九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ザックジャパン(153) 岡崎、海外組得点記録に並ぶ  文科系

2014年04月20日 03時25分53秒 | 文芸作品
 昨日、ドルトムント戦で岡崎2得点。とうとう、ドルトムント時代の香川の最高得点13に並んだ。この13得点とは、過去のヨーロッパなど海外日本人の最多得点記録ということだ。それも、強敵相手とあってマインツは5バックを敷いたから守備の負担が厳しかったにもかかわらずのことである。まことに岡崎らしいことと、もう感嘆しきりの他はない。

 さて、その2得点いずれもが同点に追いついたもの。岡崎一人でチャンスメイクから得点まで持っていった2得点目は、こんなものだった。
『だが53分、マインツは相手の一瞬の隙を突いて再び同点に追いつく。シャヒンのランゲラクへの不用意なバックパスを、鋭く飛び出した岡崎がランゲラクの前でカット。岡崎らしい抜け目のないプレーから同点弾を挙げ、今季5度目の1試合2得点をマークした』
 守備でも例によって、セットプレーをゴールライン上で守る大活躍だ。こんな場面もあった。
『67分にも、左CKからフンメルスがヘッドを放つが、ゴールラインに立ちはだかった岡崎に跳ね返されてしまう』(いずれもゴール・コムから)

 残りゲームは3つ。それも、あと一つ順位を上げられればELリーグ出場圏に入る。しかも、すぐ上のチームとの直接対決を5月3日に残していて、その勝ち点差もわずか2点である。また、岡崎自身があと2得点すればランク5位。なんとかこのゲームで2得点ぐらい取って、ELリーク出場権を取れないだろうか。僕としては、どうしても香川の記録を抜いて欲しいと思わずにはいられないのである。岡崎はなにしろ、FWなのだし、現在は初めてワントップも多い立場なのだから。それでこそこの新興チームにおいて来年への優位な立場も築けて、さらなる高みが目指せるというものである。

 この4月16日に28歳になったばかりで、いよいよ円熟の岡崎。守備をこれだけやって、なおかつ日本人最高得点・日本歴代最高FWという日本人らしいこの異能を、僕はどこまでも応援したい。しかも彼が所属するマインツとは、もともと2部のチーム。これを04~05年シーズンにクラブ創設100年にして初めて1部に上げたのが、ドルトムントの監督として今を時めくユルゲン・クロップ。その後少々の紆余曲折を経て今のトーマス・トゥーヘル監督が第2の上昇気流を作っている現在である。さらに言えば、トゥーヘル監督がこの上昇を成し遂げ得た最大の理由が岡崎の抜擢ではなかったか。前チームシュトゥットガルトでレギュラーも取れず燻っていた岡崎に以前から目を付けていてこれを獲得し、チーム得点王にまで育てあげたという、これまた若手異能の名監督なのである。年も41歳、クロップの後に続くドイツ有望監督とかねてから評されてきた。それも当然、岡崎の抜け出しが相手守備陣を崩す戦術的意味や、かつまた守備にも走り回る岡崎の特性がチームに相応しいと、そんな判断で採ったという「世界最先端の戦術的監督」なのである。つまり、岡崎が得点しない状況が続いても、戦術的意味を重視して彼を使い続けてきた人物なのである。

 チームの歴史としても最良の環境・監督を得て、円熟の岡崎。こういうチームのことだから、岡崎はこのドイツ・チームの歴史にも名を残す事ができるのである。チームがELリーグ出場権を得てそこでベスト8ともなれば、クロップもなし得なかった偉業となる。しかも、クロップ監督時代からみたら、今のドイツ勢の強化には目を見張る物があるのだから、ベスト8といわず、ベスト4や優勝でさえ現実的な目標になる。なんせ、ドルトムントやバイエルンと結構よい勝負をする今のマインツなのだ。だからそこで優勝も夢ではなく、もし優勝ともなったらこれは確かフェイエノールト時代の小野伸二の偉業以来の歴史的出来事だ。などなどと、いろいろ夢が膨らむ2得点であった。
 ちなみに、ELリーグ戦に出られたら、インテルの長友と当たるかも知れない。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする