども、やはりこの状況は不安。それにギターはアンプ、歌は会場のマイク、では調整が難しい。当日になって「歌しか聞こえない」という事態は出来れば避けたい。さらには音出しにて、会場のマイクシステムはそれほど複雑な事態には対応できない(まあライブ会場じゃないんだから当たり前)ことも学んだ。
これらの解決策は簡単。自分でマイク持ち込んでアンプに繋げればよい。それにこれをすると、万が一2次会でもやらなきゃいけなくなった時にも対応が可能となる(当然ながら2次会のお声はかかりませんでしたよ)。
というわけで、ヘッドセットマイクを購入。これなら手元も見られるし、何より小さくて持ち運びに便利。その他ギターの換えの電池、予備のシールドケーブル、電源タップ等々、考えられうるあらゆる事態を想定して準備を進めていった。

続いて10月15日。
披露宴前最後のギター教室。アンプを持ち込み、音のバランスをセンセに見てもらう。
弾けばわかるが、竹ギターは硬い独特の音がする。サイレントは胴体がないのでこちらも音は硬い。だけれども「秋桜」というのはあまり硬い音は合わない。自分でもアンプをあれこれいじってみたがうまくはいかなかったんだけども、この辺りは流石にプロ。あれこれいじっている間に満足できる音になってしまった。
この日のレッスンでは、センセよりオリジナルキーから半音、もしくは1音下げて歌うようにも通告された。長年のファンの悲しい性で、オリジナルキー以外は気持ち悪いんで、懸命にオリジナルでやっていたんだけれども、練習時ですら若干の高音の頼りなさがあり、緊張して喉が絞まる本番ではまず出ない。とのご指摘。
これに関しては、歌いやすさ(1音下げが一番喉が楽だった)と気持ち悪さ(オリジナルじゃなきゃ嫌)の妥協点として、半音下げを決断する。まあ、これにより歌の練習し直しが決定したわけでな。あと1週間なのに・・・。
ただ、いくつか気持ちが楽になるアドバイスももらって、「完コピはやめて、いっそ右手の動きを出来るだけ簡略化しちゃった方が、ああいう場では歌が前に出て好印象」「喉を開くような意識を持つこと」「どーせ誰も聞いてない」等々と、割とこの日のレッスンで気が楽にはなったのね。
ギター教室通っていて良かったなあ(通っていなければ、そもそも余興でやれとか言われることもなかったのでは・・・?)
そしてぬたりは当日を迎えることになる。

明日に続く
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で、人前で弾き語りをしたわけだが

2009年10月25日 12時19分52秒 | 日記
何も聞くな皆の衆。



誰か出席者の記憶と当日のありとあらゆる記録媒体をすべてきれいに抹消できる方法を教えてください。
(T0T)
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伝えたい言葉

2009年10月23日 23時30分05秒 | 日記
♪それはとても小さくて 些細な事かもしれないけど
 どれだけ あなたの言葉に 今まで支えてもらったのだろう

 人を信じることさえ 諦めかけてた時もあるけど
 あなたは私の心に 光を灯してくれた人

 何をやっても空回りして 焦っていた私に
 「知ってるよ頑張ってる事」 あなたはただ そう言ってくれた

 人は出会い 人を想い 人の為に 涙流して
 愛を一つ 愛を一つ 誰かのため 届けるため
 人は生まれ ここに生まれ 生きてゆくのでしょう
 〈灯-ともしび-/奥華子〉


僕の思いは伝わるだろうか?
言わなきゃいけないことは沢山あっただろうし、やらなければならないことも沢山あった筈だ。だが、何を言ったらいいのか、やったらいいのかわからない。結局ほとんど何も言えないまま、何もやれないままだ。
だが、言うべきこと、やるべきことが分かっていたとしても、僕にそれが実行できただろうか。あまりに小さい自分の器に、黙ってうつむくしかないのだけれども。

それでも、目の前にやるべきことがある。僕はそれをする。懸命に、出来うる限りに。

10月24日。僕の親友の結婚式。

・・・僕は、初めて、人前でギターを弾く。

僕の思いは、伝わるだろうか?
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僕の靴下に穴がポカリン

2009年10月22日 19時56分42秒 | 日記
洋服の青○さんへ

たかが靴下一足(300円相当)を買う客に、
「今なら5足千円セール中ですよ」とマンツーマンマークして、
会計後はレジカウンターから出てきての品物渡し。
更には名刺も渡すという対応はいかがなものかと。

丁寧なのは悪いことでもなんでもないんだけれども、コンビニ弁当ですら買えない物の方が多いような会計でここまで丁寧にされると、こっちがどぎまぎしてしまいますわ。
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Maximum Dream on the Minimum Body

2009年10月21日 19時52分34秒 | 日記
忘れちゃ居ないか? (Sin)
2009-10-20 23:59:22
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/index.htm

今日は仕事で疲れて、ブログのネタ考えるのかったりーなー、と思っていたところ、先日のCX-7日記にSinさんのナイスアシストのコメント。

当然ぬたりがこんな車を忘れているはずが無いし、ディーラーに見に行ったこともある。
何しろ安い。まあ、現在の一番高いグレード(アルティメットレザーエディション)はぬたりのカローラに肉薄する価格ではあるが(しかも軽だぞこいつ)、安いロードスターにはついていない電動ハードトップもついてくる。色も多彩で、かつてロードスターに設定された時に、欲しくて欲しくて内蔵がねじ切れるかと思った「ワインレッド」と「ダークグリーン」も標準で設定。他の人がどう思うかは知らんが、ツーシーターのオープンで、これらの色は反則的に似合うとぬたりは思う。これにタンのソフトトップなんてついた日にゃあもう(ロードスターがそうでした)

閑話休題。
喜び勇んでダイハツのお店に出かけたぬたり。店の外にあったのは運のいい事に試乗車。うーん、ひょっとして試乗もできるのか。
ポイント高いよ。
ぬたりの姿を見かけて外に出て来たのは若い女性の店員。
ポイント高いよ(何故さっきよりフォントが大きくなる?)

屋根は開いた状態で止まっていた。その状態で乗り込んで、ふむふむしげしげと見つめるぬたりに、おねーさんは
「どうぞ、電動ですから、エンジンをかけて、そちらのボタンで屋根を閉めてみてください」
とコペン最大の特徴を早速売り込み。よーし、パパ屋根閉めちゃうぞー。
ボタンを操作すると屋根が電動で閉まり始める。うーん、やっぱり電動トップというのはいいなあ。これを軽自動車に奢るあたりにダイハツの本気が見えるなあ。
屋根が閉まり、ストッパーを止める。そして、再度、適正なドラポジに座りなおした。

・・・
・・・・
・・・・・

すいません、おねえさん。

頭が、屋根についちゃうんですけど・・・。

これは何? ぬたりの座高の高さをあざ笑う、晒し器具かなんかでしたっけか?

そんなわけで、ぬたりはこの車を忘れない。
あのおねえさんの、笑ったらいいのか残念がったらいいのか、褒めりゃいいのか慰めりゃいいのか、どうしていいのかわからない、という曖昧な苦笑と共にな。
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