九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

朝鮮日報より      らくせき

2014年04月30日 10時25分16秒 | Weblog


日本で販売している書店が1カ所もないにもかかわらず「ベストセラー」になっている本がある。
自民党による憲法改正案を真っ向から批判する内容の『憲法が変わっちゃったらどうなるの?』という本だ。
「明日の自由を守る若手弁護士の会」が、ウェブサイトを通じて販売しているだけだが、
昨年3月に発行されて以降、すでに20万部が売れている。
ポケットに入るサイズの、全部で8ページの小冊子で、価格はわずか15円。
市民が数十冊ずつ購入して、病院や喫茶店、美容院などに備え付けるケースもある。
また、動画版も動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されており、この冊子の内容を知っている人はかなり多い。

この冊子を作成した「明日の自由を守る若手弁護士の会」は、戦争を禁じる「平和憲法」の改正を公約している
安倍政権の発足をきっかけに、昨年1月に結成された。
事務局長を務める早田由布子弁護士(31)は「自民党の憲法改正案は、
日本を『戦争のできる国』にするだけでなく、
表現の自由や社会福祉制度まで破壊しかねない、毒素条項の多い案だ。
これを国民に効果的に伝える方法について苦悩し、冊子を作成するに至った」と語った。
これまでの憲法改正に反対する本は、法律の解釈を中心とした堅い文章が多く、
若者たちが手に取りにくいという点に着目し、口語体のやさしい文章を中心とし、天然色の挿絵を多く取り入れた。

「私たちが知らない間に憲法が変わってしまってはならない。みんなが一緒に、憲法について考えてみよう」と
いう文章で始まる小冊子は、国家と国民の関係、自衛軍と戦争への傘下、表現の自由の制限、社会福祉の水準の低下などと
いった項目に分け、憲法改正案を一つ一つ批判している。
そして「自民党の憲法改正案は、国家が定める範囲内に限って(個人の)自由を認めるなど、
現行憲法の根幹を変えるものだ。
憲法が改正され、軍隊が設けられれば、同盟関係にあるほかの国の戦争に参戦し、
国民の行動や財産権が制限されかねない」と主張している。


「明日の自由を守る若手弁護士の会」は、安倍晋三首相が憲法解釈の変更によって
集団的自衛権の行使を本格的に推進しているのを受け、
今年2月には第2弾として『2分で分かる集団的自衛権A to Z』も発行した。
同じようにウェブサイトを通じて15円で販売しており、すでに10万部が売れた。
一問一答式の開設が特徴のこの冊子もまた、動画版が作成され、ユーチューブで見ることができる。
早田弁護士は「憲法改正に反対する市民が自発的に動画版を作成、公開している。
若者たちが憲法問題に関心を持つきっかけになればと思う」と語った。

                   
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偽物の流通     らくせき

2014年04月30日 10時20分20秒 | Weblog
偽札は犯罪。しかし言葉のニセモノに罰則はない。
「自衛隊は軍隊ではない」など、数多のニセモノが流通してきた。
最近の秀逸は「積極的平和主義」であろう。

これ、コトバ通りに解釈すれば、戦争の放棄をうたった9条の精神にそって
平和外交を展開する、という意味になろう。
安倍さんが言っていりのは、逆で、戦争に巻き込まれそうになった
お友達のアメリカを軍事的に援助しようという意味。
これは「平和」という言葉の原義に反する。

にも拘わらず一国の総理の発言として流通している。
新聞などもせめて表記は、積極的「平和」主義、としてほしい。

軍事力で平和を保障するのは平和主義とは言わない。



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随筆紹介 「夫のダイエット」   文科系

2014年04月30日 07時11分57秒 | 文芸作品
 今回ご紹介するのは、「豚汁」「ブカブカ靴」などと同じ作者、K・Kさんの作品です。こんなダイエットがあるって、僕は知りませんでした。皆さん、必要な方はやってみません?

『 夫のダイエット   K.K

テレビで「三十回かむだけダイエット」を見ていた夫。「これなら出来る。やるぞ」。立ち上がり宣言した。彼は数年前、心臓カテーテル手術をした。医者からやせるよう注意されていたのだ。だが、食べる量を減らすのは辛い。「俺は水を飲んでも太るんだ」、開き直っていた。
 その日の夕食から始めた。一口食べて箸を置き三十回かむ。今まで五、六回で飲み込んでいたのだから大変である。口を早く動かしこなそうとする。目をつぶり、集中する。でも、これでは食事がおいしくない。修行僧みたいに無言になるから話もできない。「豆腐まで三十回かむのか?」、面倒臭そうにいう。野菜炒めは「あごが疲れた。もういらない」、半分残した。こうして、今まで晩酌して十分くらいが、三十分かかるようになった。最後のご飯が、お腹が膨れていらなくなった。
 三ヶ月後、彼は二キロ減った。あんなに体重計に乗るのを嫌がったのに、毎日確かめて「良し」、上機嫌である。私もゆっくり食事ができるので体調も良い。
 いい事ばかりではない。会社の食堂で、前は一番に食べ終えたけれど、今は最後になってしまうとか。「お先にどうぞ」と送り、一人寂しいらしい。夫のダイエットは、予想していたより続きそう。頑固な彼を動かしたのは、健康に過ごしたい気持ちが強かったからだろう。夫はもうすぐ古希。生への執着心を見た気がした。』
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