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日中チキンレース論、安倍政権の思惑  文科系

2014年01月27日 13時28分49秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

  これも、標記の事に関わって書いて来たコメントを手直しして、再掲するもの。読者諸氏のご意見を是非聞いてみたいのです。よろしく。

【 安倍のチキンレース? (文科系)2014-01-23 13:22:10
 らくせきさん (前略)安倍日本政府とその御輿連中が引き起こしつつあるこれだけ確信犯的な国家主義、軍国主義的方向では、あなたが書いたような日中応酬のエスカレートこそ、僕にはとても怖い。これは言葉のチキンレースですが、必ず現実のチキンレースも伴うはず。尖閣諸島、竹島ではもう起こりかけていますね。
 「朝鮮日報より」の拙コメントで書いたような根の深い問題を安倍は余りにも安易に扱いすぎている気がするのです。過去の戦争って、それを起こした当人である例えば東條英機でも知らぬうちにそういうチキンレースに巻き込まれていったという、そういうもののようにも思うからです。チキンレースの一つ一つが既成事実となって積み重なり、他方国民の意識もどんどんこれを流すマスコミに規定されていき、気づいてみたら「戦争ポピュリズム」。いつか「東條英機大人気の様子」をエントリーしたその内容のように。( ”東条英機首相への熱狂ぶりと、その源泉”  文科系  2010年11月24日)

 秘密保護法、自民党憲法案なども、以上のような脈略で観ています。「戦前に戻る」などという単純なチキンレースではなく、宣戦布告無しの南京虐殺や1945年まで75年間ほどの日本の対朝鮮史などを新たに恨みとして積み重ねているチキンレースだから、戦前よりもはるかに複雑で対処困難なもののはずです。このことを、自民党、現日本政府周辺は一体今の時点で、どう考えているのだろうかと、怖いのです。
 参拝弁護にかかわって「世界平和を祈念して」なんて、本当にアホみたい!子供の学芸会か学級討論のように聞こえますよね。】

【 「戦略的互恵関係」①  (文科系)2014-01-26 16:22:32 
 (前略) 日米政府内右勢力の対中思惑の理想はこう。東欧や北アフリカ諸国のように、反乱が起こって政府崩壊が起こること。軍事挑発でハリネズミにさせたことも関わって東欧は崩壊したが、これが彼らの理想だろう。こういう野望への背景として、新自由主義経済の膨張要求を想定している。
 「戦略的互恵関係」という言葉を、今の安倍政府が対中国関係にだけ、しきりに使っている。外務省、防衛省などの首脳だけに一致した思惑内容が込められた合い言葉のような概念と感じている。同じくギクシャクしている韓国には、決して使わない言葉だ。中国が「自由と民主主義の国」ではないからである。つまり、「価値観を共有できない政府」なのである。
 「戦略的互恵関係」、今後安倍たちがこれを使う文脈や、これに着せる述語に注目である。(中略)安倍の軍国主義と思われる思考、言葉、姿勢全てに、以上のように考えると整合性が生まれる。】
   
【 「戦略的互恵関係」 ② (文科系)2014-01-26 16:49:42
 「戦略的互恵関係」という概念の言語的意味を考察してみよう。
 まず戦略とは、すべての戦争戦術の出どころとなるような最も長期的全面的な作戦のことである。こういう言葉を形容詞として付すには、互恵という言葉は最も遠い言葉のように僕には思われる。つまり、今すぐの、多面的な互恵ではないということだろう。そこで、こういうことになるはずなのだ。全面的な互恵関係は、かなり遠い先に求めていくもの、と。遠い先の多面的互恵関係って、いつになったらのことなのか。他国との互恵関係を遠い先に全面的にするように(今はあれこれの戦術を使いつつ)期待したいと語るその遠い先って、どこ? そのためにどういう戦術を使っていくと言い合わせているのやら。】

【 物輸出国の弱点 (文科系)2014-01-26 22:41:33
 「戦略的互恵関係」には、具体的にはこんな諸側面を思うのだがどうだろうか。ランダムに書いてみる。ツラツラと空想を働かせるように。こんな「随筆」があってもよいと思うのである。
 市場や貿易などどんどん相手を利用はして、新自由主義に引きずり込むが、相手を「非民主主義国・独裁国家」と批判する(変えたい)意図は隠さない。中国とかイランとかに対する態度のことを言っている積もりだ。靖国参拝、その中国批判言葉と、実際(今の米インド軍事大演習、日米軍事大演習など)とのチキンレース仕掛けによって、相手をハリネズミへと誘う事。これをアメリカが先頭に立ってやっても何の新鮮味もないが、70年間派兵した事がない日本がきつい言動をやるところに世界的意味がある?
 なお、米国債や貿易・外貨黒字などで今は中国は強いように見えるが、これも集中豪雨的輸出が止められたらたちまち干上がってしまい、無数の餓死者さえ出るという側面も見落としてはならないだろう。反乱が起こるような情勢にさえなるだろう。トヨタの輸出が止まったら、日本、中部地方がどうしようもないようなものだ。これを梃子にTPPも進められているという側面があるはずだ。物輸出国は、案外弱いのである。それどころか、下手をするとそういう会社の株が買い占められて、いつの間にか異国人社長に代わっているとか。
 このように、金融本位新自由主義とは、その外にある世界を長期的にはけっして認めず、己に喰らい込んでいくという、これはその運動法則とも言える。そうする方が、格差が激しすぎて一般消費が不足し好循環社会が上手くいかないという資本主義の固有の最大矛盾よりもはるかに手っ取り早いとさえも振る舞った来たのではなかったか。】

コメント (19)
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